2008年07月22日

コーヒーの葉がピカピカツヤツヤしている理由とは



「キューティーハニー」
は、
アンドロイドの如月ハニーが主人公のアニメでしたが、
「キューティクル」
というと、
シャンプーやリンスのCMで
髪の毛を顕微鏡でヘビのように拡大して
「髪の毛の表皮にあたる魚のウロコのような組織」
だと説明されています。

コーヒーの葉1.JPG

一方、植物のツバキ(椿)という名は
「艶葉木」
が語源ともいわれているように、
ツバキの葉の表面はツヤツヤしているのですが、
葉の光沢は表面に
「クチクラ」
という蝋(ロウ)を主成分とするワックス層があるために
葉がピカピカツヤツヤしているのですが、
クチクラ(Cuticula)は英語読みで
「キューティクル(Cuticle)」
といって、クチクラもキューティクルもどちらも
「内部の組織の乾燥や外部物質から守る働き」
をしているわけです。

コーヒーの葉2.JPG

また、昆虫(特に甲虫)でもクチクラは外骨格を構成し、
また軟体動物の殻や卵の表面を覆う生体物質でも
「クチクラ層」が覆っているそうで、
ヒトは「キューティクル」、
動植物は「クチクラ」と区別しているようですね。

コーヒーの葉3.JPG

「クチクラ」が発達した葉を持つ植物は
日当たりの良い場所や乾燥地、海岸地に成育するものに多く、
コーヒーノキはその必要十分条件を満たして
ピカピカツヤツヤしているわけです。

コーヒーの葉4.JPG

この透明で水を通さないクチクラ層は、
 ・ 雨水が内部に侵入するのを防ぐ
 ・ 雨水に細胞内の水溶性物質がしみ出すのを防ぐ
 ・ 乾燥したときに水分が蒸発したりするのを防ぐ
 ・ 紫外線による障害を防ぐ
 ・ 細菌・菌類などの病原体の侵入を防ぐ
 ・ 自動車の排気ガスを防ぐ
 ・ 傷害から守る

などの働きがあって、
葉だけでなく茎や種子の表面が
水を弾くのもこのためで、
コーヒーは発芽さえしてしまえば、
弱々しい外見に似合わず
想像以上に強い樹木なのです。

コーヒーの葉5.JPG

それでも、
この天然保護コーティングも雨などで徐々に取れてゆくので、
人工的に水をあげるときは、出来るだけ葉や幹を濡らさずに
根ぎわの周りに水をかけるようにした方が良さそうです。

近所のヤシ0722.JPG
 近所のみごとなヤシです

落葉樹のように冬でも葉を落とすことがなく、
一年中緑みどりしているコーヒーの木は
「常緑広葉樹」
ですが、
日がさすとキラキラ輝く、
葉の表面がクチクラ層で覆われた樹木は
「照葉樹」
ともよばれていますから、
コーヒーは
「常緑照葉樹」
でもあるわけです。

与那海岸0719−4.JPG
 7月19日の夕方に撮影した与那の海岸です。
 沖合いに伊是名島が遠くかすんで見えます。

posted by COFFEE CHERRY at 15:40| 沖縄 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | コーヒーの基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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