2006年06月23日

フィリピンのコーヒー事情〜その2

フィリピンのコーヒー生産量(JETRO資料より)
・ 1890年 14万1千トン
・ 2001年 13万2千トン
・ 2002年 13万2千トン
アラビカ種、ロブスタ種の比率や栽培面積などは
フィリピンの農業省の統計資料では分かりにくいし、
いろいろな資料によって、数字が違うのですが、
 「コーヒーの巨大資本企業(ネスレ、フィリップモリス等)が、
  インスタントコーヒー用に、
  ロブスタ種を買い叩いているので、
  フィリピンで生産されているコーヒーはロブスタ種が多い」

という説が現実に近そうです。

日本には、
毎年約600トンのインスタントコーヒー(中間製品)が
フィリピンから輸入されていますが、
これは生豆に換算すると
約1万5,600トンに相当する数量になります。

  フィリピン.png  
フィリピンは大小7千もの島々からなり、
インドネシアに次いで世界で2番目に島の数が多い国です。

フィリピンの主なコーヒー産地
・ ルソン島 カヴィテ州、
・ ルソン島 ベンゲット州
・ ルソン島 バタンガス州(主にロブスタ種、リベリカ種)
・ ミンダナオ島 ブキノドン州
・ パラワン島(主にロブスタ種)

ルソン島バタンガス州のすぐ西側にルバング島があり、
この島で1974年(昭和49年)3月
小野田寛郎元少尉が救出されました。

フィリピンのアラビカ種は、
1868年頃にサビ病による大被害に遭い、
それ以降に、
病害虫や悪環境に強く生産量も多いロブスタ種が導入され、
19席末にアメリカがリベリカ種を持ち込んだ、
とされています。

リベリカ種は、
アフリカ大陸のリベリアが原産地のコーヒーなので、
そう命名されているようですが、
世界のコーヒー生産量の数%を占めるだけの少量品種ですし、
そのほとんどが欧州に輸出されているようですから、
日本ではまず目にすることがない品種なのです。

「アラビカ種やロブスタ種とは違う独特の風味があり、
 飲んだ後には強い苦味が残る」
という個性の強いコーヒーのようですが、
フィリピンでは、栽培が途切れることなく続いていましたし、
「このリベリカ種が一番美味しい」
という現地人もいるようですから、
“個性派コーヒー”であることは間違いないようなので、
ぜひ飲んでみたいです。

那覇からマニラまでの距離は、
大阪から那覇までの距離とほぼ同じで、近いですからね。

このリベリカ種は、
ルソン島南部にあるバタンガス(Batangas)州にちなんで
『Baracos(バラコ)』
と命名されているようです。

フィリピンのコーヒー栽培には、
約8万人が従事しているようですが、
ロブスタ種の価格破壊で
リベリカ種の『バラコ』栽培に切り替える農家が
増加しているようです。

明日は、
「バラコ」コーヒー復活の取り組みについて書きたいと思います。

posted by COFFEE CHERRY at 21:18| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピンのコーヒー栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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