2008年10月27日

コーヒー山の益虫の暫定チャンプ・カマキリ

自然農法や有機農法では
「害虫との戦い」
が課題になり、
農地では害虫を食べる天敵(=益虫)に
多く棲みついてほしいところですが、
益虫がエサとする害虫がいなくなれば、
益虫自体も生きられなくなくなりますから、
生態系ではバランスが大事だということになります。

コーヒー山のどんぐり1025.JPG
 10月下旬にもなると、
 コーヒー山もさすがに秋めいてきて
 いろいろな形をしたどんぐりが
 見つかるようになりました。


やんばるのコーヒー山や
本島南部のコーヒー圃場、自宅の庭では、
害虫・益虫・タダの虫が生息する雑草は
故意に刈らないように
出来るだけ自然に近い環境にして
多くの虫がコーヒーと共生できるようにしてあげよう、
と常々心がけています。

そのためには、大事なコーヒーが、
少しくらい害虫に食害されたとしても
忍耐強くガマンするおしんのような辛抱強さがないと、
私の目指す森林農法でのコーヒー栽培は
ストレスで頭がザビエル状態になってしまうことでしょう。

北山山麓1025-1.JPG
 コーヒー山の北山山麓では、
 作業慣れしてきた頃の間伐のためか
 木漏れ日が入る環境になっていて
 コーヒー苗木たちもご機嫌の様子です。


もともと、
「害虫・益虫・タダの虫」
という定義や概念は、
「人間側にとっての利害を基準にして、
   人間の一方的な決め付けによるもの」

で虫を勝手に分類したもので、
個々の虫自身は、
「私は害虫だ」
とかの意識は、もちろん全く無く、
それどころか、
「えっexclamation&question私って害虫なのexclamation&questionどうしてexclamation&question
という認識のはずでしょう。

北山山麓1025−2.JPG
 ここは北山頂上から北側の尾根になりますが、
 ヤンバルヤマナメクジも生息する湿気の多いエリアのためか
 きのこ類や土着菌、ミミズも豊富で
 ふかふかな土は歩いているだけでも気持ちが良いです。


今日のテーマのカマキリは貪欲な肉食性で、
枝葉に食害する蛾(ガ)の幼虫や
葉をバリバリ食べるバッタなど
「害虫といわれる昆虫を捕食することで益虫」
とされているのですが、
トカゲやカエルの子供やコオロギ、
弱ったセミ、ハエなども捕食しますし、
仲間のカマキリだって共食いするくらい
出合ったら手当たり次第に捕食してしまう
ある種、白亜紀のティラノサウルスを
スケールダウンしたようなもので、
「益虫のクモやナナホシテントウムシなどを食べるときは
  カマキリは害虫」

に認定されてしまう、
という二面性を併せ持っている虫なのです。

ハラビロカマキリ1024−1.JPG
 コーヒー山のコーヒーの葉の上で見つけた
 「ハラビロカマキリ」の子供です。
 「ハラビロ」は「腹広」という意味で
 メタボ系カマキリなのです。


ハラビロカマキリ0806.JPG
 8月上旬のにわか雨の直後に撮影した
 「ハラビロカマキリ」です。
 左下の黄色いのはアラマンダという花です。


ハラビロカマキリ0920.JPG
 9月中旬頃のにわか雨の直後に出会った
 「ハラビロカマキリ」です。


カマキリは世界に約1,500種、
日本では約10種が知られていますが
特に熱帯地方に多く分布していて、
沖縄では、
 ・ オキナワオオカマキリ
 ・ ムナビロカマキリ
 ・ ウスバカマキリ
 ・ コカマキリ
 ・ ハラビロカマキリ
 ・ ヒナカマキリ

の6種が生息しています。

カマキリの捕食0717.JPG
 7月上旬頃に自宅の庭の
 コーヒーのポット苗木の葉の裏で見つけたカマキリですが、
 メタボ系っぽいので「ハラビロカマキリ」らしいですね。
 何かを捕食して食べているように見えます。


オキナワオオカマキリ1023−1.JPG
 自宅のミニバナナ園の
 バナナの果房で見つけたカマキリですが、
 「オキナワオオカマキリ」でしょうか。
 メタボ系にも見えますから
 「ハラビロカマキリ」かもしれません。


オキナワオオカマキリ0911.JPG
 9月中旬頃に、自宅近くのテスト圃場で見つけた
 「オキナワオオカマキリ」です。


私は、自宅の庭で捕獲したカマキリは
“益虫の暫定チャンプ”
と認定して、
随時コーヒー山で開放するようにしています。

カマキリの幼体0426.JPG
 4月下旬に自宅近くのテスト圃場で撮影した画像なので
 コーヒーの白いつぼみが見えます。
 カマキリの幼体でも威嚇をするのですが、
 なんとか無事に成長してほしいところです。


カマキリの幼体0622.JPG
 6月下旬頃に自宅の庭の、
 ポットのコーヒー苗木の主幹を登るカマキリの幼体ですが、
 「ハラビロカマキリ」のようにも見えますね。
 夏ごろまでは見逃していたカマキリは
 さすがに成虫は捕まえきれませんが
 幼体は捕まえてコーヒー山で開放するようにしています。
 生態系には影響はありません。


ハイビスカス1025.JPG
 コーヒー山の北山山頂の
 ポッカリと空が見える吹き抜けエリアに
 黄色いハイビスカスを植えました。
 沖縄ではハイビスカスは1年中咲きますから
 彩(あやどり)としての役割は果たせそうですが、
 在来種ではないので防風効果は期待できません。


posted by COFFEE CHERRY at 09:12| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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