2006年05月26日

徳之島のコーヒー栽培

本土最南端である九州の鹿児島県から台湾までに点在する
南西諸島の総延長は約1,200kmに渡り、
東シナ海と太平洋を分けています。
  徳之島1.gif
沖縄本島の那覇市を中心に地理的な位置関係を簡単に説明しますと、
・ 那覇市〜鹿児島市  660km
・ 那覇市〜台北市   630km
で、
南西諸島のだいたい中心に沖縄本島の那覇市がある、
とご理解下さい。

沖縄本島の最北端・辺戸岬から北へ、
・ 辺戸岬から23kmで与論島(ここから鹿児島県)
・ 与論島から40kmで沖永良部(おきのえらぶ)島
・ 沖永良部島から60kmで徳之島 
という順で連なり、奄美大島へと至るのです。

南西諸島の気候は琉球諸島と同じ亜熱帯性気候に属し、
年中を通して暖かく、
沖縄同様に台風の通り道で、被害も大きいのが特徴的です。

そのため、
バナナ、パパイヤ、パイナップルなどの熱帯植物でも
露地栽培が可能ですから、コーヒーも栽培できるのですね。

このブログでは、
「沖縄本島が露地栽培の北限地」
と決め付けていますが、
実際のところは、
沖縄本島より約120km離れた徳之島でも
露地栽培できているわけですから、
コーヒーの栽培北限地は、
徳之島なのか、奄美大島なのか、
種子島なのかよくわからないので、
「沖縄本島が露地栽培の北限地」ということにしておこう、
という意味合いでもありますから、
そのあたりはご容赦下さい。


日本離島センターの「離島統計年鑑」によりますと、
離島の大きな順位では、
1位 佐渡
2位 奄美大島
3位 対馬
4位 屋久島
5位 種子島
6位 福江島
7位 徳之島
になっています。
(沖縄本島は「離島」ではないようです)

 徳之島2.gif

奄美大島とともに
アマミノクロウサギの生息地として知られる徳之島の
コーヒー栽培では2つの取組みを聞いています。

1つは、養護学校が5〜6年前に
ハウスでコーヒー栽培に取組んでいましたが、
最近は聞かなくなりました。

現在、徳之島コーヒーというと、
吉玉誠一さんが取組んでいるコーヒーのことを指します。

吉玉さんは、約20年前に大阪から徳之島に移住され、
苦労の末にコーヒー栽培を専業にされています。

全体の栽培数量や生産量はわかりませんが、
約300〜500本くらいでしょうか。

とすると、
コーヒーの木の年齢と本数にもよりますが、
生産量は実で約1〜1.5トンくらい、
生豆換算で約400s前後の生産量と思われます。

防風対策などについても、
どういう方針で考えられているのかはよく分かりません。

吉玉さんのコーヒーの木は、
徳之島に隣接する宇検島のコーヒーの木を基に
増やしているそうですから、
おそらくアラビカ種と思われますが、
具体的な品種も明らかではありません。

吉玉さんのポリシーも、
「農薬を使用しない」
という“安全”に徹して居られるようです。

吉玉さんは
「日本のコーヒー生産の草分け」
と言われているそうですから、
沖縄のコーヒー栽培の歴史はご存知ないようです。


沖縄でも徳之島でもどこでも同じだと思いますが、
行政は成功したら飛びつくのではなく、
努力をしようとしているときに支援してほしいものです。

コーヒーのような個性的な農業は、
産業だけでなく観光や村おこしにも結びつくものですから、
「実績がないものには支援できない」
と突き放さず、
真贋の目を持って先を見通してほしいと思っています。

 コーヒーの成木.jpg


posted by COFFEE CHERRY at 11:53| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内のコーヒー栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。