2007年05月29日

石垣産コーヒーとは…

私の目指しているコーヒーは、
沖縄で栽培・加工して、
輸入コーヒー豆とブレンドせずに、
“100%沖縄産のコーヒー”を
「沖縄コーヒー」
と定義しているのですが、
何を目指しているのかによって、
その“定義”も違ってくるものです。

昨日28日(月曜)琉球朝日放送の「ステーションQ」で、
「石垣産のコーヒー」
が、
新聞のテレビ番組欄に出ていましたので、
石垣島でコーヒー栽培をされている東内原さんご夫婦か、
それ以外で別の人によるコーヒー栽培の取り組みなのか、
興味深く拝見しました。

ゴーヤカンパニー有限会社の「ゴーヤ珈琲」は、
石垣島産のゴーヤの香りや苦みを損なわずに、
コーヒーとゴーヤの味をバランスよく調整し、
ゴーヤの有効成分を取り入れられる、
という特徴なのですが、
残念なのは、コーヒー豆がエチオピア産なのです。


出来ることなら、
石垣島産のコーヒーに、
石垣島産のゴーヤを配合してほしいものですね。


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自宅庭のハイビスカス
posted by COFFEE CHERRY at 17:33| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄のコーヒー栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

コーヒー栽培と月の関係A

コーヒーの開花稔性は、
アラビカ種とロブスタ種が一斉開花、
リベリカ種が不規則開花といわれています。

0705コーヒー2回目1.jpg

沖縄産コーヒーはアラビカ種で、
私の圃場での今年1回目の一斉開花は4月中旬、
2回目の一斉開花は5月中旬でした。

これは、県内のコーヒー栽培者の農場では
共通していることと思われます。

0705コーヒー2回目2.jpg

沖縄では、これが初秋の頃まで繰り返されることになります。

0705コーヒー2回目3.jpg

コーヒーの一斉開花を釣り用の潮汐表で見ますと、
 ・ 4月17日(火曜)旧暦3月1日 新月 大潮
 ・ 5月17日(木曜)旧暦4月1日 新月 大潮

となっていて、
“新月・大潮”をはさんだ1週間のうち、
特に新月を過ぎた数日間に、
一斉開花が集中しているのですが、
これはパッションフルーツや月下美人でも同様のようです。

0705コーヒー2回目4.jpg


自転の1回転は1日(23時間56分)で、
太陽の周りを1回りする公転は1年(366回転)ですが、
太陽系の1惑星である地球上の生物は、
地球が自転していることと、
太陽の周りを回っていること(公転)に、
影響を受けています。

また、地球上の生物は、
地球や太陽以外の星の影響も受けています。

0705コーヒー2回目5.jpg

地球に一番近い星は地球の衛星である月ですが、
月が地球の周りを回ることで、
月と地球と太陽との万有引力の関係によって、
潮の満ち干きが発生しています。

0705コーヒー2回目6.jpg

毎日、2回の満潮と干潮があるのは地球の自転のためですが、
月が地球の周りを公転する日数は約27日(約1ヶ月)ですから、
ひと月に、
 ・ 満月の日の大潮
 ・ 新月の日の大潮

の2回の大潮があるわけです。

0705コーヒー2回目7.jpg

それは、満月や新月の時には、
「太陽・月・地球が一直線に並び、
太陽と月の万有引力の合力が強くなって、
地球の海水を引き上げる」

から大潮になるのです。

0705コーヒー2回目8.jpg

そのために海岸では、
月に2回の大潮が毎月繰り返されるという
リズムがあるわけです。

このリズムが、長い年月の間に、
すべての生物体のはたらきに影響していて、
生物体内に同じようなリズム(体内時計)を生じているのです。

0705コーヒー2回目9.JPG

アラビカ種のコーヒーが
すべて新月の日の大潮前後に
一斉開花するのかどうかは判りませんが、
沖縄産のコーヒーのルーツは、
 ・ 具志川市の和宇慶さん
 ・ 恩納村の山城さん

の2系統で、
ともにブラジルからの移入ですから、
おそらく、ブラジルの祖先は、
ブラジルでの新月の日の大潮前後に
一斉開花しているのではないか、
と思うのですが、いかがでしょうかexclamation&question

0705コーヒー2回目10.JPG


沖縄民謡の「安里屋(あざとや)ユンタ」のSTORYは、
竹富島の実話をもとにしたもので、
1738年、薩摩が琉球を支配下に置いている中で、
琉球王国政府から目座職役人が出張先の竹富島で
絶世の美女クヤマ(当時16歳)と出会い、
自分の現地妻になるようプロポーズしますが、
クヤマはこれを拒絶、その気丈さを称えた唄ですが、
この歌詞の中に、
 るんるんサァ 田草取るなら 十六夜月よ
  サァユイユイ
  二人で気兼ねも ヤレホンニ 水いらず
  マタ ハーリヌ
  チンダラ カヌシャマヨるんるん

という部分があります。

0705コーヒー2回目11.JPG

月の満ち欠けと農業の関係では、
「新月で豆まきをし、
 満月に向けて、樹液が枝へと移行してゆき、
 満月をピークに草刈りと種取りを行う、
 また新月に向けて、枝先から根っこのほうに戻るので、
 肥料を入れたりするのに最適な期間となる」

という考え方があり、
沖縄民謡の「安里屋(あざとや)ユンタ」の歌詞でも、
「草刈りをするなら、満月の次の夜の十六夜が最適だよ」
と、
269年も前にそういっているわけですから、
現代人の農法は、
何か大事なものを見失ってしまったように思えるのです。

次回の「新月・大潮」は、6月17日ですが、どうでしょうかexclamation&question


自宅の月桃.JPG
自宅庭の月桃の花
posted by COFFEE CHERRY at 13:57| 沖縄 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー栽培と月の関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月23日

最近よく出逢うキノボリトカゲ

害虫だけでなく、益虫もタダの虫も食べてしまう
小さな恐竜・キノボリトカゲですが、
5月3日にご紹介した以降でも、
自宅庭やコーヒー圃場で何度も出逢いながら、

デジカメを持ち合わせていないために、
撮影機会を逃していたのが、
昨日、自宅庭のイッペイの木で休んでいたのを見つけました。

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     目が合うと逃げ出してしまいます

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除草剤や農薬を使わないことで、
多くの生き物が自然と共生し自然循環する、
「人にも生き物にも配慮した環境づくり」
をすることが、
心の農業であり、
健康な実をつけてもらう第一歩だと思うのです。

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      賢いタイワンシロガシラ


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      近所のハイビスカス
posted by COFFEE CHERRY at 14:32| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月22日

5月11日講演会の内容D「コーヒーの収益性について?」補足

沖縄総合事務局農林水産部の2005年の
農産物の品目における収量や卸売価格などから算出した
1坪当たり売上を出して、コーヒー栽培と比較してみましょう。

農産物の相場は、
全国の都道府県の新聞朝刊の商況欄に、
それぞれの地域の中央卸売市場での
「青果」などの相場(卸売価格)が、
  ・ 高値
  ・ 中値
  ・ 安値

で出ているのですが、
これは、その日の動きであって、
「出始めは高く、出揃うと安い」
という、
需要と供給の法則で相場が成り立ちますから、
県の中央卸売市場での“中値”では
誤差がさらに大きくなるので、
これを参考にするのはやめ、
コーヒーの収益性を考える場合の
沖縄県内の農産物の価格基準は、
沖縄総合事務局農林水産部が発表した2005年の
 ・ 県内作付面積と収穫量
 ・ 10アール当たりの収量
 ・ 卸売価格(=平均価格)

を根拠にして参考数字を計算することにしました。

そのため、卸売価格は生産者の手取りと違いますが、
中間の手数料などが不明ですので、
「1つの目安」
として、
アバウトですが、そのまま表示することにしました。

 ・ 1坪=畳(90cm×1.8m)2枚分
 ・ コーヒーは1坪に1本植えが基本

を念頭に入れて、以下をご覧下さい。


T 根菜類
 @ ニンジン 平均価格113円/kg
    2005年の県内作付面積137haで収穫量3,160トン
    1坪当たりの収量は7.6kg/坪
    1坪当たり生産7.6kg×113円/kg=
          859円/1坪当たり売上


 A 青首大根 平均価格55円/kg
    2005年の県内作付面積53haで収穫量1,130トン
    1坪当たりの収量は7.0kg/坪
    1坪当たり生産7.0kg×55円/kg=
          385円/1坪当たり売上



U 葉茎菜類
 @ キャベツ 平均価格99円/kg
    2005年の県内作付面積211haで収穫量6,530トン
    1坪当たりの収量は10.2kg/坪
    1坪当たり生産10.2kg×99円/kg=
          1,010円/1坪当たり売上


V 洋菜類
 @ レタス 平均価格112円/kg
    2005年の県内作付面積156haで収穫量4,600トン
    1坪当たりの収量は9.8kg/坪
    1坪当たり生産9.8kg×112円/kg=
          1,098円/1坪当たり売上


W 果菜類
 @ ピーマン 平均価格242円/kg
    2005年の県内作付面積33haで収穫量2,010トン
    1坪当たりの収量は20.1kg/坪
    1坪当たり生産20.1kg×242円/kg=
          4,864円/1坪当たり売上


 A トマト 平均価格233円/kg
    2005年の県内作付面積44haで収穫量2,230トン
    1坪当たりの収量は16.8kg/坪
    1坪当たり生産16.8kg×233円/kg=
          3,915円/1坪当たり売上


 B キュウリ 平均価格222円/kg
    2005年の県内作付面積57haで収穫量2,140トン
    1坪当たりの収量は12.4kg/坪
    1坪当たり生産12.4kg×222円/kg=
          2,753円/1坪当たり売上


 C ナス 平均価格205円/kg
    2005年の県内作付面積18haで収穫量703トン
    1坪当たりの収量は12.9kg/坪
    1坪当たり生産12.9kg×205円/kg=
          2,645円/1坪当たり売上


 D カボチャ 平均価格188円/kg
    2005年の県内作付面積281haで収穫量2,820トン
    1坪当たりの収量は3.3kg/坪
    1坪当たり生産3.3kg×188円/kg=
          620円/1坪当たり売上



X 豆類など
 @ サヤインゲン 平均価格483円/kg
    2005年の県内作付面積218haで収穫量2,090トン
    1坪当たりの収量は3.2kg/坪
    1坪当たり生産3.2kg×483円/kg=
          1,546円/1坪当たり売上


 A トウモロコシ 平均価格105円/kg
    2005年の県内作付面積43haで収穫量384トン
    1坪当たりの収量は3.0kg/坪
    1坪当たり生産3.0kg×105円/kg=
          315円/1坪当たり売上


Y その他の野菜
 @ ゴーヤー 平均価格292円/kg
    2005年の県内作付面積374haで収穫量8,660トン
    1坪当たりの収量は7.7kg/坪
    1坪当たり生産7.7kg×292円/kg=
          2,249円/1坪当たり売上


 A ラッキョウ 平均価格588円/kg
    2005年の県内作付面積39haで収穫量446トン
    1坪当たりの収量は3.8kg/坪
    1坪当たり生産3.8kg×588円/kg=
          2,235円/1坪当たり売上


 B ヘチマ 平均価格163円/kg
    2005年の県内作付面積77haで収穫量1,870トン
    1坪当たりの収量は8.0kg/坪
    1坪当たり生産8.0kg×163円/kg=
          1,304円/1坪当たり売上


 C オクラ 平均価格304円/kg
    2005年の県内作付面積84haで収穫量1,070トン
    1坪当たりの収量は4.2kg/坪
    1坪当たり生産4.2kg×304円/kg=
          1,277円/1坪当たり売上


 D チンゲンサイ 平均価格215円/kg
    2005年の県内作付面積121haで収穫量1,750トン
    1坪当たりの収量は4.8kg/坪
    1坪当たり生産4.8kg×215円/kg=
          1,032円/1坪当たり売上


 E トウガン 平均価格88円/kg
    2005年の県内作付面積101haで収穫量3,460トン
    1坪当たりの収量は11.3kg/坪
    1坪当たり生産11.3kg×88円/kg=
          995円/1坪当たり売上


Z 果実
 @ マンゴー
   10アール当たりの収量は728kg
   728kg÷300坪=2.5kg/坪
   2005年度の卸売価格1,790円/kg
   2.5kg/坪×1,790円/kg=
          4,475円/1坪当たり売上(卸売価格)


 A パッションフルーツ
   10アール当たりの収量は1,010kg
   1,010kg÷300坪=3.4kg/坪
   2005年度の卸売価格円1,186/kg
   3.4kg/坪×1,186円/kg=
          4,035円/1坪当たり売上(卸売価格)



 B パパイア 546円(1kg当たり)
   10アール当たりの収量は3,150kg
   3,150kg÷300坪=10.5kg/坪
   2005年度の卸売価格円283/kg
   10.5kg/坪×283円/kg=
          2,972円/1坪当たり売上(卸売価格)


 C バナナ 1,539円(1kg当たり)
   10アール当たりの収量は528kg
   528kg÷300坪=1.8kg/坪
   1坪当たり生産1.8kg×1,539円/kg=
          2,770円/1坪当たり売上

   ・ バナナは3坪に1本植えが基本=畳6枚=6畳間

 D シークヮーサー
  10アール当たりの収量は2,300kg
   2,300kg÷300坪=7.7kg/坪
   市場では1個10円が相場で、
   約30個で1kg、300円/kgとすると1坪当たり231個
   7.7kg/坪×300円/kg=
          2,310円/1坪当たり売上(卸売価格)


 E パイナップル 237円(1kg当たり)
   10アール当たりの収量は2,350kg
   2,350kg÷300坪=7.8kg/坪
   2005年度の卸売価格円283/kg
   7.8kg/坪×283円/kg=
          2,208円/1坪当たり売上(卸売価格)


 F ドラゴンフルーツ
   10アール当たりの収量は1,190kg
   1,190kg÷300坪=4.0kg/坪
   2005年度の卸売価格円440/kg
   3.4kg/坪×440円/kg=
          1,496円/1坪当たり売上(卸売価格)


 G タンカン
   10アール当たりの収量は1,060kg
   1,060kg÷300坪=3.6kg/坪
   2005年度の卸売価格305円/kg
   3.6kg/坪×305円/kg=
          1,098円/1坪当たり売上(卸売価格)


 H スイカ 159円(1kg当たり)
   2005年の県内作付面積129haで収穫量4,020トン
   1坪当たりの収量は10.3kg/坪
   2005年度の卸売価格円159/kg
   10.3kg/坪×103円/kg=
          1,061円/1坪当たり売上(卸売価格)


[ さとうきび
   10アール当たりの収量は5,450kg
   5,450kg÷300坪=18.2kg/坪
   農家手取り額は1トン当たり2万470円
   2万470円÷1トン=20,5円/kg
   18.2kg/坪×20,5円/kg=373円/1坪当たり売上

コーヒーは、昨日記述したように、
7〜8年木で約4kgの実が収穫出来ますし、
これを生豆にして約2kgになり、
100g500円で設定すると、
2kgの豆は1万円となり、
他の農産物より収益性が高い、
といえるわけです。



070521ひまわり.JPG
   沖縄では、クリスマスでも正月でも咲くひまわり
posted by COFFEE CHERRY at 00:51| 沖縄 ☀| Comment(1) | TrackBack(1) | Business Plan Contest | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月21日

5月11日講演会の内容D「コーヒーの収益性について?」

沖縄農業での農地坪当たりの売上げは、
「1坪1万円(年間)」
を目指しています。

つまり、
農地1,000坪なら1,000万円、
農地3,000坪なら3,000万円、
という意味です。

沖縄農業の坪当たりの収入では、
 ・ 電照菊で1万円
 ・ マンゴーで7千円
 ・ パパイヤで4千円
 ・ 葉物野菜で2〜3千円
と言われていて、
「坪当たり2千円以下なら止めたほうが良い」
と言われています。

サトウキビに至っては、坪当たり300円程度です。

誤解しないで戴きたいのですが、
サトウキビ生産者などをバカにしているのではなく、
農産物の単純な比較をご紹介しているだけです。

サトウキビ生産者も、
広大な面積をハーベスタで収穫し、
年収2千万円を超える人がいることも存じています。

コーヒーと一般の農作物との
収益性を比較する上での一般論としてご覧下さい。


コーヒーの木は、
原則として1坪に1本植え、
7〜8年木で約4sの収穫が可能で、
4sの実を精製し、生豆にすると、
果肉や水分が乾燥して約2kgになります。
(コーヒーの実の収量は、年々増大します)

生豆や焙煎豆を100グラム500円で販売した、
とすると、
生豆2kgは1万円になります。

東村のヒロ・コーヒーでは、
現場で喫茶開業をして沖縄コーヒーが飲めるのですが
コーヒーカップ1杯のコーヒー豆は、ふつう10グラムですから、
生豆2kgは200杯分に相当し、
コーヒー1杯を500円で設定すると、
生豆2kgは10万円になり、
生産現場に喫茶部門を設けることが、
収益性UPの必須条件になるわけです。

大豆の国産比率が3%でも少なすぎると問題になっているのに、
コーヒーの国産比率は、
現在0.001%程度しかないのですから、
沖縄コーヒーは“幻のコーヒー”といわれているわけです。

そのため、沖縄産コーヒーは、
JAや市場など流通や中間業者に出すことなく、
独自に最終消費者に直売が可能なため、
収益性が高いのです。

といっても、
「高値で売る」
のではなく、
あくまで、生計費を確保するための
適正価格で直売したいのであって、
著名なコーヒーチェーン店と価格競争をする気は、
まったくないのです。

収益性が高いのなら
「なぜ普及しないのかexclamation&question
と思われるでしょうが、
 ・ コーヒー専門の栽培者が、ごく一部しかいないし、
   苗木の入手方法や栽培ノウハウが判らない
 ・ 収穫まで時間がかかるし、
   防風対策が必要で面倒に思われている
 ・ 沖縄コーヒーの需要を知らない

などで普及していないのです。


講演会では、
沖縄農業の坪当たりの収入を、以上のように
 ・ 電照菊で1万円
 ・ マンゴーで7千円
 ・ パパイヤで4千円
 ・ 葉物野菜で2〜3千円
 ・ サトウキビ 300円程度

と、話しましたが、
農作物は露地ものとハウスものがあり、
また旬期や出初めの時期の相場や
地域や生産者のこだわり、栽培面積、品種
などによっても数字が違ってきますので、
次回は、
沖縄総合事務局農林水産部の2005年の
農産物の品目における収量や卸売価格などから算出した
1坪当たり売上を出してみましょう。


070520 ハイビスカス.jpg
      自宅庭のアカバナー
posted by COFFEE CHERRY at 00:03| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Business Plan Contest | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月20日

5月11日講演会の内容C「コーヒーのマーケットについて?」

1970年と1999年の、約30年での
コーヒーと緑茶の国内消費量を比較してみると、
緑茶は0.97倍で約10万トン/年で、ほとんど横ばいですが、
コーヒーは5倍に伸びて約31万トン/年になって、
以降その差は拡大傾向にあり、
コーヒーは、日本人の生活習慣に定着し、
“国民飲料”となっています。

コーヒー生豆の世界的な取引高は
今や石油に次ぐ大きなもので、
日本はアメリカ、ブラジル、ドイツに次ぐ
世界4位のコーヒー消費国
となっています。

日本のコーヒーは、
・ 焙煎したコーヒー
・ インスタントコーヒー
・ 缶コーヒー

から成り立っていて、
「缶コーヒー」が日本の特徴となっています。

日本のコーヒー需要は年間1兆4千億円規模と言われ、
コーヒー生豆輸入量は、
ここ数年42万トン前後で推移されていますが、
沖縄で生産されているコーヒーは、
せいぜい4トンしかなく、
国産比率は0.001%程度しかない、
希少価値があるのです。

沖縄では、私の調査では、
現在10人がコーヒー栽培に取組んでいて
収穫した実を精製加工、
焙煎加工まで出来ている方は3名しかいません。


070504ブーゲンビレア.JPG
近所のブーゲンビレアで飾った門
posted by COFFEE CHERRY at 00:20| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Business Plan Contest | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月19日

5月11日講演会の内容B「コーヒーを観光にどう活かせるか?」

“安全・安心”の栽培方法に配慮して、
『安全・健康・高品質』をコンセプトに、
沖縄コーヒーを、単純に栽培するとか、
希少な沖縄産コーヒーを
「生産・加工・販売」するだけではなく、
ハワイ島のUCC直営農園のように、
 ・ 農場見学
 ・ 収穫体験
 ・ 工場見学
 ・ 焙煎体験

を行うことで、
「国産コーヒーという特殊性から、観光に活かせられる」
と考えています。

コーヒーベルトは
赤道を中心として南北回帰線の内側で、
?R?[?q?[?x???g.gif
        SUNTORYの飲物図鑑より引用
これは同時にバナナベルトでもありますから、
コーヒー園内にはバナナ園も併設し、
こちらでも、いろいろな品種のバナナの子株の販売や
オーナー制度、農場見学、収穫体験が
出来るようにしたいと考えています。

例えば、
農場見学の目玉の1つとして、
コーヒーの花は、例年4月中旬ごろに一斉開花するのですが、
白く愛らしいコーヒーの花は柑橘系の淡い香りを放ち、
070517コーヒーの花.jpg
また、開花は短期間のため、
スペシャルプランとして、
「コーヒーの花見」
を楽しんでいただけたら、
と思います。

また、
黄色い実のアマレロタイプの木は、一角に集めて栽培し、
0705アマレロ.JPG
周囲を取り巻く防風林のハイビスカスは、
黄色の花の種類を栽培したり、
0705黄色いハイビスカス.JPG
また、世界で著名なコーヒーの品種も栽培したりすることで、
特色がより出せると考えています。

喫茶店舗では、
コーヒーやバナナのシェークやジェラート、
コーヒーの果肉のジャムなど、
“沖縄らしさ”を出し、
お客様には、バナナやコーヒーの木に囲まれて、
出来れば、自ら焙煎したコーヒーを
飲んでいただきたいと思っています。


070518伊集(イジュ)の花.jpg
     昨日、国頭村で撮影した伊集(イジュ)の花

posted by COFFEE CHERRY at 07:28| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | Business Plan Contest | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月18日

5月11日講演会の内容A「海外産との差別化戦略は?」

今、「食の安全・安心」が問われる時代になりましたが、
キャッチフレーズで「安全・安心」を使う企業が多く、
消費者は混乱しています。

イオンのトップバリューは、
「OEM(委託生産)による自社製品」
というだけで、
「環境品質にこだわっている」
というものの、原材料のほとんどは中国製です。


実は、今飲んでいるコーヒーも
安全なものとは言えないのです。

コーヒー豆を輸入する時には、
焙煎する前の生の“生豆”の状態で輸入されるのですが、
生の豆には虫がついていることが多く、
検疫検査で虫が発見されると、
輸入されたロット全てが、
発がん性が指摘される臭化メチルガスで、
くん蒸処理をされているのですが

「輸入されるコーヒー生豆の約半分が、くん蒸処理されている」
といわれています。

また、海外の生産地では農薬がふんだんに使われていたり、
ポストハーベストなどの問題もあって、
安全とは言えないのです。

また、インスタントコーヒーの大手メーカー・ネスレでは、
期限切れ製品を回収して、
再利用していたことが報道されていました。

宣伝やキャッチフレーズ、
企業イメージなどに踊らされることなく、
「“真摯に良いモノ=ホンモノ”も求められている」
時代ですから、
 ・ 除草剤や農薬を使用しない自然農法での栽培に徹する
 ・ 沖縄産は国産なので、生豆で出荷しても
   臭化メチルで、くん蒸処理されることはない

という“安全”こそが、
海外産との決定的な差別化になるのです。

海外の有機認証は、
各国で基準がバラバラで判りにくいうえに、
有機栽培ではない農産物に、
JASの有機認証シールを貼って
偽って販売されていることも横行されていて、
こうなるとおコメの偽装と同様で、
JASの有機認証シールが貼ってあっても
商品に全幅の信頼は出来ないことになるのです。

はちみつ商品に関する適正表示を推進する社団法人
「全国はちみつ公正取引協議会」
がお墨付きをした「純粋はちみつ」ラベル貼り付け商品に、
人工甘味料などの混入が疑われる商品が、
過去7年間で延べ120点、
検査対象の約2割に上りながら、
同協議会が、違反した業者名や商品名の公表を
隠匿していた問題でも、
消費者からは、はちみつ業界の信頼が損なわれるだけで、
ホンモノを追求していたメーカーが落胆する結果となりました。

沖縄の数少ないコーヒー生産者の中でも、
少なくとも4名は、
海外産との「混ぜもの」をしていますが、
この中で、正直に
「海外産とブレンド」
を表示しているのは1人だけですから、
沖縄産コーヒー全体のモラルの底上げは、
残念ながら先々の課題になりそうですね。もうやだ〜(悲しい顔)

「安全・安心」にとことん“こだわる”ことは大事なことですが、
「安全だけどマズい」
のでは売れるはずはありませんから、
「安全・安心は当たり前」
で、しかも
「高品質で美味しい」
ことで、
海外産との差別化が充分出来ると考えているのです。


070517 ハイビスカス.JPG
昨日の自宅庭のハイビスカス画像

国頭村の土地視察は、今日になりました。
posted by COFFEE CHERRY at 00:04| 沖縄 | Comment(0) | TrackBack(0) | Business Plan Contest | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

5月11日講演会の内容@「身障者の雇用の可能性について」

先週の5月11日に、
沖縄県シンクタンク協議会の
平成19年度第1回講演会として、
那覇市の青年会館3階会議室で、
「女性起業家に聞く」
と題して、
県シンクタンク協議会幹事の奥住英二様が司会をされ、
優秀賞を授賞された内田牧子様と私で、
約1時間の講演をさせていただいたのですが、
なにしろ私が講師をするなんて、
生まれて初めてのことで、緊張の連続でした。

この講演で説明させて戴いたポイントだけを、
順不同でテーマごとに数回に分けてご紹介しておきます。


「身障者の雇用の可能性について」
私のコーヒー事業では、
『農業(コーヒー)を基幹とした心身障害者の自立・モデル施設』
の創設を最大の目標にしています。

沖縄は失業率が高いので、
健常者でも仕事が見つからないことが多いことから、
障害者は低賃金で過酷に差別的に扱われているケースが多いです。

コーヒーは、他の農産物と比較して収益性が高いので、
農場をフラットにして、コーヒーの木の高さを低くして、
地面に板を敷きバリアフリーにすることで
車椅子でも剪定・収穫作業が可能になりますし、
コーヒーの収穫は、
・ 実の色が緑か赤(黄)の識別さえ出来れば
  簡単に出来る「摘み取り作業」
・ 植木バサミで枝葉を切りそろえる「剪定作業」
・ 収穫したコーヒーの実から、
  外皮、薄皮を取り除いて精製する「皮むきと水洗作業」
・ コーヒー豆を天日干しする「乾燥作業」
・ 不良豆や異物を取り除く「ハンドピック作業」
・ 生豆の粒の大きさをそろえる作業
・ 焙煎する作業
・ 袋詰めする作業
・ 梱包する作業

など、
安全で簡単な工程が多くあり、
身障者の程度・内容によって
安全・確実に作業を振り分けることが可能と考えています。

私たち家族が生計するだけなら、
農地は500坪でも充分可能なのですが、
身障者を雇用するためには、
5千坪以上の農地を確保して、
事業化する必要があるのです。

また、身障者を“保護”という
差別的なとらえ方をするのではなく、
「身障者を正当に雇用し、自立・自活させる」
方向で考え、
そのモデルを作りたいのです。


070517 自宅庭のハイビスカス.JPG
      今朝の自宅庭のハイビスカス
posted by COFFEE CHERRY at 11:13| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Business Plan Contest | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月15日

オーナーや出資者の最終募集についてのお知らせ

「本島北部に今春移転予定」
と、大々的に予告しておきながら、
肝心の候補地は、
「井戸は枯れていて水が出ない」
という有り様で、
この状態では、
・ 雨水専用のプールを作る
・ かんがい用水を使用=汚染水

のどちらかになり、
恩納村の山城先生のように
雨水プールを掘ることも考えたのですが、
乏しい移転予算には、プール建設予算は計上出来ませんから、
本島中北部に新たな候補地を探して
奔走しているところなのです。もうやだ〜(悲しい顔)

年初に
「オーナー募集をしばらく中断するお知らせ」
を掲載した
のは、
もちろん今春移転予定のためですが、
私の理念やビジョンと、とても共鳴出来ない方々、
特に一部の心ない業者の方々が、
 ・「社員研修のために、指定日に苗木の移植をさせろ」
 ・「多人数で入るから割り引きしろ」
 ・「収穫した豆は元払いで送れ」
 ・「サンプルを先に出せ」
 ・「苗木を選ばせろ」
 ・「見学の時は那覇空港まで迎えに来い」

とか、
権利やリスク、数字、補償など、
好き勝手な理屈を主張されたこともあって、
「中断(=募集終了)」
を考えていたのですが、
この間にも、
沖縄産コーヒーに深い興味を持たれる方々から、
「オーナー希望」
の問合せmailを戴いていて、
オーナーになって戴いた方もいたのです。

そのため、移転するまでの間、
若干名に限り、
私のコーヒー栽培の趣旨に賛同いただける方だけ
最後の募集をして、
以降、コーヒーのオーナー募集は
打ち切りにしたいと考えています。

BLOGのタイトルのように、
「世界最高のコーヒーを沖縄で栽培する」
のが私の目標ですが、
この目標に向かうために、
「“ホンモノ”のコーヒーづくりを、オーナー様と探求したい」
という考えに基づいたオーナー制度であって、
オーナー制度は、3万円という高額であっても、
永い期間になり、収益目的ではないのです。

例えば、
オーナー期間を10年とすると、
  3万円 ÷ 10年 ÷ 12ヶ月 = 250円
つまり、1ヶ月あたり250円で
オーナー様からコーヒーの木を私がお預かりして管理し、
以降追加料金が一切なく(収穫した豆の着払いだけ)
倒壊や立ち枯れなどの補償はありますので、
収益目的ではないことがお判りいただけるでしょうか。

以前から、私のコーヒー事業に投資して戴いたり、
オーナーになられた方々には、
その後、詳細の経過報告を怠っていて申し訳ないのですが、
先月4月12日に、週間レキオに掲載させて戴いてから、
移転先についての申し出が急増していたり、
ご紹介戴いたりしていて、
明日も国頭村の土地を所有者の方に
案内させて頂くことになっていますから、
私のコーヒー適地の条件の、
・ かんがい用水を使わず、良い水がふんだんに使える土地
・ 周りに農薬畑がない土地(=農薬や除草剤が飛散してくる)
・ 出来れば海岸沿いでない土地(=台風ではモロに潮をかぶる)
・ 出来ればインターネットや携帯電話が使用可能な地域

も、
そのうち見つかることと自信を深めています。

移転地を確保して、
 ・移植
 ・起業

をしますが、
「移植」の段階で、
すでにオーナーになられている方々の苗木を選定してから、
苗木の画像や生育状況の説明などを、
別の会員専用のBLOGを立ち上げて、
いつでもご覧になれるようにしたいと考えていますので、
申し訳ありませんが、もうしばらくお待ち下さいね。もうやだ〜(悲しい顔)

「起業」の段階で、
「オーナーの方を株主に」
とも考えたのですが、
これだと、売却などいろいろ問題も出てきそうですから、
これは断念しますが、
オーナーの方々が、コーヒー事業に
何らかの参画が出来るようにしたいと考えています。

そういうことで、
“株主”となる出資者の募集も考えていますので、
もし、ご希望の方がいらっしゃいましたら、mail下さい。

これも、私の理念やビジョンに賛同出来る方が絶対条件で、
支配権を得ようとする村上ファンドのような方はお断り致します。


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近所のハイビスカス
posted by COFFEE CHERRY at 19:11| 沖縄 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | コーヒーオーナーの募集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月14日

那覇市首里の高安コーヒー園

那覇市首里でコーヒーの木を約120本を栽培されている、
という高安さんから電話がありました。

東村に8千〜1万坪の農地を所有しているようで、
・「100本ではなく、1,000本で栽培したい」
・「コーヒーの成木や苗木を売ってほしい」

ということでしたが、
私も、本島中北部に移転して、
今ある成木や苗木は移植するつもりですから、
お断りするしかなかったのです。

高安さんは、
沖縄県内を回って、
「コーヒーの苗木を買い集めているが、なかなか集まらない」
「コーヒーを栽培している、と言っている人を訪ねても、
 伝え聞いているより栽培本数が異常に少ない人が多い」

とぼやいていましたが、
コーヒー栽培に対する“想い”は、
並々ならぬものがあり、
沖縄コーヒーの祖・具志川市の故・和宇慶朝伝さんから、
「かつてコーヒー栽培を伝授されながら途中で挫折した」
という勝連の方まで訪ね、
「放任されているコーヒーの木が生えている畑ごと買った」
とも言われていました。

コーヒーの木が、思うように入手出来ないことで、
「挿し木で増やす」
と、言われていましたが、
私は過去に挿し木や接木の実験を何度も行い、
成功率は10%未満でしたから、
高安さんもどうでしょうかexclamation&question

高安さんは、
「薬品を使えば…」
と言われていましたが、
人工物を使うことになると、
もう私とは理念やポリシーが違う、
ということになるわけです。



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      今朝の自宅庭のハイビスカス
posted by COFFEE CHERRY at 11:07| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄のコーヒー栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月12日

「女性起業家に聞く」という講演の講師依頼

産経新聞社や週間レキオ社が主催した、
フジサンケイ女性起業家支援プロジェクトで、
私が沖縄地域賞を受賞させて戴きましたが、
その後、沖縄産業計画の奥住英二様から、
なんと私に“講演”の依頼があり、
人前で話が苦手な私としては、
何とかお断りしたかったのですが、
「優秀賞を授賞された内田牧子様はすでに講演を引き受けられた」
というお断りできない雰囲気でしたので、
つい引き受けてしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)

昨日は、沖縄県シンクタンク協議会の
平成19年度第1回講演会として、
那覇市の青年会館3階会議室で、
「女性起業家に聞く」
と題して、
県シンクタンク協議会幹事の奥住英二様が司会をされ、
優秀賞を授賞された内田牧子様と私で、
約1時間の講演となりました。

県シンクタンク協議会では、
過去、
 ・ 南大東でラム酒製造会社を起業された金城裕子様
 ・ 泡盛の女王を経て泡盛ライターになられた富永麻子様

などが講演されたようです。

内田牧子様が快活明瞭にアドリブで話されるのに対し、
私は前日夜までに作成したQ&A原稿を読み上げるのがやっとで、
人前での話は、私には不向きのようです。もうやだ〜(悲しい顔)

講演会のあとは、懇親会までお招き頂いてしまいました。

講演会には、
フジサンケイ女性起業家支援プロジェクトで、
ひとかたならぬお世話を戴いた
週間レキオ社の営業副部長・島様や
沖縄県産業振興公社の仲松睦夫様にもご出席戴き、
進歩のなさを露呈する結果になってしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)

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     琉球新報・5月12日朝刊11面(経済)

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     沖縄タイムス・5月12日朝刊8面(経済)

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     沖縄タイムス記事(拡大)

“講演”騒動がなんとか終わり、やれやれです。

来週は、国頭村での遊休地を見に行く予定で、
また、移転候補地探しに集中し、
早く
 ・ 移転
 ・ 移植
 ・ 起業

をしないといけないのです。


070512アカバナー.JPG
      今朝の自宅庭のアカバナー
posted by COFFEE CHERRY at 17:30| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Business Plan Contest | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月09日

南城市玉城の知念コーヒー園

南城市玉城に、
「10年くらいコーヒー栽培をしている人がいる」
というので、
その親戚の方を道案内に今日午前中に伺ってきました。

0509知念コーヒー1.JPG

0509知念コーヒー2.JPG

あいにく知念さんは、
コーヒー園や、ご自宅でも不在でしたので、
 ・ コーヒー苗木の入手経路
 ・ 収穫量
 ・ 精製加工方法
 ・ 焙煎方法
 ・ 販価、販路
 ・ 病害虫
 ・ 肥料
 ・ 農薬使用の有無

などについては、
次回訪問させて戴いた時に伺うとして、
今日はコーヒー園内を見学させて戴きました。

0509知念コーヒー3.JPG

0509知念コーヒー4.JPG

この農園は、恩納村の山城武徳先生と同様に、
・約7m間隔に、香港カポック(ヤドリフカノキ、
 正確には「シェフレラ・アルボリコラ」)を
 約2.5mの高さで植えて防風林にしている
 (山城先生は原種のアカバナーを防風林にされていて、
  私も同じです)
・その7m間隔に、2本のコーヒーを並列に植えてある
・天井などに防風ネットは張らず、コーヒーは日照に当てる

というスタイルで、
雑草が生えていたところをみると、
除草剤は使っていないように見受けられました。

左はカポックの防風林.JPG
      左側はカポックの防風林です

知念コーヒー園は南城市玉城ですから、
沖縄本島南部特有のジャーカル土壌(アルカリ性)ですが、
土壌改良をしているのか、
コーヒーは驚異的な成育ぶりで、
山城先生のコーヒー園を
初めて見せて戴いた様な衝撃度でした。

0509知念コーヒー5.JPG

0509 知念コーヒー6.JPG


黄色いアマレロタイプの実をつける木もありました。
アマレロタイプ2−1.JPG

アマレロタイプ2−2.JPG

沖縄コーヒーの祖・和宇慶先生が
具志川市兼箇段(かねかだん)の
ご自宅で栽培されていた品種より、
花芽や花托(かたく)が多く、
恩納村の山城先生や東村の足立さんから、
南城市玉城の知念コーヒーのお話は、
一度も出ていませんので、
苗木はこれらのルートでもないようにも思えます。

花芽と花托1.JPG

花芽と花托2.JPG

花芽と花托3.JPG

花芽と花托4.JPG

沖縄コーヒー栽培は、ほとんどが
この3名からのルートなのですが、
また別の品種なのか、興味が出てきました。

0509知念コーヒー7.JPG

沖縄コーヒー栽培者は、
今のところ零細規模ばかりですが、
そのためか県は全体を把握する気がまったくなく、
コーヒー栽培者は横の連携もないために、
孤立無援の持久戦をしいたげられていて、
新たな栽培者を見つけるのは至難の業で、
悪い例えですが、不発弾を発見するようなものなのです。

私の調査では、県内のコーヒー生産者は、
今日で10人になりました。

0509知念コーヒー8.JPG

将来的には、
沖縄コーヒーの栽培技術の向上や
品質の底上げ化を図るためには、
組合や協会などの組織化も必要になろうかと思います。

0509知念コーヒー9.JPG

posted by COFFEE CHERRY at 17:59| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄のコーヒー栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月08日

西原町の玉那覇コーヒー園に伺いました

前回、4月23日に引き続いて2度目の訪問です。

玉那覇コーヒー園1.JPG

樹高を低くピンチされた
元気一杯のコーヒーに迎えられました。

玉那覇コーヒー園2.JPG


西原町の沖縄カントリー倶楽部のあたりは、
運玉森(うんたまもり)といって見晴らしの良い丘陵地ですが、
沖縄戦当時は、この丘の制覇を巡り
日米軍の激しい争奪戦が繰り広げられ、
戦後になっても、不発弾の自然発火により、
いくどとなく山火事が起きました。

当時3歳の玉那覇さんは、
運玉森(うんたまもり)北側すそ野の
小波津集落に住まれていて、
5月4日の日本軍の総攻撃での激戦に巻き込まれて
ご両親と兄を亡くされています。

小波津集落637人の戦死率は54%、
一家の全滅率20%以上、
西原町の戦死率47%以上、
と、
西原町でも多くの住民が犠牲になっています。

恩納村の山城先生も沖縄戦当時は13歳で、
本島西側の部隊に弾薬を運ぶ要員や伝令として動員され、
米艦隊が沖にビッシリと並んでいる光景や、
夜の艦砲射撃の様子を、
よく伺ったものです。

玉那覇さんは、独自に西原町の戦跡調査を行い、
遺族の慰霊案内もされているそうで、
戦後62年を経過した今でも、
沖縄戦の傷跡はまだまだ消えていないのです。


沖縄県内では、コーヒーは4月の開花が最も多いのですが、
その後も徐々に開花が続きます。

まだまだ開花中.JPG

落花が近いコーヒーの花.JPG

収穫されたときに、まだ熟していなかった実が、
今頃遅れて赤くなっていたり、
採り忘れて実が朽ちかかっているものも多数ありました。

収穫し忘れた実.JPG

収穫し忘れた実4.JPG

収穫し忘れた実2.JPG

収穫し忘れた実3.JPG

落花後の花托(かたく)も順調なようです。

花托と花芽.JPG

落花後の花托(かたく).JPG

今年収穫された新豆を頂きました。

今年収穫した新豆.JPG

玉那覇さんの精製加工は、
 ・ 外皮・果肉を取り
 ・ 水洗い
 ・ 天日乾燥

まで、ですから、
パーチメントとシルバースキンは取り除いていないので、
薄茶色をしているのです。

今日頂いた生豆は、
那覇市のCOFFEE potohotoの山田哲史様に焙煎していただき、
ご自身が生産されたコーヒーを1度も飲んだことがない、
と言われる玉那覇さんに、
ぜひ味わって戴きたいのです。

posted by COFFEE CHERRY at 22:02| 沖縄 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 沖縄のコーヒー栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月07日

市場や園芸店で売られているコーヒー苗木の選択ポイント

コーヒー苗木を観賞用として
「コーヒーノキ」
として売られているのを、時々見かけます。

ここで買う方もいると思いますので、
選び方をアドバイスしておきましょう。
・ 幹が真直ぐな苗木を選ぶ
・ 節間が短い苗木を選ぶ
・ 葉が緑緑して健康な苗木を選ぶ
・ 鉢の底から根が出ていない苗木を選ぶ

(鉢と苗木の大きさのバランスにもよる、
売られている苗木の鉢は一般的に小さい)

など、
およそ当たり前のポイントが並びましたが、
これだと少し抽象的ですから、
具体的なサンプルで見てみましょう。

以下の2つの苗木は、
GW連休前に植栽市で売られていたコーヒー苗木です。

070422コーヒー苗木3−1.JPG
大きい方の苗木は人の背丈ほどにも成長していて、
花芽もついていましたが…
・ 苗木が大きいわりには鉢が小さすぎる
鉢の中を、根がグルグル巻きにパンパンに張っていて、
  今は元気そうでも、先々不健康になり
  病害虫に侵される可能性が高い

070422コーヒー苗木3−2.JPG
・幹が真直ぐでない
  発芽後1年前後のあたりに
  折れそうになったことがあるなどして、
  幹が枝分かれしたり、斜めになっている
  台風などの強風で、この幹の部分から
  引き裂かれるように折れる可能性が高い


070422コーヒー苗木3−3.JPG
また、小さい方の苗木は、緑緑して一見元気そうですが
・ 幹が複数本出ている
  コーヒーの実は、落花生のように
  種が合わさっているのですが、
  実のまま植えると、この苗木のように
  2本いっぺんに発芽することがあり、
  これを移植しても、必要以上に枝が張ってこすれ合い、
  どちらかの幹が成育不良になる可能性が高い
  また、根も密植え状態になってしまう

など、
「今、元気かどうかexclamation&question
も大事ですが、
『先々、どうなりそうかexclamation&question
を見越して選ばないといけないと思うのです。


苗木を露地に移植するときには、
特に、深く植えすぎないように注意しないといけません。

鉢での地表面より深く植えて、幹を必要以上に土で盛ると、
根が“窒息”状態になって弱ることがあり、
意外とコーヒーはデリケートな木なのです。

売り場の担当者には、
 ・ 品種はなにかexclamation&question
 ・ 実が成るのかならないのかexclamation&question
 ・ 開花の時期はexclamation&question
など、
疑問をどんどん質問して下さい。

ほとんどの園芸担当の方は
「アラビカ種で、実がつく」
程度のことしか知らないはずです。


070426許田道の駅のハイビスカス2−1.JPG
     許田道の駅で売られていたハイビスカス
posted by COFFEE CHERRY at 15:14| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月06日

コーヒーの実を放置してみるとA

コーヒーの実は、
・ 4月14日
・ 4月20日
に採り、
4月27日記載の
「コーヒーの実を放置してみると@」
に記載したものです。


その時の画像は、4月22日に撮影したもので、
まだ赤みがかっていましたが、
1週間後の4月30日に撮影し、
070430コーヒーの実.JPG
さらに1週間を経過して、
今日撮影したのが下記の画像ですが、
水分がさらに抜けて、
黒くカピカピ状態になってきているのが
お判りいただけるはずです。

070506コーヒーの実.JPG

最初4粒あったのに、3粒になっているのは、
主人が実験中なのを知らずに
1粒むいてしまったからなのです。もうやだ〜(悲しい顔)

収穫し忘れたコーヒーの実は、
枝で画像のように黒ずんで自然に落花し、
コーヒーの木の周りで発芽していることがよくあります。
posted by COFFEE CHERRY at 22:00| 沖縄 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの花托(結実)から収穫までの過程 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月05日

コーヒーの若葉をバクバク食べていたコシロモンドクガ

体長1cmと小さいクセに、
大事なコーヒーの若葉を
バクバク食べていた毛虫を発見しました。もうやだ〜(悲しい顔)

070503コシロモンドクガ1.JPG

発見されたことを察知すると、
苗木の幹をすごい速さで降りて逃亡を図りましたが、
割りばしで捕らえ、空中に放り投げて
スズメにキャッチしてもらいました。

マンゴー生産者では有名なドクガ科害虫で、
「コシロモンドクガ」
といいます。


この毛虫は、
マンゴーやヤマモモ、サクラなどに
よく取り付く広食性の害虫で、
特に果樹の
・ 果実を支えて枝とつながっている部分(果梗部)
・ 新梢
・ 新芽

を好んで食害するので、
コーヒーの新芽を食べられると、
ピンチしたのと同じことになるわけですから、
成長が一時阻害されることになるのです。

070503コシロモンドクガ2.JPG

発見したのは体長1cmで、
終齢期は4cmくらいまで大きくなるようですが、
ドクガ科特有の見るからに“危険”な感じが漂っています。

枝の付け根や葉が重なったところに
卵をかたまり状に産むので、
孵化前に一網打尽にするのが効果的のようです。


ちなみに、マンゴーは害虫では
 ・ コシロモンドクガ
 ・ チャノホコリダニ
 ・ ミカンコミバエ
 ・ アザミウマ類
 ・ コナカイガラムシ類
 ・ ドクガ類
 ・ ハダニ類
 ・ ハマキムシ類

などが取り付きますから、
少数の無農薬栽培者は
割りばしなどで毛虫などを丹念に取り除くのですが
ほとんどのマンゴー生産者は、
ハウス内が真っ白になるくらいの殺虫剤を散布するので、
私はマンゴーを食べれなくなりました。もうやだ〜(悲しい顔)


参考記事
2005年7月 4日 沖縄といえば「マンゴー」
2005年7月27日 沖縄といえば「マンゴー」A


070504アカバナー.jpg
   昨日コーヒー圃場で撮影した防風林のアカバナー
posted by COFFEE CHERRY at 11:38| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月03日

害虫・益虫・タダの虫を食餌にする小さな恐竜・キノボリトカゲ

昨日の夕方、コーヒーの葉の上に、
キノボリトカゲが載っているのを発見しました。

070502キノボリトカゲ1.JPG

スピルバーグ監督の映画
「ジュラシックパーク」
に登場する“恐竜”を思い出すような姿をしていますが、
1980年代のTV‐CMでお茶の間の人気者になった
エリマキトカゲの仲間なのです。

070502キノボリトカゲ2.JPG

キノボリトカゲは、
亜熱帯の動物なわりに暑さは苦手のようで、
直射日光は避けて木陰で生息していて、
危険を感じると、
素早く木をラセン状に回って逃げてしまいます。

また、恐竜同様に昼行性の肉食系ですから、
蛾の幼虫やマイマイ、バッタ、アリといった害虫だけでなく、
セミなどのタダの虫や
カエル、カマキリ、クモ、テントウムシ、
ミミズなどの益虫まで、
生きている昆虫なら何でも食餌にしています。

昨夕は、コーヒーの苗木の葉の上に載っているところに
出会いましたが、
キノボリトカゲはコーヒーの木に対して、
直接的には利害関係はありません。

070502キノボリトカゲ3.JPG

キノボリトカゲの天敵は、
 ・ ネコ
 ・ マングース
 ・ ヘビ
 ・ 人間

です。

070502キノボリトカゲ4.JPG

これまで、
住宅地の緑地から山地まで広く生息する普通種だったのが、
除草剤や農薬散布する農地が多い環境悪化的側面や
ペット用に乱獲されたり、
捨てネコやマングースに捕獲されたりして
個体が減少した人為的側面などで、
近年絶滅が危惧されるようになったようで、
 ・ 環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧U類
 ・ 沖縄県のレッドデータブックでも、絶滅危惧U類

「オキナワキノボリトカゲ」
として登録されています。

070502キノボリトカゲ5.JPG

レッドデータブック(RDB)とは、
絶滅のおそれのある野生の動物や植物の
種名のリストを記載したデータブックのことで、
これらの危機の度合いを
いくつかのカテゴリーにランク分けしていることが特長です。

070502キノボリトカゲ6.JPG

環境省によるレッドデータのカテゴリー
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    地域的に孤立している個体群で、
    絶滅のおそれが高いもの
    付属資料として扱われている


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過去の参考記事
2005年7月29日 沖縄といえば「キノボリトカゲ」


070503アカバナー.JPG
     今朝の自宅庭のアカバナー
posted by COFFEE CHERRY at 17:25| 沖縄 | Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月02日

ハイビスカスの害虫・ワタノメイガ

沖縄におけるコーヒー栽培の最大のネックは
もちろん“台風台風ですが、
それを東村のヒロ・コーヒーの足立さんのように
防風ネットで防ぐのか、
西原町の玉那覇さんのように樹高を低く低木にするのか、
恩納村の山城先生のように、
ハイビスカスやカポックで防風柵で防ぐのか、
名護市の比嘉さんのようにユスギノキを防風柵にするのか、
それともハウスにするのか、
など、
防風対策にもいろいろな方法があるわけです。

私は、恩納村の山城先生が言われた、
「自然(=台風)には、
 自然(=ハイビスカスやカポックの防風柵)で対応する」

という考え方に深く感銘して、
ハイビスカスの防風柵にこだわっているのです。

070427ワタノメイガの幼虫3-1.JPG
  葉が葉巻のように丸まっているのが判りますかexclamation&question

春になって、ハイビスカスをよく見ると、
ハイビスカスの葉をグルグルっと葉巻のように巻いて、
中に何かいるような様子なので早速調べてみました。

070427ワタノメイガの幼虫3-2.JPG

070427ワタノメイガの幼虫3-3.JPG

巻かれた葉を開いてみると、
“外出中”なのか“孵化後”なのか判りませんが、
もぬけのカラになっているのも多いのですが、
中に鮮やかな薄い黄緑色をした細長い幼虫が
居るものもありました。

070430ワタノメイガの幼虫3-1.JPG

ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の低木ですが、
アオイ科のフヨウ、ワタ、ムクゲ、オクラや
シナノキ科の葉を幼虫が専門に食べるのが
「ワタノメイガ」
です。


今日発見したのは、ワタノメイガの幼虫ですが、
成虫は夕方以降の夜に活動しているらしく、
コーヒー圃場では私と入れ違いのようで、
成虫は見かけたことがありません。

070430ワタノメイガの幼虫3-2.JPG

夜間の圃場には、相当な種類の蛾や昆虫が
出没しているのかもしれませんね。もうやだ〜(悲しい顔)

070502ワタノメイガの幼虫6-1.JPG

ちなみに、コーヒーはアカネ科ですから、
ワタノメイガの幼虫の直接的な影響はありませんが、
この蛾が大量発生すると、
ハイビスカスの葉が丸坊主にされてしまうので、
そうなると“防風”の効果性が薄れて、
間接的にコーヒーに影響を及ぼす可能性もあって
放任も出来ないわけです。もうやだ〜(悲しい顔)

070502ワタノメイガの幼虫6-2.JPG

私のコーヒー圃場では、
除草剤や農薬を一切使用しないので、
当然害虫も生息しますが、
益虫やタダの虫、
蝶や蛾の幼虫を食べるクモやカマキリ、鳥なども
多く見受けられ、
天敵のおかげで、害虫の大量発生が免れているようです。

070430ワタノメイガの幼虫3-3.JPG
     左下が頭部、右上の黒いのはフンです

頭の部分が2つ黒いのは脱皮の準備中らしく、
この間が開いて、この中で新しい頭が育つのだそうです。

070502ワタノメイガの幼虫6-3.JPG

ワタノメイガの幼虫は、
同じハマキガ科のスジオビヒメハマキの幼虫にも
似ているのですが、
スジオビヒメハマキの幼虫は
ホルトノキ科の植物を食餌とするらしいので、
これではない、ということが判るのです。


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070502 自宅庭のハイビスカス.JPG
    今朝、自宅庭で撮影したアカバナー
posted by COFFEE CHERRY at 13:35| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月01日

チョウや蛾についてC「枕草子」

今からさかのぼること約1,000年前の平安時代中ごろ、
『源氏物語』の作者・紫式部とライバル関係にあった、
ともいわれる女流作家・清少納言が
執筆されたといわれる随筆『枕草子』は、
・ 『方丈記』鴨長明  1,212年ごろ(鎌倉時代)
・ 『徒然草』吉田兼好 1,330年ごろ(鎌倉時代)

と並んで、日本三大随筆と称されています。

枕草子の第一段「春はあけぼの」は、
・ 春はあけぼの…
・ 夏は夜…
・ 秋は夕暮…
・ 冬はつとめて…

という文頭のように、
それぞれの季節の美観を特定の時刻での情景としてとらえ、
日本のエッセイの起源でもあって、
私も今まで第一段を暗唱できるくらい何度も読みました。

この中には、虫や蝶(てふ)に関する記述も多いので、
久しぶりに読んでみたのです。


枕草子〜『春はあけぼの』第一段
春はあけぼの
やうやう白くなりゆく、山ぎはすこしあかりて、
紫だちたる雲のほそくたなびきたる

夏は夜
月のころはさらなり、やみもなほ、
ほたるの多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、
ほのかにうちひかりて行くもをかし
雨など降るもをかし

秋は夕暮れ
夕日のさして山の端いとちかうなりたるに
からすのねどころへ行くとて、
三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり
まいて雁などのつらねたるが、
いと小さく見ゆるはいとをかし
日入りはてて、風の音、虫の音などいとあはれなり

冬はつとめて
雪の降りたるはいふべきにあらず、
霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、
火など急ぎおこして、炭もてわたるもいとつきづきし
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
火桶の火も白き灰がちになりてわろし



 春は日の出前の空の明るくなる頃がよい。
 だんだんに白くなっていく山際が、少し明るくなり、
 紫がかった雲が細くたなびいているのがよい。

 夏は夜がよい。
 月(満月)が出ているときは言うまでもない。
 闇夜であっても、
 蛍がたくさん飛び交っているのはいいものだ。
 また、ほんの一匹二匹などが、
 かすかに光って飛んでいくのも趣があっていいものだ。
 そんな夜には、雨など降っても風情がある。


 秋は、夕暮れの時刻がよい。
 夕陽が差して、山の端がとても近く見えているところに、
 カラスが寝どこへ帰ろうとして、
 三羽四羽、二羽三羽などと、
 飛び急ぐ様子さえしみじみとした情緒がある。
 まして雁などが連なって、
 とても小さく見えるのは実に趣がある。
 夕陽が沈みきって、風の音、虫の音などが聞こえるさまは、
 また何ともいえないものだ。

 冬は、朝早い頃がよい。
 雪が降ったのは言うまでもなく、
 霜が真っ白に降りているのも、またそうでなくても、
 とても寒い朝に、火を急いでおこして、
 炭を持ち運ぶのも冬の朝に似つかわしい。
 昼になって、寒さがだんだんゆるんでいくと、
 火桶の炭も白い灰が目立ってきて、よい感じがしない。



虫や蝶(てふ)に関する記述は、
特に第四十一段に多く登場します。

『虫は』第四十一段
虫は鈴虫 ひぐらし 蝶(てふ) 松虫 きりぎりす
はたおり われから ひを虫 螢。

蓑(みの)虫、いとあはれなり。

鬼の生みたりければ、親に似て、
これも恐ろしき心あらむとて、
親の、あやしき衣ひき着せて、
「今、秋風吹かむをりぞ来むとする。待てよ」
と言ひ置きて逃げて去(い)にけるも知らず、
風の音を聞き知りて、八月(はづき)ばかりになれば、
「ちちよ、ちちよ」
とはかなげに鳴く、いみじうあはれなり
 
額(ぬか)づき虫、またあはれなり。
さる心地に道心おこして、つきありくらむよ。
思ひかけず暗き所などに、
ほとめきありきたるこそをかしけれ。
 
蠅(はへ)こそにくきもののうちに入れつべく、
愛敬(あいぎやう)なきものはあれ。
人々しう、敵(かたき)などにすべき大きさにはあらねど、
秋など、ただよろづの物にゐ、
顔などに濡れ足してゐるなどよ。
人の名につきたる、いとうとまし。
 
夏虫、いとをかしうらうたげなり。
火近う取り寄せて物語など見るに、
草子の上などに飛びありく、いとをかし。
蟻(あり)は、いとにくけれど、軽(かろ)びいみじうて、
水の上などを、ただ歩みに歩みありくこそ、をかしけれ。



虫で趣があるのは、松虫、ひぐらし、蝶、鈴虫、
こおろぎ、きりぎりす、われから、かげろう、蛍。
蓑虫、これはとてもかわいそうだ。
鬼が生んだので、親に似て、
この子も恐ろしい心があるだろうとして、
親がみすぼらしい着物を着せて、
「もうすぐ秋風が吹くので、そのころに来よう。
 待っていなさい」
と言って置いて逃げて行ったのも知らず、
秋風を聞いて、八月ころになると、
「ちちよ、ちちよ」
と心細げに鳴くのは、ほんとうにかわいそうだ。
 
米つき虫も、またけなげだ。
そのような小さな虫でありながら求道心を起こして、
額を地面につけながら歩き回っているのだろう。
思いがけず暗い所などで、
コトコト音を立てて歩き回っているのはなかなかおもしろい。
 
蝿こそは憎らしいものの中に入れるべきで、
かわいげがないものだ。
人並みに相手にすべきほどの大きさではないが、
秋など、やたらといろいろなものにとまり、
顔などに濡れた足でとまったりするのは嫌なものだ。
人の名に、蝿という字がついているのは、
とても気味が悪いものだ。
 
夏虫は、とてもおもしろくかわいらしい。
灯火を近くに引き寄せて物語などを見るときに、
本の上などに飛び回るのは、たいそう風情がある。
蟻はたいへん憎らしいが、身の軽さがばつぐんで、
水の上などをひたすら歩き回るのがおもしろい。
 


今から約1,000年も前の平安時代中ごろ、
清少納言や紫式部といった、時の女流作でも
蝶や虫に対しての“思い”があり、
人間と虫は共生していましたが、
現代社会では、
人間の一方的な都合で認定した“害虫”を
多くの農家が化学殺虫剤で殺しています。

化学合成殺虫剤は、有名な毒ガスの親戚が多く、
殺虫剤を害虫体内への侵入経路から分類すると、
 ・ 接触剤   :昆虫の体表を経由して薬剤が体内に入る
 ・ 食毒剤   :茎葉を食害することで薬剤が体内に入る
 ・ 浸透性殺虫剤:植物体内に浸透した殺虫剤が、
          食害により薬剤が体内に入る
 ・ くん蒸剤  :殺虫剤をガス状で用い、
          気門から薬剤が体内に入る

という4種類の方法があります。

1988年(昭和63年)のイラン・イラク戦争で、
当時のフセイン大統領が
クルド人都市ハラブジャに散布して
住民を大量殺りくしたり、
1995年(平成7年)の地下鉄サリン事件で
使われたりして有名な “サリン”は、
有機リン系殺虫剤と作用機構は同じですし、
第二次世界大戦で除虫菊が不足し、
その代替殺虫剤として開発されたDDTは、
衛生害虫の駆除や、昆虫が媒介する風土病の防除に
大いに貢献したのですが、
その反面人体への蓄積による中毒性も問題になりました。

人間が地球を支配しているのではなく、
人間も自然の一員であり、
自然の恵みのおかげで生かされていることを
今一度考え直してほしいところです。


070501コーヒーの花托(かたく).JPG
コーヒーが落花して半月くらい経過した花托(かたく)
posted by COFFEE CHERRY at 13:26| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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