2008年12月29日

見果てぬ夢

先週、米脚本家の
デイル・ワッサーマン氏の訃報記事が出ていました。

彼は「ドンキホーテ」の作者
セルバンティスを主人公にした
ミュージカル「ラ・マンチャの男」を脚本し、
1965年にブロードウェイで初演させたのですが、
このミュージカルは世界中で公演され続けていて、
日本では松本幸四郎氏が1,000回以上続けているはずです。

冬の重機の道081224.JPG
コーヒー山の大回廊・重機の道です。
落葉樹があることで冬場は遠くまで見通せます。


「ドン・キホーテ」というのは、
読書の好きな下級貴族が、
騎士物語を読みふけるうちに熱中して、
いつのまにか現実と物語の区別がつかなくなり、
世の中の不正と不義を懲(こ)らしめようと
自らを騎士「ドン・キホーテ」と名乗って
ヤセ馬ロシナンテにまたがり遍歴を続けるのですが
勝ち目のない敵に立ち向かい
失敗を重ね、傷だらけになり、
軽蔑されても闘いを止めない
狂気と誇大妄想に取り付かれた男の物語ですが、
ミュージカル「ラ・マンチャの男」は
人生に挫折した作家のセルバンティスが
収税史もしていたのですが、
あるとき税を払わない教会を差し押さえた罪で牢獄され
宗教裁判を受けることになるのですが、
牢獄の中で擬似裁判が行われて
彼の所持品(「ドン・キホーテ」の原稿)の
没収を免れるために
その内容を芝居化して釈明することになり、
彼はドン・キホーテ、助手はサンチョ・パンザの役になり
他の囚人たちもそれぞれの登場人物の役になって
物語が始まる、というSTORYです。

林床地081224−3.JPG
バナナロード近くの広大な林床地には
コーヒー苗木もたくさん植えつけました。


ミュージカル「ラ・マンチャの男」では、
そのSTORYよりも、主題歌の「見果てぬ夢」
勇気づけられる曲として有名ですが、
この原題こそが
セルバンティスの描こうとしたテーマなのです。

「The impossible dream」

To dream the impossible dream
To fight the unbeatable foe
To bear with unbearable sorrow
To run where the brave dare not go
 
To right the unrightable wrong
To love pure and chaste from a far
To try when your arms are too weary
To reach the unreachable star
 
This is my quest to follow the star
No matter how hopeless
No matter how far
To fight for the right
without question or pause
To be willing to march
into hell for a heavenly cause
And I know if I'll only be true
to this glorious quest
That my heart will lie peaceful and calm
when I'm laid to my rest
 
And the world will be better for this
That one man scorned and covered with scars
Still strove with his last ounce of courage
To reach the unreachable stars




これにはいろいろな訳があるのですが、
私の好きなのは以下の訳です。

「どんなに疲れ果てていても挑戦しよう
 目指す星にたどり着くまで
 あの星を追いかける
 それこそが私の望み
 どれほど絶望的であっても
 いかに遠くにあってもかまわない
 私にはわかっている
 この輝かしい望みに私一人でも忠実でさえあれば
 永遠の眠りにつく時
 私の心は平和で安らかであることを
 そして世界は素晴らしくなってゆくはず」


北山山麓081224−3.JPG
 コーヒー山をお借り出来たことで
 草刈機やチェーンソーを使うことになり
 素人ながら最初は空がポッカリ出るほど
 伐採し過ぎていましたが
 北山あたりから気持ち的に余裕も出てきて
 ようやく間伐の要領も解ってきたような気がします。
 この北山山麓は、木漏れ日が入りながら湿度も高く
 キノコ類も豊富で、移植した苗木たちも
 すこぶる順調に成育しています。



題の「The Impossible Dream」
単純に”不可能な夢”と訳すのではなく、
生きる事は不可能な夢に近いが
我こそは自分を奮い立たせて、
いつの日か力尽きるその時まで夢を捨てず、
夢を実現させる為に人生を生き抜く騎士だ、
人間とはそうあるべきだ、
「The Impossible Dreamに向かって
 果敢に立ち向かって生きなさい」

という意味のはずで、
私が好きな曲でもあります。

熟練者ほど「修行に終わりはない」という
無我の境地を口にしますが、
コーヒー山をお借りすることが出来てちょうど1年を迎え、
来年は今年以上に
燃えるような情熱でコーヒーに取組む覚悟です。

そういえば、
相田みつを詩集にも
「The Impossible Dream(見果てぬ夢)」
と似たのがありました。

『なんでもいいからさ 本気でやってごらん 
 本気でやれば たのしいから 
 本気でやれば つかれないから 
 つかれても つかれが さわやかだから』

というのがありました。

五輪に出場する日米の選手を見ていると
日本人には「根性、頑張る、責任」という
苦痛や暗さを感じさせるのに対し
米国人は「enjoy」が根底にあって力まずに楽しそうで
しかも好成績を収めていますから、
私も
「あせらず、力まず、あきらめず、enjoyしながら」
という精神で取組みたいと思います。
実際、コーヒー山での作業は大変なこともありますが
総じて楽しいです。

未開拓地081224.JPG
 林床地の奥はまだ未開拓なので、
 年明けから間伐などを始めて
 新たな栽培場所を確保しないといけません。
posted by COFFEE CHERRY at 13:13| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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