2008年11月30日

コーヒー山のコムラサキ

やんばるのコーヒー山でも
11月末になるとさすがに涼しくなり、
長い夏季に生い茂っていた樹木にも
ハンノキやエゴノキなどの落葉樹が葉を落としていて、
森林内の見通しがよくなりました。

北山山麓の頭上1129.JPG
 コーヒー山の北山山麓の頭上を見上げたところです。
 常緑樹は夏季と変わらず枝葉を伸ばしていますが、
 落葉樹が葉を落として空が広く見えます。


鳥の巣1129.JPG
 地表にはたくさんの落葉があって
 歩くとサクサク音がして
 ドライフラワーの上を歩いているような気分です。
 落葉樹の下には直径約8cmのメジロの巣らしい
 鳥の巣が落ちていました。


「コムラサキ」というと蝶と植物があるのですが、
コーヒー山では、クマツヅラ科のコムラサキが
紫色の実をたくさん付けていました。

コムラサキはムラサキシキブ属の落葉低木で
沖縄だけではなく、本州の岩手県まで
自生しているようですし、
観賞用としても有名ですから
珍しくはないのですが、
コーヒー山の雑木林の中で
ひときわ目立っていたので
思わず足を止めてしまいました。

コムラサキ1129−1.JPG
 「いづれの御時にか、女御、
 更衣あまたさぶらひたまひけるなかに、
 いとやむごとなき際にはあらぬが、
 すぐれて時めきたまふありけり」
 (現代語訳:どの帝の御代であったか、
  女御や更衣が大勢お仕えなさっていたなかに、
  たいして高貴な身分ではない方で、
  きわだって御寵愛をあつめていらっしゃる方があった)
 で始まる世界最古の長編小説・源氏物語の
 作者・紫式部を優雅な紫の実に例えた、
 というのはオオムラサキシキブの方で
 コムラサキは小倉百人一首に出てくる
 和泉式部の娘・小式部(こしきぶ)に
 由来しているそうです。


コムラサキ1129−2.JPG
 コムラサキは葉の先端部分がギザギザで
 実が葉柄と少し離れて
 びっしりかたまって付くのが特長ですから、
 この木はコムラサキだと思いました。


コーヒー山の雑木林1129.JPG
 コーヒー山の大回廊・重機の道の
 下側斜面の雑木林はこんな感じです。
 うっそうとしていますが、夏季に比べると
 明るくなったような気がします。


芙蓉1129.JPG
 国頭(くにがみ)村の
 「ゆいゆい国頭」という道の駅では
 白い「芙蓉(ふよう)」が咲いていました。
 「芙蓉(ふよう)」はアオイ科Hibiscus属で、
 ハイビスカスの仲間なのです。
 沖縄では11月〜4月頃に開花します。


GAS価格1128.JPG
 レギュラーガソリンはついに118円になりました。
posted by COFFEE CHERRY at 19:49| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月28日

コーヒー山の厄介な問題C「イノシシ出没U」

3週間前に、コーヒー山の南山山頂のバナナ子株が
2本掘り出されて、
どうやら「リュウキュウイノシシ」らしいことを記載し、
その対策として不要なCDやDVDを
被災地の南山を含めてその他のバナナ子株の一部に
吊るしておいたのですが、

それ以降、
「南山山頂を含めて被害が治まった」
と安堵したとたんに、
今度はバナナロードのバナナ子株が3本、
前回と同様に掘り出されていました。もうやだ〜(悲しい顔)

バナナロード1122.JPG
 コーヒー山の導入路・バナナロードには
 バナナ子株の移植が進んでいますが…
 コーヒー山には穀物やサトウキビは栽培していませんから
 リュウキュウイノシシは棲息していないはずですが、
 どうやら彼はコーヒー山を含めた広い範囲を縄張りとして
 巡回しているような感じです。


それでも、
「食べ物としてのバナナ子株がコーヒー山にはたくさんある」
と彼が知ってしまったのであれば、
今後も度々やってきて食害される可能性が高く、
早期対策の必要性が生じてきました。

イノシシ被害1122−1.JPG
 バナナロードの入口にほど近い左側の一角の
 バナナ子株を3本植えたところが
 荒らされていました。


イノシシ被害1122−2.JPG
 画像からは判りにくいのですが、
 黄線内がバナナ子株が植えてあった穴です。


我が家の愛犬・ラブラドールの主治医は
琉球犬を沖縄県の天然記念物に認定させた
推進代表者であり獣医なのですが、
この先生に相談したところ
 「このままだとイノシシにバナナが全滅させられる。
  やんばるの知人のバナナ園も
  イノシシで壊滅したことがある。
  イノシシはバナナやサトウキビもバリバリ食べる。」

ということでした。

イノシシ被害1122−3.JPG
 白菜でも噛み千切るかのように
 バナナ子株の根塊や仮茎がバラバラになっています。
 この被災地から8m離れた場所から
 バナナ子株が点々と植えてあるのですが、
 人間と違って余分なことはしないのか、
 それとも冬用食料に残したのか解りませんが
 他のバナナ子株には被害はありませんでしたが…


「琉球犬は狩猟犬としてのDNAがあり、
 特別な訓練は必要ないし、
 琉球犬がいるところにはイノシシは来ない。
 最初の2週間くらいロープでつないでおけば
 コーヒー山が自分たちの縄張りと理解するはず。
 飼うのは2頭程度でよいのでは。」

というアドバイスを頂きましたので
自宅をなるべく早くやんばるに引越し、
自宅では愛犬・ラブラドールを、
コーヒー山では琉球犬を飼うようになりそうです。

北山山麓の北側1122.JPG
 きのこや土着菌が多い北山山麓に
 移植したコーヒー苗木たちは
 予想以上に元気いっぱいです。


引越し予定先からコーヒー山までは車で片道15分なので
山には毎日行けますから犬の管理は問題ないのですが
山にはハブがいて、
犬は不用意にヘビに顔を近づけて咬まれることが多く、
イノシシ対策では安心できても、
今度はヘビの心配をしないといけないようです…。

重機の道1122.JPG
 木漏れ日の当たるコーヒー山の大回廊・重機の道です。
 ここに移植したコーヒー苗木は梅雨時期で
 今年も台風が来なかったこともあって、
 苗木たちは居心地がいいようで
 ぐんぐんと背丈が伸びています。


コーヒー苗木1122.JPG
 2トントラックで1日に2往復して搬送した
 大き目のコーヒー苗木には
 一部に実が成って赤く色付いています。


posted by COFFEE CHERRY at 12:01| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | コーヒー山の厄介な問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月26日

コーヒー山のキチョウ

翅(はね)が白色から黄色の地色に
黒斑を伴うものが多い中型蝶であるシロチョウ科の
モンシロチョウやキチョウは
全国でふつうに見られる特別珍しくもないチョウですが、
本島南部の南風原(はえばる)町の自宅庭やテスト圃場、
やんばるのコーヒー山では
この時期でもキチョウによく出会います。

キチョウ0811−1.JPG
 ハイビスカスの葉にとまったキチョウ、
 前翅長は約2cmでした。


キチョウには
「本土と南西諸島では種が違う」
というDNA研究説があり、これによると
本土のキチョウは「キタキチョウ」で
南西諸島のキチョウは「ミナミキチョウ」というそうで、
さらに南西諸島には本土の「キタキチョウ」も混在していたり、
八重山諸島には「タイワンキチョウ」がいますし、
モンキチョウやウスキシロチョウといったキチョウも
沖縄本島にいて…
一見しただけでは素人では種の特定が難しいです。

キチョウ0811−2.JPG
 コーヒーの葉の裏でキチョウが休息しているところです。
 亜熱帯気候の沖縄では
 キチョウには周年出会うことができます。


キチョウの幼虫は、
今までコーヒーの木では見かけたことがありませんし、
マメ科植物に多くつくと聞いていますから、
コーヒーの葉が食害される心配はないでしょう。

キチョウ0811−3.JPG
 キチョウの前翅の外側の黒い模様の赤の部分の角度が
 90度以内は「タイワンキチョウ」で、
 90度以上かとがらないのが
 「キタキチョウかミナミキチョウ」
 という説や、
 前翅・翅表の縁毛は黄色で黒色が
 混ざらないのが「キタキチョウ」で
 混ざるのが「キタキチョウかミナミキチョウ」
 という説もあるのですが、
 黒い模様も個体で少しずつ違うので
 素人には判別しにくいです。


コーヒー山は雑木林ですから
梅雨前のイジュの白い花以外は花らしい花がなく、
そのためにせっかく蝶が飛来しても
時期によっては吸う蜜がありませんから、
今後年間を通じて
花が咲き乱れるようにしてゆきたいと考えています。

キチョウ0811−4.JPG
 ハイビスカスの蜜を吸いにやってきたキチョウです。
 キチョウの秋冬型は
 前翅の黒い模様が薄く消えかかるようですが、
 画像のキチョウは撮影時にフラッシュを焚いたので
 色が薄くなってしまいました。


キチョウ0811−5.JPG
 雑草・タチアワユキセンダングサの
 蜜を吸いに来たキチョウです。
 隣にはミツバチも蜜を吸いに来ていました。
 コーヒー山では1年中花が咲き乱れるようにして
 できれば養蜂も手がけてみたいところです。
 特に春に咲くコーヒーの白い花の
 蜂蜜を作ってみたいのです。


posted by COFFEE CHERRY at 14:49| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

コーヒー山の掃除屋さん・ミナミエグリゴミムシダマシ

コーヒー山の導入路・バナナロードを横断しようとする
「ミナミエグリゴミムシダマシ」
と出会いました。

ミナミエグリゴミムシダマシ1122−3.JPG
 「ミナミエグリゴミムシダマシ」の体長は約14mmで、
 落ち葉の下に隠れようと逃げ回ります。


動きがなかなか速く、ひたすら元気に逃げ回るので、
外観的には
 ・ 小型クワガタ・ルイスツノヒョウタンクワガタ
 ・ コガネムシ科のリュウキュウカンショコガネ
 ・ 動物の死骸や糞を食べるシデムシ

と見間違えそうになりましたが、
「全体的に細い楕円形で鞘翅(しょうし)に条があって黒色、
  冬でも出没」

という特長を全て満たすことで
「ミナミエグリゴミムシダマシ」
だと判断しました。

彼らは、甲虫(こうちゅう)類、
昆虫綱・有翅昆虫亜綱・コウチュウ目に属する
「ゴミムシダマシ科」
の昆虫で、
南西諸島から台湾、インドシナ、中国あたりに棲息し
年間を通じて活動する働き者なのです。

ミナミエグリゴミムシダマシ1122−4.JPG
 「ミナミエグリゴミムシダマシ」は見た目はグロテスクで
 カブトムシやゴキブリをイメージしますが、
 彼の仕事は匠(たくみ)なクリーニング業なのです。


来週はもう12月で、
師走(しわす)というと、日本人社会では
 「1年分の汚れを取り除いて、
  新しい年に歳神(としがみ)様をお迎えする準備でもあり、
  新年を清らかな気分で始めたい」

という意味の
“年末の大掃除”
という大イベントがありますが、
森林の中では、
「枯れ木や枯れ枝、落ち葉、
 昆虫などの死骸などを分解して土に変える」

という、いわば
「森の掃除屋さん」
のような仕事をする虫たちがいて、
ササラダニなどのダニ類やミミズ、ヤスデ、トビムシ、
ワラジムシ、マイマイ、ケラなど
様々な土壌動物やカビ類、バクテリア類などの微生物群が、
地表の落ち葉の中やすぐ下の土の中で共生しているのですが、
土壌動物学の権威・横浜国大・青木淳一名誉教授らの
研究によると
「ひと踏み1万匹」
といって、
「森林の中を歩く人の片足の下には有機物を分解して、
 植物の根毛から養分を吸収出来るような
 働きをしているササラダニの類だけでも1万匹以上いる」

ということですから、
「森林の表層部は命のかたまり」「森は命そのもの」
なわけです。

ミナミエグリゴミムシダマシ1122−5.JPG
 彼の目的地はバナナロードの端に積み重ねた廃材のようで、
 ここは1月下旬と比較すると6割以上縮小してきました。
 それだけ分解速度が速いということです。


ゴミムシダマシは、
森林内では
「朽ち木や菌類を食べる益虫」
で、
人里では
「貯蔵穀物を食い荒らす害虫」
ともいわれているようですが、
コーヒー山では大切な虫の1つなのです。

ミナミエグリゴミムシダマシ1122−6.JPG
 「ミナミエグリゴミムシダマシ」は
 本土では「エグリゴミムシダマシ」という赤褐色ですが、
 南西諸島以南では黒色になっています。



北山山麓1122.JPG
 すでにコーヒー苗木を植え終わった北山山麓です。
 コーヒー山は天水頼りのために
 8月頃の約1ヶ月が日照り続きだったことで、
 木漏れ日に当たる場所の成育が良好です。
 一昨日から今日の午前中にかけて降った約30〜40mmの雨は
 恵みの雨でした。


自宅のブーゲンビリア1125.JPG
 自宅の外塀に咲くブーゲンビレアです。
 沖縄では11〜5月頃に咲く花ですが、
 赤紫っぽいのは花ではなくて、
 本当の花はこの中にある白い小さい部分で
 外側のは苞(ほう)と呼ばれるものなのです。
 枝はツル性なので、
 ゲートやアーチ状に沿わせることも出来ますし、
 枝にはクギ状の鋭いトゲがありますから、
 挿し木で簡単に増やせますから
 コーヒー山では入口付近に植えて
 枝を伸ばそうと考えています。


posted by COFFEE CHERRY at 15:01| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月24日

3〜5年木の大量搬送

ここ2週間で、
背丈より大きいコーヒー苗木の搬送を集中的に行い、
ようやく自宅庭の鉢植えコーヒー苗木はなくなりました。

それでも、高さ1m以下の黒ポットの苗木は
まだまだ大量に残っていますが
これは搬送しやすいので後回しにして、
荷台の高さが2mくらいある2トン幌付きトラックを
1日10,500円で借りて
集中的に鉢植えの大きな苗木を
コーヒー山に運び込んだのです。

コーヒー苗木1115−1.JPG
 バナナロードの両脇に
 搬送した鉢植えコーヒー苗木を並べたところですが、
 林道から2トントラックがバナナロードに入らずに
 コーヒー山入口から鉢を抱きかかえて
 奥まで運び込んできたので大変な重労働でした。


自宅からコーヒー山までは片道110kmはありますから
東京では箱根や水戸、
大阪からなら米原や姫路に相当する距離で
これを1日に2往復して
バテバテになってしまい
ブログはご無沙汰になってしまいました。

コーヒー苗木1115−2.JPG
 沖縄でのコーヒー栽培では
 先月から収穫シーズンに入っていますから
 赤い実を付けた苗木も多くありましたが、
 それを摘み取る余裕もなく
 ただひたすらに鉢を抱きかかえて
 バナナロードの奥地に移動するという
 単純な“よいとまけ”作業に黙々と励んでいました。


容積が小さい鉢で、
長年耐え忍んできたコーヒー苗木たちを考えると
出来る限り早く植え換えしてあげたいと考えています。

自宅近くの圃場にも、
まだまだ苗木や成木があるのですが、
ここは土地所有者に更地で返すことになっているので、
ここの苗木類は重機を使いながら
搬送する予定で考えています。

間伐した林床地1115.JPG
 鉢植えコーヒー苗木を刈置きした場所から
 間伐した林床地まではほど近いのですが、
 ここに移植する予定です。
 コーヒー山の最低気温は、
 まだ15〜20℃くらいありますから、
 気温や地温の様子を伺いながら
 今週から植え付けをするつもりです。


間伐した林庄地1115-2.JPG
 この間伐した林床地では、
 初冬になって落葉樹が葉を落として
 林床内の見通しが良くなりました。


マニラヤシ1115.JPG
 2トントラックではマニラヤシも一部運び込みました。
 JUSCO那覇店の琉球銀行側の通りの
 マニラヤシが落とした種から発芽させたものですが、
 そういえばこれもまだ自宅に大量にあるのでした。
 ヤシは水をよく吸うので
 バナナロードの水溜まりに仮置きしておきました。


シリケンイモリ1115−1.JPG
 この水溜まりには、
 環境省のレッドリストで
 準絶滅危惧種に認定されている
 「シリケンイモリ」がウヨウヨ棲息しています。


シリケンイモリ1115-2.JPG
 雨が降らずに水溜まりが干上がると、シリケンイモリは
 地面にもぐるのか一時姿を見かけなくなるのですが
 少しでも水溜まりが出来ると
 その近辺には必ず見ることが出来ます。
 梅雨時期には北山への傾斜地を登るシリケンイモリを
 見たこともありました。


ハイビスカス1115.JPG
 自宅のハイビスカスですが、
 アカバナーという原種のタイプで、
 これを密植えすることで堅固な防風柵になるのです。
 挿し木で簡単に増やすことができ、
 沖縄では1年中花が咲きます。

posted by COFFEE CHERRY at 15:35| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月12日

コーヒー山のヤンバルオオフトミミズ

先週の11月7日は冬の始まりを告げる
「立冬(りっとう)」
で、沖縄の短い秋も日増しに晩秋化してきました。

北山山麓1108−7.JPG
雲が多い日の北山山麓の様子ですが、
落ち葉が堆積していてフカフカしています。


今から221年前、
全国で数十万人が餓死したという天明の大飢饉のさ中の
1787年(天明7年)に
「暦便覧」
という暦の解説書が出版されているのですが、
この中で「立冬」は
『冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也』
と説明されていて、
「立冬は秋分と冬至の中間にあたり、
この日から立春の前日までが“冬”」

となるわけです。

北山山麓1108−9.JPG
北山山麓は土着菌やキノコも豊富で、
まだ撮影出来ていませんが
常緑高木の上の方で、姿は見えないのですが
「ホー、ホー」とフクロウ科の
コノハズクが鳴いています。


9月23日(火曜)「秋分の日」は、
太陽が真東から昇って真西に沈む日なのですが、
これは3月の「春分の日」でも同じです。

また、
「夏至の日」は
太陽の出ている時間(=昼間の時間)が最も長い日で
「冬至の日」は
太陽の出ている時間(=昼間の時間)が最も短い日になる、
ということは学校で習いました。
(実際には数日前後するようです)

これらの
「春分、秋分、夏至、冬至」
というのは、
古代中国で考案された
「二十四節気(にじゅうしせっき)」
という、
1年を春夏秋冬の4つの季節に分けて
それをさらに6つに分けた24の期間を表わした
カレンダー方式に出てくる季語で、
この24の季語の中には
「立春、立夏、立秋、立冬」
という、
その季節が始まる日もあるのですが、
この二十四節気をさらに細かく
「初候、次候、末候」
という約5日ずつ3つに分けた、
「七十二候(しちじゅうにこう)」
という分類があり、
それぞれの時期に応じた自然の特長、
気象の動きや動植物の具体的な変化を知らせる
短文になっていて、
これがなかなか面白いのです。

重機の道1108−7.JPG
 一時雨模様の天気で、
 しかも午後の撮影のため画像が暗いですね、
 ここは重機の道です。


例えば、二十四節気の「立春」を3分割した
七十二候の「次候」では、
「蟄虫始振((ちっちゅう はじめてふるう)」
となっていて、
その意味は
「冬ごもりの虫が動き始める頃」
というものだったり、
「啓蟄(けいちつ)」の「初候」では
「桃始華(もも はじめてはなさく)」
「桃の花が咲き始める頃」
とか、
同じく「啓蟄(けいちつ)」の「次候」では
「倉庚鳴(そうこう なく)」
「山里で鶯(うぐいす)が鳴き始める頃」
とか
「春分」の「初候」では
「玄鳥至(げんちょう いたる)」
「燕(つばめ)が南からやって来る頃」
とか、
その季節に現われそうな事象が
かなりアバウトで表現されているのですが、
二十四節気の「立夏」の「次候」では
「蚯蚓出(きゅういん いずる)」
というのがあり、
その意味は
「地中からミミズが出てくる頃」
というのです。

こういう季節の事象は北海道や沖縄など
地域で時期が異なりますから、
沖縄の気候条件に合わせた
「沖縄での二十四節気」
を、
コーヒー山での虫たちを観察しながら
いずれ作成してみたいものです。

竹の広場1108−5.JPG
 重機の道の中ほどの「竹の広場」は
 7月頃にコーヒー苗木を移植したので
 まだ4ヶ月程度しか経っていませんが
 苗木たちはすくすくと元気に生育しています。


私は小学生の頃に百科事典が欲しくて、
これがあればきっと勉強もして
成績UPも間違いなしと思っていたのですが、
親にムリして買ってもらうと、
とたんに無用の長物と化してしまい
以降殆ど新品同様のまま利用しなかったのですが、
日本の百科事典の原点と思われるのに
平安時代の
「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」
というのがあり、
中国で唐が滅亡して宋が成立するまでの
五代十国時代の平安時代中期の934年ごろに
醍醐天皇の第4皇女・勤子親王の依頼で作成されたもので、
この中でミミズのことが
「蚯蚓 美美須」
と出ているのです。

「ミミズ」を漢字で「蚯蚓」と書くのは、
日本ではこの頃からと思われますが、
中国語読みでは
「キュウイン(qiu yin)」
というのだそうです。

この「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」にも
バナナに似た芭蕉(バショウ)が掲載されていて、
ここでは和名が
「発勢乎波(はせをば)」
と書かれていて
 「葉は席(わらむしろ)のように見え、
  またの名を、苑(えん)、一名甘蕉(かんしょう)」

と記述されているそうです。

ヤンバルオオフトミミズ1.JPG
 体長30cmもある「ヤンバルオオフトミミズ」が
 珍しく地表を移動していました。
 MAX40cmにもなるそうです。
 見た目は紫色で綺麗とは言いがたいですが、
 コーヒー山では「山神様」なのです。


また、江戸幕府第5代将軍徳川綱吉の元禄の頃は
経済的にも文化的にも発展した華やかな頃で
赤穂浪士の討入り事件があったり
井原西鶴や近松門左衛門、松尾芭蕉といった
独創性に優れた文化人が輩出されましたが、
松尾芭蕉が江戸深川の自宅の庭に植えてあったという
「芭蕉(バショウ)」から名前を取ったのは
あまりにも有名ですが、
芭蕉は
「蚓(みみず)鳴く 明日は日和ぞ 蓼(たで)の花」
という、
ミミズ(蚯蚓)を季語にした俳句も読んでいます。

また、小林一茶も
「里の子や 蚯蚓(みみず)の唄に 笛を吹く」
というミミズ(蚯蚓)を題材にしているように、
前述の二十四節季を、
それぞれ3分割した七十二候は
俳句の季語として使われることが多いようですね。
実際にはミミズ(蚯蚓)は鳴かないのですが。

ヤンバルオオフトミミズ2.JPG
 「ヤンバルオオフトミミズ」は
 土や落ち葉を食べて、
 地上に灰色の団粒の糞を積み上げるのですが、
 コーヒー山ではあちこちで見受けられます。


前述で、日本の百科事典の原点とされる
平安時代の
「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」

ミミズのことが
「蚯蚓 美美須」
と出ている
と書きましたが、
ミミズの語源としては、
ミミズは土の中に住み目が無い
目で見ることが出来ないことから
「目不見(めみず)」
が「ミミズ」
「日不見(ひみず)」
あるいは、
「ミミ」がミミズの鳴き声(実はオケラの鳴き声)で
「ズ」がキリギリスやカラスの「ス」と同じように
虫や鳥の名前の下に付く「ス」が
濁音化されたもので「ミミズ」
など、
語源には諸説あるようです。

欧米では、ミミズは
「Earthworm(アースワーム)」
で、
「地球の虫」
とか
「大地の虫」
といわれて、
日本よりも寛容な解釈をしているのですが…

前置きばかり長いので、
ここでようやくミミズのパワーについて話を変えましょう。

ヤンバルオオフトミミズ3.JPG
 「ヤンバルオオフトミミズ」は
 一見すると“ヘビ”のようで、
 日本で最大級のミミズではないでしょうかexclamation&question


コーヒー山では、
コーヒーやアセロラなどの果樹や
バナナの子株などを移植するときに
地面に穴を掘るのですが、
このときに、
地中に大きなミミズがいることが多いのです。

“ミミズ”と一口に言っても、
ミミズには、
 @ 大型ミミズ(体長5cm〜40cm)
  ・ フトミミズ(日本の本州以南の南方系)
  ・ ツリミミズ(北海道や欧米の北方系)
  ・ シマミミズ(世界中にいる、ツリミミズの仲間、
          釣りの餌、「堆肥ミミズ」)

 A コガタミミズ(体長5mm〜2cm)
  ・ ヒメミミズ(世界中にいる)
というように、
アバウトに分けると、
大型ミミズと小型ミミズに分類され、
「フトミミズ」は、
「土と有機物を食べて分解し、土にもぐって耕す」
「シマミミズ」は、
「生ゴミや堆肥などの分解を得意」
という特長があり、
コーヒー山では、
シマミミズよりフトミミズが尊重されるのです。

ヤンバルオオフトミミズ4.JPG
 軍手と比べても
 「ヤンバルオオフトミミズ」の大きさが
 かなりのものだとお判りいただけることでしょう。
 こんなのが苗木移植のために穴を掘ると
 シッポか頭部分が見えて、
 孔(穴)の奥にすごい速さで逃げ込んでゆきます。
 もちろん、このミミズしかいないのではなくて
 ふつうのフトミミズも山にはたくさんいます。


ミミズのすごいところは、
 ・ 食べる(土と有機物の分解)
 ・ 糞をする(ミミズの糞は最高の即効性肥料)
 ・ 尿(体表の粘液)を出す(ミミズの尿も最高の肥料)
 ・ 動き回る(土に孔を開け酸素を通し耕し、
        糞や菌を根のそばに移動させる)
 ・ 死ぬ(ミミズの死骸も最高の即効性肥料)

という、
日ごろの何気ないミミズの活動そのものが
土や農作物に多大な好影響を与えているのですが、
有機農法のミミズのいる農地で生産された農作物は
窒素やアミノ酸、ミネラルが効いて
ビタミンが豊富になることで
美味しさが違うのは納得のいくところでしょう。

ヤンバルヤマナメクジ1108−5.JPG
 北山山麓の薄暗い樹木には
 体長15cm級のヤンバルヤマナメクジが
 貼り付いていることが多いです。


また、ミミズの糞は、
ミミズのいない周辺土壌に比べて
窒素や炭素、アミノ酸の種類や含量も多いし、
農作物に吸いやすい形のカルシウムやマグネシウム、
カリウム、リン酸なども豊富なのですが、
土を食べるフトミミズの場合は、特に
土の中で吸われにくいミネラルを
自身の体内で水溶性に変えてしまうのです。

ミミズの腸内は酵素だらけなのに
土や有機物と一緒に飲み込んだいろいろな微生物も
酵素を出しているので、
腸内を通る土や有機物が劇的に有効に変化してしまうわけです。

ミミズの糞は「耐水性団粒」なので
 「ミミズがたくさんいる畑は
    排水や保水が良く、土がフカフカ」

なのですが、
コーヒー山でも、
特に木漏れ日が入るような伐採にした
北山山麓より北側は、
フトミミズが特に豊富にいるようです。

土着菌に分解される枯れ木.JPG
 枯れ木が土着菌によって分解されて
 土に還る過程ですが、
 スパゲティの細麺のように
 繊維がグニャグニャになっています。


ミミズが地中で縦横無尽に動き回った跡の孔(穴)も、
排水・保水性が良いのは当然としても
孔の壁面にミミズの尿(粘液)が塗り込められていて
栄養が豊富なだけでなく、
多くの微生物が棲み、
これらの微生物を食べるトビムシや
ササラダニなどが大繁殖し、
これらが増えるとその他の小動物も増えて、
地面の中に豊かな生命空間が生まれて、
食物連鎖の“天敵社会”は
地上だけでなく地中にもあって、
その先導役がミミズなわけですから、
「ミミズ様々」
なわけです。

また、ミミズのいる畑では
根こぶ病や立枯れ病、萎チョウ病、など
「病気が出にくい」
という研究が海外では行われているようです。

そういうことを超越して
自然農法の福岡正信先生(故人)が言われる
「健全な環境」
とは、
「人間は本来何もしないでよい」
つまり
「不耕起で、ミミズを始め土には生き物がいた方が良い」
ということなのだと思うのです。

となると、
「フトミミズを増やしたい」
と熱望したいところですが、
そのためには、
 ・ ミミズが好物の有機物を土の表面に被覆すること
 ・ ミミズの住まいを破壊しないように、
   なるべく土を耕さないこと

という、
ミミズがご機嫌になるような環境にしてあげることですが、
コーヒー山では年中落ち葉が堆積していますし、
森林栽培では不耕起ですから、
「フトミミズのご機嫌を伺いながら…」
という私の方針は、
ひいては
「コーヒーの木も居心地が良い環境」
になり、
コーヒーの品質向上に
好影響を及ぼすものと考えているのです。

北山山麓1108−8.JPG
 昼食後に一時晴れ間が出た時の
 北山山麓(南斜面)です。


ハイビスカス1108.JPG
 沖縄ではハイビスカスは1年中咲きますが、
 この花のように、葉が丸い新種タイプは
 防風の役は果たせず、
 もっぱら観賞用になります。
 コーヒー山では、
 いろいろな色のハイビスカスを咲かせて
 多くの蝶が来れたり、
 蜜蜂が逃げない環境にしてあげたいのですが、
 ハイビスカスは原種と新種を
 防風対策用と観賞用とわきまえて
 植えるつもりでいます。


posted by COFFEE CHERRY at 17:37| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月11日

コーヒー山の厄介な問題B「イノシシ出没」

コーヒー山の最南端の南山山頂に植えたバナナ子株のうち
2本が子株ごと抜き取られているのを見つけました。

瞬間的に、
誰かがコーヒー山に入り込んで
いたずらをしたのかと思ったのですが、
他のバナナ子株やコーヒー苗木などに異常がないので、
「リュウキュウイノシシ」
のしわざではないかと思っています。

イノシシに食害されたバナナ.JPG
 バナナ子株の根茎の部分がイノシシにかじられたようで
 グシャグシャになってしまっています。
 こういうのがもう1本ありました。


イノシシは神経質で警戒心が強く、
見慣れないものなどを見かけると、
それをできるだけ避けようとする習性があるそうですから、
コーヒー山でイノシシに遭遇してしまうことは
「まず無い」とは思いますが、
食害されたバナナと、掘られた穴を放心状態で見ていて
「イノシシがこの現場に居た」
ことを思うと、
思わず周りを見渡してしまいました。

イノシシに掘られた穴.JPG
 画像では判りにくいのですが、
 スコップで掘られたように、
 見事にすっぽりとバナナ子株が掘り出されていました。
 こんなことが出来るのはイノシシ以外いないでしょうexclamation&question


日本には、イノシシの亜種の
 ・ ニホンイノシシ
 ・ リュウキュウイノシシ

の2亜種が分布していて、
南西諸島には、その名の通り
「リュウキュウイノシシ」
という
体長1m(体重50kg)程度の
小形イノシシが棲息しているのですが、
沖縄本島で見られる野生哺乳類としては
「リュウキュウイノシシ」
が最大なのです。

イノシシは山林の地表から地中の
多様な動植物を食べるようで、
 ・ 植物ではクズ、カヤ、ヤマイモなどの根茎
 ・ 豆類やシイ・カシの堅果
 ・ 動物ではミミズ、マイマイ、カエル、
   トカゲ、ヤモリ、ヘビ、鳥の卵、昆虫

など、雑食というより手当たり次第の様相で、
鼻は長く、餌探し以外に
土を掘り起こすシャベル代わりにもなっているようです。

また、イノシシの嗅覚は犬なみに優れているようで、
人間や犬などの臭いを遠くから嗅ぎ分けて
姿を隠してしまうようですが、
嗅覚が優れていることで多くの匂いに誘引性を示すことで、
コーヒー山でもバナナ子株の根茎の試食に訪れたようです。

重機の道1108−5.JPG
 コーヒー山の大回廊・重機の道の
 コーヒー苗木の生育は快調で
 背丈や枝葉がどんどん伸びています。
 この日は一時雨が降る天候でした。


イノシシによる被害は、本土では
農作物の食害、掘り荒し害などの
農作物被害による物が多く、
水田環境にもイノシシの餌のお好みが多いようで
その中でも特にモチ米がお気に入りのようです。

林業に関する被害は
被害額に出てこないので実態が不明ですが、
苗木やタケノコ等の掘り荒らし被害があるようですから、
コーヒー山でも大量に植えているコーヒーを始めとした
苗木類も少し心配になりますね。

タイワンクツワムシ1108.JPG
 重機の道の中ほどの
 「竹の広場」に植えたパキラの葉の上に
 「タイワンクツワムシ」が乗っていました。
 胴長7cmもある大きさで
 沖縄で鳴く虫では最大の大きさです。
 ギィギィと大きな声で夜中でも鳴き続けます。


沖縄で「テッポウユリ」というと、
 ・ 本島本部半島沖の伊江島
 ・ 石垣島の御神崎(おんがざき)
 ・ 宮古島の平安名崎(へんなざき)

などが名所として知られていますが、
今年の5月の連休中には
石垣島の御神崎(おんがざき)で
テッポウユリの球根が
イノシシに食害されたことが報道されましたが、
(テッポウユリの球根はイノシシの好物)
県内でのイノシシ被害としては、
人里の農地の一般的な農産物だけでなく
 ・ サトウキビ
 ・ パインの新芽

などでも被害が拡大傾向にあるようです。

北山山麓1108−5.JPG
 北山山麓は豊富な落ち葉と
 それを分解する土着菌やキノコが豊富で
 肥沃な土壌のために
 コーヒー苗木たちも元気に快調に成育しています。


イノシシは短足、ずん胴体型のわりに
優れた運動能力を持っていて、
例えば
北京オリンピックの陸上競技、男子100mで
ジャマイカのウサイン・ボルト選手が9.69秒の
世界新記録で金メダルを取ったのは
記憶に新しいところですが、
これは時速に換算すると37.2km/hになります。

いろいろな動物の最高速度を比較してみると、
早い順に、
 ・ チーター  112/h
 ・ カンガルー  72/h
 ・ 野うさぎ   72/h
 ・ 競走馬    69/h
 ・ 犬(競技犬グレイハウンド) 67/h
 ・ ライオン   64/h
 ・ キリン    51/h
 ・ オオカミ   50/h
 ・ ヒグマ    50/h
 ・ クロサイ   48/h
 ・ キツネ    48/h
 ・ 猫      48/h

 ・ イノシシ   45/h
 ・ アフリカ象  40/h
 ・ 人間     37/h
 ・ ラクダ    32/h
 ・ 豚      17/h
 ・ ネズミ    10/h

と、
人類最高のスピードをもってしても
アフリカ象に追いかけられたら終わりなのですが、
イノシシは人間なんか問題ではなく
猫なみの速さで走ることが出来るのです。

ちなみに私は100mを20秒で走れるとすると
時速18/hですから、豚なみのようです。もうやだ〜(悲しい顔)

雨水貯水システム1108.JPG
 コーヒー山の雨水貯水システムは、
 こういう方法で山のあちこちにありますが、
 最近は雨天が多く、
 雨水は一杯に溜まっています。
 オタマジャクシが激減したのは秋だからなのか
 それともヘビなどに食べられたせいでしょうかexclamation&question


また、
近畿中国四国農業研究センターの実験によると、
体重70kgのイノシシ成獣が121cmの高さのバーを
助走もなしに跳び越えることが出来たそうです。

陸上競技の女子100mハードルの
ハードルの高さは84cm、
男子110mハードルの
ハードルの高さは106.7cmですが、
これらの高さを助走もなく飛び越えるのは
運動選手以外ではなかなか難しいですから、
速さだけでなく、ジャンプ力でも
人間はイノシシにかなわないのです。

北山山麓1108−6.JPG
 北山山麓に植えたコーヒー苗木が
 木漏れ日を浴びています。
 左下は朽木で、だいぶ分解されて
 土に還りつつあります。


今年は「戊子(ぼし)」というイノシシの年ですから
年初の年賀状では
「猪突(ちょとつ)猛進」
という積極的前進を示すスローガンとして
使われた方が多かったと思いますが、
これは、
「イノシシが真っすぐにしか進めない」
ところからきている有名な四字熟語です。

ところが、
イノシシは他の動物と同様に前進している際に、
目の前に危険が迫った時や危険物を発見した時には
急停止するなどして方向転換することができて、
必ずしも「真っすぐにしか進めない」という認識は
誤りのようです。

この認識が広がったのは、
昔、イノシシ猟で犬などを使い
イノシシを追い込んでいく様子を
猟師が
「イノシシが真っすぐにしか進めない」
と勝手に思い込んでしまい、
それが噂などで世間に広まっていったのだそうです。

追いかけられたら前に向かって全力で必死で逃げるのは
動物としての本能ですから
一目散に真直ぐに逃げてもそれは至極当然の行動で、
イノシシに追いかけられたら、
スペインの闘牛でマタドールがフェイントをかけて牛をよけるように
サッと移動して一撃をかわしたとしても
それは一時しのぎであって解決にはならないわけです。

北山山麓のさらに北側.JPG
 北山山麓のさらに北側で、
 画面の左側の斜面を下ると、
 重機の道の最初の部分になります。
 あちこちにコーヒー苗木が植えてありますが、
 ここにも雨水貯水システムがあります。


また、前述の近畿中国四国農業研究センターの実験では
柵に有刺鉄線を張ったとしても、
地面との間に20cmのすき間があれば
イノシシは地面を掘らずに通り抜けてしまうようですし、
幅のある障害物では、障害物が複雑になるにつれて、
下をくぐって通りぬけようとする傾向があったようですから、
コーヒー山のように、広大な面積になると
現状ではイノシシが入らないようにするのは
なかなか難しそうです。もうやだ〜(悲しい顔)

切り株1108.JPG
 重機の道の切り株です。
 直径が4〜5cmの木を草刈機でカットしました。
 これもそのうちひこばえが出てくるものと思います。


コーヒー山の南山山頂での
実害(バナナ子株2本)に遭ってから2週間を経過しても
その後は被害がありませんので、
リュウキュウイノシシのバナナ子株の試食は
「美味しくなかった」
と期待したいところです。

今後、もしイノシシ被害が拡大するようなことがあれば
「琉球犬を山で飼う」
ことを検討しようと考えています。

光の反射作戦.JPG
 イノシシは色彩的には
 青・青緑と紫の1部については識別出来て、
 色が赤や緑に移行するにつれ見えにくくなる、
 ということなので、
 とりあえず不要なCD-ROMを吊るして
 「イノシシ除け」
 として試してみることにしました。
 またイノシシの視力は不明ですが、
 豚は0.1を下回る程度で100m先から
 人間を見分ける視力があるそうですから、
 豚の祖先のイノシシだって同等の視力があるはずです。
 この方法は「カラス除け」として
 わりあい効果があるようですが、
 イノシシに効くかどうかは不明ですが…。
 「イノシシ除け」の左側は、バナナ子株です。


中山山麓1108.JPG
 中山山麓に木漏れ日が入ったところです。
 この日は「曇り時々晴れ一時雨」というような
 めまぐるしく天気が変わりました。
 秋の午後なので、陰が長くなってきました。


posted by COFFEE CHERRY at 17:36| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の厄介な問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月09日

コーヒー山にヘビ出現でecosystemを考える

コーヒー山の北側山麓で
コーヒーの苗木移植作業をしている時に、
沖縄で「アオダイショウ」とよばれる
「リュウキュウアオヘビ」
という
昼行性の臆病なヘビに遭遇しました。

北山のヘビ1025−1.JPG
コーヒー山の北山山麓の
コーヒー苗木近くで
「リュウキュウアオヘビ」と出会いました。
苗木の主幹の左側にいるのがヘビです。


彼らは人間と出会うとトカゲのように俊敏に逃げ出しますし、
もちろん私から危害を加えることはしませんから
私と彼らには、
「お互いに“安全・安心”な暗黙の平和協定がある」
と思いたいところです。

北山のヘビ1025−2.JPG
 「リュウキュウアオヘビ」は
 トカゲやカエル、ミミズ、オタマジャクシ、
 昆虫などを食べる臆病なヘビですから
 私を察知すると逃げ惑うのですが、
 スルスルと秒速50cm(=人間の歩行の半分)程度の
 高速スピードで地面を這い回ります。


ハブ1108.JPG
 沖縄で有名な毒ヘビ「ハブ」です。
 昨日の朝コーヒー山手前の林道で見つけました。
 島によって模様が少し違うようですが、
 画像のハブは典型的な模様で、
 体長は1.5mほどの成体でした。


でも、これが攻撃性の強いアカマタやハブであれば
私が逃げ出さないといけないのですが、
一心不乱に作業に集中しているときは、
ヘビのことは眼中にないので、
「ヘビとの遭遇」
には、
冷静に対応するように日ごろから心がけているのです。

北山のヘビ1025−3.JPG
 「リュウキュウアオヘビ」は無毒で綺麗ですが、
 コーヒー山ではハブも見ていますから、
 これがハブだと想定すると怖いです。


重機の道1108.JPG
 コーヒー山の大回廊・重機の道です。
 昨日は一時雨が降る天気でしたが、
 時々日差しが入りました。


山に棲息している動植物や昆虫などの生物たちからすると
私たちは新参者の侵入者であって、
もしかしたら侵略者とも思われているはずて、
とても歓迎ムードではないと思いますから
「ヘビとの遭遇」を恐れるあまり、
「ヘビなんかいなくなればいいのに…」
という身勝手な考え方は、もちろんできません。

北山のヘビ1025−4.JPG
 「リュウキュウアオヘビ」は
 私の温度を感知しているらしく
 私が遠巻きに移動すると
 その反対側に逃げて行きます。


作業中に遭遇した「リュウキュウアオヘビ」は
トカゲ類やカエル、ミミズ、オタマジャクシ、昆虫などを
食餌としているのですが、
トカゲ類やカエルは小さな昆虫類を食べ、
ヘビは、ワシの仲間のサシバや
フクロウの仲間のコノハズクなどに捕らえられています。

北山のヘビ1025−5.JPG
 デジカメのフラッシュを焚かないで撮影し
 しかも画面を横にしたので見にくいですが、
 「リュウキュウアオヘビ」は頭部は小さく、
 黄緑色で艶があります。


ここで大きくとらえて、
コーヒー山での全体の生き物の食物連鎖から
「自然はecosystemである」
と考えると、
生態系全体を石垣と例えれば
多様な生き物は、それを支える小石のようなもので
ひとつひとつの働きは小さくても,
生態系を支える役割を果たしていますから、
「特定の生き物が他の生き物よりも大切だ」
という優劣とか
「この生き物は存在価値がない」
という誤った先入観からくる身勝手な発想より
「多様な生き物が共存して生きていることこそが大切だ」
という考え方が大切なわけです。

重機の道1108−2.JPG
 ここも重機の道です。
 ここから奥の方は重機の道の入口部分になるのですが、
 風が吹きぬけることを懸念して
 コーヒー苗木の植え付けを控えています。
 台風では道路が風の通り道になって、
 その周辺に被害が拡大することが多々ありますから
 人工的な開発は思わぬ問題が起こり得るのですが、
 コーヒー山の重機の道の入口部分が
 ポッカリと樹木が伐採されているために
 北風が入り込んできた場合に
 コーヒーが被災する可能性があり、
 重機の道の入口部分にハイビスカスなどの植栽後でなければ
 苗木は移植しない方が良い、という判断をしています。


ヤンバルヤマナメクジ1108.JPG
 秋めいているコーヒー山ですが、
 ありがたいことに雨天が多く、
 昨日も時々雨が降る中での作業でした。
 湿度が高く、日差しが少ないこともあってか
 「ヤンバルヤマナメクジ」を、
 あちこちの樹木で見つけました。
 画像のは体長約12cmくらいありました。
 斜面を上り下りする時に樹木を触った時に
 間違って「ヤンバルヤマナメクジ」に
 触れてしまうことがありますが、
 ゴムみたいな少し硬い感触で気持ち悪いです。


植物は太陽のエネルギーと土壌から養分と水を、
大気からの二酸化炭素で
光合成を行ってデンプンや糖をつくり、
窒素や各種ミネラルを組み合わせて
タンパク質や脂肪などの有機物をつくり出しますが
バッタやカミキリムシ、蛾やチョウの幼虫、
カブトムシなどの草食性昆虫は、
草や木の葉、花蜜、樹液などを食べ、
その草食性昆虫をクモやカマキリ、トンボ、
テントウムシなどの肉食性昆虫が食べ、
トカゲやヤモリ、イモリ、カエルが
草食性昆虫や肉食性昆虫を食べ、
トカゲやカエルはヘビに食べられ、
ヘビはサシバ(タカ科)やコノハズク(フクロウ科)などの
猛禽(もうきん)類に食べられたり、
またイノシシなどの動物だってやんばるには棲息しています。

シリケンイモリ1108−1.JPG
 沖縄ではわりとよく見かける「シリケンイモリ」ですが、
 環境省や沖縄県のレッドデータブックでは
 「準絶滅危惧種」に指定されています。
 シリケンのシリは「尻」、
 ケンは「剣」を表わしているといわれています。


これらの弱肉強食の世界の動植物も
やがていずれは死を迎え土に還るのですが、
生物の排泄物はマグソコガネ系やタマオシコガネ系などが、
生物の死骸はシデムシ(死出虫)によって食べられ、
カビやキノコといった菌類や細菌、線虫、ミミズ、シロアリ、
トビムシ、ダンゴムシ、ワラジムシ、ゾウリムシ、
ハサミムシ、ヤスデなどの節足動物なども併せた
自然界の掃除屋さんたちによって
生物の死骸や排泄物、枯れ木や枯葉などの有機物が
無機物に分解されて
再度、植物によって栄養素として吸収される、
という
壮大な地球の循環システムに感嘆してしまいます。

シリケンイモリ1108−2.JPG
 イモリはカエルと同じ両生類で主に水中に棲んでいて、
 イモリのイは井戸の“井”で、水系を表わしています。
 井戸で害虫を食べてくれることから
 「井戸を守る」でイモリと命名されたといわれています。
 シリケンイモリはコーヒー山では
 雨水の水たまりや雨水貯水システムの水槽の中では
 確実に見つけられますが、
 水を求めて移動しているのか、
 水気がないところでも見かけます。
 シリケンイモリの腹部は赤いのですが、
 これはフグ系の毒を持っていることを
 他の動物に示すための警戒色のようです。
 ちなみに、ヤモリはヘビやトカゲと同じ爬虫類で
 陸上で生活し、家の蚊や蛾などの小さな生きた昆虫を
 食べてくれるので「家を守る」ということで
 ヤモリと命名されているようです。


近隣の多くの農家では、
「米や野菜、果樹は無農薬では出来ない」
というのですが、
今年の8月に亡くなった自然農法の福岡正信先生は、
 「農薬をかけなければいけないような状態にしておいて
  『農薬は効果がある、農薬が必要だ』
 といっているだけで、
 まずは健全な環境、強い作物を作ることが必要」

という考え方で、
私も大いに感化されて
コーヒー山にその思想を取り入れています。

農薬が開発される以前の農業は
有機農法か自然農法でやっていたのですから
出来ないわけはないのです。

林床のコーヒー1108−1.JPG
 バナナロードに隣接する林床で、
 ここは広く平地になっています。
 ここの土壌は肥沃でふかふかしています。
 ここのエリアも何か名前を付けないといけませんね。


今日のテーマのヘビやネズミ、ハエ、
ゴキブリ、蚊は嫌いだとか、
バッタや蛾、ウンカなどを殺すために農薬を散布することは、
同時にそれらの天敵の生き物も殺すことになり、
特定の生き物が異常繁殖して、
さらに農薬を散布する、
という悪循環になってしまうことが現実に起こっています。

福岡正信先生は、
「人間は本来何もしなくてよかった」
といわれているのですが、
これは、
「本来何もしてはいけなかった」
と言いたかったのかもしれません。

食物連鎖の「生態系ピラミッド」で、
「人間はどこの階層に入るのかexclamation&question
と考えると、
実はどこにも入るところがないので、
「人間は生態系ピラミッドの頂点に君臨している」
とする学者もいるようですが、
地球に存在するあらゆる生物は
何か役割があってこの世に誕生して
無駄なものはないのですから、
そう考えると、
人間は
「生態系ピラミッドが正しく機能するように管理する監視役」
でなければならないのに、

「人間が生態系ピラミッドを自ら破壊しようとしている」
ような人間に身勝手な冒涜(ぼうとく)行為は、
いつか人間自身が
「絶滅危惧種」
になる運命なのかもしれません。

林床のコーヒー1108−2.JPG
 コーヒー山では、
 最も奥の南端から苗木を植えだしましたが、
 南山から中山までは移植した苗木が
 盛夏のカンカン照りを直接浴びているために
 成育が若干遅れてしまい、
 中山から北側にかけては木漏れ日が当たる程度の
 控えめの伐採にして苗木移植をしていることで
 表土の乾燥も防げていたりして
 北側の苗木の生育は順調というより快調そのもので、
 すでに私の背丈を越えたものも出てきました。
 この北側の林床の土壌は、
 今のところコーヒー山では最も肥沃なように思えます。


「Biotop(ビオトープ)」
とは、ドイツ語で
「野生動植物が生息、生育する空間」を意味するようですが、
コーヒー山では、Biotop(ビオトープ)を意識しながら
伐採や間伐は必要最低限に抑えて
森林の中の植生を豊かになることで
土の保水力などが増すようにして,
養分が多くなるような
「適度に手入れした森林に保ちたい」
と心がけています。

アボガド1108.JPG
 アボガドが発芽していました、
 というより発芽を見逃していました。
 昨日の時点で高さ約30cmの苗木に成長していました。
 種植えしたのは8月中旬ごろでしたから、
 発芽まで約3ヶ月近くかかったのだと思います。


GAS1108-1.JPG
 11月6日(木曜)に地元で給油したところ、
 レギュラー1リッター126円に値上げされていました。
 沖縄本島南部では先週まで価格競争が激化して
 一時108円まで下がっていたのですが、
 その時に給油していれば良かったですね。
 スタンドの最近の仕入れは120円程度とのことですから
 126円でも赤字のはずです。


GAS1108-2.JPG
 昨日、コーヒー山の帰りに
 許田(きょだ)道の駅に隣接する
 南風原(はえばる)石油で給油しました。
 北部のスタンドは他店とのけん制で
 価格表示していないので入りにくいので、
 地元でも給油している南風原石油で給油したのです。
 ここのスタンドは税抜き表示なので、
 安いのか高いのかが瞬時に判りにくいです。
 レギュラー1リッター127円なら
 納得出来るところでしょう。
 昨日11月8日の給油なのに、
 レシートではなぜか9日の表示になっていました。


posted by COFFEE CHERRY at 21:14| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月01日

コーヒー山の厄介な問題A「カミキリムシ」

コーヒー山では、
コーヒーの栽培品種を今後増やすことや
いろいろな品種のバナナを植えたり、
カカオ栽培も決定しているのですが、
シークヮーサーやレモンなどの柑橘系果樹も
自宅近くの圃場の苗木を搬送して
出来れば栽培したいところです。

北山の北側081025−8.JPG
 コーヒー山の北山山頂からさらに北側の尾根まで
 苗木の移植が終わりました。
 これ以上先の尾根は、
 東西の風が吹き抜けやすくなっていることで
 東西両サイドにハイビスカスを防風柵として植えるか
 自然林が大きくなるまでは
 ここでの苗木の植え付けはせずに、
 他の場所を優先的に移植をするようにしました。


「出来れば」というnegativeになっているのは
「柑橘系害虫・カミキリムシ」
が、
「コーヒーの木にもカミキリムシの幼虫が入ることがある」
という
恩納村の山城武徳先生の教えがあるからで、
今現在カミキリムシの被害に
遭っているわけではありません。

オキナワクワカミキリ0807.JPG
 夏ごろに自宅室内に忍び込んできた
 「オキナワクワカミキリ」です。
 シマグワという沖縄の桑の木の樹皮を食害しますが、
 我が家にもシマグワがありますから
 代々棲みついているのでしょう。
 夕方の赤提灯に誘われるリーマンのように
 「オキナワクワカミキリ」も
 灯りに寄ってくる性質があります。


カミキリムシは多くの樹木から
レモンやライム、シークヮーサー、ミカン系などの
柑橘系果樹を簡単に見つけ出して
その主幹の根元付近に卵を産みつけて、
その木の中で幼虫が寄生して育つので、
果樹農家からすると“害虫”に指定されるのですが、
カミキリムシからすると
コーヒーも“柑橘系果樹”と同類らしく、
コーヒー栽培でも要注意昆虫になるわけです。

ヨツスジトラカミキリ1.JPG
 阪神タイガースのユニフォームや
 工事現場や交通標識などの看板をイメージしたり、
 虎やスズメバチを連想する模様ですが、
 アシナガバチに擬態することで、
 外敵から身を守っているつもりの
 「ヨツスジトラカミキリ」というカミキリムシですが
 コーヒー山のゲゲゲの鬼太郎かもしれません。


もっとも、アゲハチョウの幼虫も
柑橘系の葉を食害してしまいますし、
夏のクワガタだって、柑橘系果樹の根元付近の
カミキリムシがかじった跡に集まって来ますから、
カミキリムシだけが柑橘系果樹の害虫ではないのですが…

ヨツスジトラカミキリ2.JPG
 「ヨツスジトラカミキリ」は、
 沖縄では5月頃から8月頃までに見かけるのですが、
 本州から沖縄までどこでも見かけられるので
 珍しくないカミキリムシです。
 この画像も8月に撮影したものです。


コーヒー山で
シークヮーサーやレモンなどの柑橘系果樹を植える場合には、
コーヒーを植えつけたエリアからは
距離的に離れた場所に植えないといけないでしょう。

ヨツスジトラカミキリ3.JPG
 「ヨツスジトラカミキリ」は
 昼行性の敏捷なカミキリムシで
 幼虫は枯れ木や樹木の葉などを食害しますから、
 コーヒーの葉が適するかどうか
 調べにやって来たのでしょうかexclamation&question
 成虫は白色系の花の蜜を吸うので、
 来春にはコーヒーの白い花にも訪れることでしょう。


ご興味があれば、以下の過去の記事もご覧下さい。
コーヒーの木の中に棲息するカミキリムシの幼虫を発見@ 
コーヒーの木の中に棲息するカミキリムシの幼虫を発見A 

ヨツスジトラカミキリ4.JPG
 「ヨツスジトラカミキリ」の成虫の天敵は、
 アブ、カマキリ、クモ、トカゲたちなのですが、
 コーヒー山では天敵たちがウヨウヨいますから
 「ヨツスジトラカミキリ」たちが生き残るのも
 大変そうです。


「人畜無害で害虫の忌避効果や殺虫効果がある」
と、
米国政府環境保護庁が正式に認可されている
“ニームの木(インドセンダン)”
コーヒー山の中山山頂に
テストとして苗木を2本植えてありますが、
これは害虫だけを忌避させるのではなく、
益虫もタダの虫も寄せ付けないはずですから
これを柑橘系果樹の近くに植えるというのも
Bestな選択とはいえませんし、
ニームの木は薬効が強すぎるのか
近くの植物の生育にも影響するらしいので、
これらについてもテストをする必要があると考えています。

オキナワニセビロウドカマキリ0806.JPG
 今年の梅雨時期に我が家のミニバナナ園の
 バナナの仮茎上部で見つけたカミキリ虫です。
 「オキナワニセビロウドカミキリ」と診たのですが、
 どうでしょうかexclamation&question


ニームの実から抽出したオイルに
昆虫の忌避成分が入っているので
これを希釈して植物に噴霧することで
害虫の予防効果があるといわれていますから
ニームの葉や実を泡盛漬けにして
その液を500倍で希釈すれば同等の効果は得られそうですが、
カミキリ虫の食害に遭いやすいのは
密植で風通しが悪いときに多い場合が多いので
剪定をすれば被害が軽減される可能性も
あるかもしれませんし、
なにより出来る限り自然に任せたい主義なので
剪定やニームでの対策は樹皮の被害が
出始めてからでも遅くはないでしょう。

被害の可能性がある、ということで
今後の「厄介な問題」の中に入れておくことにしました。

オオシマミドリカミキリ.JPG
 奄美大島と沖縄本島に棲息する
 「オオシマミドリカミキリ」というカミキリムシです。
 実物の色は、もっと鮮やかなエメラルドグリーンで
 宝石のようでした。


北山の南側081025.JPG
 コーヒー山の北山山頂の南側斜面にも
 約3m置きをメドにコーヒー苗木を植えてあります。
 ここでは間伐を少なめにしたことで
 木漏れ日が当たるような栽培環境になりました。


posted by COFFEE CHERRY at 16:36| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の厄介な問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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