2008年02月08日

品種不明のコーヒーの木が売られていましたが…

名護市伊差川(いさがわ)のモーレ(Aコープ)に
生産資材センターがあって、
ここの花木コーナーに、
鉢植えのコーヒーの木が売られていて、
興味深く見せて戴きました。

080206-1.JPG

「コーヒーノキ」という表示で、
5,800円前後だったと思いますが、
見たところ8〜10年木くらいの高さ約2mの成木で、
幹の先端がピンチされていて、
緑の実も付いているのですが、
葉や実の大きさが、
私が栽培しているコーヒーの半分以下なのです。

幹や枝は、松を連想するようなガサガサした感じで、
私が栽培しているタイプとは、まったく異種のようです。

「そういえば昨秋、
 国頭村与那に向かう新与那トンネル手前の
 宇良共同売店で見せて戴いた辺野喜(べのき)コーヒーが、
 こんな小ささだったなぁ」

と想い出しました。

辺野喜でコーヒーを栽培されている方は、
ここで苗木を買われたのかもしれませんね。

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私はSTORYにもこだわるので、
「ルーツがたどれない来歴不明品種は扱わない主義」
のために、
こういった品種不明の木は買えないのですが、
JAやメイクマン、カネヒデなどで
「コーヒーノキ」とか、
「アラビカ種」とか「アラビカコーヒー」という
表示だけで買われた方が、
自宅で栽培・収穫し、精製加工したコーヒーを、
例えば、「那覇コーヒー」とか「久米島コーヒー」としても、
コーヒーは生産国名や産地名、出荷港名などの
名前になっていますから、
前述の「辺野喜(べのき)コーヒー」だって、
それはそれで、ちっともおかしくはないのです。

080206-3.JPG
 実の大きさは小豆くらいの大きさ

コーヒー通の方はご存知のことですが、
「生産国名」がコーヒー名の例
 ・ ブラジル
 ・ コロンビア
 ・ エルサルバドル
 ・ コスタリカ
 ・ ガテマラ


「生産地域名」がコーヒー名の例
 ・ ハワイ・コナ(ハワイ島のコナ地域)
 ・ ブルーマウンテン
    (ジャマイカの生産地域である山岳地方の名)
 ・ クリスタルマウンテン
    (キューバの生産地域である山岳地方の名)
 ・ キリマンジャロ
    (タンザニアの生産地域である山岳地方の名)


「港名」がコーヒー名の例
 ・ モカ(イエメン共和国のモカ港)
 ・ サントス(ブラジルのサントス港)

というように、
コーヒーは生産国名や産地名、出荷港名などの
名称になっているのですから、
小さな沖縄ワールドであっても、
その中の地域名のコーヒーがあってもいいと思うのです。

問題なのは「コーヒーの名前」ではなく、
“品質&味”ですから。

沖縄で栽培されているコーヒーには、
収穫した実を脱穀して種を水に浮かべると、
大げさに言えば、半分近くが水に浮いてしまうのも
実際に私が実を頂いて驚いたことがありました、
どこのかは言えませんが…もうやだ〜(悲しい顔)

あるいは、沖縄産100%のように思わせておいて、
実は栽培本数が極端に少なく、
海外産リッチで水増しブレンドしているところもあります、
どこかは言えませんが…もうやだ〜(悲しい顔)

栽培環境が悪いとか品質低下が
理解できていないことも困りますが、
今どき流行の“偽装”も困ったものです。もうやだ〜(悲しい顔)

私が「沖縄産100%コーヒー」に
こだわりすぎているのかもしれませんが、
私がいう沖縄コーヒーとは、
「海外産を一切ブレンドしない100%沖縄産コーヒー」
のことを指しています。

“品質&味”に加えて同系列で大事なのが
『安全』に生産されることです。

食材のグローバル化で出てくる昨今の問題をみて、
『安全に生産して、高品質で、しかも美味しい』
というものを生産者が目標にしなければいけない、
と、改めて思う次第です。


1回目伐採後、ずっと雨降りが続き、
まだ2回目伐採に行けないのですが、
2回目からは地元の方数人に加勢して戴けるので、
伐採は急ピッチで進むはずです。


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 国道58号線を辺土名から新与那トンネルを抜けると
 すぐ右側のバス停横に「与那節歌碑」があります。

  「与那の高ひらや 汗はてどのぼる 
       無蔵と二人なりば 一足なから」

 トンネルがない昔は、トンネルの上の急な山坂を越えて
 辺土名方面に行ったそうで、大変な難所だったようです。

 「急な長い山道も、恋人(無蔵)と一緒に登るなら、
  それは“一歩”に値するくらい、なんのことでもない」

 というような意味だそうです。
posted by COFFEE CHERRY at 16:30| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

コーヒー山の生物「シリケンイモリ」

沖縄の今冬は暖冬で雨天が多く、
まだ2回目伐採に行けませんので、
1回目伐採の時に撮影した
「シリケンイモリ」
をご紹介しておきましょう。

コーヒー山に入る道には、
雨天が続いたことで水溜りがあちこちあり、
例外なく、たくさんの「シリケンイモリ」を見かけました。

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 水の中ではスイスイ泳ぐ


沖縄の家には、生きた虫を食べる
「ヤモリ(ヤールー)」
が棲みついていて、
イモリとヤモリは名前や姿が似ていることから
混同しがちですが、
ヤモリは(沖縄では)
「家を守る益虫」
とされている爬虫類で、
イモリは「井守」といって、
「水を守る」
とされている両生類で、
ヤモリとイモリは親戚関係ではないのです。


080201-2.JPG
 この水溜りだけでも6匹以上いました

「シリケンイモリ」は、
奄美大島より南の南西諸島に分布していて
池や水田、水たまり、森林の林床(りんしょう)
などで生息する両棲動物で、
本土のアカハライモリの亜種のようです。

彼の体長は12cm前後で、背中側は黒褐色ですが、
撮影しませんでしたが腹側は、鮮やかなオレンジ色をして、
見た目は気持ち悪いです。

昆虫類、節足動物、ミミズ、オタマジャクシ、
両生類の幼生等を食べる半水棲生活を送り、
何より嬉しいのは、彼が棲むところは
「水がきれい」
だといわれていることです。

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水溜りから出ると、動きが鈍いけど、気持ち悪いので触れない

私は自然栽培主義なので、
「人間も動物も植物もみんな同じ生き物」
という考え方ですから、
植物にかける水だって
人間が飲めるようなきれいな水が望ましく、
だからといって水道水は
塩素などが入っているので敬遠したいし、
灌漑用水は、「農薬まみれの畑を流れてきた汚染水」
という認識ですから、それだけは絶対に使えないので、
植物にあげる水は
「天水(雨水)」

「汚染されていない河川や湖沼の水」
ということになってしまうわけです。

コーヒー山のふもとには清流が流れていますが、
そこからコーヒー山まで水を引くには、
数百メートルのホースと強力なポンプなどが必要になるのに、
その設備資金はまったくありませんので、
コーヒー山の水は必然的に「天水(雨水)」になるのですが、
湿潤を好むヘゴ(シダ植物)や
半水棲生活のシリケンイモリが生息しているコーヒー山ですから、
「それほど神経質に水に気を遣う必要はなさそうだ」
ということがとても嬉しいのです。

080201-4.JPG
 どんどん山の方にエサを探しに?行きます

「シリケンイモリ」は、
沖縄方言では地域によって違い、
「ソージムヤー」
とか
「ソージマヤー」、
本島南部では、
「ショージムヤー」
「シンナン」
という人もいます。

奄美大島では、
「ソーチムヤー」
と、似た言い方をしているようです。

「シリケンイモリ」の「シリケン」というのは、
忍者の使う「手裏剣」ではなく
「尻剣」というおかしな意味で、
剣のように縦に平たくのびた尾のことを
指しているのだそうです。

近年、彼らの生息数は急激に減少しているようで、
環境省のレッドデータブックでは
「準絶滅危惧」
に指定されています。


開発による生息地の減少や、
道路脇の側溝による生息地の分断、
それに落下して死亡(側溝から出られないため)したり、
道路を横断中に車によるひき逃げ事件、
ペット用に拉致売買するための乱獲など
彼らの生活圏は狭域化しているのです。

オークションでも彼が3千円前後で登場していたのを見て
無念に思ったことがあります。

コーヒー山では、彼らの生活圏を破壊することなく
共生しなければなりません。

posted by COFFEE CHERRY at 13:40| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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