2006年10月13日

沖縄コーヒーの品種は「ムンドノーボ種」の可能性が高い

沖縄コーヒーの歴史は、
  「2006年5月16日 沖縄コーヒーの歴史」
で、記述したように、
和宇慶(わうけい)朝伝先生が原点となっています。

和宇慶先生の品種は、ブラジルの品種で、
以前“ブルボン種”と聞いたような記憶があるのですが、
はっきりしません。

和宇慶先生のコーヒーの種から、
恩納村の山城武徳先生が約30年前から
コーヒー栽培を始めましたが、
収量が悪かったようで、その後、
山城先生の親戚(ブラジルで大きなコーヒー農園を経営)が
来日時に、
「ニューワールド1号、2号」
の苗をブラジルから持ち込んで、
山城先生は、全てこれに切り替えて現在に至っています。

山城先生のお話では、
「ニューワールド1号、2号」は和宇慶先生の品種に比べて、
沖縄の土壌に適合し、さらに4〜5倍の収量になったそうです。

この「ニューワールド1号、2号」は、
東村・ヒロコーヒーの足立浩志さんや
私が、山城先生から苗木を分けていただいていますので、
それぞれ同じ品種を栽培しています。

今日の記事で言う「沖縄コーヒー」とは、
“ニューワールド1号、2号”を指していますので、
石垣島の東内原さんのモカ系品種などとは、
また違いますので、誤解されないようにして下さい。

山城先生や足立さんは、
「ニューワールド1号(赤い実)、2号(黄色い実)」
と言い張るのですが、
文献で調べても、「ニューワールド」という品種が出てこないので、
私も
「沖縄品種は、ニューワールド1号・2号にしておこう」もうやだ〜(悲しい顔)
と半ばあきらめていたのですが、
先日、札幌市の佐藤様から
 「沖縄で栽培している“ニューワールド1号”は
  “ムンド・ノーボ種”のことではexclamation&question

と、ご指摘がありました。

「ムンド・ノーボ(Mundo Novo)」はポルトガル語で
「新世界」と言う意味だそうで、
約500年前に、コロンブスがドミニカ上陸時に
「ムンド・ノーボ(Mundo Novo)」と言ったのだそうです。

言われてみると、
ポルトガル語の「新世界」と、英語の「ニューワールド」は、
言い回しが違うだけですよね。

“謎”が解けたような思いがしています。

「ムンド・ノーボ種」は、ブルボン種とスマトラ種との
自然交配で生まれたアラビカ種の一種で、
1943年にサンパウロで発見され、
最初にムンドノーボ市に移植されたことで、
その地名にちなんで名付けられた改良品種で、
病害虫に強く、環境への適応性も高い、と言われ、
・ まろやかさ
・ 甘味
・ 苦味
のバランスが良い、というのが特長だそうで、
沖縄コーヒーは、さらに
・ コク
・ フルーティな風味

という味が特徴なのです。


コーヒーの二大原種である『ティピカ種』と『ブルボン種』は、
美味しさでは他の品種より優れている、といわれていますが、
寒さや病虫害に弱く、
ムンドノーボ種等の、病虫害に強く、生産性の高い改良品種が
現在のブラジル生産の主流を占めているようです。

こうなってくると、
・ 病虫害や直射日光に強い
・ 生産性が高い
・ 低温にも耐える
・ 矮性(樹高が低い)で収穫時の手間が少ない
といわれる
ブルボン種の突然変異の品種である“カツーラ種”も、
沖縄の環境に適合するかもしれないと、
欲張りになってしまいます。

札幌市の佐藤様は、
 「“ニューワールド2号”は
  “アマレーロ(イエロー・ブルボン)種”かもしれない」

とも言われていました。

コーヒーはなかなか奥が深く、
私の勉強不足が思い知らされました。



posted by COFFEE CHERRY at 17:53| 沖縄 ☔| Comment(3) | TrackBack(2) | 沖縄のコーヒー栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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