2008年01月29日

コーヒー山の環境

やんばるの中央山脈は、北から
 ・ 西銘山    420m(国頭村)
 ・ 照首山    395m(国頭村)
 ・ フエンチヂ岳 390m(国頭村)
 ・ 与那覇岳   503m(国頭村)
 ・ 伊湯岳    446m(東村)
 ・ 玉辻山    289m(大宜味村)

と約20kmにわたって連なり、
やんばるのほぼ中央部が、
沖縄本島最高峰の与那覇岳(503m)となっています。

08129-2.JPG

これらの中央山脈は、
本土の山からすると標高は低いのですが、
東シナ海と太平洋までの本島の東西の幅は
西銘山あたりで約9km、
与那覇岳あたりでも12kmほどしかないのに、
海岸線から山を見ると、
見事に立派な“山脈”として形成されていて、
渓谷が複雑に入り込んで複雑な地形をなしていることや、

茅打バンダ.JPG
 沖縄本島最北端の辺土(へど)岬近くの
 「茅打(かやうち)バンダ」という高さ70mの崖の上から、
 東シナ海側の海岸を見ても、やんばるの山深い様子が
 おわかりでしょう


フィリピン、台湾南東あたりが源流域の
世界最大級の暖流・黒潮が、
沖縄本島を取り巻くように流れていることなどから、
中央山脈の、特に標高の高い与那覇岳付近は
雲がかかりやすく、また霧が発生することも多く、
森林は周年を通して湿潤で、
その証拠として、
温暖・湿潤を好むへゴ(シダ植物)や
苔(コケ)などの植物が多く繁茂しています。

080129-1.JPG

コーヒーを移植する山(=コーヒー山)は、
与那覇岳から北に4〜5kmほどに位置していますから、
やんばるの天気予報が晴れであっても、
この一帯には雲がかかってにわか雨になったり、
霧が発生したりして、
水の心配がそれほどなく、
大きな木を防風林として残し、
間にコーヒーを移植することで適度な日照も得られ、
近隣に農地がないことで農薬飛散の心配もなく、
今までの本島南部の栽培環境とは
比較にならないほどの好条件で、
沖縄のコーヒー栽培では、
最高の立地条件だと確信しています。
posted by COFFEE CHERRY at 15:05| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月25日

コーヒー山の1回目の伐採

先週の19日(土曜日)のことですが、
 ・ 地形の確認
 ・ 風の向き
 ・ 伐採する場所

などの目的で現場に入りました。

080119-1.JPG
   山に入る道(草刈機で刈る前)

大きな木の幹や枝が台風などで曲げられていることで、
その地域の大まかな風の流れを予測することは可能ですが、
今回は念のために地元の方にも「風の流れ」を確認して、
主に強風が吹いてくる斜面は今回触らず、
風の影響を受けにくい場所を選び、
そこを重点的に圃場とするように、
しかも大きな木は防風林として残し、
その隙間にコーヒー苗木を植えるので、
整然としない不規則配列にすることに決めました。

200m巻きのオレンジ色の
トワインロープ(直径3mm)を2巻持参し、
チェーンソーで伐採して戴く方がわかりやすいように
伐採する範囲をガイドするために、
1.5mあたりの高さで、大きな木々の幹を伝って
ロープを張りめぐらせていたのですが、
山の中を歩いていると「あること」に気づき、
ロープ張りを止めて伐採作業に入りました。

080119-2.JPG
  手前が伐採した部分、奥はこれから
  このあたりはリュウキュウチク(琉球竹)が多い


東洋のガラパゴスと言われる山原(やんばる)には、
ご存知のようにヤンバルクイナやノグチゲラなどの
天然記念物や希少動物が多数生息して確かに秘境なのですが、
やんばるの森は数百年、数千年の
大木が生い茂るような原生林ではなく、
まだ若い木々が目立ち、
しかもお借りした山は、
30年前に農地にする目的で重機を入れて開墾したわけですから、
他の山に比べても、さらに若い木々が多勢を占めているのです。

沖縄戦後の復興で、やんばるの木々が
住宅再建などのために過剰に伐採されたようで、
そのためにやんばるの古い大木たちが姿を消し、
その後の若い木々が秘境を支えているようなのですが、
古い大木がないことが、
絶滅品種を増やしている要因にもなっているようです。

080119-3.JPG
   伐採をした直後の様子

お借りした山には、
 ・ オキナワウラジロガシ(ブナ科)
 ・ スダジイ(ブナ科)
 ・ カシ(ブナ科)
 ・ タブノキ(クスノキ科)
 ・ アカメガシワ(トウダイグサ科)
 ・ トキワガキ(カキノキ科)
 ・ イジュ(ツバキ科)

などの広葉樹や、
 ・ リュウキュウマツ
 ・ モクマオウ
 ・ コノデガシワ

などの針葉樹や、
リュウキュウチク(琉球竹)、
ヒカゲヘゴ(シダ植物)
などで構成されているのですが、
アバウトにいえば、
「8割は直径10cm以下の木やリュウキュウチク(琉球竹)、
 ヒカゲヘゴ(シダ植物)など」

で、そのため、
オレンジ色のロープを張りめぐらせる必要がないことに
気づいたわけです。もうやだ〜(悲しい顔)

080119-4.JPG
 山に入る道(草刈機で刈った直後)
 この道沿いの両側に、
 バナナとマニラヤシを植える予定です


私はノコギリとナタ、剪定バサミで伐採作業をしましたが、
ナタは、振り下ろしてもバッサリ切れるものではなく、
リュウキュウチク(琉球竹)は、
はじき返されたりして使いづらく、
ノコギリや剪定バサミの方が作業がはかどりました。

当日の伐採作業は、小休止を入れて2時間程度の作業でしたが、
500坪程度は、大ざっぱに伐採できたようです。

26日(土曜日)に「2回目伐採」を行う予定でしたが、
雨模様のために順延になりました。

地元の方4名に伐採をお手伝い戴くことになっていますから、
4〜5回も作業をすれば、
3月ごろからのコーヒー苗木の移植は、
充分に可能と思われます。

080119-5.JPG
 満開の緋寒桜(ヒカンザクラ)
 濃いピンクの花がうつむきかげんに咲くのが特長で
 気温の低下と共に開花するので、
 沖縄本島での桜前線は、北から南に南下、
 つまり日本一早い桜は沖縄本島北部で咲くのです。
 画像左上にメジロが飛んでいます。

posted by COFFEE CHERRY at 22:44| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

コーヒー栽培の移転地が国頭村与那に決定しました!

今まで十指に余る移転候補地がありながら、
どこも一長一短で決めかねていたのですが、
年末年始に急展開があり、移転地がついに決定しましたexclamation×2

コーヒーを移植地1.JPG
 大小の木が生い茂る自然の森林です

このブログをご覧の方はお分かりのことと思いますが、
私は私が自然栽培にこだわり、
さらに、資金的に貧しいのに
下記のような身勝手な要望事項のクリアを
移転の条件にしていましたから、
これまで好意的に土地をご紹介して戴いた方々からも
呆れられたことが度々ありました。もうやだ〜(悲しい顔)

移転の条件
 ・除草剤・農薬使用の畑と隣接しないこと
 ・汚染した灌漑用水ではなく、
  キレイな湧き水や井戸水、天水を利用できること
 ・弱酸性の肥沃な土壌で、
  出来れば恩納村から国頭村の西側の山脈であること
 ・あっちに何坪、こっちに何坪と圃場が分散せず、
  出来れば1枚の畑でありたいこと
 ・1枚で少なくとも3〜4千坪あること
 ・1坪20円以下(年間)
 ・住居が畑と近いこと
 ・土地所有者が、コーヒー栽培に理解があること


コーヒー移植地2.JPG
 竹やシダ植物も生い茂っています

今回移転地が決定出来たのは、
与那に実家のある方が、
昨年4月に私が掲載されたレキオ紙をご覧になり、
新聞社経由でご連絡戴いた方のご尽力によるものです。

堆積している落葉.JPG
 落葉が5cm以上も堆積していて、
  全面腐葉土のフカフカジュータンのようです


年末年始には与那に何度も行き、
土地所有者にお借りできる場所、といっても
東京ドームの約5倍もある広大な山ですが、
その山を案内して頂き、
  ・コーヒーやカカオが国頭村の特産になればよい
  ・コーヒーが産業になれば
   那覇に出ている若い人たちも戻ってくる
  ・木の伐採も自由にしてよい
  ・タダで好きなだけ使ってよい
  ・ただし、又貸しだけはダメ

というような、
土地所有者のご好意によるアンビリバボー的好条件で
土地をお借りすることが決まったのです。

山に入る道.JPG
 山に入る道は、4WDなら通行可能なほど整備されています

今まで狭苦しい鉢の生活の中で
苦しみながら堪えてきた大量のコーヒー苗木たちにも、
安堵出来る日々がようやく訪れようとしています。
posted by COFFEE CHERRY at 11:14| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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