2008年08月28日

コーヒー山で優雅に舞うトンボA「リュウキュウハグロトンボ」

「日本は法治国家だ」
というと、
「官治国家とか人治国家じゃないのexclamation&question
という人もいて、
判断はいろいろあると思うのですが、
日本の法治国家としての原点は今から約1,300年前に
「大宝律令」
という
 ・ 律(刑罰法令)
 ・ 令(行政法、民法などの法令)

を制定し、
この完成によって官僚制度が整い、
中央集権の政治体制が出来上がり現在に至っているのです。

北山山頂0823.JPG
 コーヒー山の北山山頂です。
 コーヒー山はひょっこりひょうたん島のような
 ひょうたんを横にしたように山が2つあり、
 標高の高い山が北山で、
 その標高は約350mあるのです。
 コーヒー山の南側から苗木移植をしてきて、
 現在は北山を少し北側に越えるところまで
 苗木移植が進んでいます。


北山山頂から南側斜面0823.JPG
 北山山頂から南側斜面を見下ろしたところです。
 この斜面にもコーヒーの苗木はたくさん植えてあります。
 やがて成木になったときのことを考えて
 植えつける穴を掘るのですが
 自然の木を残しているために、それを避けていると
 どうしてもきれいなラインにならず
 ランダムに植えることになってしまいます。


大宝律令が西暦701年に制定され、
708年には和同開珎という日本最初の通貨が発行されて
710年に都を飛鳥の藤原京から平城京に移されたときから
奈良時代が始まりますが、
その2年後の712年には、
日本最古の歴史書「古事記」が天皇に献上され、
その古事記にはトンボが
「あきづ」
という名前で登場しています。

リュウキュウハグロトンボ2.JPG
 リュウキュウハグロトンボです。
 ハグロ(羽黒)トンボは北海道から九州まで
 生息しているのですが、
 沖縄に棲息するリュウキュウハグロトンボは
 画像からは判りづらいのですが
 ボディが金属光沢しているのが特長です。
 オスの方が青みがかって鮮やかなので、
 この画像のトンボはメスです。
 大きさは胴長約5cmでした。


リュウキュウハグロトンボ4.JPG
 沖縄は動物地理的な区分では東洋区に属するらしく
 北方系の種が主流の日本本土とは異なり、
 沖縄諸島では南方系の種が多く分布しています。
 沖縄で発見されているトンボは84種あり、
 台湾や東南アジアとの共通種が過半数の46種もあり、
 日本本土との共通種はわずか2種しかないのです。
 このリュウキュウハグロトンボも本土のハグロトンボとは
 特に胴体や翅の色が違っています。


前方後円墳で有名な仁徳天皇の娘を皇后にされた
第21代の雄略天皇(古墳時代前の456〜479年に在位)は、
皇位継承の候補者を次々と抹殺して即位したり、
即位後でも強大な権力をバックに反勢力へ迫害をしてみたりと
悪徳大魔王的な面もあった天皇ですが、
奈良県吉野郡の明日香村の南にあった離宮・吉野宮(別荘)の
近くの野原の小村が嶽(をむろがたけ)という山で
イノシシ狩りをしたときにアブにさされてしまうのですが、
ここで

 み吉野の 
 小村が嶽(をむろがたけ)に 
 猪鹿(しし)伏すと
 誰(た)れそ 
 大前(おほまへ)に奏(まを)す 
 やすみしし 
 我が大君(おおきみ)の 
 猪鹿(しし)待つと
 呉床(あぐら)に坐(いま)し 
 白栲(しろたへ)の
 衣手着(そてき)そなふ 
 手こむらに 
 虻(あむ)かきつき 
 その虻(あむ)を 
 蜻蛉(あきづ)早咋(はやぐ)ひ 
 かくの如(ごと) 
 名(な)に負(お)はむと 
 そらみつ
 倭(やまと=大和の国=奈良県)の国を 
 蜻蛉島(あきづしま)とふ


という歌を詠んだというのです。

その意味は、
「吉野の小村が嶽(をむろがたけ)にイノシシが潜んでいると
 誰が御前(ごぜん)に申し上げたのか。
 我が大君(おおきみ)が、イノシシを待とうとイスに座って
 袖(そで)の部分の腕のふくらみに虻(アブ)が喰いつき、
 その虻(アブ)を蜻蛉(トンボ)が素早く食べてしまった。
 このことを称(たた)えて名を負わせ、
 大和(やまと)の国を秋津嶋(あきづしま)と呼ぶ」

というような内容なのですが、
それから、その野原を阿岐豆野(あきづの)と
いわれるようになったようですが、
「秋津嶋(あきづしま)」
はその後範囲が広がって
(「嶋(しま)」は「島」なのか「州」が正しいのかは
  専門家でないので判りません)

「大和の国=本州」
から
「大和の国=日本国」
となって、
軍歌でも、その歌詞には
「秋津州(あきづしま)」
が多く登場していましたね。

リュウキュウハグロトンボ5.JPG
 トンボの語源は
 翅(はね)が透明で棒が飛んでいるように見えるので
 「飛ぶ棒」とか
 稲穂の穂が飛んでいるように見えることで
 「飛ぶ穂」とか
 諸説あって、決定打はないようです。


"トンボ"を「蜻蛉(あきづ)」と書いたものは
古事記の後の日本書紀や万葉集にも多数登場するのですが、
それらの話は長くなるのでカットしましょう。

リュウキュウハグロトンボ6.JPG
 このトンボは山間部の清流付近に棲息すると
 いわれていますが、
 渓流はコーヒー山から数百mも離れているはずで
 どうやって来たのでしょうかexclamation&question
 バナナロードの未開拓エリアの水たまり付近で
 この種のトンボをいつも見かけますが
 撮影時は夕方近くでしたからフラッシュ撮影で
 残念ながら見事な金属光沢が消えてしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)


話は変わりますが、
私の住む南風原(はえばる)町の「南風」は
梅雨や夏の風を表わしますが、
隣接する東風平(こちんだ)は、
「東風」を“こち”と読み、
これは西暦901年に菅原道真が
九州の太宰府に左遷されることになったときに、
京の自宅で彼が大事にしていた庭の紅梅に別れを惜しんで
 「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 
  主なしとて 春な忘れそ」

(春になって東風が吹いたら、その風に乗せて梅の花の春を
 私が流されてゆく西の大宰府まで送ってほしい。
 主がいないからといって春を忘れてはいけないよ)

と詠んだ歌にも
「東風(こち)」が出てきて、
この場合は
「東風(こち)=都から吹く風」
として使われましたが
奈良時代の「東風=こち」が沖縄の地名で
昔から使われているのも不思議な気がしています。

オオシオカラトンボ.JPG
 北海道から沖縄まで全国どこでも見かける
 シオカラ(塩辛)トンボをひと回り大きくしたような
 オオシオカラトンボが
 山深いやんばるのコーヒー山でもよく出会います。
 このトンボはコーヒーの苗木付近を旋回していました。


オオシオカラトンボ1.JPG
 沖縄に棲息するオオシオカラトンボが
 亜種なのかどうかわかりませんが、
 メスはくすんだ黄色なので、
 この水色のオオシオカラトンボは
 オスということになりますね。
 コーヒーにとっての益虫でも害虫でもタダの虫でも、
 トンボは小さい昆虫であれば容赦なく
 捕獲して食べてしまいます。


要するに
日本は古墳時代あたりから
「秋津嶋(あきづしま)」
と呼ばれていましたが、
「蜻蛉洲(あきづしま)」
と書かれることもあるように
「日本は昔からトンボと縁がある国」
だということを言いたかったのですが
話がずいぶん長くなってしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)

オオシオカラトンボ2.JPG
 トンボの4枚の翅には、それぞれに筋肉が付いていて
 独立して動かすことが出来るそうで、
 そのために飛行能力が優れていて、
 速く飛ぶこともホバリングも出来るのだそうです。


オオシオカラトンボ4.JPG
 トンボが翅を羽ばたく回数は1秒間に20〜30 回も可能らしく
 オオシオカラトンボはどうだか判りませんが、
 速いトンボの時速は80km/時にも達するのだそうです。


そういえば、ペルーのナスカの地上絵にも
トンボがあったような気がしますが…

コーヒー山付近0823.JPG
 コーヒー山のあたりは山々が連なっていて自然の宝庫です。
 沖縄は雪は降らないのでイエティはいないでしょうが、
 ビッグフットなんか出て来てもおかしくないような
 山深さなのです。
 こういう田舎で一番怖いのはビッグフットでもなければ
 ハブでもなく、ドロボー的な人間なのです。
 広大な国頭(くにがみ)村には警察官は
 わずかに6〜7人程度しかいませんし、
 通報しても到着するまで30分以上かかりますし、
 山深いことで携帯電話が通じないエリアも多く、
 好き勝手に農産物をトラックに積み上げるのを見つけても
 「頼まれてやってきた」と言って、
 黙々と作業を続けるようなパターンが多いらしく、
 盗賊は複数だし通報したとたんに反撃されることを考えると
 泣き寝入りすることが多いそうですから、
 黒沢明監督の「七人の侍」の
 弱い無防備の村みたいなところがあるのです。
 農産物だけでなく苗木や若木などの樹木の盗人も多く、
 そういうこともあってコーヒー山でも
 鉄製の門を取り付けざるを得なかったわけです。


posted by COFFEE CHERRY at 11:03| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月26日

バナナロードから森林が始まるコーヒー山の素晴らしい環境

バナナロード0823.JPG
 バナナロードには毎週のように数十回も
 車を乗り入れているのでケモノ道化したのか、
 最近では2駆の乗用車でも
 問題なく入れるようになりました。
 もちろん左側がコーヒー山で、
 苗木はずっと上の方に植えていますから
 毎回苗木の持ち運びが最初の重労働になります。


コーヒー山は、今から30年以上前に
山のオーナーが農産物の栽培のための農地作りとして
数千万円のコストと膨大な時間をかけて
山の木を伐採して重機を入れながら、
その後転業されたために山が長い間放置されたことで、
森林が自然に再生してしまったのですが、
林道からコーヒー山へ入る導入部の
バナナロードと名付けた道も
当時は山の上の方から雨水が流れ落ちてくると
道がぬかるむことで、
道に石を敷き詰めてブルドーザーで踏み固めたようで
今でも下草程度が生えているだけで、
軽乗用車でも充分乗り入れが可能なくらい
完成度の高い道になっていて、
山のオーナーが昔、大変な思い入れで開拓した偉大さに、
いつも敬意を表しているのです。

ヒカゲヘゴ1.JPG
 一見ヤシのように見えますが、
 ヒカゲヘゴという木生シダで、
 種子ではなく胞子を散布して繁殖します。
 枝を出さずに成長するごとに葉を落としてしまうので、
 樹皮に葉柄の脱落痕が残り
 幹が個性的な模様になるのだそうです。


ヒカゲヘゴ2.JPG
 ヒカゲヘゴの幹の先端部分です。
 シダ植物は恐竜時代の生き残りですから、
 ジュラシックパークに出てくるような
 恐竜たちが栄えていた白亜紀を連想してしまいます。
 シダ植物は気候が温暖で雨が多い場所を好みますから
 山深いやんばるはシダ植物の宝庫でもあります。


コーヒーの苗木は、バナナロードから山の上の方の
かつて重機が通った平らな道に植えていて、
そのために木漏れ日が入るくらいに
伐採や間伐をしているのですが、
今回は
「森林の端ってどうなってるのexclamation&question
という観点で考えてみましょう。

バナナロードと森林の始まり1.JPG
 バナナロードからの登り斜面のシダ系植物から
 森林が始まっています。


森林でもジャングルでも
樹木がウジャウジャ生えているのですが、
コーヒー山でも、植生はおおむね
 ・ 高木層
 ・ 亜高木層
 ・ 低木層
 ・ 草本層

というように
森林内は樹木だけで成り立っているわけではなくて
やんばる特有の4層に分化して、
多種多様な種が混成して共生しながら
生態系を作り上げています。

バナナロードと森林の始まり2.JPG
 シダ系を中心とした植物群が、
 森林の空間をふさぐように茂っていて、
 これがコーヒー山の森林の始まり部分なのです。


森林内がひんやりと涼しいのも、
「木陰だから涼しい」
とか
「高度が100m高くなると、温度は0.6度低下する」
というだけでなくて、
森林内に生い茂る植物群の
葉からの蒸散作用による気温の低下や
落ち葉が堆積した保水力の高い土壌など、
いろいろな要素があって
森林内の温度や湿度が外部の環境と違うという
自然の偉大さがそこにあるのですが、
さらに、森林の周辺を覆って
外部の風や直射日光が森林内に入り込むことを
防いでいる要素もあるのです。

バナナロードと森林の始まり3.JPG
 人間の視覚的には、森林内が見える方が良いので
 シダ系植物群を伐採したいところですが、
 植物群の根が斜面の土を押さえている働きもあるのです。


森林の始まりの部分は、ツル植物や有刺植物、
低木性の樹種や草本が繁茂していて、
見栄えは良くないジャマ的な存在に思えがちですが、
森林内への風の吹き込みを防いだり、
強い日ざしが入ったりして森林内部が乾燥するのを防いだり、
大雨で森林内の栄養分豊かな表面の土壌が流れ出すのを
防いだりしながら
森林内の環境を安定させたいという意図はないにしても
結果としてそういう役割を果たしているわけです。

バナナロードと森林の始まり4.JPG
 山の上の方から栄養成分が流れてくるので、
 この斜地の土壌はじゅうたんのように
 フカフカで肥えています。


コーヒー山では、
30年以上かかって森林が再生したことで、
バナナロードを境にして
その上から森林が始まるように植物群が構成されていることが
より素晴らしい環境となっているのです。

コーヒー山のソデ群落部分.JPG
 バナナロードから斜面を見上げたところです。
 この森林の始まる部分は「ソデ群落」といわれ、
 湿潤でありながら強い日差しも受けるエリアでもあります。


森林が破壊されると、
強い風が入り込むことで木が倒壊したり林内が乾燥しますし、
さらに強すぎる光は中の植物を枯死させたりしながら
裸地化からやがては砂漠化させてしまいますから、
コーヒー山では迷路のように張り巡らされている
平らな重機の道の木を
伐採したり間伐したりして森林に人工的な手を入れたり、
もともと山に自生していないコーヒーの木を
植樹したりしているのですが、
木漏れ日が当たるくらいの伐採にとどめておきたいのです。

大回廊・重機の道0823.JPG
 コーヒーが健全に成育出来ればいいだけの
 伐採より間伐作業に心がけています。


バナナロードは、森林内から栄養分が供給されるために
栄養分的には良好な立地条件になっていることで、
単なる自動車の通行道路としてだけではなく、
水分が必要なバナナを植えることが
栽培条件的にも視覚的にも
マッチしているのではないかと考えているのです。

banana0820-1.JPG
 バナナロードの沿線には、
 8品種のバナナを1列に植えたいのですが、
 今のところはコーヒー苗木の搬入が最優先なので、
 島バナナとボリビアバナナの2品種だけ植えてあります。


banana0820-3.JPG
 来年以降にはバナナロードには
 バナナ並木が出来ていることでしょう。


コサフランモドキ.JPG
 バナナロードで見つけた南米原産の
 コサフランモドキという花です。
 サフランモドキという花をひと回り小さくしたような
 見落としてしまうような感じなので
 「コ(=小)サフランモドキ」という名前なのでしょう。
 1972年の復帰前に琉球政府が観賞用として導入したようですが、
 あまり見かけませんから
 イマイチ普及していないようですが、
 シダ群落を中心とした中でけなげに咲く姿は
 応援したくなるような気持ちで思わず足を止めて
 見入ってしまいます。


posted by COFFEE CHERRY at 15:17| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月22日

コーヒー山の玉虫

奈良県の法隆寺に残る飛鳥時代の国宝
「玉虫厨子(ずし)」
は、仏像などを安置する仏具らしいのですが、
私がだいぶ昔に見たときの記憶では
千年の時を経たために、
鮮やかな輝きがなかったように想えます。

大回廊の重機の道0820.JPG
 コーヒー山の中腹を巡る大回廊の重機の道ですが、
 8月20日は晴れ時々にわか雨で
 雲が厚くなるとひんやりと薄暗くなります。


また、
室町時代の童話
「御伽草子(おとぎぞうし)」
でも
「玉虫の草子」
というくだりでは、
玉虫をめぐって虫たちが恋の歌を詠むという
風流で粋(いき)な恋物語が描かれていたり、
日本でも昔から鮮やかな色彩の玉虫は
人々の関心が高かったようです。

コーヒー山の下流の川1.JPG
 コーヒー山から標高差で約300m下流には
 川が流れていて、ここにもいろいろな生物が
 いそうですね。


コーヒー山の下流の川2.JPG
 この川からポンプとホースで取水するのは
 資金的な面や許可も必要でしょうしムリなので
 コーヒー山での栽培用の水は
 簡易天水貯水システムをたくさん作れば
 当面は大丈夫でしょう。


玉虫の「玉」は「ぎょく」と読むと
中国では、美しい石の総称で、
特に翡翠(ヒスイ)を意味していて、
また古代の首飾りのCの字型の勾玉(まがたま)でも
「玉」という字が使われていますから、
玉虫というのは
「宝石のような虫」
という意味なのかもしれませんね。

アオムネスジタマムシ4.JPG
 コーヒーの葉の上に乗ったアオムネスジタマムシです。
 奄美以南からフィリピンにかけて棲息していて、
 主に海浜植物のモモタマナを食べるそうですが、
 コーヒー山は海岸から直線距離でも3〜4km離れているのに
 どうやって山に上がってきたのでしょうかexclamation&question


玉虫の幼虫は、
立ち枯れた木や枯れ木の中で腐った木材を食べるという
エコロジー生活で約3年を過ごし、
成虫になって樹木の葉を食べて約1ヶ月で死んでしまうという、
セミやカブトムシのように幼虫期間が長い昆虫のようです。

アオムネスジタマムシ3.JPG
 簡易天水貯水システムというと名前は立派ですが、
 要するに青いシートを張って
 バケツに雨水を貯めるだけのことなのですが、
 この青いシートの近くのコーヒー苗木で
 アオムネスジタマムシを発見したのです。


アオムネスジタマムシ1.JPG
 上のアップ画像です。
 アオムネスジタマムシの体長は約3pほどで、
 オスかメスかは不明です。


また、玉虫は昼行性で、夏の暑い時期の昼間に、
陽の当たる高い場所で活動するようですから、
コーヒー山は彼らが棲むのに最適な環境が
整っていることになりますね。

アオムネスジタマムシ2.JPG
 アオムネスジタマムシが飛び立ったときに
 偶然シャッターが下りたようです。
 玉虫はカブトムシの親戚らしいです。


玉虫は派手な色をしているために
人間は発見されやすいのですが、
CD(Compact Disc)のように
透明な層が何層にも表面が覆われている
鮮やかな色彩の玉虫の羽は、
玉虫の天敵の鳥類からすると「苦手」のようで、
そういう玉虫の保身の目的と、
遠くの仲間を見つけて交尾するために
派手派手な色をしているらしいです。

アオウバタマムシ.JPG
 これも奄美以南に棲息する上記のとは種類が違う
 アオウバタマムシですが、
 逆光のために私の撮影技術では綺麗さが写りませんでした。
 発見したのはシダ系植物の葉の裏側で
 残念ながらコーヒーの苗木ではありませんでした。


玉虫がコーヒーにとって
「害虫・益虫・タダの虫のどれかexclamation&question
という分類では、
玉虫の幼虫は朽ちた木を食すのでタダの虫ですが、
成虫は葉を食べるといっても
コーヒーの葉を食べるのかどうかが未確定なことと、
成虫の寿命が1ヶ月程度と短かったり
大量発生もしないと思われますので
成虫でもコーヒーにとっては実害はなさそうで、
「玉虫はタダの虫」
といってもよさそうです。

突然の恵みの雨.JPG
 8月20日(水曜)当日は数回の恵みの雨がありました。
 たとえアメダスの記録に残らないような微量の雨でも
 コーヒー山では恵みの雨で、コーヒーの苗木たちは
 嬉しさいっぱいの様子です。


posted by COFFEE CHERRY at 12:35| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月21日

移植したコーヒー苗木の生育チェックポイントB「葉−2」

コーヒー山の北側山頂0820.JPG
 コーヒー山は北側から南側に連なっていますが、
 ひょっこりひょうたん島のように
 北側山頂と南側山頂が
 ひょうたんを横にしたような姿をしていて
 この北側山頂の標高が約350mなのです。


樹木は自分が生きるのに必要な分だけの
枝と葉しかつけていませんから、
「ムダな枝葉を切る」
という人間の独善的な考え方ではなく
「ムダな葉は1枚もない」
という見かたをしてあげないといけないと
常々思っています。

成木は下葉の日当たりや通風が悪い.JPG
 コーヒーは独特の樹勢をしていますが、
 下葉の日当たりや通風が悪く
 葉の色が悪くなることが多いです。


樹木の“葉”を動物に当てはめてみると
目でもあるし、口でもあるし、鼻でもあるし、
胃でも腸でもありそうですし、
さらに、人間の
 ・ 視覚
 ・ 聴覚
 ・ 触覚
 ・ 味覚
 ・ 嗅覚

という五感すら何やらありそうな感じで、
根から水や養分を吸い上げられるのも
葉が蒸散作用をして吸い上げているためですし、
とにかく葉には神秘的で魅力があるのですが、
そんな樹木が葉に出してくる異変のサインがあり、
それを早めに読み取る“思いやり”と適切な対処が
樹木を健康に成育してもらう秘訣だと考えています。

コーヒーの元気一杯の葉.JPG
 葉を観察することで、根の様子や
 全体の健康度合いもある程度判るのです。


コーヒー山の苗木たちの葉では、
 ・ 色は緑みどりしているかexclamation&question
 ・ 大きさは適正かexclamation&question
 ・ 厚みは適正かexclamation&question
 ・ 数量は充分かexclamation&question
 ・ 病害虫に侵されていないかexclamation&question
 ・ 水分が充分かexclamation&question

などを観察しますが、
以下、画像から具体的なチェックポイントを見てみましょう。


水不足のコーヒーの苗木.JPG
 葉がダラリと垂れ下がるのは
   ほとんどが水不足が原因です。


@「葉がしおれている」
 ・ コーヒー山は井戸がないために
   簡易雨水貯水システムを採用していますが、
   現状では毎日山に行けないために、
   晴天続きで雨が降らないと、
   山深いやんばるは朝露があると言っても、
   水不足が原因で葉がしおれることは充分に有り得ます。
   この場合は、水やりをすることで
   劇的に葉がピンと張り出します。

 ・ ポット苗木を移植するときに、
   すでに根が極端にグルグル巻きになって
   根が疲労困ぱいで病気がちになっているときも、
   枯れる前兆として葉がしおれることがあります。
   この場合には水やりをしても即効性はありませんから、
   時間をかけて見守ってあげる必要があります。

 ・ ポット苗木を移植したときに、
   根の周りの土の水はけが悪くて
   水たまり状態になって根腐れになるときも
   葉がしおれることがありますが、
   今までの本島南部のジャーカルという粘土質土壌では
   水はけが悪くてグチャグチャになるのですが、
   コーヒー山は国頭マージという赤土酸性土壌で
   排水性もよいので、
   コーヒー山では根の病気以外で根腐れになることは
   考えにくいです。

 ・ 移植の前後で、移植後に日差しが極端に強くても
   葉がしおれることがありますが、
   この場合は葉が褐色に葉焼けしてしまうことも多いです。
   薄暗い場所で成育させた苗木は
   いきなり直射日光が当たる場所には出さずに、
   段階を踏んで徐々に明るい場所に慣らさせることで
   葉焼けは大部分が防げます。



先枯れしたコーヒーの葉.JPG
 コーヒーの葉が先枯れした場合は、
 たいて水不足が原因です。


先枯れしたコーヒーの葉2.JPG
 樹勢が元気一杯であれば、一部分の先枯れは
 特別心配することはありません。


A「葉が枯れた」
 ・ 先が枯れた場合は、
   たいてい水不足か根の傷みが起因しています。
   低温でも先枯れになることがありますから、
   コーヒー山の標高が約350mと
   沖縄では最も高い栽培地で
   しかもやんばるの山岳地帯ですから、
   沖縄の厳冬期は氷点下にはならないにしても、
   気温5度程度になって先枯れするかどうかは、
   あと4〜5ヶ月先にならないと
   はっきりしたことは判りませんが、
   沖縄の厳冬期は一時的なことなので、
   まぁ大丈夫でしょう。

   水不足の場合は、下の方の葉には影響は出ずに、
   上部の葉や新葉の葉先に
   枯れた部分が広がる特長がありますが、
   これは本島南部の南風原町のテスト圃場の場合で、
   山深いコーヒー山では朝露がありますから、
   極端な水不足は考えなくても良さそうです。
   人工的な家庭菜園が枯れても自然な森林が枯れた、
   という話はあまり聞かないですからね。
   移植時に、根が傷んだために葉が先枯れして
   サインを出すこともありますが、
   そのために私は移植時は根を傷つけないために
   ポットから苗木を抜き出す前にバケツにポットを沈めて、
   抜きやすいようにしていますが、
   それでも根が傷ついていそうな場合は、
   少し時間をかけて見守ってあげれば、
   まず自然治癒で回復するはずです。

 ・ 下葉から上部に向かって枯れ上がる場合は、
   根腐れが考えられます。
   その原因はポット内で根がグルグル巻きに
   一杯に広がりすぎて根詰まりを起こし、
   しかも排水性が悪く、常時ポット内の土壌が湿っていて
   根が呼吸出来ない状態になっていることで、
   すでに外見でも元気がない状態ですが、
   こういう苗木を移植しても、
   徐々に根は腐敗が進行して
   根の近くにある下葉から上部に枯れていきます。
   この場合は最悪は枯れるか、
   枯れかかっても1〜2年後に徐々に再生してゆく、
   というかなりのダメージを受けることになります。
   こうならないために、ポット植えでは
   段階的にひと回り大きな容器に
   移し替えてあげないといけないのですが、
   コーヒー山では今後、高さが30cm前後に成育した
   若い苗木を順次移植してゆけますから
   根腐れ状態になることは考えなくて良さそうです。

 ・ 木の下の方の葉(下葉)が枯れる場合は、
   日当たりが悪いか風通しが悪いときに
   起因していることが多く、
   栽培環境を変えるだけのことで解決するはずです。

 ・ 他の樹木では葉にハダニなどの害虫が原因で
   葉が枯れることがあるようですが、
   コーヒーではハダニは見かけませんから、
   といより正確にはハダニがいるとしても
   葉を枯らすまで至っていませんから、
   コーヒー栽培ではハダニに関しては
   神経をとがらせることはないはずです。


葉についてはまだまだありますから、
また次回に書きましょう。


コーヒー山の未開拓地0820.JPG
 昨日8月20日(水曜)は
 リュウキュウアカショウビンという
 ホントウアカヒゲをふた回りくらい大きくした
 赤褐色の野鳥を近くで見かけたのに
 残念ながら撮影できませんでした。



昨日は舗装された林道からコーヒー山に入る入口部分に
ついに念願の鉄製の正門を設置しました。

コーヒー山の正門1.JPG
 取り付け設置工事は、
 伐採や穴掘り、溶接、コンクリ入れなどを含み、
 約6時間かかりました
 (総額19万5千円)


コーヒー山の正門2.JPG
 完成した立派な門に恥じないように
 ますます頑張らないといけません。
 今までは、毎日コーヒー山に行けませんし
 入口にゲートもないので、
 無断侵入者の来訪が心配でしたが、
 ようやく安心して眠れそうです。


移植作業が完了後には、
車が通行可能なバナナロードと
山の上の方の栽培地とを連絡する
ワイヤーによる運搬方法や
トロッコ鉄道なども
検討したいところです。

posted by COFFEE CHERRY at 12:32| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月19日

コーヒー山に棲息するホントウアカヒゲ

「赤ひげ」
というと、
黒澤明監督が三船敏郎、加山雄三主演で
映画化したヒューマンドラマを想い出しますが、
沖縄本島の「ホントウアカヒゲ」は、
1970年に国指定天然記念物とされ
環境庁の絶滅危惧U類にも指定されている
希少な野鳥なのです。

ホントウアカヒゲ1.JPG

この「ホントウ(=本島)アカヒゲ」
コーヒー山にも棲息していて
私が「重機の道」と命名した大回廊道路の数箇所や
竹の広場などにも出没して
人を警戒せずに数メートル先まで近寄ってきます。

ホントウアカヒゲ5.JPG
 体の上面は橙赤色というより
 「褐色よりはオレンジに近い」という色で、
 体長は15cm程度です。
 コマドリの親戚らしいです。


ホントウアカヒゲ3.JPG
 メスも近くにいたのですが残念ながら撮影出来ませんでした。
 メスも「褐色よりはオレンジに近い」のですが、
 胸の羽毛がグレーなので、胸が白黒のオスの方が綺麗でした。


ホントウアカヒゲ4.JPG
 「ホントウアカヒゲ」の生息エリアは
 沖縄本島最高峰の与那覇岳付近が中心らしく、
 コーヒー山は与那覇岳から約5kmと近いので
 棲息しているようです。
 へゴノキなどの薄暗い常緑広葉樹林や
 シダや竹林の多い環境を好むようですから、
 コーヒー山はまさに好みの条件に該当しているわけです。


南側の山3.JPG
 コーヒー山の南山頂から見た南側の山、
 この山の山頂からなら与那覇岳が見えそうですね。


コーヒー山の未開拓地0817.JPG
 コーヒー山の未開拓地は、
 高層・中層・低層の植物群で構成されているジャングルで
 下草にはシダ類も多く、表土は落葉で覆われていて
 多くの生き物が棲息しています。


ホントウアカヒゲ6.JPG
 地上を跳ね回って、
 昆虫類やクモなどを捕食しているようですが、
 逆に、ハブ退治を目的として導入されたマングースが
 天敵となって捕食されているようです。


ホントウアカヒゲ2.JPG
 東洋のガラパゴスといわれるやんばるも
 希少動物保護の裏では開発が進んでいて
 生息数は減少傾向にあるようです。



自宅庭のハイビスカス0819.JPG
   自宅庭のハイビスカス

posted by COFFEE CHERRY at 16:45| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月18日

モカやムンド・ノーボの種植え

「月の満ち欠けや海の満ち引きが農業に関係する」
という旧暦の太陰太陽暦に基づいた農法を
コーヒー栽培に取り入れたいのに、
現状では2週間に3回程度の
日帰り出張作業しか出来ないので、
“月の農業”に合わせられずに心苦しいのですが
先週16日(土曜日)は満月の前日にあたり、
「種植えに最適な日」
ということで、
種植え作業も行いました。

植えた種は、
・ モカの種 20粒
サウジアラビアの有機農園から今春入手したもの 
・ ムンド・ノーボexclamation&questionの種 30粒
   札幌市厚別区「珈琲豆屋be happy」佐藤様から
   お送り戴いたブラジルのスペシャリティコーヒーの
   生産農園のパーチメント付きの種

   (ムンド・ノーボは私の思い違いで、
    品種はシークレットだそうで、品種名は不明です)
 
と、
コーヒーには直接関係ありませんが、
・ マンゴーの種 2粒
・ アボガドの種 2粒
・ バオバブの種 8粒

です。

以下、画像を見ながら解説してゆきましょう。

種植えに使用した土0816.JPG
沖縄本島南部のほとんどはジャーカルという
アルカリ質の粘土土壌ですから、
そのままではコーヒー栽培に適さないために、
自宅近くのテスト圃場でも
今まで園芸店でいろいろな培養土を買って
ジャーカルと混ぜていたのですが、
最も良いのは、この「万能土」でした。

今回の種植えでも、この土を使いました。

この土は1袋105円の時を狙って買うようにしています。

種植えは、本当は自宅をやんばるに引越しを完了してから、
自宅で管理したかったのですが、
南風原町の現住所にまだまだコーヒー苗木があるために、
自宅の引越しは秋くらいになりそうで、
ということは種植え時期も来春まで遅れてしまいそうなので、
「満月の前日だし、種植えをやっておこうか」
という、
ややnegativeな気持ちでコーヒー山に植えることにしたのです。

今回のいろいろな種は、種植えの前日に、
HB-101を1滴加えた水に漬けてあります。

万能土を山の土と混ぜる.JPG
種植えには万能土100%でももちろんOKですが、
発芽させたそれぞれの苗木も
最終的にコーヒー山に植えるとすれば
山の土(国頭マージという赤土、強酸性でミネラル成分は豊富)
にも
慣れ親しんでもらうために、
万能土と山の土壌を混ぜ合わせましたが、
山の表土には腐葉土が堆積しているために
スコップで穴掘りをして土をペールに入れると
適度に腐葉土も入ってしまい、好都合でした。

種植えは自宅管理なら毎日観察も出来るし
水やりも充分出来るのですが、
山だと現状ではひんぱんに行けないことで
通気性の出来ないポリ製の黒ポットは乾燥を恐れて使わず、
不織布(ふしょくふ)という通気性の良いポット
使うことにしました。

やんばるの森林はいつも適度に潤っていて、
その潤いや空気を、
種植えポットにも少しでも浸透させてあげたいために
不織布(ふしょくふ)製ポットを使用することにしたのです。

万能土と山の土壌を混ぜ合わせたものを
不織布製ポットに入れます。

ムンド・ノーボの種まき0816.JPG
地面にスコップで穴を開けて、
混合土が入った不織布(ふしょくふ)製ポットを入れて、
その上に種を8粒置いたところですが
お判りいただけるでしょうかexclamation&question

モカの種まき.JPG
モカの種も同様で、
画像では3粒の種が見えるでしょうかexclamation&question

このやり方は今回の種は全部同じ方法で、
コーヒーの種は1つの不織布ポットに7〜8粒入れました。

種に土をかぶせる.JPG
種を置いてから混合土を、軽く1円玉程度敷きつめます。

今までの種植えでは、
1粒ずつ小さな黒ポットで発芽させたり
プランターで20〜30粒を発芽させて
双葉が出てから黒ポットに移植したり
いろいろな方法を試してきましたが、
どの方法でも発芽は成功していますから
今回も大丈夫でしょう。


いつもなら、ここで種植え作業は終わりなのですが…

さらに腐葉土をかぶせる.JPG
種の上に混合土を乗せてから、
今回はさらにその上に腐葉土を置きました。

これは毎日山に行って観察できないことで、
その間日照りが続いた場合に
ポット内の土の乾燥を防ぐという
「保水」のためと
雨粒で万能土が掘り返されたくないため、
さらにコーヒーの場合は、
沖縄では発芽まで2〜3ヶ月かかりますから
腐葉土が少しくらい乗っているくらいでは
問題がないはずです。

腐葉土をかぶせて完成.JPG
腐葉土を一面に載せたら完成exclamation

その上から、雨水システムで溜めた雨水で
水やりをして、種植えは完了しましたが、
コーヒー山には同日夕方以降に
30mmを越す雨雨が降りましたので
ますます嬉しいところです。

早くて来月(9月)下旬、
ふつうで10月には発芽するはずで、
今から楽しみにしています。


マンゴーやアボガド、バオバブの種植え方法も
今回のコーヒーと同じですが、
画像を交えた解説は次回に回しましょう。

南山山頂付近0806−2.JPG
 コーヒー山の3つの頂上のうち最も南の山頂を
 手前から見上げたところです。
 コーヒーの苗木たちは葉をピンと張って
 生き生きとしています。
posted by COFFEE CHERRY at 15:57| 沖縄 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月15日

移植したコーヒー苗木の生育チェックポイントA「葉−1」

今日は63回目の終戦記念日ですが、
私の叔父も輸送船でフィリピンに向かう途中に
レイテ島沖で米潜水艦に撃沈されて戦死していて
私の祖母も長く深く悲しんでいたことが想い出されます。

沖縄では旧盆イベント(旧暦7月15日)の
「ウークイ」
という
「先祖のお見送りの行事」
で、
夜になると仏壇に焼香した後、紙銭を焼いて
焼香の燃え残りやお供え物の一部を器に入れて外へ出し、
そこで祖先を見送る(=ウークイをする)
という沖縄ではとても大事な行事の日なのです。

隣家から頂いたウークイの料理.JPG
 お昼前に隣家から頂いたウークイ料理です。
 沖縄では今日はこのような料理を食べています。


コーヒー山に移植した苗木たちの、
その後の成育経過状況を毎回診断しているのですが、
今回は「葉」についての
私なりのチェックポイントをご紹介しましょう。

最初に「樹勢」、つまり外観を見るのですが、
その中でも最初に目に入るのは“葉”で、
葉の色だけでなく、その大きさや質量をチェックします。

しおれたコーヒーの葉1.JPG
 コーヒーの葉は水分が不足すると、
 だらりと葉がしおれますが
 水をあげるとすぐに葉はピンと張って回復します。


しおれたコーヒーの葉2.JPG
 葉がしおれていても、葉の艶が良いので
 この場合は「単純な水不足」ということが判ります。


例えば、
「葉の色が褐色になった」
としても
「根腐れや根詰まりか、そうでない場合には、
 一時的な水不足や直射日光による“葉焼け”でしょう」

と、
ヤブ医者に行くたびに
「風邪だね」
と、簡単に診断されてしまうのと同様に
一事が万事そう決めつけないで、
「なぜ、そうなったのかexclamation&question
「何かの前兆のサインなのかexclamation&question
その原因をよく考えてあげることが大切だと思って
コーヒーの木と会話するように接しています。

コーヒーの新芽の色.JPG
この場合の葉の茶色は異常ではなく、元気な新芽の色です。

葉の色は、光合成の原因物質である
クロロフィル(葉緑素)の量を反映していますから、
樹勢の良し悪しを判断する上において
葉の色はとても大事ですし、
コーヒーでも健康に成育していれば、
葉の緑色は濃く見えることが多いのですが、
これも季節によっても違うし、
移植の前後でも違うし、
成木と若い苗木でも葉の色は微妙に異なりますから、
カイガラムシが取り付いて木が弱って葉の色が退色したとか、
土壌の無機物の過不足による
部分的な葉色の変化なども見分けるには
日常的にコーヒーの木をよく観察して見慣れておいて、
葉の色の微妙な変化のサインを
見逃さないようにしておく必要があるのです。

コーヒーの葉焼け.JPG
 複数の苗木の鉢を移動した時に
 重なっていた葉で日に当たらなかった方の下側の葉は
 それまで暗かったのに急に日照を浴びたことで
 葉焼けしてしまうことがあり、
 この画像はそのパターンによる葉焼けです。


また、葉の大きさでもその木の水分条件をよく反映します。
乾燥が続いたり根の成育が不充分だったりして、
根から充分な水分吸収できなくなると
葉が小さくなることが多いのです。

さらに同じ樹木でも樹冠上部と下部でも葉の大きさは違うし
また日当たりの良し悪しでも葉の大きさは違います。

テスト圃場の成木0815.JPG
 画像では判りにくいのですが、
 下部の葉は大きめで、
 樹冠上部の方はやや小さくなっています


このように、葉を見るだけでも
今日は元気で心配要らないのか、
何か異変のサインが出ているのかどうか
いろいろな可能性を考えて健康診断をするのですが
長くなりましたので、今日は一般論にしておいて
具体的なチェックポイントは次回に書くことにしましょう。


近所のマニラヤシヤシ080815.JPG
 マニラヤシはスマートで大好きなのですが、
 根が横に張って水分が必要で
 さらに台風には弱いという欠点があることで
 3年を経過したヤシ苗木は自宅に捨てるほどあるのに
 コーヒー山ではコーヒーやバナナの邪魔をしない場所、
 といっても具体的にどこに植えるか思案中なのです。もうやだ〜(悲しい顔)


マンゴーに続いて今度は海ぶどうでも産地偽装が発覚し、
沖縄県産品の信用がまたまた墜落しましたが、
「良いものを作り、美味しく食べて頂きたい」
という単純なことが出来ずに
箱やシール、証明書をごまかしてでも
金儲けを優先する人たちは
儲けるという字が
「信じる者」
を併せて出来ていることを
今一度深く考えてほしいところですが、
県内には島バナナやコーヒー、紅茶でも
偽装している人がいるのです…もうやだ〜(悲しい顔)

posted by COFFEE CHERRY at 13:30| 沖縄 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月14日

コーヒー山の害虫・ヤンバルヤマナメクジ

コーヒー山では、
オレンジ色をしたアカヒゲという鳥や
黄緑色のリュウキュウアオヘビやハブなどのヘビ、
多くの昆虫類や蝶、クモ、カエルやイモリなどの両生類など
行くたびに多くの生物に出会いながら、
作業中でデジカメの準備が遅れたりして
まだ撮影出来ていない生物が多いのですが
ミミズやマイマイ、ナメクジといった
軟体動物もたくさん棲息しています。

バナナロードの上の自然林.JPG
 バナナロードの上の傾斜地は大部分が未開拓のままで
 うっそうとしたジャングル状態です


私が子供の頃には、
ナメクジを見つけると塩をかけていましたが、
あれはナメクジ自体を溶かしているのではなくて
「ナメクジの体内の水分が奪われて小さくなっているだけで
 水分を補給すれば元の姿に戻る」

らしい、
ということをだいぶ経ってから知りました。

東側の稜線を望む.JPG
 コーヒー山の中間の山頂付近から
 東側の稜線をかいま見ても山深いことがわかります


コーヒー山の伐採では、
コーヒー苗木を植えるエリアには、
「木漏れ日が入るくらい」
に遠慮気味に間伐していますが、
アバウトな伐採を優先して間伐作業が遅れた
日照が入りにくく薄暗くてやや湿潤なエリアの
直径30cm以上の樹木には、
(おそらく木の種類も決まっているのだと思いますが)
「ヤンバルヤマナメクジ」
という、
体長15cmくらいの
海のナマコと見間違うような
巨大なナメクジが
ちょうど私の目の高さあたりの幹に貼り付いていて
うっかり樹木を触ったりすると
ナメクジに触れてしまって驚くことがあるのです。

ヤンバルヤマナメクジ2.JPG
 体長が約15cmもありますからかなり大きいです。
 この画像での体長が19cmですから、
 実物はひと回り小さい程度の巨大ナメクジです。


「ヤンバルヤマナメクジ」
は、もちろん虫ではなく、
かたつむりと同様に貝の仲間(陸産貝類)ですが、
進化の過程で貝殻が退化してしまい、
いつしか裸の王様状態になって
山深いやんばるで堂々と棲息しているようで、
住宅地で見かけるナメクジと同様に
這ったあとには粘液の銀色状の光る痕跡が残ります。

ヤンバルヤマナメクジ1.JPG
 厚みも1円玉程度ありました。
 上に触覚もありますが、夜行性のためか
 ピクリともしませんでした。


かたつむりと違って
日中は光を避けて、
薄暗い樹林の陰に潜んでいて
夜間に活動する夜行性で
また、雌雄同体という珍しい生態のために
オスメスという概念がないようです。

かたつむりの仲間ということは
エスカルゴの仲間でもあるわけですから、
食べる人がいるようで、
「喘息や心臓病に効く」
と信じられているようですが、
ナメクジなどの陸貝や、
それを捕食するカエルなどを含めて
脳障害を起こす恐れのある広東住血線虫の
中間宿主になっている可能性があるので
仮に喘息や心臓病に効いても
死んでしまっては何にもならないですよね。

コーヒー山から南東方面を望む.JPG
 コーヒー山から南東方面を見ても
 いくつかの稜線が重なっていて
 自然の中でコーヒー栽培が出来ることが
 とても嬉しいです。


ナメクジ類を人間が食べると
その幼虫自体は人体内でやがて死滅するようですが
幼虫が脊髄や脳に集まることで脳炎を引き起こすらしく
沖縄県でも平成12年に
7歳の女児が広東住血線虫による髄膜脳炎で
死亡したことがありましたから
その感染源がナメクジだったかどうかわかりませんが、
野生の小動物はむやみに生食しないことが
長生きの秘訣のようです。

木漏れ日に当たる苗木.JPG
 太陽の角度で、常緑高木のすき間から
 苗木を移植したエリアに木漏れ日が入り、
 苗木たちも安堵して息吹しているように思えます。


ナメクジ類はアルコール臭を好む習性があるらしく
ビールや焼酎などを小皿に入れておくと
夜間にナメクジが集まってくるようで
それを利用して薬剤で一網打尽にする手段があるとしても
私は化成農薬類は一切使わない主義ですから
コーヒー山では当面天敵のカエルに
頑張ってもらうしかないようですが、
ジメジメした場所に棲息するナメクジ類は、
風通しの良いやや乾燥した環境を嫌いますから
「コーヒー山の苗木たちを植えたエリアからは
 ナメクジ類はいずれ避難するのではないかexclamation&question

と楽観視しているのですがどうでしょうかexclamation&question

また
「ナメクジ類やカタツムリ類は銅イオンに強い忌避性を示す」
らしいので、
10円玉をかざすとどうなるか今度実験してみようと思います。

「ヤンバルヤマナメクジ」は雑食性で
主に植物の新芽や若葉、花弁などを好むようですが
コーヒーの苗木の幹は1円玉より狭いですから
少なくともコーヒーの苗木には登ってこられないはずですし、
彼らの行動範囲は1日に数メートル足らずですから
やがてコーヒーの苗木が成長して成木になって
木の中が枝葉で囲まれて薄暗くなったとしても
外部からコーヒーの木まで
腹ばいで彼らがやってくることは考えにくいので
「ヤンバルヤマナメクジ」がコーヒーの木にとって
「害虫か益虫か、それともタダの虫なのかexclamation&question
という選別では、
『ヤンバルヤマナメクジ自体は害虫としても、
 コーヒーの木にとってはほぼ影響がないタダの虫』

という判断を下したのですがどうでしょうかexclamation&question

テスト圃場で根付いた成木.JPG
 南風原町のテスト圃場で根付いたコーヒーの成木です。
 コーヒーの木は主幹も細くて一見軟弱っぽいですが、
 根付いてしまうと以外な生命力の強さに
 驚かされることが多いです。


奥間から辺土名を望む.JPG
 奥間から辺土名(へんとな)方面を眺める風景です。
 右奥のうっすら見えるのは本部半島の今帰仁村です。
 コーヒー山は奥間からまだ先の与那のさらに山奥です。


posted by COFFEE CHERRY at 23:57| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月13日

移植したコーヒー苗木の生育チェックポイント@「総論」

先週末に沖縄本島を太平洋側から
東シナ海側に通過した低気圧のおかげで
沖縄本島付近の上空の気圧が不安定になったことで
沖縄本島では局地的に断続的に雨雨が降るようになり
少雨小雨の梅雨時期より
雨量霧は多いような感じさえする恵みの雨雨で、
コーヒー山のあちこちに設置した簡易雨水システムも
すでに貯水率100%を超えているものと思われます。

簡易雨水システム080813.JPG
 この画像は今年4月上旬の初期雨水システムです

コーヒー山の苗木移植は、
8月2日の時点ですでに19回目になり
その間に移植した多くの苗木たちのその後の成育経過状況を、
山に行くたびに毎回チェックしているのですが、
これには、コーヒーノキが種植えから成木に成長して、
開花して実がつくまでの一連の生態や
コーヒーの木の健全で健康な状態などを
「ある程度知っている」
という前提でお話を進めます。

コーヒーの健康な成育3.JPG
 南風原町のテスト圃場で根付いた成木

コーヒーの木を栽培するうえで一番大事なことは
人間と同じことですが
「温かく見守ってあげること」
で、
日常的に、出来れば同じ時間帯に観察をすることによって
コーヒーの木とその周辺の環境に生じる、
ちょっとした変化や異常などを見逃さないようにして、
もし問題があるようであれば、
その状況や状態、原因を調べて
これらに基づく最良の対策を施すことを
私は主眼としていますので、
やみくもに「剪定ありき」主義ではないのです。

移植したコーヒーの苗木たちを見たときに、
まず全体の「樹勢(外観)」を見るようにしています。

コーヒーの健康な成育2.JPG
 南風原町のテスト圃場で充分に根付いて
    生き生きしているコーヒーの若い木


苗木たちは、遺伝だけでなく
それまでの生育環境も大きく影響していて
枝葉の付き方や大きさ、徒長の長さなど、
その樹勢というか「外観」はそれぞれ違いますが、
苗木たちにとって格好などはある意味どうでもよくて
コーヒー山の新しい環境下で長く生き延びるために
「早く根付いて、健全に大きく成長して生き残りたい」
と思っているはずで、
それには根から毛根を伸ばしたり、
葉によって光合成を行ったりして早く根付こうと、
彼らは懸命に頑張るのですが
そのためには苗木の頂上付近を中心に葉を出して
出来る限り葉を密生させて太陽の光を受けたいはずで
新芽の出具合や葉や枝、幹や根の各部の状態などについて
 ・ 形状や色、密度、伸長などに異常がないかexclamation&question
 ・ 枯れた部分はないかexclamation&question
 ・ 病害虫に侵されていないかexclamation&question
 ・ 日照や通風は問題ないかexclamation&question
 ・ 水はけ、水もちに問題がないかexclamation&question

など、詳しく観察しているのですが、
次回から、具体的にどこの部位をどう見ているのかを
書きたいと思います。

コーヒーの健康な成育.JPG
 健全なコーヒーの木は、枝葉をどんどん伸ばしてきます
 南風原町のテスト圃場で撮影しました


そういえば、
今日は沖縄では「旧盆ウンケー」という日(旧暦7月13日)で
夕方に家の前で火をたいて
祖先を迎える(=ウンケーをする)大事な日でしたね。
そろそろ近所では賑やかになってきましたから、
もうすぐ始まりそうです。

重機の道の終点付近.JPG
 「重機の道」と呼んでいるコーヒー山の
  大回廊道路の南側終点付近の様子
posted by COFFEE CHERRY at 17:48| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月10日

コーヒー山のエメラルド昆虫「リュウキュウツヤハナムグリ」

沖縄本島を通過した低気圧のおかげで
日照り晴れ続きだったコーヒー山にも
この週末は久しぶりの恵みの雨雨があり
昨日予定したコーヒー苗木の移植作業は
週明けに延期することになりました。

リュウキュウツヤハナムグリ1.JPG
体長は約2cmで、本土のカナブンに似ていますが
沖縄にはカナブンは棲息していません。


リュウキュウツヤハナムグリ2.JPG
きれいなメタリックグリーンで“生きる宝石”のようです

緑色に輝く「リュウキュウツヤハナムグリ」
南西諸島と八丈島に分布していて
本土では棲息していない種ですが、
沖縄本島に棲息しているのは
「沖縄本島亜種」
という種類で
明るい日中に活動しますが、
山のコーヒーの葉に飛んできたところを見つけました。

リュウキュウツヤハナムグリ3.JPG
 コーヒー苗木の主幹をスルスルと
 器用にすべり降りて楽しんでいるようです


ハナムグリは漢字で「花潜」と書くように
花にもぐって蜜をなめる種類の昆虫なので、
名前の通りもちろんパパイヤやソテツ、ビロウなど
花の蜜を吸いに集まりますが、
「リュウキュウツヤハナムグリ」は
外傷のバナナやパパイヤ、ドラゴンフルーツ、
バンジロウ(グァバ)、パイン、モモなどの熟果や
ミカン類やイジュ、クヌギ、
センダンなどの樹液を吸汁しに集まってきます。

リュウキュウツヤハナムグリ4.JPG
 幹から樹液を吸っているように見えますが、
 撮影時は落ち着きなく移動していました


リュウキュウツヤハナムグリ5.JPG
 手足を器用に動かして裏側にも回ります

コーヒーも広葉樹ですから、
撮影した「リュウキュウツヤハナムグリ」は、
新顔のコーヒーノキに
“試食”“偵察”にやってきたのでしょうが、
コーヒー山には、
乾燥して樹液があまり出ないコーヒーの木なんかよりも
もっともっと樹液の出る広葉樹があちこちにありますから、
コーヒーにとって「害虫・益虫・タダの虫」という分類では、
『タダの虫に限りなく近い害虫ですが、
   ほとんど影響はなさそう』

と楽観視しておきましょう。

リュウキュウツヤハナムグリ6.JPG
 どうも樹液を吸いにやってきたのではなさそうです

リュウキュウツヤハナムグリ7.JPG
 きれいな緑色の金属光沢は宝石や車を見ているようです

この「リュウキュウツヤハナムグリ」は、
やんばるのコーヒー山から約140kmも離れた
沖縄本島南部の南風原(はえばる)の私の自宅内の
ミニバナナ園でも
バナナに集まっているところを先月見つけました。

リュウキュウツヤハナムグリ8.JPG
 画像では1匹しか写っていませんが周りに4匹いました。

リュウキュウツヤハナムグリ9.JPG
 「頭かくして尻隠さず」というポーズが得意のようです

単独で行動するよりも集団で行動しているようで、
1匹見つけたら、近くに仲間がいる可能性が高いです。

リュウキュウツヤハナムグリ10.JPG
 しばらく眺めていたら交尾を始めました

「リュウキュウツヤハナムグリ」の幼虫は
広葉樹の腐植を食べて育つといわれていますから、
コーヒー山にはふんだんに
腐朽の進んだ広葉樹の立ち枯れや倒木があって
彼らの幼少時期の成育環境は万全ですし、
コーヒー山にはバナナや他の果樹類も
これからどんどん植えてゆきますから、
「リュウキュウツヤハナムグリ」と出会う場面は
今後多くなりそうですね。

これがエメラルドだったら良かったのですが…

パッションフルーツの花0808.jpg
 「トケイソウ」といわれるパッションフルーツの花
posted by COFFEE CHERRY at 18:59| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月07日

しつこいアブやブヨの襲撃にもザ・ガマン 「アメリカミズアブ」

アメリカミズアブ1.JPG

体長が約2cmもあって、
一見、ヘボ(地蜂=黒スズメ蜂)のようで脅威を感じますが
ミズアブ科のアメリカミズアブという、
原産地がアメリカの帰化昆虫です。

アメリカミズアブ2.JPG

学名は「Hermetia illucens」ですが、
英名は「Black Soldier fly」
“黒い兵士のハエ”
ですから、
その姿は、ジョージ・ルーカス監督の
『Star Wars』
に登場する
ダース・ベイダー(Darth Vader)と
「インペリアルマーチ(The Imperial March)」
を想い出さずにいられません。

アメリカミズアブ3.JPG

幼虫はウジムシで、
市街地では生ゴミなどに大量発生するようですが、
コーヒー山では、有機物の腐敗物というと
畜産堆肥はありませんから、
幼虫は腐葉土で成長しているのでしょうかexclamation&question

アメリカミズアブ4.JPG

名前はアブなのに人や動物を刺さない人畜無害ですが、
コーヒーの木でも樹液が吸われたり、
葉をかじられたりすることもなく
「害虫・益虫・タダの虫」
という分類では
『コーヒーの木にとってアメリカミズアブはタダの虫』
といえますから、
撮影した時は、
たまたまコーヒーブレイク中だったのでしょう。

080802北山付近.JPG
コーヒー山の北側山頂手前から山頂を望んだあたりですが
撮影は16時過ぎなのでコーヒー山には西日が入り
 薄暗くなりつつありますが移植した苗木は元気一杯です。

posted by COFFEE CHERRY at 19:12| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月05日

「重機の道」の下に新たな平坦な道を発見しました!

8月2日(土曜)に31回目の伐採作業(19回目の移植作業)で
コーヒー山に行きました。

このブログでいう「重機の道」とは
意味不明の方が多いと思いますので
簡単に説明しておきましょう。

重機の道0802.JPG
コーヒー山中腹の大回廊「重機の道」、
ここにもコーヒーの苗木を植え出しました。


このコーヒー山は、
(「コーヒー山」というのも私が勝手に命名したものです)
山のオーナーが約30年前に
パイン栽培をするつもりで樹木を伐採し、
重機を入れて山を縦横無尽に開拓されて、
一時は「丸裸のハゲ山」といわれていたそうで、
それが30年間放置されているうちに
陽樹や陰樹、竹などが自然に生い茂り
年初に私が借りたときには立派な森林になっていて、
山を探検するうちに、
昔重機が通って平らになった道が
あちこちにあることが分かり、
ここを伐採や間伐をして
「自然の樹を防風林にしながら
隙間にコーヒーの苗木を植えていく」

という森林農法をすることにしたのですが、
コーヒー山の中腹をわりと水平に外周するような
いわば「大回廊」を『重機の道』と命名して、
舗装された林道からコーヒー山に入る水平な道には
バナナを1列で植えるために、
こちらは「バナナロード」と名付けてあるのです。

重機の道0802−3.JPG
昔、重機が通ったことで平面になっていて
伐採や間伐をすることで周りの樹木が
自然の防風林になり、コーヒー苗木も植えやすい
最高の立地条件です。


沖縄本島はかれこれ1ヶ月以上晴天続きですが、
最近上空の気圧が不安定のために、
まれに局地的ににわか雨が降るようになっていて、
すでに移植したコーヒー苗木たちや
移植の順番を待つ苗木たちも
一様に葉がピンと張った元気な状態を示してくれています。

重機の道0802−2.JPG
木漏れ日が入るように
松を中心とした樹木の間伐をして
コーヒーの苗木を移植しています。


8月2日当日の移植作業では、
コーヒー山中腹の大回廊「重機の道」を中心に
コーヒーの苗木を植えましたが、
夕方近くに、山の中に木漏れ日が入るようになったことで
大回廊「重機の道」の一段下にも
平坦な道があるのを発見し、
(これも「重機の道」なのですが、
今のところ混同しやすいので無名です)

また新たに苗木たちを植えられるエリアが確保出来そうです。

当日作業終了前の約30〜40分を利用して
一段下の平坦な道の入口部分だけを
次回のために草刈機で
以下のように伐採しましたのでご覧下さい。

伐採作業0802−1.JPG
半年以上前にリュウキュウチク(琉球竹)などを刈って
放置してある伐採作業前の状態
竹が乾燥して薄茶色になっています。


伐採作業0802−2.JPG
草刈機で伐採した直後

伐採作業0802−3.JPG
伐採した細い木やリュウキュウチクを移動させたことで
入口部分が少しキレイになりました。


伐採作業0802−4.JPG
一段降りた左側奥に、伐採した細い木や
リュウキュウチクをまとめて積みました。
平坦な道は画像右側の方になだらかに下がっていますが、
ここの伐採は次回以降に行います。


年初には、
「コーヒー山に数千本のコーヒー苗木が
全部植えられるのかなexclamation&question

と少し心配でしたが、
今では苗木がとても足らないくらいの広域さに
嬉しい悲鳴状態なのです。

8月17日(日曜)が満月・大潮ですから、
その直前が種植えに最適なので、
大事に仏壇に上げてあるモカの種と
年初から春頃に,
テスト圃場で収穫したムンド・ノーボの種なども併せて
いよいよコーヒー山で種植えしようと考えています。

南風原のテスト圃場0803.JPG
 夕方のテスト圃場、ここでは薄暗い場所や夜間には
 ハブに注意しないといけません。


posted by COFFEE CHERRY at 12:10| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月04日

コーヒー山で優雅に舞うトンボ@「オオハラビロトンボ」



昔の恐竜の本では、
原始人が槍とか石斧や弓矢やたいまつを持って
集団でマンモスを狩ろうとしている絵が
決まって描かれていましたが、
「ヒトは食べられて進化した  
   ドナ・ハートほか著 伊藤伸子訳」

という本によると、
「人類の祖先は勇敢な狩猟者どころではなく、
 人類はトラやライオン,ヒョウ,クマ,オオカミ,
 ハイエナ,ワニ,などの肉食動物に
 補食されていた脆弱な生き物で
 人は食べられる側だったからこそ進化した」

という、
これまでの「人類=ハンター」という常識を覆す
衝撃的な人類史が書かれていて
この進化論に1票を投じたくなりました。

オオハラビロトンボ1.JPG

アフリカのサバンナで撮影された野生動物のTV番組では
シマウマとかガゼルとかインパラが
ライオンに追いかけられていますが、
ひと昔前までは
人間が追い掛け回されていたのかもしれませんね。

アフリカ人の走る速さには、
そういったDNAが残っているのかもしれないと
想像してしまいます。

オオハラビロトンボ2.JPG

人類がトラやライオンなどの肉食動物に
追い回される前の恐竜の時代では、
人類はマンモスを倒すどころか、
スピルバーグのジュラシックパークのように
ひたすら集団で逃げまどうだけで、
捕まるとエサになるという、
「人類の天敵が恐竜」
だったのは間違いないところでしょう。

オオハラビロトンボ3.JPG

今から約6,500万年前に恐竜は突如として絶滅するのですが、
その理由の「地球環境の急変説」にも、
 ・ 小惑星が地球に衝突
 ・ 月や太陽の活動の変化
 ・ 火山群の噴火

など諸説があるようで
いまだに解明されていないようですが、
恐竜のエサだった人類は、
その天敵が滅亡したおかげで、
逃げるための4本足が不要になり
直立歩行するようになって霊長類に進化し
前足は手腕になって道具を作り文明をつくり
動物や植物をエサとして、
地球の生物界で圧倒的な地位を築き
世界の人口は今日現在で66億9千万人に達し、
さらに1年で6千万人が亡くなり
1億4千万人が生まれているように
世界人口は拡大を続けているわけです。

オオハラビロトンボ4.JPG

6,500万年前に起きた恐竜絶滅が
「地球の環境の変化」
にあるとすれば、
地中に埋蔵されていた石炭や石油等の
化石燃料を大量に掘り出して、
それを燃焼させて文明を発展させ、
その反面自然環境を破壊し、大気を汚染して
絶滅した恐竜とある意味同じ運命を
人類が歩みつつあるわけですね。

オオハラビロトンボ5.JPG

昆虫類は化石によると
絶滅した恐竜よりもはるか前から生存していたようで、
3億年前の古生代にはイトトンボの仲間がすでにいたようです。

琉球列島は火山や地震によるサンゴ礁の隆起と沈降
(地続きと島の分断)の歴史があって
現在の形になったといわれていますから、
琉球列島がユーラシア大陸と陸続きだった時代
(150万〜170万年前の氷河時代)に、
当時のハブ属のヘビや旧石器人が
大陸から台湾を通って北上して来る前には
琉球にはすでにトンボは棲息していたと思われます。

オオハラビロトンボ6.JPG

コーヒー山の中腹の「竹の広場」と命名した
リュウキュウチク(琉球竹)を伐採した広場で
優雅に舞う
「オオハラビロトンボ」
と出会いました。

体長5cm程度のこのトンボは、
九州南部から以南、南西諸島で棲息していて
腹部の幅が広く平べったいことで
「腹広(ハラビロ)」
の名が付いているように
本土の「赤とんぼ」とは違うのです。

メスは腹部が黄色っぽく、
オスは成熟するにしたがって
鮮やかな赤に体色が変化しますから
コーヒー山で出会ったオオハラビロトンボは
「成熟したオス」
が多かったようです。

オオハラビロトンボ8.JPG

トンボのオスは一定区域の縄張りを持ち
そこに入り込んでくるトンボを追い出したり、
 ・ 蛾(ガ)
 ・ 蝿(ハエ)
 ・ 蚊
 ・ 蝶(チョウ)
 ・ 他のトンボ
 ・ テントウムシなどの飛翔昆虫

などを空中で捕食するそうですから、
トンボは害虫ではありませんが、
完全な益虫でもなく、
「益虫に限りなく近いタダの虫」
という分類にしておきましょう。

自宅のアラマンダ0804.JPG
 ツル性の低木植物で、トランペット形の筒型をしていて
 亜熱帯らしい黄色い花です。

posted by COFFEE CHERRY at 19:38| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月01日

しつこいアブやブヨの襲撃にもザ・ガマン 「オオハナアブ」

つい最近でも飛騨牛事件やトラフグやウナギの産地偽装など、
世の中にはあまりにも「偽装」がまん延しているなかで、
今度は
「美ら島フーズ」
という浦添市内の通信販売会社が
台湾産マンゴーを沖縄県宮古島産として
偽装販売していたことが発覚しました。もうやだ〜(悲しい顔)

台湾産マンゴーを宮古島産と表記された箱に
倉庫でせっせと詰め替えていたようですが、
県警の捜査では、宮古島産は1つもなくて、
倉庫にあったのは全て台湾産なのに、
しかも3トンも輸入していながら
「魔が差した」
らしいのですが…

与那集落の入口.jpg
国道58号線を北上し
新与那トンネルを抜けると与那集落の入口です


「モバオク!」
というオークションにも、
この偽装マンゴーが
「沖縄宮古島産完熟冷凍アップルマンゴー(ダイスカット)2kg」
という加工品で出品されていました。
・宮古島産アーウィン種
・1kg×2パック=2kg
・定価10,500円を5,000円に割引
・送料込み
・ギフト箱入り


産地偽装マンゴー.jpg
「モバオク!」に出ていた画像コピーです

7月17日に東京で
「沖縄のマンゴーを食べる会」
があり、
小泉元総理が
「これ、うまいね」
と食べていたのは偽装マンゴーだったのでしょうかexclamation&question

沖縄産の希少なコーヒーでも、
ほとんどが海外産に少量の沖縄産を混ぜたものを
「沖縄産コーヒー」
と公言して売っているところや、
台湾からモンキー型バナナを仕入れて
「島バナナ」
として県内で売っている業者もいますから、
こうなると箱やシールの問題ではなく、
生産者や販売者のモラルが問われているわけです。

少なくとも、沖縄人が沖縄県産の足を引っ張って
信用を落とすのはやめてほしいところです。もうやだ〜(悲しい顔)

オオハナアブ1.JPG
オオハナアブの姿はハチのようだし羽音もたてるので
身体の近くに来ると気になります


今日のテーマの「オオハナアブ」も、
天敵の鳥から身を守るために
黒地に黄色の横シマでハチに化け、
さらに手が込んで飛ぶときに
「ブンブン」
と、羽音をたてますから
これも一種の“偽装”なわけです。

「オオハナアブ」
は、
南西諸島や東南アジアに棲息していて
花の蜜を吸うだけで、
人間に近づくことがあっても刺しませんから
コーヒーの木にとっての
「害虫・益虫・タダの虫」
という分類では、
白い花の受粉を手伝ってもらえるだけ
益虫に限りなく近いといえそうです。

オオハナアブ2.JPG
大きさは体長17mmくらいでした。
コーヒーの葉に止まったのは休憩のようですね。


コーヒー山は森林なので樹木は多いのですが花が少ないので、
今後山では1年中何かの花を咲かせることで
オオハナアブも喜ぶと思いますが、
1年中花を咲かせることが出来たら
ミツバチの巣箱を1箱買ってみたいとも考えているのです。

もっとも、ミツバチが逃げ出したりしないかとか
人を刺さないかとか心配なので研究が必要ですが…

緑肥ひまわり.JPG
南風原(はえばる)町の自宅近くで
緑肥ひまわりを栽培している畑があって、
保育園の幼児が見学に来ていました。
私もコーヒー山ではひまわりや大豆などを
緑肥として栽培するつもりでいます。

posted by COFFEE CHERRY at 17:43| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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