2008年06月27日

テスト圃場に除草剤が撒かれました(好意のフリした悪質な嫌がらせ)

テスト圃場の土壌はジャーカルというアルカリ質ですが、
ここをお借りする当初から、
 「いずれコーヒー栽培に適する中北部の
   弱酸性か酸性土壌の農地に移転する」

ことを前提として、
コーヒーや防風林としてのハイビスカスのテスト栽培を、
もちろん完全無農薬栽培で行なっています。

やんばるのコーヒー山には、
5月から3ヶ月間リースでお借りした軽トラックの
荷台の高さ(130cm以下)に合わせた
自宅の苗木を最優先して搬送していますから、
テスト圃場の、成木を中心とした大きなコーヒーの木や
防風林のハイビスカスは
とてもスコップで掘り出せないので、
これにはユンボを使う予定で、
今月下旬に軽トラを返した後は
幌付き2tonトラックを使うたびにスポットでお借りして
一気に搬送する予定でいることで、
テスト圃場の苗木類は後回しになっているのですが、
春を過ぎて雑草が伸び始めて、
除草剤や農薬をふんだんに使い、
カボチャやナーベラーを栽培する周辺の農家からすると
私の雑草が生い茂るテスト圃場は
「気に入らない存在」
になっているわけです。

一般の方から見れば、雑草が伸びている私のテスト圃場は、
遊休地や耕作放棄地に見えなくもないのですが、
地形が三角で面積が300坪もないし、
しかも農業道路に隣接していることで
地元の農家からすると「機械で耕作しにくい」という理由で
長い間、誰も借りずに放置されていた土地で、
私の住む集落内では、それなりに有名な土地であったのです。

実際に私がお借りする時も、
牧草の生い茂る遊休地になっていました。

ここでは、
現在防風林としてのハイビスカスで外周を覆っていて、
高さを2m前後で剪定して揃えていますし、
中がうっすらと透けてコーヒーの苗木などが見えますから、
コーヒー栽培と気がつかないまでも
「誰か中で何か栽培しているんだろうな」
というのは、
おそらくピテカントロプスであったとしても
気づくのではないかと思うのです。

農産物の生産農家はそれぞれが社長の生産技術者ですから、
それぞれの理念があって当然で、
農産物の形状を最優先することが志であっても、
私のように、とことん安全・安心を突き詰めた栽培方法で
最高の味を目指すことを理念としても
それぞれ自由なのですが、
今から約2ヶ月前の話ですが、
私のテスト圃場の外側に除草剤が撒かれていたのです、
もちろん私に無断でです。もうやだ〜(悲しい顔)

除草剤を撒かれた圃場1.JPG

発見した時の、道路沿いの雑草が枯れ始めている色からすると、
おそらく10日以上前にかけたものだと思います。

私のテスト圃場は除草剤や農薬は1滴も使わないことで
雑草が伸び放題ですが、
周囲には放置された遊休地も多いので
雑草が生えているのは私の圃場だけではないのに…。もうやだ〜(悲しい顔)

除草剤を撒かれた圃場2.JPG
 圃場の中にも除草剤が少し飛散して被害に遭っていました

数年前も同様に圃場の下側斜面に
除草剤をかけられたことがありましたが、
今回はその反対側の道路沿いですが、
今回除草剤を撒かれる前には、
道路沿いの防風林としてのハイビスカスの一部を
根元近くから剪定バサミで切られて、
私のテスト圃場の中に放り込まれる、
という悪意に満ちた嫌がらせもあり、
しかもそれらの容疑者は約1名で特定できていましたから、
直接そのお宅に厳重抗議に行ってきました。

1度目に伺った時に、
「除草剤は好意でかけた」
ことを素直に認めながら謝罪がなかったので、
2度目に伺った時には、
「今度やったら警察に通報する」
と念を押して、
「もうしない」
ことを約束してもらえましたが、
何だか飛騨牛偽装の丸明(まるあき)の社長のようですね。もうやだ〜(悲しい顔)

除草剤を撒かれた圃場3.JPG
 悪意のある無言の嫌がらせではなく、
  文句があるなら堂々と口頭で言ってほしいものです


「嫌がらせをして、私が黙認をするようなら
 軽トラの置き場を勝手に作ってしまおう、
 うまくいけば追い出して自分がそこを借りればいい」

という、
時代錯誤の、分別のない低レベルの生産者が
まだいるということ自体が情けないですが、
テスト圃場内のコーヒー苗木や、
いろいろな品種のバナナ、ハイビスカスなどの搬送が終わる、
あと数ヶ月までは何ごともないのを祈りたいところです。

農産物の生産者は、
高いレベルで切磋琢磨したいものですね。
posted by COFFEE CHERRY at 17:40| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | コーヒーの栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月26日

コーヒー苗木で休息中のリュウキュウアブラゼミ

梅雨の間は雨がほとんど降らなかったのに、
梅雨明け後、一昨日あたりから
待望のにわか雨雨が降るようになり
水不足でへばっていたコーヒーの苗木たちも
元気を取り戻してくれることでしょう。

沖縄では初春の頃からイワサキクサゼミや
GW頃からクロイワニイニイというセミが
鳴き出しているのですが、
そういえば梅雨明けあたりからか、
いつしか自宅やコーヒー山では
リュウキュウアブラゼミの鳴き声が
騒がしく聞こえるようになっていて、
暑くて長い夏晴れの到来を実感させてくれています。

リュウキュウアブラゼミ1.JPG

アブラゼミというと、
本土でも一般的なセミで鳴き声が大きく、
「ジィ、ジィ、ジィ〜〜…」
という鳴き声の音が油で揚げている音に似ていることから
アブラ(油)ゼミと命名されたと言われていますが、
本州の近縁種である沖縄のアブラゼミは
羽の色がやや薄かったり、
緑色の模様がはっきりしていたりと、
本州のとは微妙に違っていて、
方言で
「ナービカチカチ」
といって、
昔、薪で煮炊きした鍋底にこびり着いた煤(すす)を
かき落とすときの騒々しい音から
ナービ(鍋)カチカチと命名された、
といわれています。

リュウキュウアブラゼミ2.JPG

アブラゼミの成虫は
サクラ、ウメ、モモ、ビワ、ナシ、リンゴなど
バラ科樹木の樹液が好物のようですし、
コーヒーの木は、樹液が豊富とは思えないような
乾燥した木で幹も細いですから、
コーヒーの木にとってのセミは
害虫でも益虫でもなく「タダの虫」で、
コーヒー苗木に止まっていたリュウキュウアブラゼミは
樹液を吸うためでなく、
たまたま休憩中だったのだと思います。

リュウキュウアブラゼミ3.JPG

幼虫では6年間も土中にいて、
7年目にようやく羽化して成虫になるのに、
成虫は1ヶ月ほどで死んでしまうようですから、
クモ、カマキリ、キノボリトカゲ、鳥、猫、人間などの
天敵に遭遇しないで
寿命を全うしてほしいと願いたいところです。


2年前には、自宅のクロキで
「セミの羽化」
を見つけましたので、
ご興味のある方はこちらをご覧下さい。


posted by COFFEE CHERRY at 14:01| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月25日

コーヒー苗木をよじ登る厄介者のトビモンオオエダシャクの幼虫

トビモンオオエダシャクはよく言う“尺取虫”の仲間で
リンゴや梨などの果樹類だけでなく、
桜、クヌギ、ツバキ、スダジイなど
多くの樹木の葉を食害する、
果樹園芸農家にとってはウンザリする害虫で、
コーヒー栽培にとっても厄介者と言えるでしょう。

尺取虫4−1.JPG

成虫はモスラに似ていますが、
日中は木の幹で擬態しているらしいですし、
夜行性のために夜の撮影はしにくいので
今回は幼虫だけご紹介しておきます。

尺取虫4−2.JPG

彼が大量発生すると、
樹木が丸坊主になるほどの被害もあるそうですから、
コーヒー山のあるやんばるは特にイタジイが多く、
警戒は当然必要ですが、
彼の天敵であるオキナワキノボリトカゲや
ウマオイ、野鳥なども豊富なので
コーヒーの木を移植するための
最低限度の伐採をした森林栽培の環境下では
彼の大量発生は今のところ考えにくいと
楽観視しているのですが…

尺取虫4−3.JPG

彼の画像は自宅の庭のコーヒーの苗木で発見したのですが、
やんばるのコーヒー山も含めて、初めて見つけたので、
今のところそれほどの数はいないようです。

尺取虫4−4.JPG
posted by COFFEE CHERRY at 18:01| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月24日

不思議とよく出会うオキナワキノボリトカゲ

奄美・沖縄諸島に分布する南西諸島固有の
アガマ科のオキナワキノボリトカゲは、
全身ウロコで覆われていて、
ミニ・カメレオンのような感じです。

自宅のキノボリトカゲ3.JPG

亜熱帯に棲息するわりに暑さは苦手のようで、
直射日光を避けて木陰で緑や褐色に擬態して棲息していて、
危険を感じると、
素早く木をラセン状に回ったりして
あっという間に逃げてしまいます。

自宅のキノボリトカゲ4.JPG

現在地球上で棲息するトカゲやワニ、爬虫類などは、
恐竜に進化が進む以前に、
爬虫類の祖先から分岐しているらしいので、
恐竜の親戚といえるのですが、
そのため親戚の恐竜同様に昼行性の肉食系で、
蛾の幼虫やマイマイ、バッタ、アリといった害虫だけでなく、
セミなどのタダの虫やカエル、カマキリ、クモ、
テントウムシ、ミミズなどの益虫まで、
生きている昆虫なら何でも食餌にしてしまいますが、
コーヒーの木に登っていても、
コーヒーの木の樹液を吸うことはなく、
獲物を狙うためか休憩で立ち寄っているだけで、
オキナワキノボリトカゲはコーヒーの木に対して、
直接的には利害関係はまったくないのです。

自宅のキノボリトカゲ1.JPG
 危険を感知すると、裏側に隠れてしまいます

自宅のキノボリトカゲ2.JPG

沖縄本島南部の私の自宅近郊は
除草剤や農薬をふんだんに使用する農家が多く、
生物が棲息しにくい環境になっていますが、
完全無農薬主義の我が家のミニ・ジャングルや
ミニ・バナナ園、テスト圃場では
カマキリやテントウムシ、蝶やホタルなどが多く棲息し、
小生物の駆け込み寺、というより
小生物の楽園化になっているために
オキナワキノボリトカゲと出会う機会も多く、
私と顔なじみになって無警戒なのか
先日は私の頭の上に乗ってきました。

自宅のキノボリトカゲ5.JPG
 私と目が合っている状態です

自宅のキノボリトカゲ6.JPG
  またまた裏側に隠れてしまいました

森林栽培のコーヒー山でも、
オキナワキノボリトカゲの発する気配を
感じとれるようになったのか、
よく出会えるようになりました。

コーヒー山のキノボリトカゲ1.JPG

コーヒー山のキノボリトカゲ2.JPG

コーヒー山のキノボリトカゲ3.JPG

コーヒー山のキノボリトカゲ4.JPG

彼らの天敵は、
・ ヘビ
・ マングース

ですが、
捨てられて野性化したノラ猫や、
何よりも一番怖ろしいのは人間でしょうね。もうやだ〜(悲しい顔)

コーヒー山のキノボリトカゲ5.JPG

コーヒー山のキノボリトカゲ6.JPG

コーヒー山のキノボリトカゲ7.JPG

posted by COFFEE CHERRY at 17:14| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月23日

移植したコーヒー苗木で孵化したウマオイ

暑い真夏の最中に、
アリたちは冬季の食料を貯めこむために働き続け、
歌を歌って働かずに冬場に
食べ物がなくなってアリに懇願したのはキリギリスでしたが、
「ウマオイ」はバッタ目キリギリス科に属しています。

ウマオイ1.JPG

ウマオイという名は、
彼の鳴き声が、馬子が馬を追う声のように
聞こえることから命名されたようで
「馬追(ウマオイ)」
と書かれるのはそのためのようです。

ウマオイ2.JPG

ウマオイは棲息地の違いから
 ・ ハタケノウマオイ(畑の馬追)
 ・ ハヤシノウマオイ(林の馬追)

の2種類がいて、
コーヒー山に移植したコーヒーの苗木で孵化したのは、
樹林地帯で生息する
「ハヤシノウマオイ(林の馬追)」
で、
もちろん樹液を吸ったり、葉を食べるのではなく
夜行性で鋭いトゲのある前脚を使って
他の昆虫を片っ端から捕らえて食べてしまう
肉食系ですから、
コーヒーの木にとっては害虫でもなく、
テントウムシなどの益虫も食べてしまうわけですから
「タダの虫」
に分類しておきましょう。

ウマオイ3.JPG


昨日は24回目の伐採&移植(12回目)に出かけましたが、
ウマオイの孵化を撮影したのは昨日ではなく
先月5月10日の作業終了の夕方近くに撮影したものですから、
彼は今ごろ成虫として活発に活動していることと思いますが、
“益虫”を食べるのは遠慮してほしいところです。

ウマオイ4.JPG

ウマオイ5.JPG


080622.JPG
 コーヒー山は南北に2つの頂上があるのですが、
 南側の頂上側から苗木を移植していて、
 画像は南側頂上下から北側に向けて撮影したものです


posted by COFFEE CHERRY at 15:54| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月20日

モカの種を入手しました!

松本清張の「砂の器」がベストセラーになり、
日活の大スター・赤木圭一郎がゴーカートの誤操作で
大事故を起こした1961年(昭和36年)は、
西田佐知子のコーヒールンバがヒットした年でもありました。



歌詞は、
るんるん昔アラブの 偉いお坊さんが
 恋を忘れた 哀れな男に
 しびれるような
 香り いっぱいの
  琥珀色した 飲物を
  教えて あげました
  やがて心ウキウキ
  とっても不思議 このムード
  たちまち男は
 若い娘に恋をした

 コンガ マラカス
  楽しい ルンバのリズム
  南の国の 情熱のアロマ
  それは素敵な飲み物
  コーヒー モカマタリ
  みんな陽気に 飲んで踊ろう
  愛のコーヒー・ルンバるんるん



コーヒー発祥の地は、ご存知のように諸説あり、
全日本コーヒー協会のコーヒー史でも、
エチオピアのヤギ飼いカルディ伝説による、
「その後アラビアに伝えられたと思われる」
というものと、
イスラム教の聖者シーク・オマールが
アラビアのモカ王の娘の病気を祈祷で治しながら
娘に恋したことで山に追放され、
空腹時に鳥がコーヒーの実をついばんでいるのを見て
コーヒーの飲用を発見した、
という祈祷師オマール伝説が記載されています。

当時のアラビアは、
オスマン・トルコ帝国の支配下にあり、
この帝国はやがて東ヨーロッパから北アフリカまで
支配地域を延ばすのですが
コーヒーも帝国支配時に
イエメン地方で集約的に栽培され出した、
といわれています。

オスマン帝国の拡張とともに
東西の陸路貿易が困難になったこともあり
「陸がダメなら海」とばかりに大航海時代になり、
イスパニア(スペイン)、大英帝国、ポルトガル、
オランダなどの国々が、
まだ見ぬ世界を探求するために船を出し、
貿易船と、それを襲う海賊と、
海賊を倒す艦隊が入り乱れたことで
シンドバッドの冒険だとかアリババの盗賊だとか、
アラジンと魔法のランプや空飛ぶジュウタンが出てくる
アラビアンナイト(千夜一夜物語)も登場するのですが、
そういう歴史的解釈が正しいかどうかはともかくとして、
冒頭の「コーヒールンバ」の歌詞の
“アラブの偉いお坊さん”
というのは、
前述のモカ王の娘を祈祷して治したオマール伝説からすると、
まるっきり変でもないわけです。

歌詞の「モカ・マタリ」は、
アラビア半島の西南でサウジアラビアの南、
オマーンの東を国境で隣接する「イエメン」で産出される
あまりにも有名なコーヒーですが、
先月の5月9日付けで
厚生労働省の食品安全部監視安全課から
輸入の際に通常行われるモニタリング(抜き取り)検査で
(これもけっこうズサンですもうやだ〜(悲しい顔)、後日記述予定)
エチオピア産・イエメン産のコーヒー生豆から
残留農薬が検出したことで輸入一時停止措置になり、
国内市場の在庫でモカが奪い合いになっていて、
船場吉兆と同等レベルの一部のイカサマ業者は、
一般消費者の無知につけこんで
モカらしいコーヒーを「モカ」として売るところもあり、
まあ、こういうのは
北朝鮮産アサリを中国経由で国産にしたり
台湾や中国産ウナギを国産にしたり、
疑惑の魚沼産コシヒカリだったり、
「ウソは泥棒のはじまり」
の話は、これもまた後日記述するとして、
長たらしい前置きはともかく、
今日言いたいのは、
「モカの種」
をサウジアラビアから
20粒ですが入手したことなのです。

arabian coffee-6.JPG
   この状態でサウジから届きました

入手した当初は、先方に品種を聞いても、
アラビカコーヒーとかアラビアコーヒーとか
わけのわからない返答で困っていたのですが、
先日ようやく「モカ」という連絡が来たのです。

arabian coffee-5.JPG
    モカの種 

サウジアラビアは砂漠の国で原油生産をしていて
サッカーが日本と同等のレベルにあるとか、
一夫多妻制だとか、
「目には目を、歯には歯を…」
で有名なハムラビ法典くらいしか
知られていませんが、
アラビア半島の面積の8割をサウジが占めていて
残りの2割が、
 ・ ヨルダン
 ・ イラク
 ・ クウェート
 ・ バーレーン
 ・ カタール
 ・ アラブ首長国連邦
 ・ オマーン
 ・ イエメン

で構成されていて、
日本の総面積の約6倍のサウジには、
砂漠だけでなく高原や緑にあふれる山岳地帯もあり、
イエメンと接するジーザーンと呼ばれる地域は
肥沃な森林や平野が広がっていて
ここではコーヒーも栽培されていて、
ここの種が、わずか20粒ですが入手出来たわけです。

arabian coffee-3.jpg
   モカの苗木(先方から届いた画像)

現在コーヒー山で植えているのはムンド・ノーボ種で
自宅にはブルボン種も一部ありますが、
今回入手した「モカ」にとどまらず
今後は世界中のコーヒーの種を入手して
多くの品種を栽培し
コーヒー山の環境に適合する品種や
味や収穫量での違いなどを調べたり、
コーヒー山に植えた品種内でのブレンドなどを
研究してゆきたい、と考えているのです。

arabian coffee-2.jpg
  実が付いた様子(先方から届いた画像)

種を入手直後に種植えをしていれば
もう発芽していたはずですが、
現在移転のゴタゴタの最中ですから
私の管理の甘さでムンド・ノーボ種に紛れ込んだり
行方不明になっても困るので
大事に仏壇の前に置いてあるのですが…。

arabian coffee-1.jpg
  収穫間近のモカの赤い実(先方から届いた画像)

梅雨明けした沖縄の日中温度は32度もありますが、
明日、明後日は連日コーヒー山での作業です、
コーヒールンバを口ずさみながら。
posted by COFFEE CHERRY at 21:45| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月16日

バナナロードにバナナ子株を移植し始めました

コーヒー山を
「素晴らしい栽培環境」
と手前勝手に絶賛するのは、
やんばるの奥深い山を借りられた単純な嬉しさや
栽培面積の広大さ、塩害が少ない山奥、
広葉樹の腐葉土いっぱいの酸性土壌がコーヒー栽培に向く、
などの客観的な栽培条件が整っていることが
そうさせるのかもしれませんが、
絶賛する理由は
・ 景観
・ 地形

にあります。

この山の所有者は、30年前にパイン栽培のために、
山を伐採して重機を縦横無尽に入れ、
その後30年間山が放置されていたことで、
・ 30年の間に自然の木が防風林に充分なほど成長して
自然の森林になっている
・ 重機を入れたことで斜面や崖が少なく
重機が通った幅が平らにならしてある

ことから、
木を間引くだけで、
コーヒーの苗木を植えるのに最適な環境になり、
まるで、
「コーヒーを植えるために30年間温存してきた山」
のように思えてならないわけです。

バナナロードに移植した島バナナ1.JPG
 バナナロードは車が充分に通れる幅があり
  適度に木漏れ日があって日中でも涼しいです


舗装された林道からコーヒー山に入る道は
「道路の端にバナナを植えていく」
ことから、
「バナナロード」
と命名したのですが、
6月14日(土曜日)にコーヒー苗木と一緒に
バナナ子株も3本だけ搬入し、
バナナロードに移植したのです。

バナナロードに移植した島バナナ2.JPG
 この高さの子株だと来年には収穫出来そうです

現在、バナナは以下の8品種持っていて、
それぞれの子株を順次バナナロードに移植する予定です。
 ・ 島バナナ
 ・ ボリビアバナナ
 ・ ブラジルバナナ
 ・ イスラエルバナナ
 ・ フィリピンバナナ(キャベンディッシュ)
 ・ マッサンバナナ
 ・ 三尺バナナ
 ・ 調理バナナ


今回移植したバナナ子株はすべて「島バナナ」ですが、
移植したバナナには今後ネームプレートを付けたり、
移植完了後には、バナナオーナー募集も再開
(現在募集は中断しています)する予定です。

バナナロードに移植した島バナナ3.JPG

バナナロードは、整備した部分だけでも200〜300mもあり、
未整備部分の長さは有にそれ以上ありますから、
コーヒー山では、バナナだけでも大量に生産出来そうです。

バナナロードに移植した島バナナ4.JPG
 バナナ栽培には水分が必要ですが、
 バナナロードは山の斜面から流れてくる雨水が横切り、
 木陰が多いので乾期が続いても土壌が乾燥しにくく
 バナナ栽培には適しています

posted by COFFEE CHERRY at 13:56| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月15日

移植したコーヒー苗木に寄ってきた益虫ハナムグリ

移植しているコーヒー苗木が
山の昆虫たちにも認知されつつあるようで、
1ヶ月前に移植した苗木の葉にハナムグリが乗っていました。

オオシマアオハナムグリ1.JPG

一見するとカナブンやカメムシに見えますが、
コガネムシ科のハナムグリという昆虫で体長は約2cmです。

体表面の白い模様が少ないことで、
彼はアオヒメハナムグリという種類の沖縄亜種、
「オオシマアオハナムグリ」
という名前のようです。

カナブンが樹液を吸うのに対して、
ハナムグリは「花潜」と書くように
花にもぐって蜜をなめる昆虫なので、
体中が花粉まみれになることで
「受粉の手助けをする」
とされていて、
人間界に都合の良い“益虫”に認定されているのです。

オオシマアオハナムグリ2.JPG

ハナムグリの幼虫は
広葉樹の腐植を食べて育つといわれていますから、
コーヒー山にはあちこちに
腐朽の進んだ広葉樹の立ち枯れや倒木があるので、
成育環境は最適なわけです。

沖縄には4種のハナムグリ固有種、
 ・ オオシマアオハナムグリ
 ・ リュウキュウツヤハナムグリ
 ・ リュウキュウオオハナムグリ
 ・ オキナワシロテンハナムグリ

が生息しているのですが、
ロッキード事件のあった1976年ごろに
台湾から沖縄に侵入したサカイシロテンハナムグリが
上記の沖縄在来固有種と交雑しているようで
生態系の変化も危惧されているようです。

posted by COFFEE CHERRY at 18:25| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月13日

イジュの花洗う雨

GW後から7月上旬にかけて、
沖縄は梅雨(今年は5月22日に梅雨入り)になり、
例年観光客が落ち込む時期になります。

本土では梅雨といえば
「紫陽花(あじさい)」
をイメージするように、
沖縄本島では「イジュ(伊集)」というツバキ科の花が
梅雨の時期に花を咲かせることで、
やんばるでは、梅雨を
「イジュの花洗う雨」
と表現することがあるのです。

イジュは、ヒマラヤから中国南部、
遠く琉球列島を経て小笠原までのラインに
分布しているようで、
奄美大島から八重山までの琉球列島で分布しているイジュは
琉球固有種といわれ、
樹高は20mに達する常緑高木で、
5月中旬〜6月の梅雨の時期に一斉に花を咲かせるのですが、
コーヒー山にもたくさん自生していて花盛りです。

イジュの花1.JPG

観光客が少ない時期に咲く花ですから、
本土の方では認知度がイマイチ低いかもしれませんが、
イジュの花は白梅を大きくしたような感じで
直径は4〜5cmくらいあって
一斉に咲いているのでよく目立ちます。

沖縄自動車道でも金武町あたりから北の道路沿いで
今の時期、白い花が咲いていたらイジュのはずです。

葉は細長い楕円形で表面は光沢があり、
先がとがって下向きになっていて
雨を逃がすようになっています。

果実や樹皮には毒があり、
昔は粉末にして海に投げて魚を捕るのに使われたそうですが、
「ヤギや牛が誤って食べて死んだ」
という話も聞きました。

イジュの花2.JPG


沖縄ではかつて1609年に
薩摩藩による琉球侵略がありましたが、
それ以降、琉球に入ってきたヤマトの歌と区別するために、
それまであった「ウタ」は
「琉歌(りゅうか)」といわれるようになった、
といわれていますが、
琉歌は、和歌の「五七五七七」と違って
「八・八・八・六」(計30音)の定型短歌で、
すべて沖縄の三線(さんしん)にのせて歌われる歌で
古典的な歌の多くは、
沖縄の古典舞踊と結びついているようです。

琉歌の半数以上は作者名が不明なのも特長で、
コーヒー山の与那から北に約6kmほどの
辺野喜(べのき)という集落にある石碑には
「辺野喜節(びぬちぶし)」
が掘られています。

「伊集(イジュ)の木の花や(ヌキヌハナヤ) 
 あんきよらさ咲きゆり(アンチュラササチュイ)
 わぬも伊集のごと(ワヌンイジュヌグトゥ) 
 真白咲かな(マシラサカナ)」


「伊集(イジュ)の木の花は、あんなにきれいに咲いている。
 私も伊集の花のように真っ白に美しく咲きたいものだ」

という、
伊集の木の花の清純な美しさに憧れて、
自分もそのように美しくありたいと願う女心を歌った内容で、
辺野喜集落では、
子供の満産祝い(誕生後7日目のお祝い)の祝宴の座で
歌われていた時代があったそうです。


明日のやんばるの天気予報では「弱雨小雨」らしいですが、
早朝から苗木を運搬して伐採と移植作業をする予定です。

イジュの花3.JPG
posted by COFFEE CHERRY at 19:36| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月12日

21回目の伐採作業(移植9回目)

「てぃーだかんかん」
という沖縄語は、
「カンカンと照る太陽晴れ
を表しますが、
6月21日(火曜日)は梅雨時期とは思えないような
30度の初夏のような暑い晴天晴れの中、
苗木運搬と伐採、移植作業を敢行しました。

コーヒー山の全景(西側から撮影).JPG
   西側から見たコーヒー山の頂上付近

木陰に入ると、爽やかで涼しいのですが、
山にはヤブ蚊やブヨ、アブ、毛虫が多いので、
長ズボンや長そでシャツ、軍手、帽子類は
作業の必須アイテムで
直射日光の下での作業は倒れそうな暑さです。

ブヨは小さなハエのような形をしていますが、
吸血性の虫で刺されるとかゆいだけでなく、
人によっては激しい痛みがあったり、
腫れ上がって熱が出ることもあるので要注意なのです。

大きなアブは汗に寄ってくるらしく、
ブンブンと音を立てて身体の周りを飛んでいて、
「刺されると痛い」と言われているものの、
今のところ攻撃態勢には入られていません。

「煙を焚くと逃げる」
というものの、アブより山火事の方が怖いので
焚き火は当然出来ませんから
移植が終わるまでガマンしないといけませんね。

コーヒー山の山麓から西側を見下ろすと、
東シナ海が見えるのですが、
西側には東シナ海が見える.JPG
左端には、本部半島の今帰仁村の一部と伊江島が、
遥か遠くに見えます。

沖縄本島最北端の辺戸岬から与論島までは
約22kmといわれていますから、
晴れた日には割合はっきり与論島が見えるのですが、
コーヒー山から伊江島までは約40kmも離れているので、
晴天の日に、伊江島の
個性的な城山(ぐすくやま、海抜172m)の雄姿が
遥か遠くに見えるのです。

コーヒー山の南側は、
いくつかの谷が入り込み、
山原(やんばる)の森の中心にあたる
沖縄本島最高峰の与那覇岳(標高503m)方面に連なっていて、
南側の与那覇岳方面.JPG
山深い自然は見ているだけでも癒されます。


軽トラックで搬入するコーヒーの苗木は、
1回で約50本ですから、
すでに約450本は搬入したことになります。

持ち込んだ苗木は毎回全て移植出来るとは限らず
約40本が山に残されるのですが、
(ということは400本は移植したことになりますね)
コーヒーの苗木080610.JPG
腐葉土たっぷりの山の土をかけて水やりをして帰ると、
次回には、山の環境に適合しているのか
苗木が移植してもらえる実感を理解したのか、
苗木たちは一同に元気になっているのです。
posted by COFFEE CHERRY at 14:06| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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