2009年07月09日

日本経済新聞の記事は…

7月6日(月曜)の日経夕刊7面に
紅茶コーヒー 国産を味わう」
という特集記事が掲載されましたが
沖縄での5箇所の取材のうち
コーヒー山や知念コーヒーなど3箇所は
紙面の都合で載りませんでした。

日経090706-1.JPG
 7月6日(月曜)の夕刊7面の特集記事

取材を受けながら記事に載らないのは
残念といえば残念ですが、
コーヒー山はまだ初収穫に至らない
移植拡大中の未完成の状態ですし、
また記事に掲載されたとしても、
現状では栽培地確保の伐採や
苗木移植作業などを最優先したいこともあって、
照会や問い合わせ、見学希望などの対応は
なかなか応じられず、
なによりコーヒー山は
開放された観光農園化が目的ではなくて、
森林農法での栽培拠点を目指していますから、
今回コーヒー山が記事に載らないのは
結果として良かったのだと思います。
日経には国産のコーヒーの取り組みを
ご紹介していただけたことを心から感謝したいです。

日経090706-2.JPG

“珍しい”国産コーヒーの生産者にもいろいろあり、
1粒だって海外産の豆を混ぜずに
かたくなに純沖縄産を貫く生産者もいれば、
誰も判らないだろうと思って
海外産をリッチに混ぜて沖縄産を名乗る
悪質な生産者も実際にいるのですから
国産コーヒーが珍重化される評価に甘んじることなく
ただ沖縄で生産しただけ式の
“名物温泉まんじゅう”のような
お土産コーヒーを目指すのか
世界の高品質なレベルに匹敵するような
コーヒーを目指すのかという
具体的な方向性を明確にすることによって
「たかがコーヒー」になるのか
「されどコーヒー」になるのかの
分かれ道になるのだと思うのです。

日経090706-3.JPG
 せめて知念コーヒーは掲載してほしかったですね。

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2009年07月05日

コーヒーの葉が平たい理由を考える

7月4日はアメリカ独立記念日で、
アメリカ合衆国にとって非常に重要な祝日です。
今から233年前の1776年7月4日に
フィラデルフィアの大陸会議で
独立宣言書に署名をした日ですが、
アメリカ合衆国がKingdom of Great Britainからの独立が
正式に認められたのはその7年後の1783年になるのですが、
この翌年の1784年にドイツでは35歳になったゲーテが
植物について徹底的な観察を行い始めた年で
ゲーテは茎と葉を同一の器官ととらえて
「その先端が葉に、基部が茎になる」
と考え、
1790年には
 「(花も含む)植物の地上部が
   茎と葉の変形だけで成り立っている」

ことを説いた
「植物変態論」
を刊行し、
それ以降植物の形態は、
 ・ 茎
 ・ 根
 ・ 葉

の3つで構成されていて、
コーヒーやヒマワリ、アサガオ、サクラなどの
一般的な種子植物では
「花は茎と葉の集まり」
なのだそうです。

コーヒーの葉090704-1.JPG
 コーヒーの葉は
 表面のクチクラ層がピカピカ輝いていて
 見ていて飽きないどころか、
 おもわず話しかけてみたくなります。


当時の日本は
11代将軍・徳川家斉の時代で
「暴れん坊将軍」で名高い
8代将軍吉宗の孫・松平定信が老中になって
祖父の享保の改革を真似た
懐古主義的な寛政の改革を断行して失敗するのですが、
ゲーテが「植物変態論」を刊行した1790年には
松平定信が「鬼平犯科帳」で有名な
火付盗賊改役・長谷川平蔵の提案で
石川島に人足寄場をつくり、
無宿人に職業訓練を行っています。

ついでに、NHKの時代劇「陽炎の辻3」の時代設定は
老中が悪政で名高い田沼意次(おきつぐ)の時代で
大げさの演技の雑賀泰造に命じて
主人公の坂崎磐音(いわね)を抹殺しようと
刺客を次々に送り込んでは失敗するのですが、
老中田沼意次は10代将軍・家治の死と共に
失脚したのが1786年で、
この次の老中が松平定信になりますから、
「陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)」
小説といえども
時代設定ではゲーテが生きた時代と重なっているのです。

コーヒーの葉090704-2.JPG
 コーヒーの葉を眺めていると
 「いつごろからこういう形になったのexclamation&question
 と聞いてみたくなります。


古植物学の権威西田治文・中央大学教授の
「植物のたどってきた道(NHKブックス)」
によると、
植物が海から陸に上がったのは
「4億7000万年前から4億5000万年前の間」
で、
陸の植物は乾燥から身を守らないといけないので、
それを防ぐため表面に『クチクラ』という
空気や水を通さない特別な層をつくり上げ、
そうすると今度は空気などが通らず
光合成ができなくなるため、
ガス交換をする気孔という穴をつくったことや、
海から陸に上がった理由は、
「光合成に使えるCO2の量は、
 水中よりも空気中の方が多いため、
 徐々に効率のいい陸へ進出していった」

と興味深く書かれていますから、
コーヒーの木を
「数億年の時を経て進化した、現段階では完成された形」
として眺めているだけで、
神聖で崇高なオーラが放たれているような
特別な神々しさを感じ、
同時に、移入種であるコーヒーが
ヤンバルの在来種と仲良く共生してもらえることを
願わずにはいられないのです。

コーヒーの葉090704-3.JPG
 光を効率的に集める楕円形をしたコーヒーの葉は
 また1枚のムダもないはずで、
 人智では及びもつかない繊細で芸術的ながら
 人間より進化した生物なのです。


前置きが長くなりましたので今日の本題に戻りましょう。
植物が生長するためには、光エネルギーが必要です。

光エネルギーを使って光合成を行う葉の工場は
個々の細胞ですから
葉は、これらの工場がたくさん集まった光合成の大工場群、
つまり一大コンビナートというわけですが、
それは葉が光エネルギーを
最も吸収しやすい形をしているからで、
植物は茎や主幹という支柱で太陽の光に近づき、
葉という受光装置で光を吸収する構造となっていて、
ということは葉は光を吸収しやすい形、
つまり基本的に平面状の形になっているのです。

平面状の形の葉には、
円形やハート形、楕円形、線形など
いろいろな形があり、
コーヒーは楕円形の形をしていますが、
葉の形や大きさは、
葉の大きさや強さと密接な関係があるようです。

葉は平面状であれば三角形でも円形でも正方形でも
あるいは座布団や畳ほどの大きさだとしても
理屈としては有り得るのですが、
葉は光を受ける器官ですから、
光に垂直に向いていることが望ましく、
例えばA4の大きさの四角い紙の角を持って
紙の平面を垂直に持ち上げようとすると
紙は地面と平行になる前に先が垂れ下がってしまいますから
垂れ下がらないようにするには小さく切る必要があり、
面積を出来る限り大きく残すように切るためには
手で持っている部分は大きくて
手から離れるにしたがって
だんだん小さく先細りするように切ると
楕円型や卵形の形といった実際の葉の形になるわけです。

コーヒーの葉090704-4.JPG
 葉の工場で酸素を作ることを「光合成」といい
 ここで作られた酸素を吸って、
 また植物が作った栄養を食べて
 動物や昆虫が生きていることを考えると
 植物の葉は地球の中で一番大事な工場といえそうです。


枝から葉柄という部分だけで葉は枝とつながっているので
植物の種類によって
葉の形が工夫されていったのだと思いますが、
さらに面積を大きくするためには、
薄い紙より段ボールのような厚い紙にした方が
より強度が増して垂れ下がりにくくなるのですが、
今度は葉の重さも増して
枝や茎と葉の結合部に大きな力がかかり、
葉が厚かったり大きかったりする植物は
葉柄も太くなっているわけです。

葉には葉脈という
水分や養分が流れる管が走っていますが
この葉脈も、葉が垂れ下がらないように
役立っているのです。

コーヒー山の発芽090704-1.JPG
 梅雨の影響と思いますが、
 昨年10月25日にコーヒー山に種植えしたムンド・ノーボが、
 なんと8ヶ月も経って次々に発芽してきました。
 秋植えは冬を経由するために
 どうしても発芽まで時間がかかってしまいますね。


コーヒー山の発芽090704-2.JPG
 こちらは春植えしたムンド・ノーボで、
 種をつぶした時のベトベト状の液が付いたまま
 種植えしたものですが、
 こういう自然に近い方法の方が発芽率も
 圧倒的に高いようです。


こうしてコーヒーの葉を眺めると、
長さが10cm内外の楕円形の形をして
表面がクチクラ層でコーティングされていて、
さらに葉の外側が波打ってデコボコしているのですが、
葉の外周が波打っている理由は、
私の個人的見解ですが
光をさらに効率的に受けられるような
仕組みになっているのではないかと思うのです。
日中は真上から、朝夕は斜め横から、
というように差し込んでくる光を
より効率的に得るために
また、コーヒーの原産地の緯度や高度、
土壌などの地質的環境や
気象的環境なども相まって
現在の葉の形まで進化してきたのかな、
と思うと、
「コーヒーってすごいんだな」
と、ますます感嘆してしまうのです。

コーヒー山090704.JPG
 7月4日(土曜日)のコーヒー山の林床地です。
 梅雨明け後5日間雨が降りませんでしたが
 この日は時おり恵みのにわか雨があったり
 陽が差し込んだりしましたが、
 黒ポリポット苗木の移植が順調に出来ました。

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2009年07月02日

コーヒーの葉が緑色の理由を考える

恐竜が絶滅する少し前の白亜紀末期、
約6,500万年前に霊長類が出現し、
人類が地球に登場したのは
700万年前ごろといわれていますが、
植物が地球に誕生したのは
それよりも遥か前の数億年前ともいわれ、
原核の藻類は30億年の歴史があるといわれています。

テスト圃場1-090621.JPG
 先月中旬のテスト圃場の成木です。
 梅雨の恵みの雨を充分に浴びて元気そうです。


植物は花や幹、枝、根以外は基本的に緑色をしていて、
もちろんコーヒーも同様なのですが、
コーヒーの葉を見つめていると、
「緑色であることが何か特別な理由を持っているのかなexclamation&question
と思ってしまうのです。

テスト圃場2-090701.JPG 
 昨日7月1日のテスト圃場の成木です。
 沖縄地方は6月28日(日曜)に梅雨明けしましたので、
 これからの長くて暑い夏の間の
 “命の水”の補給が重要な課題になりますが、
 本土にかかる梅雨前線の影響で
 今日は午前中ににわか雨があり、
 夜からは雨50%予報で、
 恵みの雨を期待しているところです。


光の三原色「赤・青・緑」の中で、
植物の葉の色素
このうち赤と青の波長の光を良く吸収し、
緑の波長を持つ光を反射することが
植物が緑色に見える理由なのですが、
原始の植物が地球上に初めて登場した時には、
赤でも黄色でも青色でも、何色でも選べたはずなのに、
コーヒーを含めた世界中の植物が
示し合わせたように緑色を選んだのは、
逆に考えると
「葉は緑色の光をあまり必要としない」
つまり
「光のエネルギーを取り入れて糖を生産(光合成)するのに、
 緑色の波長領域のエネルギーを捨てた」

ことを意味するのですが
地球に届く太陽光の強さと波長との関係では、
緑色の光に強さのピークがあるらしく、
ということは最強の緑色光を植物が優先的に取り込めば、
太陽が顔を出さない曇りや雨の日でも
光合成が可能になって、
その方が植物にとって明らかに効率的なはずですが、
植物は最も強い光を、
なぜか意図的に捨ててしまっているのです。

コーヒー山090622.JPG
 6月22日のコーヒー山の林床地です。
 日経の取材は、この日の午前中に無事?終了しました。
 掲載予定日は決まり次第連絡があるそうですが
 どう書かれるのでしょうか?
 あちこちのコーヒー農園の情報も
 お聞きすることが出来てとても参考になりました。


この理由が、
地球の気象的あるいは環境的なものからそうなったのか、
植物が成長するスピードと関係があるのか
私にはよく解かりませんが、
コーヒーが地球に誕生したのは
どんなに遅くとも
人類より以前なのは間違いないでしょうから
コーヒーには尊崇の念を持って
接してあげないといけないと思うのです。

キノボリトカゲ090622.JPG
 日経の記者の方が次の取材先ヒロ・コーヒーに
 向かわれた後に現れたキノボリトカゲです。
 取材の時に出てきてくれれば良かったのに…。
 彼はまだ青年のようですが視力は相当良さそうですね。

posted by COFFEE CHERRY at 17:13| 沖縄 晴れ| Comment(1) | TrackBack(0) | コーヒーから学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

ヤンバルクイナとの遭遇

恵みの梅雨の降雨雨で苗木の植え付け作業は
残念ながらもう2週間くらいしていないのですが、
昨日は国頭村の自宅引越し先の家を掃除に行き、
午後からコーヒー山の様子を久々に見に行きました。

コーヒー苗木090619-1.JPG
 恵みの雨でコーヒー山の植物は
 どれも元気一杯に育っています。


コーヒー苗木090619-2.JPG
 地表は連日の降雨で充分に濡れていて、
 地中30cmあたりでは、
 山の命の水が浸み出すように流れています。


コーヒー苗木090619-3.JPG
 静寂に包まれた神聖な森に時々薄日が差し込み
 濡れた葉が嬉しそうに輝いていました。


アマレロ苗木090619.JPG
 アマレロの自生苗は元気に生育中ですが、
 黒ポリポットの底に月桃(げっとう)の葉を
 切って敷いたことで
 その上に入れた土と雨水の重みで水が逃げ道を失って
 ポット内が水浸し状態になっているものが
 20個くらいありましたので、
 ポットの底穴から竹や枝を刺して
 水抜きをしてあげました。
 晴れた日だけでなくて、
 雨や風の日も台風の日だって
 引越し後はコーヒー山に
 毎日来てあげないといけませんね。


国頭村の新居周辺は、
驚くことにヤンバルクイナの大棲息地で
新居からもヤンバルクイナが
トコトコ歩いている姿を見られるくらいで、
まるで自然動物園の中に住めるような環境の
嬉しい場所なのです。
もちろん隣家は見えません。

コーヒー苗木090619-4.JPG
 コーヒーはこの地によほど合うらしくて
 落葉もなく、樹高や枝葉を伸ばして
 元気一杯に成育しています。


コーヒー苗木090619-5.JPG
 台湾南方で発生した台風台風3号も、
 今のところ中国沿岸の
 東シナ海を北上する予報ですから
 コーヒー山での心配は
 「梅雨明け後」の日照り対策になりそうです。


コーヒー苗木090619-6.JPG
 来週22日(月曜)に日本経済新聞社が
 コーヒー山に取材に来られるのですが
 「国産コーヒー」の現状と将来性について
 調べているようで、私も興味深いです。


ヤンバルクイナは
「雨の日によく出てくる」
と言われる通りに、
新居の掃除に行った2回の雨雨の日に
何度もヤンバルクイナを目撃しました。

コーヒー苗木090619-7.JPG
 枝には蕾(つぼみ)を付けていたり、
 すでに開花が終わって結実していたり、
 白い花が咲いていたりと、
 予想外に早く根付いているようです。


コーヒー苗木090619-8.JPG
 このブログを昨年からご覧になられている方は
 お気づきと思いますが、
 コーヒーの成育が順調なことで、
 その存在がはっきりしてきたように
 思えるのですが、どうでしょうかexclamation&question


ノグチゲラの巣090619.JPG
 コーヒー山の北山山麓には、
 ノグチゲラの古い巣跡があります。
 また、林床地にはツガイが棲息しているのですが、
 巣がどこにあるのかは判りません。


カメラを構えてヤンバルクイナを追いかけると
予想以上に早い動きで繁みの中に隠れてしまうのですが、
この付近はまたヘビの大棲息地でもあるようで、
うかつに繁みに立ち入ることは出来ないので
ヤンバルクイナはなかなか撮影できずにいたのですが、
霧雨になった午後に、コーヒー山に向かうと
途中の林道で何度もヤンバルクイナが道路に出ていて
その中でようやく1羽だけ
カメラに収めることが出来ました。

ヒメハブ090619.JPG
 新居の庭の雑草を剪定バサミで刈っていたら
 現れた「ヒメハブ」です。
 「踏みつけるまで動かないし毒も弱い」といいますが…
 夜行性でカエルやヤモリ、ネズミが近くに来るのを
 待ち伏せているようです。
 剪定バサミでの草刈りはヒメハブ出現で中止しましたが、
 草刈機を使わないとダメですね。
 体長は80cm程度ありました。
 コーヒー山のオーナーの息子さんが
 剪定バサミで首をギロチン状態にはさんで
 遠くに投げて戴きました。


ハブの子供090619.JPG
 新居の風呂場にいたハブの子供です。
 体長は50〜60cmほどでした。
 コーヒー山のオーナーに、細長い棒で
 撲殺して戴きました。
 引越し先は10年以上人が住んでいない家なので
 ネズミやヤモリの天下状態でしたから
 それを狙ってハブも集まって来ているのだと思います。
 引越し後の新居周辺は、
 マメに草刈りをしないとダメですね。


ヤンバルクイナ090619.JPG
 クイナというのは水鶏のことで、
 水田や水辺の草むら、湿原などにいて
 昆虫やミミズなどを食べていて飛べるのですが、
 ヤンバルクイナは飛べない水鶏で、
 沖縄のヤンバルにしか棲息していない
 国の天然記念物指定の鳥なのです。
 環境省レッドリストでも
 絶滅危惧種に指定されていますが、
 これからは毎日のように会えるようです。


posted by COFFEE CHERRY at 17:24| 沖縄 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

コーヒー山のオオシマミドリカミキリ

沖縄は、11日(木曜)以降待望の「戻り梅雨」になり
コーヒー山の木々たちも
気持ちよく恵みのシャワーを一斉に浴びて
元気さを取り戻していることでしょう。

盛夏までに自宅の引越しをする予定なので
11日(木曜)は、残念ながらコーヒー山ではなく
コーヒー山から片道20分の家の片付けに行きましたので、
先週の6日(土曜)に出会った
「オオシマミドリカミキリ」
をご紹介しましょう。

カミキリムシという名前の語源は、
「髪の毛を切断するほど大顎(あご)の力が強い虫」
とか
「噛み切る力が強い虫」
といった説があって
“髪”でも“噛み”であっても
どちらにしても顎の力が強くて
困ったことに、カミキリムシの成虫や幼虫は
“食樹虫” ですから、
農家の天敵害虫なのです。

オオシマミドリカミキリ090606-1.JPG
 珊瑚礁の碧い海の色をimageさせるような
 鮮やかなエメラルドグリーンが特長的ですが、
 沖縄本島と奄美大島に棲息する
 「オオシマミドリカミキリ」
 というカミキリムシです。
 コーヒー山の重機の道の中腹「竹の広場」の
 コーヒーの葉で見つけましたが、
 ヤンバルでは6月前後の梅雨時期に
 多く出没するようです。


成虫は植物の花や葉、茎、樹皮、樹液など
植物の丈夫な繊維や木部組織でも
バリバリかじれる頑丈な顎が発達していて、
これだけでも困るのに、
カミキリムシの幼虫の好みに合わせて
成虫が草本の茎や木の幹に卵を産みつけ
幼虫は植物の組織内を食べながらトンネルを掘り進んで
木の生育を著しく阻害してしまうのです。

オオシマミドリカミキリ090606-2.JPG
 南西諸島に棲息する
 「オオシマミドリカミキリ」は
 本土に棲息する「オオアオカミキリ」の
 沖縄亜種のようで、外見的にはそっくりなのです。
 ヤンバルでは、イジュや
 オキナワウラジロガシに寄生するようで
 コーヒー山にもそれらの樹木はたくさんありますから、
 たまたま彼らと出会わないだけで、
 山にはたくさんいるのかもしれませんね


 ・ リンゴにはリンゴカミキリ
 ・ クワにはクワカミキリ
 ・ スギにはスギカミキリ
 ・ ブドウにはブドウトラカミキリ
 ・ クリにはシロスジカミキリ
 ・ 柑橘系にはゴマダラカミキリ

というように、
カミキリムシの種類によって植物の好みがあるようです。

オオシマミドリカミキリ090606-3.JPG
 触角の長さが、オスは体長の2倍、
 メスは1.5倍といいますから
 この個体はメスのようです。
 外敵に襲われると、
 「アクア系の香水のような
  香りのする物質を放出して身を守る」
 ともいわれますから、
 いずれ「オオシマミドリカミキリ」で
 忌避効果の研究でもされるかもしれませんね。


コーヒー栽培では
恩納村の山城武徳先生から
「カミキリムシがまれに主幹に入り込むことがある」
と聞いていましたし、
私も自宅庭で枯れたコーヒーの苗木の原因を探ろうと
根を見ても特別問題がないので、
たまたま主幹を分断してみて
「テッポウムシ(鉄砲虫)」
とよばれる
細長いイモムシ状のカミキリムシの幼虫を発見したことが
1度だけあるのですが

カミキリムシにとっては、
今のところ
「よそ者のコーヒーよりも
 地元には美味しい植物がたくさんあるさーねー」

といった身土不二的な考え方があって、
今のところカミキリムシの被害は
「ほとんど無い」
と言ってもいいくらい少ないのですが、
今後もそうであってほしいものです。

ホウオウボク090611-1.JPG
 11日(木曜)の早朝に
 国頭村の道の駅「ゆいゆい国頭」で撮影した
 「ホウオウボク(鳳凰木)」です。


ホウオウボク090611-2.JPG
 ホウオウボクは別名「火炎樹」といわれるように
 “炎”のように見えますね。


ホウオウボク090611-3.JPG
 マダガスカル島原産のホウオウボクは
 カエンボク(火焔木)とジャカランダと合わせて、
 「世界3花木」といわれているようです。
 ホウオウボクのように炎のように見えるカエンボクや
 沖縄のあちこちで見られるギンネムは
 スイスに本部がある自然保護団体
 「国際自然保護連合(ICUN)では
 「世界の侵略的外来種」に
 指定されているのだそうです。


posted by COFFEE CHERRY at 16:39| 沖縄 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

コーヒーに寄生するアオバハゴロモの幼虫

人の血を吸うのはドラキュラですが
花や新梢、葉、枝などに寄生して
樹液を吸汁し加害する虫は
「吸汁性害虫」
といって、
・ アブラムシ類
・ カイガラムシ類
・ ハダニ類
・ グンバイムシ類
・ ハゴロモ類

などがいるのですが、
コーヒーに加害するのは、
主に
「ハンエンカタカイガラムシ」

「アオバハゴロモ(青翅羽衣)」
で、
アブラムシ類の寄生は
今のところ見たことはありません。

アオバハゴロモの幼虫090604-1.JPG
 発育途上のコーヒーの若い苗木の枝に貼り付いて
 樹液を吸って健全な成育を阻害する
 アオバハゴロモの幼虫です。


苗木ポットを密集して置いて
通気性がよくなかったり、
苗木自体が弱ったりすると、
「吸汁性害虫」は、
すかさずストーカーのようにしつこくまとわりついて
徐々に他の苗木にも伝染してしまうのですが
不思議に成木ではあまり見受けられません。

アオバハゴロモの幼虫090604-2.JPG
 これはコーヒーではなくガジュマルですが、
 この木にアオバハゴロモが取り付いていることで
 このすぐ下に並べたコーヒー苗木に
 アオバハゴロモが加害し始めたのです。
 アオバハゴロモはなぜか
 ガジュマルに集団寄生してから
 コーヒーにやってきます。


アオバハゴロモという名前は、
「目には青葉 山ほととぎす 初がつを」
という俳句や天女の羽衣など
神聖な新緑の森林を連想しますが
「青葉」ではなくて『青翅』、
つまり
“青い羽をまとっている虫”
という意味の虫なのです。


アオバハゴロモの幼虫090604-3.JPG
 これも同じガジュマルですが、
 雪が降り積もったくらいに取り付かれると
 もうこの新芽は伸びないので
 殺虫剤を使わない方針下では
 残念ですが枝を剪定バサミで
 切ってしまうしかありません。


アオバハゴロモの幼虫は、
成虫からすると考えられないような気味の悪い風体で
柔らかい新梢の先端部分や新芽あたりに
セミを2〜3mmくらいに縮小して
純白にしたような形をした幼虫が
白いベトベトした綿状の分泌物の中に
忍者のようにまぎれて
たいてい縦列に数匹貼り付いていて
吸汁加害しているのです。

一見すると、その白さから
「アブラムシの仲間のワタムシかなexclamation&question
と思うのですが
白い幼虫は活発に行動しないので
ワタムシではないのです。

アオバハゴロモの幼虫090604-4.JPG
 アオバハゴロモの幼虫は
 白いベトベトした綿状の分泌物の中に
 まぎれているつもりでも
 どこにいるかは見慣れればすぐに判ります。


アオバハゴロモの幼虫に
柔らかい新梢の先端部分や
新芽あたりに寄生されると
枝や主幹の生長が阻害されることで
成育が著しく損なわれてしまうので
早めの対処が必要になるのです。

アオバハゴロモの幼虫090604-5.JPG
 枝の上の方は数日前に軍手でこすった跡ですが、
 しつこいアオバハゴロモはまた取り付いてきました。
 しかも今度は親子連れです。
 奥の黄緑色っぽいのが成虫です。
 集団で生活する虫ですから、
 これを1匹でも見つけたら
 近くに仲間が大勢居ることを意味するので
 草の根分けて探し出さないといけないのです。


アオバハゴロモの幼虫は見つけ次第、
軍手の親指と人差し指で枝をはさんでこするか
歯ブラシなどでこすり落とすしかないのですが、
白い幼虫は押しつぶそうとすると、
脅威を感じていきなり“ピョ〜ン”と
垂直に飛んでくるので、
その逃げ方さえ知っていれば
ビニール袋で簡単に“御用”に出来るのです。

成虫になっても同じ逃げ方ですから、
成虫でも慣れれば簡単に捕獲できますから、
1匹でも見つけたら注意深く観察して、
本当は一罰百戒としたいところですが、
被害が拡大する前に
一網打尽式に捕獲しないといけないのです。
posted by COFFEE CHERRY at 13:38| 沖縄 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

コーヒーの色彩を楽しむ

コーヒーを楽しむ」
というと、
ふつうはコーヒーブレイクの安らぎのひとときの
主に焙煎後から味わうあたりのことをいいますが、
コーヒーを栽培している現場では、
自身の子供に健全な成長を願うのと同様に
コーヒーにも精魂を込めて
愛情をいっぱいに注ぎこんで
対話を重ねながら共生するだけでも
充分に楽しいのですが、
さらに
 ・ 白い花
 ・ 赤い実
 ・ 緑の葉

という、
季節に応じた色のCombinationを
楽しむことが出来るのです。

緑と白の配色090603.JPG
 コーヒーの白い花と葉の緑色の組み合わせも
 色彩的になかなか素敵で癒されます。


この「白・赤・緑」という色彩は、
例えばクリスマスカラーとしてみると、
 ・白色は「純潔・純白」の意味があり、
  クリスマスに降る雪や春を待つ北の大地の白、
 ・赤色は「キリストの血、愛と寛大さ」を表わし、
  (サンタクロースの赤はCoca-Colaが決めたという説より
   「愛と寛大さ」説を信じたいところです)
 ・緑色は常緑樹の「永遠の命」
を意味しているのだそうです。

赤と緑の配色090603-1.JPG
 赤い実と緑色の葉は、お互いが主張しあって
 なかなか素敵な配色になっています。
 赤い実が目立って美味しそうに見えます。


また、色が人の心理に影響を与えるという
色彩心理学的には、
 ・「白色」のプラスのimageでは清潔、潔癖、純潔、
   純粋、真実、ピュアなどがあり、
   マイナスimageとしては冷たい、孤独、失敗、
   空虚、別れなどがあり、
 ・「赤色」のプラスのimageでは情熱、愛、恋、
   友情、女性などをimageでき、
   その反面激しさや嫉妬、攻撃、興奮、衝動などが
   マイナスimageとしてあり、
 ・「緑色」のプラスimageでは安全、新鮮、平和、
   平等、健康、幸福、癒し、安らぎを連想し、
   田舎、疲れ、未熟さなどの
   マイナスimageがあるようです。

赤と緑の配色090603-2.JPG
 赤いハイビスカスも葉の緑色との組合せでは
 花が目立って、思わず花に見入ってしまいます。


また、広告学的には、
反対色の「赤と緑」の組み合わせは、
補色調和といって、
お互いの色を引き立てあい、
「人目を引く」
効果があり、
商品のディスプレイや商品パッケージ
インテリヤや車内広告など
街などでも多用されていますが、
ポルトガルの国旗は「赤と緑」の配色になっていて、
赤は新世界発見のために大海原に乗り出した
勇気あるポルトガル人の血を表わし、
緑は海と誠実と希望、14世紀にポルトガル独立
勝ち取った勇敢なアビス騎士団の色、
といわれていて、
ポルトガル代表のサッカーチームのユニフォームは
対戦チームにもよりますが、
赤と緑の組み合わせが多いらしいです。

そういえば、赤いきつねと緑のたぬきの
“どん兵衛”も「赤と緑」でしたね…

緑と黄色の配色090603-1.JPG
 アマレロ種は「緑と黄」の配色でブラジルカラーです。
 コーヒー山も苗木の数ではアマレロが
 1,600本以上ありますから
 将来的には「緑と黄」の配色が多くなりそうです。


また、「赤と緑」の色光を混ぜると
“黄色”になりますから
アマレロ種の黄色い実にも不思議な縁でつながりますし、
ブラジルの国旗やサッカーのユニフォームは
「緑と黄」の配色になっています。

緑と黄の配色090603-2.JPG
 自宅の外塀のアラマンダも
 「黄色と緑」の組み合わせですが
 「青(空)と黄」も補色の関係なので、
 お互いの色を引き立てあって見とれてしまいます。


毎日コーヒーと向き合っていると、
季節による色合いの変化があって、
いろいろなことがコーヒーから学べて楽しいのです。

白と赤と緑の配色090603.JPG
 今年は暖冬のためか収穫期が平年より遅れたことで
 テスト圃場の成木は
 「赤と白と緑」の配色が楽しめました。
 亜熱帯のクリスマスのようですね。
 この画像は4月中旬頃ですが、
 赤い実が自然に落下して
 自生えした苗がたくさん顔を出し始めたので、
 また雨の翌日にでも
 黒ポリポットに移し替えてあげないといけません。

posted by COFFEE CHERRY at 17:12| 沖縄 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーから学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

コーヒー山のオオミドリサルハムシ

コーヒーの葉の上でメタリックグリーンに輝く
「オオミドリサルハムシ」
を見つけました。

オオミドリサルハムシ090523-1.JPG
 琉球列島に棲息する「オオミドリサルハムシ」です。
 緑の金属光沢が綺麗で目立ちます。


オオミドリサルハムシ090523-2.JPG
 体長は約1cmで4〜6月に出没しますから
 今の時期の一期一会なのです。


漢字名は
「大緑猿葉虫」
でしょうから、
「大きい緑色の葉虫」
というように、ハムシでは大型の部類に入るのですが、
“猿”の意味合いは想像つきませんね。

オオミドリサルハムシ090523-3.JPG
 葉の表面を円弧状に擦(こ)すり取るように
 食害してしまうのですが、
 コーヒーの葉では今のところそういう被害は
 遭ってないようですから
 試食か偵察にやってきたのでしょうかexclamation&question


オオミドリサルハムシ090523-4.JPG
 有翅昆虫亜綱・甲虫目・カブトムシ亜目・ハムシ科
 サルハムシ亜科という分類なので、
 彼はこれでもカブトムシの親戚なのです。


カブトムシやクワガタムシ、カミキリムシ、
テントウムシ、ホタルなど
成虫がクチクラで形成された頑丈な外骨格が発達した
甲虫(コウチュウ)目に所属するハムシは
「葉虫」と書くように葉を食べる虫なので、
出来ればコーヒーにとっては
敬遠してほしい虫の1つなのです。

オオミドリサルハムシ090523-5.JPG
 彼の幼虫も植物の根や葉、
 茎の中に入り込むといいますから
 幼虫も成虫もコーヒーでは
 ご遠慮願いたいところです。


オオミドリサルハムシ090523-6.JPG
 コーヒーではない葉の上でも見つけました。
 「オオミドリサルハムシ」はキョウチクトウ科の
 「リュウキュウテイカカズラ(琉球定家葛)」という
 鎌倉前期の歌人・藤原定家(ふじわらのていか)に
 由来する名前を持つ常緑ツル性植物の葉が
 主食らしいのですが、この画像の葉は
 リュウキュウテイカカズラではありません。
 しかもリュウキュウテイカカズラには
 葉や茎に毒性があるらしいのですが、
 オオミドリサルハムシには効かないようです。
 ちなみにリュウキュウテイカカズラの花も白くて、
 コーヒーの白い花の花弁をスミレのように
 広くしたような感じなので、
 彼は白い花の植物の葉が好物なのかなexclamation&question


posted by COFFEE CHERRY at 15:33| 沖縄 晴れ| Comment(1) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月27日

自宅庭のコーヒー苗木にリュウキュウメジロが産卵しました

ウグイスと見間違いやすいメジロは、
 ・ スズメ目
 ・ メジロ科

というスズメの親戚ということもあって
日本全国にいるので珍しくはないのですが、
沖縄に棲息するのは
「リュウキュウメジロ」
という亜種なのです。

メジロの巣090507-1.JPG
 自宅庭のコーヒーの苗木に
 リュウキュウメジロのお椀形の巣が作られていました。


メジロの巣090507-2.JPG
 巣は枝をはさみ込むように
 器用に作られていますね。


メジロの巣090508-1.jpg
 自宅近くのテスト圃場の
 防風林にしているアカバナーにも
 リュウキュウメジロの巣が作られていて
 建設ラッシュのようです。


メジロの巣090508-2.jpg
 こんな感じで、
 巣はとても小さいですが頑丈そうです。


リュウキュウメジロは樹上生活をしていて、
木の実や昆虫などを主食にしているのですが、
カンヒサクラやヤブツバキ、台湾ウメなどの
花の蜜を吸うことで受粉に貢献したり、
サンゴジュやハナミズキ、ヒラカンサ、ヒサカキなどの
果実を食べて種子を排泄して種子散布に貢献したりと
メジロと種子植物は相利共生関係が成り立ち、
またメジロの口ばしはやや下向きに曲がり
先端は細くとがるとか
舌の先は毛状に分かれるなど、
花蜜を吸いやすく進化してきたことで、
本来は森林内に棲息する野鳥だと思うのですが、
いつごろからか平地でも活動するようになり
南風原町の自宅の庭のコーヒー苗木に
メジロが巣を作っているのを見つけたのです。

メジロの卵090513.JPG
 自宅庭の巣では翌週卵が産まれていました。
 メジロは一夫一妻の番(つがい)で行動し、
 雌雄で交互に抱卵するのだそうです。


「誰やらが 口まねすれば 目白鳴く」
若くして結核になり35歳で亡くなった
正岡子規の俳句ですが、
「子規」はホトトギスのことで、
ホトトギスが血を吐くまで鳴き続けることから
自らをなぞらえたペンネームにしたのだそうです。

メジロのヒナ090525.JPG
 産卵後11日前後で孵化(ふか)後も
 雌雄で交互にヒナを育てあげて
 また11日前後かかって巣立つようです。
 コーヒー山にはヤマツバキが自生していますし、
 またリュウキュウメジロらしい小さなお椀形の巣が
 落ちているのを前に見たことがあるので
 棲息していると思うのですが、
 今のところ山で出会ったことはないように思います。
 コーヒーノキも種子植物なのですが、
 赤い実はメジロにしては少し大きすぎるようですし、
 またコーヒーの赤い実はヒヨドリでも
 タイワンシロガシラにしても
 食べるのは見たことがありません。


posted by COFFEE CHERRY at 17:07| 沖縄 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月25日

コーヒー山で早くも最初の開花!

コーヒーの白い花は重力の影響を特に受けやすく
満月や新月の前後1週間に開花することが多いのですが、
先週の23日(土曜)はタイミングよく
新月の前日だったこともあって
コーヒー山で最初の花が咲いているのを見つけました。

開花090523-1.JPG
 重機の道の中腹「竹の広場」から
 次の南山山麓に向かう道の入口部分の苗木ですが
 「竹の広場」で昼食中に
 「何となく苗木に白いものが付いているけど何だろうexclamation&question
 と思ってよく見ると白い花だったのです。


コーヒーの枝の葉の付け根に
花芽が付いているのは以前から知っていたので
開花は時間の問題でしたが
やはり最初の開花を見るのは嬉しいものです。
コーヒー山の苗木には
花芽が蕾(つぼみ)状になっているのも多く見受けられ、
今後続々と開花してくるものと思われます。

開花090523-2.JPG
 コーヒーの白い花はいつみても可憐(かれん)で
 可愛くて見とれてしまいます。
 無事に成育すれば開花後6〜7ヵ月後に
 赤い実になるはずですから
 師走のあたりでしょうか。


すべての植物に共通している特徴の1つとして
「種族の保存」
つまり、
「自分たちと同じ仲間を殖(ふ)やす」
という性質があり、
植物ではそれが“種子”と、その散布方法にあって
花には、
「いかに受粉するか」
という役割があるわけですが、
昨年植えた苗木は、開花させることよりも
まず根付くことに最大限努力をして
場合によっては葉を落としても根付こうと頑張るのですが、
まだ充分に根付いていないはずなのに
多少貧弱であっても懸命に蕾(つぼみ)を開花させたことに
改めて
「コーヒーを大切に育てなければ…」
という責任感を強く感じました。

開花090523-3.JPG
 白い花を咲かせた苗木は数本ありましたが、
 よく見ると、円柱状の結実した幼果がありますから
 最初の開花は今日ではなく1週間以上前のことで、
 私が山に行かない日に開花していたか
 せっかく開花していたのを私が見落としていたのか
 どちらかですね、残念なことです。


posted by COFFEE CHERRY at 16:48| 沖縄 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする