2008年09月28日

森林の世代交代

「世代交代」というと、
チルドレンよりチャイルドが大事だったという
元首相をイメージしてしまいますが、
森林の中でも、常に代替わりが起こっています。

遮光用バナナ0927.JPG
 直射日光が当たる場所には、遮光用として
 徐々にバナナを植え始めています。
 このバナナ子株は島バナナです。
 バナナの手前のコーヒー苗木は今の時期に
 赤くなっているものがありました。
 画像からは判りにくいのですがバナナの奥には
 コーヒー苗木が約3m間隔で植えてあります。


コーヒー山は、約30年前に
山のオーナーが広大な畑を作るために
多くの樹木を伐採し、重機を入れ
そこから自然に再生した森林となっていることで、
コーヒー山の森林自体はまだ若く成長過程にあり、
樹齢数百年というような大木はありませんし、
もちろん老木だってありませんが、
スダジイを中心とした高木層を中心に
亜低木層、低木層、草本層という
やんばる特有の4層に分化して、
多種多様な種が混成して共生しながら
生態系を作り上げています。

切り倒した琉球松.JPG
 切り倒した琉球松の年輪からすると
 約30年くらいの樹齢でしょうか。
 他の樹木は切り株から新しい芽が出てくるのですが
 松は出てきません。
 琉球松は曲がるために、
 木材としては利用されにくいようです。


東からの風.JPG
 手前のコーヒー苗木が右(東南)からの風で
 右側の枝葉があおられています。
 山での風速は5〜6mと思われますが、
 コーヒーは敏感に反応します。
 主幹が細くて硬いコーヒーの木は、
 強風下ではくの字型になって耐えても
 我慢の限界を超えると折れてしまうので、
 画面の右側にはハイビスカスの挿し木をして
 防風対策をしないといけません。


東からの風2.JPG
 この画像では手前のコーヒー苗木が左(東南)からの風で
 左側の枝葉があおられています。
 中山頂上を見上げる位置ですが、
 山の上の方にコーヒー苗木が植えてあるのが分かりますかexclamation&question


そんな山深い山中では
台風台風で幹が折られたり、根元から倒壊した倒木や
あるいは病気になったりして立ち枯れた木、
梢の先が枯死したり,幹が空洞化したりといった
老衰化を示す木をあちこちで目にします。

朽木0927−1.JPG
 コーヒー山には、倒木があちこちにあり
 土に返ろうとしています。


大きな樹木が倒れると、
森林の天井に穴が開いたように
一部分にぽっかりと空間が出来ますから、
そこだけ日が差して明るくなります。

朽木0927−2.JPG
 朽木はもろく、手で触っても
 ボロボロになるようなものがあり、
 中には小さな虫の棲みかになっています。
 クワガタや玉虫の幼虫らしい虫まで見つかります。


「ギャップ」といわれる明るくなった場所では
たくさんの若木が先を争うように生えてくるのですが、
この「ギャップ」が森林の世代交代の場で
若木たちは光と養分をめぐる競争を行い,
この競争に勝ち残った樹木だけが林冠木へと成長してゆく、
というように、
弱肉強食の世界は動物社会だけではないのです。

朽木0927−3.JPG
 移植したコーヒー苗木の近くにも朽木がありますが、
 キノコや菌類で分解されるのが早いですし、
 コーヒーの木に良い影響があるものと期待して
 倒木はなるべくそのままにしています。

この「ギャップ」が形成される面積は,
森林の成熟程度により異なるようですが、ブナ林では
おおむね1ha(=10反、3千坪)当たり
1年間に0.5%前後といわれていますから、
森全体がすっかり世代交代をするまでには
約200年くらいかかることになるわけです。

朽木0927−4.JPG
 コーヒー苗木は約3mは離すようにして植えていますが
 必要に応じて朽木を動かすこともあります。
 この朽木は動かしたのですが、
 トカゲの卵らしいのが3つ付いていたのに
 残念ながら卵が落ちてしまいました。
 朽木の移動でも気をつけないといけません。


コーヒー山では、
この「ギャップ」による若木の過当競争が
リュウキュウチク(琉球竹)に先手を打たれて
占有されてしまっているところも多く見受けられます。

リュウキュウチクは、コーヒー苗木の支柱として
利用していますが、
移植完了後は竹炭や竹酢液にして
コーヒー山で利用しようかとも考えています。

朽木0927−5.JPG
 朽木が分解されて土に戻りつつありますが、
 木陰で湿気があるためにコケが生えています。


朽木0927−6.JPG
 朽木の下の腐葉土には白い菌がたくさん付着していて
 コーヒー苗木の栽培環境としては最高です。


また朽木には多くの虫が棲息したり、
キノコや菌類が分解して良質の土に戻してくれるのです。

朽木0927−7.JPG
 右上に大きな朽木が横たわっていますが、
 こういう中には小動物がたくさん棲息しています。


森林はいつ訪れても、
静寂さを保っているように見えますが
実際には森林は長い目で見ると
Dinamicに変貌しているわけです。

若木が生えてきた南山斜面.JPG
 伐採した樹木やリュウキュウチク(琉球竹)、
 下草などが自然生えしてきました。
 これらの成長はコーヒーよりずっと早いために
 また伐採しないといけません。


コーヒー山のコーヒー苗木の植林エリアでは
樹木を伐採したことで日が差したり、
木漏れ日が多く入るようになっていますから
最初に移植した南山あたりから、
若木や草本が群雄割拠の下克上のように生えてきて
来月中旬以降初春までの苗木移植をしない期間には、
また南山から、若木などの伐採をする必要があり、
山仕事はキリがないですね。

ヒメアマガエルのオタマジャクシ1.JPG
 やんばるには15種類のカエルが棲息しているようですが、
 オタマジャクシが半透明なのは「ヒメアマガエル」ですから
 きっとこれのオタマジャクシでしょう。
本土のカエルのオタマジャクシとは少し違いませんかexclamation&question
 コーヒー山の簡易雨水貯水タンクで
 このオタマジャクシはいつも大量に泳いでいるのですが
 前回記述のガラスヒバァというヘビが
 ひんぱんに食べに来るようで時々激減したりしています。
 画像の背景が青いのは、
 ペールのフタの裏側ですくったからです。


ヒメアマガエルのオタマジャクシ2.JPG
 「ヒメアマガエル」は南西諸島以南に棲息する
 体長約3cmの日本最小のカエルで
 落ち葉が堆積した林床がお好みのようですから、
 コーヒー山はまさに彼らの住み良い環境なわけです。
 成体はひし形のような体形をしていて茶色く、
 落ち葉に擬態していて、ジャンプ力もあって、
 時々見かけるのですが成体の撮影は
 今のところ出来ていないのです。もうやだ〜(悲しい顔)


昨日9月27日(土曜日)は新月の2日前で
「苗木移植に最適な日」
でしたし、
しかも手伝って頂いた3名様もいらしたことで
移植作業がはかどりました。

与那海岸0927.JPG
 昨日9月27日(土曜日)18時ごろの与那海岸です。
 満潮は18時14分でしたが、
 瞬間最大風速が75mという猛烈な台風台風15号が
 台湾に接近中の影響で、
 風速5mの東南東の風が東シナ海にも
 吹いていて海はしけていました。
 (これでも波が高い方なのです)
 この後、約15mmの恵みの雨雨になりました。
 移植した後の雨雨は天の恵みです。
 那覇市から鹿児島市までの距離は660kmですが、
 那覇市から台湾の台北までは630kmと
 那覇市からの距離では鹿児島より台湾の方が近いですし
 台風台風15号の進路は、また90度北東に迂回する
 可能性もあるらしく、沖縄本島でも
 「対岸の火事」ではいられなくなりそうです。もうやだ〜(悲しい顔)


posted by COFFEE CHERRY at 23:39| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月24日

コーヒー山の益虫のチャンプ・蜘蛛(クモ)

気が弱いながら正義感が強く、
隣の幼なじみの女の子が好きなのに意思表示できないというと
ドラえもんに登場するのび太としずかちゃんのことを
思い出しますが、
この構図はスパイダーマンという映画でも同じなのです。

主役のピーターは、社会見学で行った大学の研究室で
遺伝子を組み換えた「スーパースパイダー」という
蜘蛛(クモ)に噛まれて特別な能力が備わって
スパイダーマンになって悪を倒すヒーローになるという、
スーパーマンにも似たSTORYですが、
コーヒー山にいる多くの蜘蛛(クモ)たちも
害虫からコーヒーノキを守るヒーローでもあるのです。

オオジョロウグモ0809-1.JPG
 日本最大の蜘蛛「オオジョロウグモ」ですが
 なぜかコーヒー山には大繁殖しています。
 迫力ある大きいのはメスなのです。


オオジョロウグモ0809−2.JPG
 これも「オオジョロウグモ」のメスです。
 体長だけで4〜5cmありますから、
 足先までの大きさは手のひらよりも大きいです。
 これは胴が長細くないのでまだ若いのでしょうか。


コーヒー山の蜘蛛(クモ)たちは複数ですから、
スパイダーマンというよりは、
黒沢明監督の「七人の侍」という
野武士から村を守る用心棒の浪人組に近いのかもしれません。

オオジョロウグモ0809−3.JPG
 これも「オオジョロウグモ」のメスです。
 網の大きさは両手を広げても足りないくらい大きいのですが、
 エサのかかりが悪いようだと、
 すぐに別の場所に引越してしまいます。


オオジョロウグモ0809−4.JPG
 これも「オオジョロウグモ」のメスで
 裏側から撮影したものですが、
 大物と格闘したようで、
 右脚が2本取れてしまっていますね。


1975年にベストセラーになった
「複合汚染(有吉佐和子著 新潮社)」
には、
 ・ 農薬と化学肥料使用が農産物や生態系に与える影響
 ・ 界面活性剤を含む洗剤の人や生態系への影響
 ・ 合成保存料、合成着色料など食品添加物使用の危険性
 ・ 自動車の排気ガスに含まれる窒素酸化物の危険性
 ・ 化学肥料開発と火薬開発の並行性
 ・ 化学合成技術の発達と戦争、軍需産業との連関性

など環境汚染問題について書かれていたように、
日本の戦後の農業は、
 ・ 機械化
 ・ 効率化
 ・ 収量重視

という、
農業に工業化を導入した近代農業が進められて
現在に至っています。

オオジョロウグモ0809−5.JPG
 これも「オオジョロウグモ」のメスです。
 とにかくコーヒー山ではバナナロードや重機の道の
 行く手をはばむように網が張られていたり、
 コーヒー苗木近くにもたくさんの網が張られていて、
 あちこちで出会います。


オオジョロウグモ0809−6.JPG
 胴体が黄色と黒のストライプではなくて
 黒のメタリック1色で、伊達政宗の鎧みたいですが、
 これだって「オオジョロウグモ」のメスなのです。


オオジョロウグモの幼体0809.JPG
 これはオオジョロウグモの幼体ですが、もちろんメスです。
 まだ若いのに右脚が1本取れてしまっていますね。


具体的には
 ・ 窒素
 ・ リン酸
 ・ カリウム

といった肥料の三要素を主成分にした化学肥料を使用して、
雑草には除草剤を、
害虫には農薬(殺虫剤)を散布する農法ですから
土壌の1gの土に1億以上いるといわれる微生物は死滅して、
土はコンクリ−トのように固くなり
そのためにトラクタ−で土を撹拌(かくはん)し、
化学肥料や農薬は年々使用量が増大しながら
収量は減少するといった、
お金ばかりかかって、何が効率的なのか
さっぱりわからないどころか、
環境的な弊害を身近にさせたのが近代農業でもあるわけです。

オオジョロウグモ0809−7.JPG
 右脚が1本取れてしまっているオオジョロウグモのメスです。

オオジョロウグモ0809−8.JPG
 上の拡大画像ですが、
 大きなメスの背中に張り付いている蜘蛛は
 子供とかエサではなくてオオジョロウグモのオスなのです。
 人間と逆のハーレム状態で、
 小さなオスが網に何匹も見られます。


コガネグモの仲間0809.JPG
 コガネグモの仲間だと思いますが、
 名前が判らない蜘蛛もコーヒー苗木に網が張られています。


ハナグモの幼体0809.JPG
 花の周囲や葉の上で小さな獲物を待ち構える
 「ハナグモ」の幼体です。
 大きさは5mmくらいでした。


名前が不明のクモ0809−1.JPG
 コーヒー苗木の特に新芽が出る上部のあたりには、
 小さくて細かい網が張られていることがよくあります。


名前が不明のクモ0809−2.jpg
 コーヒー苗木の近くのハイビスカスの葉にいた蜘蛛ですが、
 これも名前が判りません。
 どんなに小さい蜘蛛でも、
 出会うと「頑張れ」と思ってしまいます。


最近、見直されてきた有機農法や不耕起農法など
除草剤や農薬を使わない昔ながらの環境に易しい農法では、
 ・ 有機物を土の中の微生物によって
   チッソ・リン酸・カリ等の無機質に分解してもらって
   植物に吸収させたい
 ・ そのために、有効微生物が住みよい環境を
   つくることが「土作り」

という考え方ですが、
同時にこの農法では
「雑草や病害虫との戦いを、どう克服するかexclamation&question
という高いハードルを越えなければいけない努力も
必要なのですが、
農薬が使われる前の農業では
月や潮のリズムを生かしたり
クモやカマキリ、テントウムシといった益虫や
トカゲやカエルなどが農業害虫を捕食するような
天敵を利用した防除が行われていたわけで、
その中でも「蜘蛛(クモ)」は、
「朝グモを殺してはいけない」
といわれるように
その外見からはとても可愛いとはいえない姿でも
人間にとっての益虫と古来から認定されてきたのです。

コガタコガネグモ0809.JPG
 南西諸島だけでなく全国にいる
 珍しくない「コガタコガネグモ」ですが、
 網にZ状というかX状というのか、
 「隠れ帯(かくれおび)」という
 白い太い帯を網につけるのが特長の蜘蛛です。


スズミグモのメス0809.JPG
 「スズミグモ」のメスです。
 網がベトベト系の粘着タイプではなくて、
 獲物を糸にからませて捕獲するタイプの
 網を張るのが特長の蜘蛛です。


ヤンバルユウレイグモのオス0809.JPG
 細長い脚でゆらゆらしながら歩くので
 ユウレイグモといわれるのでしょうが、
 これはやんばる特有の「ヤンバルユウレイグモ」のオスです。
 あまりにも細長いためになかなか発見しにくく、
 網にいたのは見たことがないのですが、
 雨水貯水システムでは、浮いて死んでいるのを
 時々見かけますから、
 コーヒー山ではあちこちにいるのだと思います。


コーヒー山には、
多くの種類のスパイダーマンが棲息しています。

移植したコーヒー苗木や通り道にも
あちこちに網が張られていますから、
彼らの活躍を期待しながら出来る限り網を破らずに
迂回することにしているのです。


オオジョロウグモ0809−9.JPG
 コーヒー苗木を移植中にオオジョロウグモの網に
 クロアゲハがかかってしまいました。
 すぐにオオジョロウグモが近寄ってきたので、
 クロアゲハの救出は出来ませんでしたが、
 ツガイのクロアゲハが悲しそうに
 しばらく近くを飛び回っていました。


アシダカグモの巣0809.JPG
 自宅の各部屋に棲息してゴキブリを捕食する
 “生きたゴキブリホイホイ”「アシダカグモ」の孵化です。
 居間の網戸に貼られて、1mm程度の子供が
 四方に分かれて行きましたが、
 どう猛なホオグロヤモリが近くで待ち構えていますから、
 生存競争もなかなか厳しそうです。

posted by COFFEE CHERRY at 13:59| 沖縄 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月21日

迷走台風13号の軽微な被害状況

台風台風13号がウロウロしたおかげで
昨日コーヒー山に行けたのは10日ぶりになりました。

バナナロード0920−3.JPG
 「バナナロード」は何度も車を乗り入れたことで
 地面が踏み固められたようで、
 現在では乗用車でも楽に入れるようになりました。
 画像では左側が山になります。


台風台風13号の最大瞬間風速は本島南部の那覇市では
9月16日(火曜日)に36.1mを記録しましたが
台風台風が北東に進むにしたがって徐々に本島北部とは
離れて行きましたから、
「コーヒー山の南山から中山あたりの、
 特に稜線の南東から吹きつける風の苗木への影響」

「森林の樹木を一部でも伐採したことの影響」
「ポット苗木のドミノ倒し」
「支柱を付けた苗木への強風の影響」
といった心配もしている反面、
「この程度の台風台風で大きな被害が出るようなら、
   沖縄でのコーヒー栽培なんか出来っこない」

という、
「コーヒー山なら大丈夫でしょう」
といった期待もあって
山の総点検を早くしたかったのです。

バナナロード0920−2.JPG
 「バナナロード」は右上の山の斜面から
 雨水霧が流れ落ちてくるのですが、
 伐採や移植のために車が何度も通って
 地面が踏み固められたことで、
 ぬかるみも減りました。


昨日のやんばるエリアは「晴れ晴れ」予報でしたが、
到着してみると一時小雨雨がパラつく雲曇りが重い日で
湿度は高いものの気温は上がらずに
快適に作業することが出来ました。

コーヒー山から直線距離で5〜6kmの
国頭(くにがみ)村比地(ひじ、標高8m)の
12日(金曜日)以降のアメダス情報によると、
 ・ 9月12日(金曜日)曇り  降雨量 8.5mm 最大風速9m
 ・ 9月13日(土曜日)雨   降雨量66.0mm 最大風速11m
 ・ 9月14日(日曜日)晴れ  降雨量27.5mm 最大風速9m
 ・ 9月15日(月曜日)曇り  降雨量 5.5mm 最大風速7m

 ・ 9月16日(火曜日)雨   降雨量23.5mm 最大風速9m
 ・ 9月17日(水曜日)雨   降雨量59.0mm 最大風速13m

 ・ 9月18日(木曜日)晴れ  降雨量 1.5mm 最大風速7m
 ・ 9月19日(金曜日)晴れ  降雨量 0.0mm 最大風速5m
 ・ 9月20日(土曜日)晴れ  降雨量 0.5mm 最大風速2m

となっていました。

バナナロード0920−1.JPG
 「バナナロード」は、その名の通り
 バナナを道路の端に1列に植えた、
 コーヒー山の導入道路のことですが、
 少しずつ子株を植えて、それらしくなってきました。


「比地(ひじ)から直線距離で5〜6km」
といっても、
比地(ひじ)の計測地の標高は8mとコーヒー山の標高350mでは、
環境的にも違うはずで
コーヒー山の方が降雨量や最大風速は
大きいものと予測されますが、
以下、コーヒー山での台風台風13号の実害状況をお知らせします。

「実害」というより「こんな程度」という軽微なものでした。

倒れたポット苗木0920−1.JPG
 ポットや鉢のコーヒーの苗木は、
 叩きつけるような強い風が長く当たると、
 主幹や枝葉が稲穂が垂れるように我慢していても、
 ポットや鉢の重心が先に堪えられなくなって、
 ゴロンと倒れてしまうのですが、
 さらに強い風に当たると、連鎖式に
 次から次へとドミノ倒しのようになってしまうのです。
 この場合は主幹が折れることはなく、
 枝葉の影響も少ないので、
 台風一過後にポットや鉢を少し面倒ですが
 元通りに起こせばいいのです。


倒れたポット苗木0920−2.JPG
 「倒れたポットや鉢は起こせばいい」のですが、
 「いつ倒されたのかexclamation&question」が問題になります。
 倒されてから救出まで長時間かかったことよりも、
 ポットや鉢に保水が無い、中の土がカラカラに
 乾いた状態のときに早々と倒された場合は、
 その後に雨が降っても水不足状態になっているわけですから、
 台風のさ中の救出は私自身が2次災害に遭う可能性も
 ありますから助け起こしたくてもそれがなかなか困難ですし、
 どうしても台風一過までは長時間が経過することで
 苗木が弱ってしまうことがあり、
 台風前にはポットや鉢が倒されないように
 工夫する必要があるのです。
 数年前のことですが、大型台風から
 自宅のポット苗木を守るために、
 苗木の上から防風ネットをかけてしまったこともありました。
 沖縄で強風に弱いコーヒーを栽培するには、
 常に「台風台風からどう守れるのかexclamation&question」を考えた
 栽培法、防風対策を考えておかないといけないのです。


ポット苗木が倒されたのは、上記画像は「重機の道」ですが、
新しく伐採しているバナナロード沿いの平地部分の
「新苗木置き場」にも2個が倒されていました。

数字的にはポット苗木約100個のうち、
倒されていたのは9個くらいです。

斜めに傾いたコーヒー苗木0920−1.JPG
 意外にも「コーヒー山の大回廊・重機の道」に
 移植したコーヒー苗木が数本、斜めに傾いていました。
 これは「重機の道」が強風の通り道になったことを
 意味しています。
 このあたりの重機の道に植えた苗木は
 まだ1ヶ月も経過していませんから根付いていませんので、
 強風下では主幹が風に堪える前に
 主幹自体が倒されてしまうわけです。
 苗木の修復はただ垂直に起こして土を根元に少し盛って
 踏み固める程度で1分で済むような
 まったく簡単な作業なのですが、1度被災した場所は、
 次回も同様に強風が吹き抜けるわけですから、
 風を止める対策もしなければいけないのです。
 テスト圃場の防風林のハイビスカスを長めに剪定し、
 重機の道を所々遮断するように植えてみようと思っています。


斜めに傾いたコーヒー苗木0920−2.JPG
 これも重機の道に植えたコーヒー苗木が
 斜めになっている状態ですが、
 この場合は重機の道の上の樹木から枝が落ちてきて
 コーヒー苗木にかかったことも影響して
 斜めになってしまったようです。
 伐採や間伐をした廃材の置き場所や処置方法も
 よく考えておかないと、
 強風で思わぬ被害が出てしまうことも有り得るわけです。


斜めに傾いたコーヒー苗木0920−3.JPG
 これは、さらに大きな重い枝の直撃を受けたために
 斜めになってしまったコーヒー苗木です。
 これも重機の道の苗木です。


倒れたコーヒー苗木0920.JPG
 これは、強風で完全にパタンと倒されてしまった
 コーヒー苗木で、これも重機の道に植えたものです。
 これも垂直に起こして根元を固めるのですが、
 毛根の一部が切れてしまっているかもしれませんから、
 ゆっくりていねいに治療してあげないといけないのです。
 完全に倒された苗木はこの1本で、
 主幹や枝が折られた苗木はありませんでした。



バオバブ0920−1.JPG
 大事に育てたかったバオバブ?の双葉でしたが、
 10日ぶりに行ってみると大雨の影響なのか
 無残にも倒れていました。もうやだ〜(悲しい顔)
 発芽した2本はバオバブかどうかも判らないうちに
 失敗してしまったのか、
 それとも本当のバオバブはまだ発芽していないのかも
 しれませんが、バオバブは来春4月に、
 残っている種で再度発芽に挑戦してみることにします。
 次回はネットをかぶせたりして
 発芽が上手くいくように少し工夫してみようと考えています。


バオバブ0920−2.JPG
 こちらのバオバブ専用発芽ポットには
 やや貧弱な双葉が1本出ていたはずですが、
 残念ながら消えてしまいました。
 発芽したてのホヤホヤ状態のときに、
 強い雨が直接双葉に当たるようになっていたのも
 マズかったのかもしれませんね。もうやだ〜(悲しい顔)


モカやマンゴー、アボガドは昨日の様子では
まだ発芽の兆候はありませんでした。

台風台風の影響で、コーヒー山にも大量の恵みの雨があり、
地表の腐葉土はしっとりしていて、
移植したコーヒー苗木たちだけでなく
山の樹木も総じて元気一杯でした。

台風台風は人間にとっても、
山の動植物にとってもイヤなものだと思いますが、
「台風台風は大掃除」
と考えると、
対策や準備をして迎え撃つような気に、
少しはなるものです。

posted by COFFEE CHERRY at 23:19| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 台風の被害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月17日

コーヒー山の遮光バナナ

迷走台風台風13号の進路が中国福州手前でUターンし、
今度は九州方面に向かいだしました。
そのため沖縄本島は大雨雨と強風にさらされていて
お昼くらいに再接近するようですが、
那覇での午前8時の最大瞬間風速が13.5m程度らしいので
この程度の強風ならコーヒー山でも被害はないはずです。

竹の広場から見上げた空.JPG
 コーヒー山の大回廊・重機の道にある「竹の広場」から
 見上げた空です。
 空が充分に見えるということはカンカンに日照りになったり
 風が吹き込むことにもなるわけで、
 「開放部分」にはバナナを植えつけて
 コーヒーを遮光してあげることにしましたが
 「そんなこと海外ではとっくにやってるよ」
 というのとは、栽培北限地の沖縄では
 少し意味合いが違うのです。


ポットや鉢のコーヒー苗木は、
台風台風ではドミノ倒しのように横倒しにされるだけなので
それを起こせばよいのですが
移植してしまったコーヒー苗木は、
竹や柳、ハイビスカスのように柔軟にしなることが出来ない
曲がりにくい固い木ですから
強風下では懸命に耐えられるだけ耐えても
我慢の限界を超えると枝だけでなく主幹も折れてしまうのです。

苗木の支柱.JPG
 移植したコーヒー苗木を安定させて成育させるために
 一部の苗木には伐採したリュウキュウチク(琉球竹)を
 “支柱”にして、苗木の主幹とヒモで結び付けています。
 台風台風などの強風下ではヒモで結んだ部分が固定されることで
 そこから急激に風で曲げられることにもなるので
 支柱も一長一短なのです。


そのために、幹の補助として「支柱」を地面に刺して
コーヒーの幹と結びつけたり、
防風林や防風ネットという防風対策を講じることで
コーヒーを守ったりする必要性があり、
言わば、被害と対策のいたちごっこを繰り返しながら
3歩進んで2歩戻るような
「1mmの積み重ね」
で、
少しでも理想的な防風策に近づけるしかないのです。

バナナの花.JPG
 30cm前後もある紫色のバナナの花です。
 この画像のバナナは「ボリビアバナナ」です。
 時期によっては黄緑色の状態で完熟することから
 「青バナナ」ともいわれますが、
 とても美味しいバナナです。


コーヒー山での伐採や間伐でも
一時期造園技能士の資格を持つ植木屋さんに
伐採のお手伝いをして戴きましたが、
コーヒーノキの生態を充分に理解してもらえなかったようで、
「防風対策」よりも「見栄えの完成度」が重視されてしまい
「空の見える空間」が予想より広くなり、
そのために日照が当たるだけでなく、
台風の脅威にもさらされることになるわけで、
素人の私たちによる伐採や間伐の方が
臆病な分だけ樹木を残しているのが幸いして
防風対策にしても保水や木漏れ日が入る環境にしても
結果的には満足する出来になりつつあります。

ボリビアバナナ0809.JPG
 自宅庭のミニバナナ園のボリビアバナナです。
 私は島バナナとボリビアバナナ、ブラジルバナナが
 最高ランクの同評価にしています。


コーヒーの木は沖縄では直射日光に当たる栽培環境でも
問題ないどころか
むしろ
 「沖縄がコーヒーの北限だからこそ
     積極的に日照に当てた方が良い」

というのが私の持論ですが、
今年山に移植しているコーヒー苗木は
まだ充分に根付いていませんから
しばらくの間は
「観察と必要に応じた保護」
をしてあげる必要があり、
カンカンに太陽晴れが照りつける場所に植えたコーヒー苗木には、
バナナ子株を新たに近くに植えて“遮光”するようにしました。

バナナの子株0908.JPG
 バナナは種でも球根でもなく株分けの「子株」で増やします。

バナナはコーヒーによく似会うのですが、
バナナは木でなくて草本ですから
コーヒーもバナナも台風台風にはからきし弱く、
「防風対策」はまた別の問題になるのです。

バナナロードの草刈り.JPG
 バナナロードの中央の歩く部分だけ
 簡単に草刈りをしたところです。
 下草が伸びていてもいいのですが、
 ハブが潜んでいる可能性もあるので
 スリーシーズンだけは草刈りをすることにしています。


バナナロード未開拓奥地0910.JPG
 山のオーナーによると
 「バナナロードは行き止まり」らしいのですが
 道はずっと先まで続いていて
 私も行き止まりまで行ったことはありません。
 伐採や間伐、苗木置き場や雨水貯水システムなど
 それらの作業の奥は不必要に草刈りはせずに放置しています。
 バナナロードの下には石が敷いてあるようで
 下草だらけになることはなく、
 オーナーの偉大さに感心させられるところです。


コーヒー山では、
林道から車で入る道路を「バナナロード」と呼び、
バナナを道路に1列に植えてゆくつもりですが、
コーヒー苗木を次々に移植して
盛夏にはカンカンに太陽晴れが照りつける場所で
懸命に根付こうと頑張る苗木たちを見るにつけ、
「バナナを植えて遮光してあげよう」
と思い立ったのですが、
ひと口に「バナナ」といっても、
バナナにはいろいろな種類とそれぞれの歴史があり
仮茎の長さや直径、葉の大きさや葉の形状、
房や果実の大きさや形状にしても違いますし、
もちろん味も微妙に違うのです。

フィリピンバナナの果房.JPG
 このフィリピンバナナの子株は
 昨年運良く入手することが出来てラッキーでした。
 この子株は出回りにくいです。
 沖縄産バナナでは最大の収量になり
 しかも甘味と酸味のバランスが良くて美味しく、
 1本の果実でも満腹になります。


例えば
今でこそ沖縄を代表する島バナナですが、
1888年に小笠原から栽培目的で沖縄に導入されたバナナで
小笠原にはハワイあたりから1830年以降に
導入されたといわれていますから、
小笠原や沖縄本島には芭蕉(バショウ)は自生していても
食用のバナナは自生していなかったのです。

そういうわけで島バナナは「小笠原種」といわれ、
島バナナは酸味と甘味のバランスが良くて美味しいのですが、
島バナナは仮茎が細くて背丈が高いので
台風に弱いという欠点があり、
また房が小さいので収量が少ないという弱点もあって、
県農水部の資料でも、
「島バナナは10アール(=300坪=1反)あたりの収量が約800kg」
とされていますが、
それを補うために
仮茎が太く低木性で収量が2倍の「イスラエルバナナ」が
6〜7年前にイスラエルから沖縄に導入されて
沖縄でもジワジワと広がりつつあるのですが、
イスラエルバナナは酸味が少ないのが欠点で、
沖縄産バナナの中では味が少し劣ってしまうのです。

南山スロープに植えたバナナ子株1.JPG
 南山のスロープも空が開放状態のために
 バナナ子株を植えました。


南山スロープに植えたバナナ子株2.JPG
 南山スロープは仕事の早い植木屋さんに
 追いまくられて作業したことで、
 リュウキュウチク(琉球竹)や細い若木の伐採を
 根元からきちんと切っていないので、
 足が引っ掛かって歩きにくいのですが、
 苗木移植が出来ない晩秋以降に整地し直す予定です。


「台湾バナナ」は
1910年に台湾から沖縄に導入されました。
懐かしい「バナナの叩き売り」は、
この台湾バナナでしたね。

「ブラジルバナナ」は
原産地のブラジルでは
「Prata(プラッタ、銀という意味)」
といわれ、果実の先がとがったバナナで、
酸味が効いて美味しく、
ブラジルでは消化が良くて離乳が出来た赤ちゃんから
安心して食べさせられる安全なバナナでもあるのです。


竹の広に植えたバナナ子株1.JPG
 バナナは草本で成長が早いですから、
 すぐにコーヒー苗木を追い越してしまうことでしょう。


竹の広場に植えたバナナ子株2.JPG
 いつもこの「竹の広場」で昼食を取るので
 バナナの大きな葉で木陰が出来れば
 盛夏の時期でも涼しくて快適になりそうです。
 バナナをもぎ取って食べられるかもしれません。


竹の広場に植えたバナナ子株3.JPG
 大きなバナナ子株を植えると、
 来年開花して収穫できそうですが、
 子株を掘り出すのがまた大変な作業なのです。


私の自宅のミニバナナ園やテスト圃場には、
 ・ 島バナナ 
 ・ ボリビアバナナ
 ・ ブラジルバナナ
 ・ イスラエルバナナ
 ・ フィリピンバナナ
 ・ マッサンバナナ
 ・ 三尺バナナ
 ・ 調理バナナ

という8品種がありますから、

随時それぞれのバナナの子株を
コーヒー山に植えてゆくつもりです。

南山頂上に植えたバナナ子株1.JPG
 コーヒー苗木は南山山頂から移植を始めたのですが、
 ここも植木屋さんが頑張って伐採したことで
 必要以上に空が開放されてしまったようで、
 ここにもバナナ子株を植えました。


南山頂上に植えたバナナ子株2.JPG
 黄色く囲ったのがコーヒー苗木ですが、
 伐採した樹木が再生しつつあり
 コーヒー苗木を追い越す勢いなので、
 晩秋以降に残す若木と再度間伐する若木とを
 判別しないといけません。


最初の方で書いておくべきでしたが、
バナナは種植えではなくて、
株を移植して増やしてゆくのです。

バナナにやってきたタイワンクツワムシ.JPG
 今までコーヒー山に自生していなかったコーヒーやバナナを、
 いろいろな虫が珍しがって
 デパ地下の試食のようにやってきます。
 このバナナの子株には「タイワンクツワムシ」が
 葉を食べに訪れました。
 気に入ってもらえなければいいのですが…


八重山諸島に自生している?「八重山バナナ」は
果実は大きいのですが甘いだけで酸味がないとか、
私が持っている8品種以外にも
県内にはまだまだ栽培されているバナナの種類は多いのですが
コーヒー山に植えるバナナの品種は
私が独断で選んだ、
「(私が)長く食べても飽きない品種」
に限定しているのです。

北山山頂のバナナ1.JPG
 北山山頂でも空が開放されているので
 バナナ子株を植えました。


北山山頂のバナナ2.JPG
 上の拡大画像です。
 「ブラジルバナナ」の木札を立てました。
 品種ごとにエリアを決めて植えれば判りやすいのですが、
 掘り出せる子株を最優先して山に搬送しているために
 品種はバラバラになってしまうので
 いちいち木札を立てざるを得なくなりました。
 少し面倒です。


ちなみに、沖縄産バナナの3大天敵は
 @ 台風
 A ゾウムシ
 B 泥棒

で、
私の自宅のミニバナナ園でも
明け方に近い時間に散歩を兼ねて
房の生育状況を確認しに来ている招かざる人たちがいますから
果実がパンパンに膨らんでから収穫する主義の私としては
いつも「収穫直前の盗難」を恐れているわけです。

鉄製の門0809.JPG
 先月完成した分不相応な立派な鉄製の門ですが、
 これによってコーヒー山はセキュリティレベルが
 格段に向上しました。


バナナについての話は
なるべくバナナブログに書くことにしましょう、
現在休刊中ですが、バナナも大部分植えてしまったら
再開しようと思っていますので、
興味のある方は時々覗いてみて下さい。


コーヒー苗木移植完了後には
バナナブログもこのコーヒーブログに
統一してしまおうかとも考えています。

バナナロードの崩れた段差.JPG
 バナナロードの山側斜面は段差になっているところもあり、
 その一部では土が崩れているところもあります。
 こういう所は植物を植えて、
 その根で崩落を押さえるのが効果的なので
 ここも早めに対処したいところです。
 今回の台風台風で少し土が落ちているかもしれません。


それにしても、
発芽したバオバブ?は
その後どうなっているでしょうかexclamation&question
そろそろモカも発芽の兆しがあっても良いのですが…
台風台風一過までは山に行けそうもないので少し心配です。

posted by COFFEE CHERRY at 10:48| 沖縄 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

移植したコーヒー苗木の生育チェックポイントC「葉−3」

せっせと山に移植しているコーヒーの木は、熱帯果樹といっても
もともとやんばるに自生している木ではない持込の移入種ですし、
今まで本島南部の平地で成育させていた環境と
本島北部の、しかも標高は約350mといっても
沖縄島では山岳地帯で
しかも土壌も違うという、
それまでとは違う環境下で、
・ 上手く根付いているかどうかexclamation&question
・ 健全に成育しているかどうかexclamation&question

という健康診断を、
毎回コーヒー山に行くたびに
必ず全部をチェックすることにしています。

北山山頂0910.JPG
 9月10日に移植作業をした北山山頂付近。
 スダジイを中心とした常緑高木が防風林になってくれて
 通風も良く、木漏れ日も適度に当たり、
 酸性土壌のうえに腐葉土も豊富ですから
 コーヒーの苗木にとっても理想的な栽培環境なのです。


キノボリトカゲ0809−1.JPG
「小さな恐竜・キノボリトカゲ」が
 どこにいるか判りますかexclamation&question


キノボリトカゲ0809−2.JPG
 「小さな恐竜・キノボリトカゲ」はコーヒー山や自宅の庭、
 テスト圃場にたくさん棲息していて、
 私の頭の上に乗ったり、作業着のポケットの中に
 入り込むこともあるのです。


最初に目に入る「樹勢(外観」」の中で
特に“葉”については、
 ・ 色
 ・ 大きさ
 ・ 質量
 ・ 新芽や新葉の出具合
 ・ 病害虫の影響

などをチェックするのですが、
前回の
 @「葉がしおれている」
 A「葉が枯れた」

の続編を書くことにしましょう。

落葉する葉1.JPG
 他の緑みどりしている葉の中で、
 1枚が黄色く枯れるのは問題ありません。


落葉する葉2.JPG
 葉は枯れると自然にポロリと落ちます。

B「葉が落ちた」
 ・単純に「水不足」で葉が枯れて落葉することがありますが、
  コーヒーノキの場合は水不足になると
  全体の葉がダラリと垂れるので
  誰にでも判りやすいのですが、
  コーヒーは他の樹木に比べて、特に若い苗木の場合や
  移植後根付くまでは水がたくさん必要な樹木ですから、
  水不足にならないようにしないといけません。
  日照り続きの場合の水やりでも、
  コーヒー山では簡易雨水貯水システムという
  ブルーシートを張ってペールなどに雨水を溜めておいて
  水やりをするように心がけていますので、
  水不足による落葉については、
  コーヒー山ではポットや鉢で置いてある苗木以外の
  移植した苗木については心配していません。


 ・逆に「水のあげ過ぎ」でも、
  葉が枯れて落葉することがあります。
  自然の雨を充分に活用し、晴天続きの場合に
  人工的な水やりで補充するのが私の方針なので
  異常気象で長雨になったとしても、
  山は水はけの良い赤土ですから大丈夫でしょう。


落葉する葉4.JPG
 この苗木でも他の枝葉がしっかりしているので、
 1枚が黄色く枯れても問題ありません。


 ・「日当たりが悪い」と葉が枯れて落葉する樹木もありますが、
  コーヒーの場合は日陰でも成育する“陰樹”ですから、
  木陰で生育していた苗木を段階を経ずに
  カンカンの日当たりにでも移動しない限り、
  特別な心配は要りません。
  沖縄はコーヒーベルトの北限ということから
  「沖縄では最終的には日当たりの良い場所で
   成育させる方が良い」という考え方が私の持論です。


 ・「根詰まり」で葉が枯れて落葉することもありますが、
  コーヒー山の国頭(くにがみ)マージは赤土酸性土壌で
  地力はありませんが水はけが良いのが特長ですから、
  植えた場所が多少のくぼみがあったとしても
  特に心配はしていません。


落葉する葉3.JPG
 新芽が出ているのに1枚が黄色く枯れるのは、
 「その葉の寿命」ととらえています。


 ・「新旧交代で葉が落ちる」という、
  新芽や新葉が次々に出てきて古い葉が落ちるのは
  健全な証拠ですから、
  この場合は問題はまったくありません。


 ・「枝葉がこすれて葉が落ちる」ことがあります。
  台風の接近や襲来によって枝葉がこすれる
  自然災害的現象とか、
  苗木を荷台に載せて搬送している時に枝葉がこすれる
  人災的な現象がありますが、
  緑みどりしてまだまだ元気な葉が
  アクシデントで落葉してしまうのは、
  苗木にとってストレスが溜まるものです。
  山に搬送した苗木であれば、通風が良く、
  木漏れ日が当たるような場所に早めに移植して
  水やりを充分にあげれば新芽を出して回復してゆきますが、
  強風で必要以上に葉が落とされると、
  回復に時間がかかるのもやむを得ないところです。


落葉する葉5.JPG
  「新陳代謝による葉の交換」は木が健全に生育している
  証拠でもあり問題はありません。
  強風で枝葉が重なってこすれたり、
  山までの苗木の搬送時に枝葉が重なって
  健康な葉が落ちることがあり、
  その場合は苗木にとってアクシデントですから、
  苗木にストレスがかかるようになります。


 ・コーヒーノキは常緑樹で落葉樹ではありませんが
  「寒さに弱い」とい弱点があって、
  寒風に吹きさらしにあたることで落葉することがあります。
  コーヒー山の場合、本島北部の山岳地帯で、
  しかも標高が約350mもあることで、
  旧暦12月8日の「ムーチーの日」の時期には
  「ムーチービーサ」と呼ばれる沖縄で一番の寒さに
  見舞われる頃には、やんばるの山は
  気温が4〜5℃程度にまで下がりますから、
  移植した苗木たちは今年は特に
  寒さを乗越えてもらわないといけないのです。
  コーヒー山は森林ですから
  吹きさらしの心配はそれほどなく、
  ただ単純に低温で障害が出ないことを
  願いたいところですが、
  沖縄島より北の奄美大島の徳之島でも
  コーヒーの露地栽培が出来ていますから、
  コーヒー山でも克服してくれるものと信じています。


 ・コーヒー山に移植されたコーヒーの苗木は
  新しい環境に根付くことに尽力するのですが、
  地下部分の根と地上部分の幹や枝葉のバランスが悪いと
  葉が黄色く変色してハラハラと紅葉のように
  落葉することがあります。
  極端な場合は全部の葉が落葉することもありますが、
  根付くことを最優先してのやむを得ない処置として、
  しばらく静観すると、ほとんどのコーヒーの木は、
  少しずつ新しい枝葉を出してきて再生してしまいます。
  コーヒーノキは寒さや強風に弱いのですが、
  根付いてしまうと、意外な強さに驚かされます。


キノボリトカゲ0809−3.JPG
 「小さな恐竜・キノボリトカゲ」は、
  木や葉の色に合わせて「擬態」していることが多いです。


キノボリトカゲ0809−4.JPG
 コーヒーの葉から幹に降りてきたところなので、
 擬態色があいまいになっています。
 キノボリトカゲはコーヒーの木にとって、
 害虫・益虫・タダの虫に関係なく
 小さな昆虫などを捕食しています。


キノボリトカゲ0809−5.JPG
 簡易雨水貯水システムの青いペールの中に入り込んでしまい、
 出られなくて困っている
 「小さな恐竜・キノボリトカゲ」です。
 こういう場合の救済策として切り倒した細長い木を入れて、
 出入りが自由に出来るようにしてあるのです。


C「下の葉が大きくなる」
 ・根に異常があるとき、
  例えば移植時に毛根や直根を傷つけてしまったとか、
  根が弱って新しい土壌に馴染めず
  ほとんど根が伸びていないとか、
  土壌の水はけが悪いとか
  アリが住みついたなどで根の調子が思わしくないときに、
  下の葉が大きくなり、葉が薄くなって、
  上の葉が小さくなることがあります。
  これは下の葉を大きくすることで光合成を取ろうとする、
  木の具合の悪いサインで、この場合は木酢液や竹酢液、
  液肥、HB101などを500倍程度で希釈して
  水やりをして様子を見るか、
  思い切って掘り出してみて根の様子を見るのも
  やむを得ないような、
  手を差し伸べないといけない場面なのです。


下葉がやや大きい苗木.JPG
 下葉がやや大きいコーヒーの苗木です。
 新しい環境に馴染むために、根を伸ばそうと
 頑張っているところです。



葉についてのチェックポイントはまだあるのですが、
これはまた次回にしておきましょう。

大回廊・重機の道0910.JPG
 コーヒー山の大回廊・重機の道への苗木移植もほとんど終わり、
 北山山頂からの北側スロープと
 バナナロードに隣接する平坦の林床への
 苗木移植の準備を進めているところです。



今週末に「風の向き」を調べに山に行くつもりが、
やんばるは雨雨続きのために連休明けになりそうです。

Yahoo!のアメダスによると、
与那覇岳のふもとの「比地(ひじ)」の降水量は
12日(金曜)には21mm、
13日(土曜)は27mm、
14日(日曜)は54mm
今日15日(月曜)は午前11時までに1.5mm
となっていますから、
ここから直線距離で5〜6kmのコーヒー山でも
「比地(ひじ)」と同等の充分な降雨量があったはずで、
雨水雨を蓄える森林に生きる動植物は
さらに成長することでしょう。

台風台風は今後東シナ海を北東方向に進むとすると、
コーヒー山での風の向きは「東から西」になりますが、
南山山頂から中山山頂あたりの尾根の防風林が
やや少ないために、
このあたりに植えた苗木への影響が心配されるところですが、
今後はハイビスカスを防風林として補強移植する計画でいます。

コーヒー栽培にとって台風台風は脅威ですが、
「自然には自然なもので対抗する」
というのが私の理念でもありますから、
「ハイビスカスの防風林は1回の台風台風
 葉がほとんど吹き飛ばされるので
 次の葉が出揃うまでの1ヶ月程度は
 無防備状態になるので決して完璧ではない」

としても、
防風ネットなど人工的な対応策は
私の頭には最初から無いのです。

クワズイモ1.JPG
 沖縄ではどこでも自生しているサトイモに似た
 「クワズイモ」で、
 コーヒー山のバナナロードでも自生しています。
 北海道のアイヌの伝説に登場するコロボックルが
 傘にしていたのはサトイモの葉だったか
 フキの葉なのか忘れましたが、
 たしかに臨時の傘になりそうなくらい大きな葉になります。


クワズイモ2.JPG
 食べられないので「不喰芋(食わず芋)」と呼ばれていますが、
 切り口から出る汁に手で触れるとかぶれることもありますから、
 にわか雨でも臨時の傘にはしない方が良さそうです。


クワズイモ3.JPG
 食べられないクワズイモでも薬草になるそうで、
 「出血、切り傷、リュウマチ」などに効くようです。
 根を薄切りにして患部を押えて包帯で巻いたり、
 根の薄切りとうるち米を長時間煮て服用したりという
 効用があるそうです。


posted by COFFEE CHERRY at 12:38| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月11日

コーヒー山のアナコンダ?

沖縄本島には台風台風13号が接近していますが、
昨日は気圧が不安定の中、コーヒー山に行きました。

与那海岸から見た山.JPG
 国頭(くにがみ)村与那の海岸から、
 内陸の山の方の空模様は、
 恵みの雨雨が降りそうなどんよりした雲曇り
 覆われてきましたが、
 これは台風台風13号の影響ではなさそうです。


与那海岸0910.JPG
 台風台風13号の北上で八重山諸島は暴風域に入りましたが、
 沖縄本島と宮古島は「東京と名古屋」の距離ほど
 離れていますし、
 石垣島は「東京と大阪」くらい離れているので、
 与那海岸から見た昨夕の東シナ海は
 シケるどころかご覧のように
 “凪(なぎ)”の静かな状態でした。


来週の15日(月曜日)「敬老の日」が満月ですから、
昨日は「満月の5日前」にあたり、
「種植えに最適な日」
になるのですが、
昨日はいつもと同じように
 ・ 山に置いてあるポット苗木の移植
 ・ 新しい苗木置き場のエリアの間伐

を行いました。

コーヒー苗木の移植0910.JPG
 昨日コーヒーの苗木を移植した北山山頂の北側スロープ
 ここは木漏れ日も入りますが、
 湿り気が多くてキノコもたくさん生えています。
 多くのヤンバルヤマナメクジが木にへばりついているのも、
 このエリアです。


先週まで晴天晴れ続きで雨雨が振らないことで
コーヒー山で移植の順番を待つ苗木たちの
「水不足による葉のしおれ現象」
が顕著になってきたことで、
新たな苗木搬入は少なめにして
山に置いてあるポット苗木の移植を優先して作業しています。
暑い8月以降は特にこの形態で移植をしています。

水槽内のオタマジャクシ.JPG
 簡易雨水貯水システムの水槽内には
 オタマジャクシやボウフラが棲息しています。
 トンボも多いのでヤゴだって居るかもしれません。


ポット苗木の移植では
苗木をポットから抜き出すときに
「細根(毛根)を切りたくない」
ことと、
コーヒー山にひんぱんに行けないので
「移植時に水を効果的にあげたい」
ことで、
苗木ポットを雨水の入ったバケツなどに沈めてしまうという
見ようによっては無鉄砲な方法を取っているのですが、
コーヒー山の北山山頂の雨水貯水システムの水槽に
苗木ポットを沈めて、
手袋をした右手を入れてポットを外そうとしていたところ、
土で濁った水槽内に何やら動く気配が感じられました。

簡易雨水貯水システム0910.JPG
 「簡易雨水貯水システム」とは
 青いシートの四隅を勾配に注意しながら樹木に縛り、
 ペールやバケツに雨水を流し込む方式ですが、
 木が入れてあるのは、
 キノボリトカゲやシリケンイモリなどが溺れないように
 「命の逃げ道」としているのです。


雨水貯水システムの水槽には、
どこも例外なくオタマジャクシが棲息しているので
「カエルがいるのかなexclamation&question
と思っていたら、
ヘビが濁った水面下を
映画で見たアナコンダのように
猛スピードで8の字型とか縦横無尽に動いて
オタマジャクシを次々に捕食していたのです。もうやだ〜(悲しい顔)

ガラスヒバァ1.JPG
 「ガラスヒバァ」という変な名前のヘビですが、
 ガラスは黒っぽい体色から
 「烏(カラス)」の意味のようです。
 水槽内にポット苗木を漬け込んでしまっているので、
 土で雨水が濁ってヘビがいることには気づきませんでした。


ガラスヒバァ2.JPG
 「ガラスヒバァ」は水辺に棲息していて、
 カエルやオタマジャクシ、シリケンイモリ、
 トカゲ類などを捕食するようです。
 水面から頭を出していても擬態しているようで
 判りにくいですね。


ガラスヒバァ3.JPG
 模様の入ったホースのようなのが
 「ガラスヒバァ」の胴体で、
 水中を俊敏に自在に動いていました。


ガラスヒバァ4.JPG
 白い衣装ケースに雨水を貯めていたので、
 最初からヘビが水槽に入っていれば判ったはずですが、
 ポット苗木を何度も出し入れを繰り返して
 水が濁ってから彼は食事にやってきたようで、
 まさか水中にヘビがいるなんて思いもしなかったのです。


ガラスヒバァ5.JPG
 ヘビは私を無視して
 水中のオタマジャクシの捕獲に真剣になっています。


時々休憩なのかオタマジャクシを確認しているのか
潜水艦の潜望鏡というか
ネッシーが頭を出した写真のような状態で
水面下を見つめているのです。

ガラスヒバァ6.JPG
 潜水艦の潜望鏡のように頭を出して、
 私に感づいて様子を伺っているところです。
 この時にテレパシーで「写真だけ撮らせてね」と
 お願いしたことで、
 以降移植作業を継続してポット苗木をこの水槽に
 漬けたりしても彼は出てきませんでした。


ガラスヒバァ7.JPG
 「ガラスヒバァ」は細長くて頭も小さいし、
 目がくりっとしてなかなか愛くるしいのですが、
 毒蛇なので触ることは出来ません。


ガラスヒバァ8.JPG
 水槽から出たり、また入ったりを何度も繰り返していたので、
 この水槽専門にやって来る“常連”さんなのでしょう。


ガラスヒバァ9.JPG
 彼は沖縄本島でもっとも数が多いヘビで、
 絶滅危惧種ではないのです。


ガラスヒバァ10.JPG
 彼は水槽に出たり入ったりを繰り返していましたが、
 水槽から出た時の様子では体長は約1mありました。
 私が彼の存在に気づく前から、
 私が不用意に水槽に手を入れても
 彼は私に攻撃態勢に入らなかったのですが、
 ポット苗木を水槽で抜く時に
 誤って彼に触れていたら咬まれていたでしょうかexclamation&question


彼は
「ガラスヒバァ」
という南西諸島に棲息する細長く俊敏な毒ヘビで、
沖縄では珍しくもなく、
水辺であればどこでも出会えるヘビなのです。


また、昨日だけでなく
毎回コーヒー山の特に日差しの強いエリアで見かける
「リュウキュウアオヘビ」
もご紹介しておきましょう。

リュウキュウアオヘビ1.JPG
 南西諸島にしかいない「リュウキュウアオヘビ」です。
 沖縄で「アオダイショウ」と呼ばれるのはこのヘビです。


リュウキュウアオヘビ2.JPG
 彼はトカゲ類やカエル、ミミズ、オタマジャクシ、
 昆虫などを食べているようです。


リュウキュウアオヘビ3.JPG
 彼らは昼行性で臆病で、いつも彼らがいち早く私を発見し
 俊敏に逃げ出します。


リュウキュウアオヘビ4.JPG
 彼は子供なので黄緑色が薄いのですが、
 成体は色が濃くなって動く宝石のようできれいなのです。


リュウキュウアオヘビ5.JPG
 彼もガラスヒバァ同様に絶滅危惧種ではなくて、
 沖縄ではあちこちで見られる珍しくないヘビです


リュウキュウアオヘビ6.JPG
 文献では「ミミズが主食」と書いてありましたが、
 コーヒー山ではオタマジャクシやトカゲを食べていたので、
 雑食性のはずですよ。


リュウキュウアオヘビ7.JPG
 毒蛇ではないようですが咬まれたくはないです。

昨日は満月(=大潮)の5日前のせいか、
コーヒー山のあちこちで3〜4種類の
約10匹のヘビに出会えた日でした。もうやだ〜(悲しい顔)

アカマタ0909.jpg
 コーヒー山に向かう林道で死んでいたアカマタという
 攻撃性の強いヘビです。
 体長は2m近くありましたが、首をカマで切られていました。
 もう少し早ければ「ハブ対マングース」ならぬ
 「アカマタ対農夫」ショーがタダで見られたのですが…


ヘビの住まい.JPG
 コーヒー山で見かけたヘビで、
 キレイな黄緑色をしているリュウキュウアオヘビは
 土手の亀裂に逃げ込むのですが、
 まだ撮影出来ていないハブっぽいヘビは
 画像のような木の根元の祠(ほこら)に
 入り込んでしまうのです。
 でも根元に祠(ほこら)がある樹木は多くて、
 移植や間伐作業をするときも、
 ヘビがいつ出てくるのか心配ですし、
 作業中に顔や手に樹木の葉が触れたりしても
 身体中に電気が走ったように驚いてしまうことがある反面、
 作業に集中しているとヘビのことを
 すっかり忘れていることもあるのです。もうやだ〜(悲しい顔)


コーヒーの成木0809.JPG
 苗木が生長して成木になると、
 幹を中心に枝葉が1〜1.5mも伸びて
 こんな感じになるのですが、こうなると、
 この近くの樹木の根元の祠(ほこら)に棲むヘビが
 コーヒーの木の下の薄暗い場所に移動して
 潜んでいる可能性も考えられて、
 それを考えると少し怖いですね。


週末の本島は台風台風13号の影響がありそうですが、
コーヒー山の「風の向き」を出来れば確認したいので、
山に行きたいのですが、台風台風の進路はどうなるでしょうかexclamation&question

今回の台風台風13号は本島の西側ですから
台風台風の風は時計と反対回りの左回りなので
東から西に吹き付ける風になるのです。

アセロラの花0909.JPG
 自宅庭のアセロラも今年は豊作で
 実が落下しているのもあります。
 レモンの約35倍のビタミンCを含有しているのですが、
 それほどの酸味もないかわりに、美味しくもありません。
 実は見た目にはサクランボがゴツゴツしたような感じで、
 5〜10月という、コーヒーと逆の時期に
 収穫期を迎える果樹です。
 左上にまだ未熟の実が、右下に赤い実が見えるでしょうかexclamation&question


アセロラ0911−1.JPG
 実の付き方はこんな感じです。
 実の中には大きな種が3〜4個入っているのですが、
 種植えは難しく、挿し木で増やすのがふつうです。
 コーヒー山にも挿し木してあります。


アセロラ0911−2.JPG
 サクランボのような実の付き方でしょうか。
 完熟すると鳥に穴を開けられてしまいます。


アセロラ0911−3.JPG
 実の傷みが早く、収穫後3日くらいまでがせいぜいです。
 収穫後は冷蔵庫で保管します。
 見た目は美味しそうですが…
 食べるとまずくも美味しくもありません。
 苗木を植えて放任栽培で成長しますから
 沖縄では庭で栽培している家は多いはずです。

 



posted by COFFEE CHERRY at 23:32| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月07日

コーヒー山に近い林道で出会ったリュウキュウヤマガメ

今上天皇が皇太子殿下の頃の
今から50年前の昭和33年(1958年)に
皇太子殿下と正田美智子さんのご成婚が発表されました。

水不足の苗木0906.JPG
ここ1週間くらい晴天晴れ続きで、しかもコーヒー山の中腹の
“竹の広場”手前に置いてある苗木は日当たりが良いことで、
昨日山に行ってみると葉がダラリと垂れて
 「水不足」を露骨に表わしていました。
すぐに貯水してある雨水をあげて回復したのですが、
移植場所が北山山頂付近になっているので、
北山山頂の乾燥しない日陰に
この苗木たちは引越しさせました。


美智子さんは日清製粉を経営する一族という
資産家の令嬢ですが旧華族出身でないことから、
伝統と格式を重んじる皇族内で猛反発を受けたものの
「開かれた皇室」を目指すお二人の決意がそれらを克服して
明治以降初めての民間(士族以下)出身の皇太子妃に
なられたのですが、
昭和34年(1959年)4月のご成婚の馬車パレードを
自宅でテレビ(当時は白黒)で観ようとしたことで
テレビが一般家庭に普及するきっかけになりました。
当時はご成婚お祝いの提灯行列も各地であったようです。

北山山頂付近に移植したコーヒー苗木.JPG
 北山山頂付近に移植したコーヒー苗木たちは
 高い樹木で直射日光がさえぎられて
 ときおり木漏れ日があたる環境のせいか
 保水もされているようで一同元気いっぱいでした。


その後の昭和39年(1964年)の東京オリンピックの開催で
テレビが一層家庭に普及したのですが、
テレビの普及は同時に、
映画を斜陽化させることになりました。

竹の広場に植えたバナナ.JPG
 “竹の広場”は空がポッカリ見えますから
 当然直射日光にも当たるのですが、
 コーヒー山には水道はもちろん井戸もないので
 乾燥を防ぐために昨日バナナ子株を植えました。
 バナナの成長は早いので、
 うまく日陰をつくってくれることでしょう。


テスト圃場のバナナとコーヒー.JPG
 コーヒーとバナナの露地栽培の範囲は
 南北回帰線の内側で同じですし、
 コーヒーの産地でもバナナの木陰で
 コーヒーを栽培していることが紹介されていたり
 バナナとコーヒーが並んでいる場面は
 なかなか南国らしくて好きです。


だいぶ昔のことなので記憶があいまいですが、
テレビで鉄腕アトムを放映したころには
東宝では「ゴジラ」シリーズがすでに映画化されていて、
それに対抗して、
大映(現在の角川映画)が「ガメラ」という
カメの怪獣特撮映画を製作したのです。

テスト圃場の成木0907.JPG
 コーヒーは根付いてしまうとグングン成長して
 たくさんの実をつけます。
 テスト圃場ではバナナも植えていますが、
 コーヒーは直射日光に当たる環境でも
 健全に成育していれば木陰よりむしろ元気に成長します。


たしかエスキモーの言い伝えで
北極の氷の中に休眠していたガメラが
飛行機が墜落したことで覚醒してしまい、
大暴れするようなストーリーだったでしょうか。

溺死寸前のシリケンイモリ.JPG
 雨水の簡易貯水システムのペールやバケツなどには
 オタマジャクシやボウフラが住みついているのはもちろん
 ユウレイグモやタイワンクツワムシや蛾(ガ)などの死体が
 浮かんでいて落胆するのですが、
 “竹の広場”の発砲スチロールの雨水の中では
 準絶滅危惧種のシリケンイモリが入り込んで
 這い上がれずにグルグル回っていましたので
 間伐した樹木の枝葉を入れて救出しました。
 彼は疲労困ぱいの様子で去ってゆきましたが
 彼らはちょっとした水たまりでは必ず見かけます。


そんなこんなで、
今日は、コーヒー山の近くで
絶滅危惧種の
「リュウキュウヤマガメ」
に出会った話をしましょう。

アカヒゲのメス0906.JPG
 コーヒー山では5〜6羽のホントウアカヒゲが
 興味深く見に来てくれるのですが、
 昨日はスイカの食べかすに寄ってきました。
 メスはオスよりも勇気があるのか
 50cmくらいまで近寄ることがありますし、
 お弁当の残りご飯を特に期待して
 入れ替わり立ち代りでやって来たり
 その後移植作業をする時でも
 メスが一緒に付いてくるようになりました。
 メスはスズメを赤茶色にしたような感じでしょうか。
 近づいてきても尾を立てているので
 気をゆるめずに警戒しているのでしょう。
 絶滅危惧種ですがコーヒー山には
 わりと多く棲息しているようです。


昨日コーヒー山に向かう、舗装されたやんばるの林道で、
国指定の天然記念物に指定(1975年)されている
「リュウキュウヤマガメ(琉球山亀)」
が道路を横断しているところに遭遇しました。

リュウキュウヤマガメ1.JPG
 コーヒー山の手前で絶滅危惧種のリュウキュウヤマガメが
 林道を横断しようとしている場面に遭遇しました。
 彼は環境省レッドリストの
 絶滅危惧種U類に指定されています。


リュウキュウヤマガメ2.JPG
 彼と目が合うと、手足を引っ込めて動かなくなりました。
 国指定の天然記念物ですから飼育はもちろん出来ません。


もちろん横断中の彼の手前で車を止めたのですが、
彼は手足を引っ込めてまったく動かなくなったので、
このままでは他の車にひき逃げされる可能性もあることから、
彼の進行方向への移動に協力してあげることにしました。

リュウキュウヤマガメ3.JPG
 彼の体長は16p程度はありました。
 年齢は判りませんが今まで運よく交通事故に遭わずに
 何度も道路を横断してきたことでしょう。


リュウキュウヤマガメ4.JPG
 陸ガメはこういう半円形なのでしょうが、
 ガラパゴスのカメを連想してしまいました。
 彼は沖縄本島北部、久米島、渡嘉敷島にしか生息しない
 日本固有種なのです。


彼が向かうずっと先には清流があるのですが、
彼はふだんは森林の林床に棲息していて
昆虫や陸生の貝類、ミミズ、カタツムリ、
植物の葉や新芽、果実などを食べる
雑食性のほぼ陸生のカメで、
川には必要に応じて出かける外出先の1つのようです。

リュウキュウヤマガメ5.JPG
 陸ガメの特長なのかもしれませんが、
 手足は野生的ですよね。


リュウキュウヤマガメ6.JPG
 上から見るとこんな形をしています。

リュウキュウヤマガメ7.JPG
 彼を持ち上げて横断させて地面に置くと
 ものすごい速さで去っていきました。


やんばる地域の道路の側溝は
一部がゆるい円弧状やL状になったタイプに改修されていて
リュウキュウヤマカメやイボイモリ、
ヤンバルクイナなどの希少動物が側溝に落ちないように
改善されているのですが、
それでもまだまだ昔ながらのUの字型の側溝や
高さが10cmもあるような縁石が道路の端にあったりして、
「希少生物の保護」
を訴えるわりには、
片方では安直な公共事業による林道や山の伐採に熱心ですから
「希少生物の保護」の説得力は薄く、
どうも釈然としないところがあります。

新たな移植場所.JPG
 コーヒー山はなにしろ東京ドームの5倍もあるような
 広大な山ですから、
 次々に移植できる場所が見つかるのですが、
 ここは最新の今間伐している現場です。
 ここはほぼ平坦で、
 木漏れ日が当たるように、しかも切り過ぎないように
 試行錯誤しながら間伐しているところです。
 最初の頃よりは切り方も進歩したり
 ムダに樹木を切らなくなりました。


やんばるには、
所々に枝に赤いリボンが結んであるのを
ご覧になった方もいると思いますが、
これはその下に
「マングースの捕獲器が置いてあるよ」
という目印で、
コーヒー山のバナナロードにも30〜50mおきに
仕掛けてありました。

赤いリボン.JPG
 やんばるの道路沿いの樹木の枝に結んである赤いリボンは、
 「その下にマングースの捕獲器がある」という目印で、
 これは捕獲器を仕掛ける作業員用のガイドなのです。


捕獲器内の奥にはスルメを吊り下げるようになっていて、
スルメの臭いでマングースを誘い出して
捕獲器にうっかり入ってしまったところに
入口のゲージが閉まるような構造になっているのですが、
私が今まで見たところでは、
マングースが入っていた捕獲器はなく、
エサが付いているのも見たことがなく、
入口のゲージが閉まっていたり、
捕獲器が斜めに傾いていたりと
何だか予算のムダ遣いのようにも感じています。

マングースの捕獲器.JPG
 この捕獲器では中にエサはなく、
 マングースも捕まっていないのに
 入口が閉まってしまっています。
 「ヤンバルクイナを守るため」という大儀のためか
 捕獲器を仕掛ける作業員はコーヒー山にも
 無断で堂々と入ってきて、山の所有者も激怒していました。
 この作業員の方々もコーヒー山で
 「業者らしい人と出会う」ということで、
 セキュリティのために門を作らざるを得なかったのです。


コーヒー山で作業していると、
遠くでヤンバルクイナの声も聞こえるのですが、
野犬の遠吠えも聞こえることがあって、
またやんばるでは捨て猫が野生化していることも
多いそうですし、
実効性の薄いマングース用の捕獲器を見たり、
これを仕掛ける方から
「ヤンバルクイナを救うためにご協力をお願いしたい」
と言われるたびに、
開発と保護、人災について
いろいろと考えさせられてしまうのです。

野生小動物保護の側溝の看板.JPG
 公共事業でも最初から貴重小動物に優しい側溝にすれば
 2度手間にならなかったはずなのに、
 いまだにU字溝はあちこちにあって
 貴重小動物は這い上がれずに死んでしまっているのです。


貴重小動物生息地域の看板.JPG
 やんばるにも林道が網の目のように出来つつあり
 山が道路で寸断されると希少動物も
 棲みにくくなるはずですが…


リュウキュウヤマガメの横断注意の看板標識.JPG
 やんばるでは貴重動物が道路を横断中に
 ひき逃げされることが多いので
 注意を促す看板標識があちこちにあります。


イボイモリの標識.JPG
 イボイモリも絶滅危惧種なのですが、
 イボイモリはコーヒー山の“竹の広場”の
 工具を入れるコンテナの中にも棲息しています。
 こげ茶色でゴツゴツしています。


イボイモリが棲息するコンテナ.JPG
 直射日光が苦手のようで、
 コンテナを空けるといつも彼が居るのですが、
 すぐに下の方に逃げ込んでしまいます。
 そのうち撮影出来る時があるはずです。


イボイモリの卵?.JPG
 上の画像を拡大したところですが、
 コンテナの右隅の黒ポットの内側に
 卵が2つ産みつけられていて、
 イボイモリがこれを見守っているのか
 他の生物の卵で孵化したら食べようとしているのか
 よくわからないのですが、
 卵は日増しにピンク色になっているように思えます。


バオバブ0906−1.JPG
 9月6日(土曜日)のバオバブ?です。
 ホントにバオバブならいいのですが…
 4粒の種のうち発芽したのは、
 このポットではこの1つだけのようです。


バオバブ0906−2.JPG
 こちらのポットでは4粒のうち2粒が発芽しました。
 種植えの種の向きも関係しているのでしょうかexclamation&question
 発芽率はあまり良くないようですね。
 同時に植えたコーヒーやマンゴー、アボガドは
 まだ発芽の兆しはありません。


posted by COFFEE CHERRY at 19:03| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月03日

早くもバオバブが発芽?

8月16日(土曜日)が満月満月の前日という
「種植えに最適な日」
だったことで、
モカや頂いた品種不明のコーヒーの種や
マンゴー、アボガドの種、それと
バオバブの種まで植えたのですが、
8月18日のブログ記事ではマンゴーやアボガド、
バオバブの種植え状況について
「翌日報告する」
という予告をしていながら、

今日までそのままスカッと忘れてしまっていました。もうやだ〜(悲しい顔)

大回廊・重機の道0830.JPG
 コーヒー山の大回廊・重機の道は
 日中でも木陰が多くてひんやりと涼しいです。


8月30日(土曜日)にコーヒー山に行ったときに、
バオバブの種8粒を植えをした
不織布(ふしょくふ)ポット2つから
なにやら3本が発芽しているのを発見しました。

バオバブの発芽.JPG
 8月30日に撮影しましたが、
 種植え2週間で発芽しているなんて
 バオバブでしょうかexclamation&question


バオバブの発芽1.JPG
 2つの不織布(ふしょくふ)ポットに
 4粒ずつ種植えしたのですが、
 こちらの方は2本が発芽していました。
 ホントにバオバブでしょうかexclamation&question


バオバブの発芽2.JPG
 上記画像をアップさせた画像ですが、
 大事な双葉がすでに害虫にかじられています。
 これ以上は侵食しないでほしいところです。


今までコーヒーは何度も発芽させてきましたが、
コーヒーは種植え後、発芽するまでに
通常2ヶ月前後を要しますから
他の樹木の発芽が早くて驚いてしまうのですが、
バオバブは今回初めてのことなので、
今回発芽してきたのが、
 「もしかしたらバオバブとはまったく違う、
   森林内の樹木だったもうやだ〜(悲しい顔)

ということも有り得るのですが、
しばらくバオバブと信じて経過を見守ってみたいと思います。

バオバブの種0816.JPG
 バオバブの種は、明治製菓のスナック菓子・カールのような
 「くの字型」をしていますが、とても硬いです。


バオバブの種はとても硬い木の実のようで、
種植えの前日にサンドペーパーで
一心不乱にゴシゴシと1粒で200回以上こすって
ようやく白い胚芽の部分が見えるのですが、
これを8回も繰り返したことで、
親指と人差し指の感覚が麻痺してしまいました。

バオバブの種0817.JPG
 サンドペーパーで200回以上強くこすって
 ようやく白い胚芽部分が見えたところで
 植えつける準備が出来たのですが、
 胚芽はとても硬い外皮に覆われていて
 そのまま植えても地中で外皮が腐敗するまで
 長い間発芽出来ないはずです。
 これを24時間、HB‐101を1滴垂らした純水に漬けました。


それから、逆浸透膜システムの純水にHB‐101を1滴垂らして
胚芽分部が見えるように削ったバオバブの種8個を
24時間程度漬けて、
コーヒー山で培養土と国頭(くにがみ)マージという
コーヒー山の赤土を混ぜて
不織布(ふしょくふ)ポット2つに、
4粒ずつ種植えしたのでした。

バオバブの種植え0818.JPG
 8月16日(土曜日)に、
 培養土と国頭(くにがみ)マージという
 赤土を混ぜて種植えし、
 表土に腐葉土をかけておきました。


マンゴーの種植え.JPG
 宮古島産のマンゴーの種は、
 実を食べた後の平べったい袋の中に種が入っているので
 ハサミで種を切り出して、
 バオバブ同様に24時間、HB‐101を1滴垂らした純水に漬け
 8月16日(土曜日)に、培養土と
 国頭(くにがみ)マージという赤土を混ぜて種植えし、
 その表土に腐葉土をかけておきましたが、
 9月2日現在、変化はありません。


アボガドの種植え.JPG
 メキシコ産のアボガドの種なので
 発芽するかどうかは判りませんが
 バオバブやマンゴーと同様の要領で
 8月16日(土曜日)に種植えし、
 これも9月2日現在、変化はありません。


種を冷蔵庫に入れて出したり、
お湯に漬けるなどして、
「もう発芽するのに最適な時期ですよ」
と種に知らせる方法もあるのですが、
なにしろバオバブの種を見たのも初めてでしたので
一般的な方法で種植えをしました。

中山下の重機の道.JPG
 コーヒー山は南北に連なっていて、
 南端の頂上と北側の頂上の標高が高いことで
 ひょっこりひょうたん島のような形なのですが、
 そのまん中あたりの山(=中山)の下あたりの
 重機の道付近は、コーヒーの苗木移植は完了しています。


バオバブというと、
「星の王子様に登場した木」
で、
根を上にしたようなズングリムックリな形をしていて
マダガスカルに自生している」
という程度の知識しかなかったのですが、
 ・ アフリカに1種類
 ・ マダガスカルに8種類
 ・ オーストラリアに2種類

あるのだそうで、
星の王子様のバオバブのモデルになったのは
マダガスカル産ではなく、
8月21日にバオバブの件でコメントを頂いたYasuさんが
持たれていたセネガル産のようですね。

大回廊・重機の道0830−2.JPG
 北山頂上と中山頂上の間の「竹の広場」から
 北側の重機の道にも途中までコーヒー苗木は
 移植が完了しています。


アフリカやマダガスカル、オーストラリアの品種それぞれが
成木の形が違っていて、
私が種植えしたオーストラリア産のバオバブは
樹高が小さい(5〜20m)タイプのようです。

雨水貯蔵システムに溜まった天水.JPG
 最近のやんばる地域には適度に恵みの雨があって、
 コーヒー山の簡易雨水貯蔵システムのペールなどにも
 天水が溜まっています。


オーストラリアのバオバブ自生地区は、
北西部のキンバリー地区と呼ばれる熱帯気候エリアで
渓谷や大クレーター、岩山バングル・バングルなど、
太古の大自然が残るような秘境なのだそうですが、
石灰質で独特な樹形になるともいわれているので、
酸性土壌のコーヒー山では、
どんな樹形になるのでしょうかexclamation&question

バオバブの発芽0902−1.JPG
 8月30日に初めて発芽を確認してから
 3日目の9月2日の様子ですが
 微妙に成長したように思えます。


バオバブの発芽0902−2.JPG
 こちらのポットでも、発芽した2本は中間の雨で
 元気になっているように見えますね。
 これも9月2日撮影の画像です。
 2つの不織布(ふしょくふ)ポットに4粒ずつ
 全部で8粒も種植えしてあるのに
 発芽したのは3本で、
 他の種は、今のところ発芽していませんから
 ダメなのかもしれません。


また、観葉植物のパキラや
コリシア・スペキオサ(Chorisia speciosa)という
沖縄では「トックリキワタ」と呼ばれている街路樹

バオバブの親戚らしいのですが、
確かに幹部分がふくらんでいますよね。

未開拓の平坦地.JPG
 コーヒー山には、まだまだ未開拓の平坦地が
 あちこちにあって、移植を中断する10月上旬以降でも
 伐採や間伐作業は継続することになりそうです。
 今冬から来春にかけて南風原(はえばる)町の
 テスト圃場で収穫する種も全部種植えに回し、
 栽培面積の拡充を図りたいところです。


9月1日のGAS価格.JPG
 ガソリン価格が高騰したことで、
 沖縄本島南部でもバスや自転車で
 通学通勤する方が増え、
 またムダな外出を控えたりしていることで
 ガソリンスタンドが生き残りをかけて
 乱売傾向にあります。
 南部の相場はレギュラー税込みで151円程度でしょうか。
 このスタンドではコープ会員カードを表示することで
 2円も割引になってレギュラーが1リッターあたり
 税込み149円に下がっていました。


posted by COFFEE CHERRY at 15:23| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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