2007年01月31日

くちなしの苗木は、コーヒーと似ている

コーヒーはアカネ科の常緑樹ですが、
“くちなし”の、特に苗木の頃は、
コーヒーとよく似ています。

 くちなし.jpg
 自然生えのくちなしの苗木

 コーヒーの苗木.jpg
 コーヒーの苗木

初夏から夏ごろになると、
香り高く白い花を咲かせる“くちなし”は、
コーヒーと同じアカネ科の常緑低木なのです。

そのためか、コーヒーを発芽させて、
本葉が出た後に、ポットに移し替えるのですが、
“くちなし”がコーヒー特有の葉や幹、枝などに似ていて、
見間違えそうになるときがあるのです。

 くちなし2.jpg
 新芽が真直ぐに出てくるところや、
 葉が対になっているところは、
 コーヒーとそっくりです

 コーヒーの苗木2.jpg
 コーヒーの葉の方が、丸みを帯びています

“くちなし”は沖縄方言で「カジマヤー」というのですが、
亜熱帯特有の樹木ではなく、
本土でも、主に暖地に自生していて、
静岡県以西の本州で見られます。


“くちなし”の語源は、
「果実が熟しても口を開かない」
ということに由来しているようですが、
果実は熟すと黄赤色になり、染料として利用できますが、
漢方では山梔子(さんしし)と呼ばれ
消炎・利尿の薬とされ、効能は
 ・ 疲労回復
 ・ 強壮
 ・ 健胃
 ・ 精神安静
 ・ 安眠
 ・ 美容

などにも効果がある、
とされています。

沖縄では薬草として、
“くちなし”の葉を陰干し乾燥させて煎じて飲むと、
 ・ 食道炎
 ・ 頭痛
 ・ 胸痛
 ・ 目まい
 ・ 鼻血
 ・ 血尿
 ・ 不眠症
 ・ 結膜炎
 ・ 赤鼻

に薬効がある、
といわれています。

コーヒーは、挿し木や接木が難しいので、
種子蒔きが原則ですが、
同じアカネ科の“くちなし”は、
挿し木、接木も出来るようです。

うらやましいですね。

コーヒー栽培に参入する難しさの1つに、
コーヒー特有の生態もそうですが、
もっと単純に、
 ・ 種の入手
 ・ 挿し木、取り木、接木が困難

が挙げられると思います。

posted by COFFEE CHERRY at 09:49| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月17日

フジサンケイ女性起業家支援プロジェクトの3次審査が今日終わりました

フジサンケイ女性起業家支援プロジェクトの3次審査は、
全国8地区における最終審査です。

沖縄地区の3次審査は、
2次審査を通過したビジネスプランごとに、
訪問面接の形式で昨年末から行われています。

私の審査は、
今日の午前10時半〜午後12時半まで、
・ 圃場の案内・説明
・ 膨大な苗木の案内・説明
・ 自宅での資料などに基づいた説明
など、
約2時間もかかりました。

人と話すことが苦手な私にしては、
2時間も話し続けられましたので、少しは進歩したようです。

5年前に、
沖縄ベンチャービジネス大賞の最終審査のプレゼンでは、
それまで人前で話すこともなかった私ですから、
ましてやプレゼンしたのも初めてのことで、
緊張しすぎて“過呼吸”になりそうなくらいだったのです。

それを考えると、
今日の内容はともかく、2時間も話し続けられたことが、
私としては嬉しいことで、悔いがありません。

3次審査を通過すると、
来月(2月)東京で最終審査が行われることになっています。

全国の8地区の代表による審査ですから、質的にも高そうですね。


今日の3次審査の結果は、
今月末ごろに連絡があるそうですが、
沖縄地区における最終審査まで来れたことですし、
内容はともかく、私としては充分に話せましたので、
「ここで落選」
だったとしても、
納得がゆくところです。

今日の訪問面接のために、
先週から部屋掃除に明け暮れていましたから、
その疲れが一気に出そうです。

posted by COFFEE CHERRY at 17:25| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | Business Plan Contest | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月15日

米国のスターバックスが、世相のため「トランス脂肪酸を使用しない」方針に

消費期限切れの牛乳や卵を使った洋菓子を
製造・販売しながら、公表を控え、
消費者をないがしろにした大手洋菓子メーカーの不二家は、
食品メーカーにとって“生命線”ともいえる“信用”を失い、
今や“存亡の危機”を迎えています。

7年前の平成12年には雪印乳業(当時)で、
乳製品による食中毒事件が発生し、
さらにその翌年から、
雪印グループ企業による牛肉偽装事件も発覚し、
完全に信用を失った雪印は、
解体・再編を余儀なくされたのは、
記憶に新しいところです。

「食品を扱う企業にとって、安全性の欠如は致命的な問題」
ですが、
立派な企業理念やビジョンは、社長室に掲げられるだけで、
いつしかマンネリ化して建て前だけに陥り、
経営者は理念や伝統を継承することなく目先の利益に走り、
数字を動かし利益を捻出する様な人間ばかりを
重宝したことによる当然の結果で、
問題が発覚した雪印や不二家だけでなく、
まだまだ大手でも同様な企業があるはずです。


米コーヒーチェーン大手スターバックスは、
1月3日から米国の約半数の店舗で、
心臓疾患や肥満との関連が指摘される
「トランス型脂肪酸(TFA)を含む食用油の使用をやめる方針」
を発表しました。

年内には全米の店舗で、
トランス型脂肪酸を使用しないメニューに切り替えるといいます。

ニューヨークやロサンゼルスなど大都市の店舗を中心に、
「マフィンやサンドイッチなど全てのメニューで、
トランス型脂肪酸を含まない食品を提供する」

というのです。

ここまでの段階だと、
「消費者のために、スタバはそこまで考えてくれているのか…」
と好意的になるのですが、
スターバックスがトランス型脂肪酸を使用しなくなった理由は、
『消費者のため』なんかではなく、
米国では、加工食品中のトランス脂肪酸含有量の表示を
昨年2006年1月から義務付けられ
(食品一回使用量あたり0.5g以上含まれる場合)、
さらに昨年12月5日にニューヨーク市の健康問題委員会が、
同市内の飲食店2万4000軒に対し、
トランス脂肪酸を含む食用油の使用を全面的に禁止する決定を行い、
今後、全米各地でも同様な規制が予測されることで、
スタバは、
渋々トランス型脂肪酸の使用を控えることを宣言しただけのことで、
消費者の立場に立った考え方ではないのです。

ニューヨーク市での規制は、
以下のように2段階で行われるそうです。
・2007年7月までに、フライ物、マーガリン、
 ショートニング、食用油が1人あたり0.5グラムまでに制限

・2008年7月までにはイースト菌などのパン生地、
 ケーキ用のバターオイルにも適用


カナダでは米国より早く対応し、2年前の2005年12月12日から
トランス脂肪酸を表示対象としていますし、
デンマークでは、3年前の2004年1月1日から
国内のすべての食品について、
「油脂中のトランス脂肪酸の含有率を2%まで」
という制限が設けられていますし、
ドイツやフィンランドに至っては、
トランス型脂肪酸を含む一切の食品・加工食品は
発売禁止となっています。

オランダではさらに厳しく、
トランス脂肪酸を含む油脂類も発売が禁止されているのです。


そうした先進国での傾向を踏まえて、米ファストフード大手
ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)では昨年10月30日に、
「トランス型脂肪酸を含む調理油の使用は、
 来年4月までに全店舗で止め、
 以後は同脂肪酸を含まない大豆油を使用する」

と発表しています。

マクドナルドは2002年9月に、
「2003年2月までに調理油の全てを、
 トランス脂肪酸を含まない油に切り替える」

と発表しましたが、
そのスケジュール通りに作業は進まず手間取っているうちに、
健康問題活動家からマクドナルドが訴訟を起こされています。
(この件は、マクドナルド側による
 850万ドル(約10億円)の和解金で終了)


また、ケンタッキー・フライド・チキンでも、
昨年6月に、消費者団体から訴訟を起こされています。

この訴訟内容は、
KFCがトランス型脂肪酸を含む油の使用を止めるか、
あるいは消費者に健康上のリスクを知らせる一文を
挿入するべきだという内容のものでした。

ハンバーガーチェーンのウェンディーズでも、
昨年6月にトランス脂肪酸の使用量を
大幅に削減すると発表していますし、
バーガーキングでも、
一部店舗でトランス型脂肪酸を含まない油を
試験的に使用することを、昨年10月に発表していました。

ですから、スターバックスは、
ファーストフード店の中では、
かなり遅い対応をしたわけです。


そうした、
トランス型脂肪酸に対する世界的な危機感が高まる中で、
日本の行政や業界団体、消費者団体は
楽観的に、得意の“傍観戦術”を貫いています。

日本で生産されるクッキー、クラッカー、パン、ケーキ、
コーヒーに入れるフレッシュ、アイスクリーム、
レトルトカレーなどの加工食品には、
安価なマーガリンやショートニングが
必ずといってよいほど使われていますが、
マーガリンやショートニングは、
トランス型脂肪酸を代表する油脂で、
「トランス型脂肪酸を含むプラスチック製品のようなもの」
という研究者もいます。

また、フライドポテトなどは
「外側をプラスチックコーティングされ
 内側をアクリルアミドでコーティングされた芋」

と称する研究者もいるのです。

ある研究では、
フライドポテト1人前に8gのトランス型脂肪酸が
含まれているのだそうです。

20世紀始めには、
人間の体内には存在していなかったトランス型脂肪酸ですが、
今では日本人のほとんどが、
毎日いくらかはトランス型脂肪酸を取り入れて
蓄積しているのが現状で、
「日本人の皮下脂肪中の約4%に達している」
という研究者もいるのです。

日本国内のスターバックス各店舗は、
日本でトランス型脂肪酸の規制がないために、
今まで通り、トランス型脂肪酸を使用した食材を出しますし、
他のファーストフード店でも同様なのです。

そうした大手企業の社長室に飾ってある
「立派だけど守られない建て前の“理念”」
ではなく、
「実際の理念」とは、
はたしてどういうものなのでしょうかexclamation&question

きっと、怖ろしいものに違いありません。


posted by COFFEE CHERRY at 15:25| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | コーヒーの品質を高めるための考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月11日

大分県でのコーヒー栽培の取り組み

移転準備をしている中で、昔の資料が出てきました。

「遊休地で大分産のコーヒー栽培をする」
という取り組みを、
“多角経営の中で生かせる農産物”
という位置付けでスタートさせたプロジェクトの資料です。

昨年、6月11日に記述したときは、
この資料が見当たらなかったので、具体的に書けないでいました。



「大分産コーヒーを栽培し、それを飲む会」
というグループ名で、
二宮 敏さんという方がリーダーとなり、
会員は大分県内のコーヒー愛飲家有志13名で構成され、
会員の所有している畑のビニールハウス(約3a)に、
平成9年10月にブラジルから仕入れた2品種の種を発芽させ、
生育させた苗木100本を平成11年4月に移植されたようです。

この会では、平成8年頃から、
「多角経営の中に生かせる農業を取り入れること」
を考えて、
日本でも愛飲家の多いコーヒーに着目し、
準備を進めていたようです。

九州では、長崎県のスコーコーヒーパークで、
コーヒーは栽培されているのですが、
ここは観光スポットであって、
農業としての取組みではないことから、
チャレンジしたようですね。

この会では、
 ・ 1年半でコーヒー豆として使えるまでに成育する
 ・ 1本の木から、コーヒー4kg(焙煎後)が収穫できる
   (1杯飲むときは10g程度の豆だとすると、4万杯の計算)
 ・ 「大分産コーヒー」としての販売
 ・ コーヒーの実の果肉を加工品(ジャムなど)にする
 ・ 観葉植物としても商品化に取り組み

という考えでいたようです。

同会の二宮代表は、当時、
「コーヒー栽培には温度管理が最も重要ですが、
 将来は品種改良で大分でも露地栽培が出来るようにしたい。
 また、自営業者が多角経営の一環として農業に取組むことは、
 農業以外でも遊休地の活用やハウスの再利用の
 一端を担えるのではないか」

というコメントを出されていました。


大分県でのコーヒーの取り組みは、
それ以降、プッツリと途切れてしまいますので、
このプロジェクトがうまく進んでいるのか、
挫折したのかは不明です。

8年前のプロジェクトですから、
うまくコーヒーの木が生育していれば、
実として10s以上の収穫があるかもしれません。

二宮様の連絡先は判っていますので、
私が移転後に落ち着いたら、
その後の状況を聞いてみようと思います。

私も、今は自分自身のことで精一杯で、
まず、無事にコーヒー苗木を移植させ、
私を信じて戴いた方々に、
安心して戴くことが先決ですからね。


本土でのコーヒー栽培の取組みは、
最初から“ハウス栽培”が必要条件になり、
日照不足と逆行しますから、
私はなかなか難しいと思います。
posted by COFFEE CHERRY at 14:00| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内のコーヒー栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月09日

農薬の大気汚染の被害は、人だけではない

微量の農薬吸入による健康影響を指摘する研究報告が
海外で相次ぎ、住民の不安が高まっていることで、
環境省は、散布された農薬を吸い込むことで
人の健康に悪影響が出るのを防ぐための
対策を講じることを決め、
空気中の農薬濃度の基準値づくりなどの
検討を始めたことが報道されました。

国は農薬による健康、環境被害を防ぐため、
個々の農薬について、
農作物や河川水中などの残留基準を定めていますが、
空気中に飛散した農薬については対策が取られていないので、
初の本格的な農薬大気汚染対策になるのだそうです。

「今まで、そんなこともやってなかったのexclamation&question
と、今までの無策ぶりに落胆してしまうような
不手際で、ガッカリしてしまいますね。


空気中に飛散した農薬の影響は、
単にヒトだけでなく、ペットについても同様です。

特に、犬への影響は多大です。

沖縄では犬を放し飼いにする、
モラルに欠ける飼主が多いのですが、
犬が畑に入って、農薬に冒されて死ぬことが度々あります。

また、私の住んでいる地域は農村では、
99%以上の農家が農薬を使用していますが、
汚染された土壌が雨で道路に流れ出ますので、
犬をふつうにロープでつないで飼っていても、
散歩では足の裏に農薬が付着したり、
あるいは、街路樹の下の雑草や道路沿いの雑草に
除草剤散布をしたことを知らせる条例がないことで、
飼主が知らないうちに、犬が雑草に入り込んだりして
いつのまにか犬の身体に除草剤が付着し、
帰宅後犬が身体を舐めて除草剤に犯されたりするケースも
多いはずです。

近辺では、細菌兵器の映画に出てくるような、
大げさな防護服や防毒マスクを着用して
農薬を散布している光景も見かけます。

それほどの猛毒・劇薬なので、
虫や病原菌にも効くのでしょうが、
そこで生産された農作物は、はたして安全なのでしょうかexclamation&question

このあたりは、消費者の“価値観”の問題ですよね。

「国が大丈夫だと認めている農薬なんだから、食べても大丈夫だ」
という人もいるでしょうし、
「口に入れるものなのだから、
 “安全”を重視した栽培法で生産した農作物でないと
 “安心”できない」

という人もいて、
それは、もう個人の“価値観”の問題なわけですね。


沖縄では、7月〜8月上旬にかけて、
ハウスでのマンゴー栽培が盛んですが、
そこでの農薬(殺虫剤)の凄まじさは、
1度見ると、マンゴーを食べれなくなるはずです。

トイレや物置ほどの狭い室内にリンゴを置いてバルサンを焚き、
数時間後にそのリンゴを食べられるでしょうかexclamation&question

私は、それまでマンゴーが好きでしたが、
そういう理由で昨年から食べるのを止めました。


農薬は、ヒトやペットだけでなく、
農薬を使わないで栽培する非農薬栽培農家にとっては、
飛散した農薬による圃場の汚染も
深刻な問題になっています。


平成13年4月にJAS法が改正されましたが、
「有機農産物検査認証制度ハンドブック(改訂版)」
という、104ページに及ぶガイドブック
の、
ほんの一部分を抜粋してご紹介しましょう。

3.生産の方法
 3.1  圃場の条件
 3.1.1 転換期間(2頁目)
 有機農産物を生産するには、
 基準を満たした圃場で栽培されなければならない。

 有機栽培をする圃場には転換期間が必要で、
 例えば果樹のような多年生の作物であれば、
 収穫前3年以上有機栽培を実施して初めて
 収穫物に「有機○○」と表示することが出来る。

 有機JAS規格に定められた圃場の条件は次の通りである。
 ・ 多年生作物(果樹、お茶、アスパラガスなど)
   転換開始から、最初の収穫までに、3年以上経過していること


コーヒーは多年生作物になります。


 3.1.2 隣接地からの飛散等の防止(3頁目)
 栽培する圃場が3.1.1の基準を満たしたとしても、
 隣の圃場からの農薬や化学肥料の飛散・混入があったのでは、
 有機農産物の栽培が可能な圃場とはいえない。

 そのために次のような基準を満たさなければならない。

 ・ 周辺からの使用禁止資材
   (規格で認められていない肥料、土壌改良資材や農薬)
   が飛散しないように明確に区分されていること



さらに、26頁目からは、

第2節 生産の方法
1. 圃場の条件
 1.1 圃場などの基準
 有機農産物を生産するには、「使用する圃場」に基準がある。

 単にその年だけが無農薬・無化学肥料による
 生産であってもその農産物は有機とは認められず、
 使用する圃場の過去の履歴が問われるからである。

 また、自らの圃場で有機栽培を実施していても、
 周囲から農薬等が飛散・混入したのでは
 有機農産物とはいえず、これについての基準も定められている。

 1.1.1 隣接地からの飛散等の防止
 (1)一般的な方策
 使用する圃場の1つめの基準は、圃場の「物理的条件」で、
 隣接地からの飛散等がないことが必要とされている。

 有機JAS規格には圃場等の条件について以下のように定めてある。
 @ 周辺から使用禁止資材(規格で認められていない肥料、
   土壌改良資材や農薬)が飛散しないように
   明確に区分されていること
 A 「水田」のことなので省略

 「明確な区分」の仕方は、
  それぞれの圃場環境によりまちまちである。

 まず、有機栽培の圃場と、有機栽培でない圃場が、
 畦(あぜ)などで明確に仕切られていることが前提となる。

 仕切りのない1枚の圃場を半々にして有機と非有機の栽培をする
 ということはできない。

 これに加えて、隣接する圃場で農薬など
 有機農産物の生産で禁止されている物質を
 使用している場合には、
 それらの飛散により有機圃場が影響を受けないような
 対策をとらなければならない。

 これを検討するうえで確認すべき項目としては、
 次のような事項があげられる。
 ・ 隣接の圃場では、どのような作物が
   どのような栽培方法により作られているのかexclamation&question
 ・ 隣接の圃場で何か禁止資材を使っているのか、
   またその資材は飛散しやすい資材かexclamation&question
 ・ 隣接の圃場との高低差はどのくらいか、
   また風の強さや向きはどのくらいかexclamation&question
 ・ 隣接耕作者とのコミュニケーションは良好かexclamation&question
   (有機の圃場に農薬等がかからないような
    協力をしてくれそうかexclamation&question

 よく行われている方法として次のような例があげられる。

 (隣接地からの飛散等の防止対策の例)
 ・ 隣接地との間に充分な広さの道をつくる。
 ・ 充分な緩衝地帯の確保
   (隣との距離を○○メートル以上離して作付けするなど)
 ・ 緩衝地帯に別の作物を栽培する
   (その作物は有機として販売しない)
 ・ 防風ネットや生垣を作るなどの植栽の設置
 ・ 境界部の土手や畦畔の管理の請負
   (畦畔の草取りを共同管理にせず、
     自分で除草剤を使わずに実施するなどの方法)


 認定機関によっては、緩衝地帯の設置
 (隣の圃場と一定の間隔をおく、
  物理的障壁をおき隣接地からの飛散等を防ぐなど)
 を一定のメートル数で義務付けているところがあるので、
 認定を受ける認定機関の方針も併せて参考にする必要がある。



と書かれていて、
私の知人が属している認証機関の方針では、
「農薬を使用する圃場とは、最低6m以上離れていること」
となっていますが、
それでも、風向きによっては飛散の影響があるそうです。


世界各国でも「農薬基準」や「有機」認証があるのですが、
これが各国バラバラの基準なのです。

「有機」認証が世界共通というなら、まだ安心なのですが、
「有機」認証されている、あるコーヒー農場で、
除草剤が使われている国も、実際にあるのです。


posted by COFFEE CHERRY at 14:35| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの品質を高めるための考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月04日

“コーヒーの木のオーナー”の募集は、来月(2月)以降、しばらくの間中断させていただくことのお知らせ

移転の時期が近づいてきましたので、
“コーヒーの木のオーナー”の募集は、
来月(2月)以降、しばらくの間
中断させていただくことにしました。


昨年末に、
ある法人から自社コーヒー農園経営の問合せがあり、
1度来沖され、年末年始をはさみましたので、
まだ具体的な進展はありませんが、
ここが本気で投資されるなら、
2〜3年木の苗木の譲渡も必須になるでしょうし、
このお話が流れても、栽培面積や区画の策定で、
オーナー様専用区画(と本数)を定めなければなりませんので、
来月(2月)以降の“コーヒーの木のオーナー”の受付は、
しばらくの間中断させていただくことにしたのです。

募集再開後は、
・ 募集口数は減少傾向で、消極的募集になり、
  将来的には打ち切る方針でいます。
・ 現在所有の2〜3年木の苗木は、
  すでにオーナーになられている方々を最優先にして
  全て移植してしまうために、
  新規受付では、双葉〜本葉の出始めの状態から
  スタートすることになり、
  開花までは4〜5年は要することになります。

ということで、
もし“コーヒーの木のオーナー”を希望される方は、
今月が最後のチャンスになろうかと思いますので、
お早めにお申込みをされることをお奨め致します。

ある法人の自社コーヒー農園経営のお話が進展した場合は、
2〜3年木の苗木の譲渡本数によっては、
今月中でも“コーヒーの木のオーナー”の募集は
中断させていただくことになりますので、
その場合はご了承下さい。


また、すでにオーナーになられている方々は、
移転してコーヒー苗木(2年木以上)を移植後から
画像配信を始めさせて戴くことをご了承下さい。

posted by COFFEE CHERRY at 10:56| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーオーナーの募集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月01日

元気が出るコーヒーの苗木

コーヒーは果樹ですから、
発芽さえすれば、基本的には強い植物です

台風に弱いとか最低気温(土中温度)、土壌の適否、
水はけなどの性質をよく見極めれば、
栽培はそれほど難しいものではありません。

今日は、葉の様子から、元気な苗木、元気のない苗木を
ご覧戴くことにしましょう。

1.元気な苗木
  コーヒーの葉の特長である、
  葉の表面に艶があってピカピカしていたり、緑緑していて、
  おそらく誰が見ても元気だというのが判るはずです。

 元気な苗木1.jpg

 元気な苗木2.jpg


2.元気のない苗木
  葉が焼けたような感じで、黄色に近い黄緑色や、
  葉の半分近くがこげ茶色になったりしています。

 元気のない苗木1.jpg

 元気のない苗木2.jpg

  どうしてこうなったかというと、
  ・ 移植時に根がポットから出ていて、根を切ってしまった
  ・ ポット内の土が密閉状態になって根が弱っていた
  ・ ポットで長く成長させ過ぎたために、
     ポット内で根が巻いた
  ・ 日陰で成育した過保護苗を、段階を経ずに
    露地植えして、葉焼けしてしまった
  ・ 粘土質のジャーカル土壌の特長で、
    乾燥すると固くなり、雨が降ると水はけが悪くなる
  ・ 夏〜秋ごろ雨が降らずに、地割れで根が切られてしまった
  ・ 台風で潮をかぶってしまった
  ・ 放し飼いの犬におしっこをかけられた
  ・ 根付いていないうちに、強風に遭った
  ・ 強風で、枝葉がこすれた
  ・ 常に風がある場所

  などが考えられます。

  特に窒素成分が不足しているのではありません。

コーヒーを健全に育てるには、
発芽した双葉の状態から、しっかりと管理をして、
移植の時期や水やりに注意しなければいけません。


3、復調する苗木
元気のないコーヒー苗木も、時間が経つと復調してきます。

 復調中の苗木1.jpg

 復調中の苗木2.jpg

復調させるには、有機肥料は撒きません。

根やけになって逆効果になる可能性もありますし、
そもそも栄養不足が原因ではなく、
“根”に問題があることがほとんどなので、
水やりと時間で解決します。

新たな新芽が元気に出てきたら、復調してきた証拠です。



posted by COFFEE CHERRY at 15:50| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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