2009年03月26日

林床地でノグチゲラと出会う

ノグチゲラというのはキツツキ科の鳥ですが
国の特別天然記念物に指定され
沖縄県の県鳥でもあり、
環境省のレッドリストでは絶滅危惧種指定され
一部では
「500羽程度しかいない」
ともいわれる
“まぼろしの鳥”
なのです。

ノグチゲラの棲息分布.png
ノグチゲラの棲息区域は、
おおむねオレンジの線の内側の範囲の
沖縄本島北部の山原(やんばる)の山岳地帯で
与那覇岳(503m)や照首山(395m)、伊部山(320m)、
西銘岳(420m)周辺の鳥獣保護区や特別保護区も
この中に含まれていて、
コーヒー山は与那覇岳の鳥獣保護区域に近いですが
もちろん保護区の対象外の区域です。


地球が地殻変動で隆起や陥没を繰り返していた大昔に
アジア大陸と陸続きだった沖縄が現在の地形になったのが
すでに恐竜が絶滅した新生代第4紀の洪積世の
今から約100万年前といわれていますが、
ノグチゲラはその頃から沖縄本島に棲息していた
「生きた化石」
といわれるように
ノグチゲラは沖縄本島の生い立ちと
深く係わっている鳥なのです。

巣穴0903−1.JPG
 北山山麓のリュウキュウマツの古い巣穴

巣穴0903−2.JPG
 林床地の古い巣穴?木の名前は不明です。

巣穴0903−3.JPG
 林床地の古い巣穴、この木はリュウキュウマツです。

コーヒー山では北山山麓や林床地で
ノグチゲラと思われる巣穴がありますし、
作業中もキツツキが幹を叩く音が聞こえていましたから
「わりと近くにいるのかも」
と思っていましたが、
今月の中旬の夕方近くに
林床地でノグチゲラのツガイが
高さ10mくらいのイタジイの
横に張り出した太い枝に
仲良く並んで留まっているのを見つけました。

林床地0903−5.JPG
 林床地は広いのですが、中はこんな感じで
 アカヒゲやリュウキュウコノハズクも棲息しています。


最初はヒヨドリかと思いましたが、
全長30cm程度もある大きさで、
真直ぐな尾羽も10cmほどあり
ノグチゲラの特長が見受けられました。
ノグチゲラに出会ったのは作業終了に近い午後4時頃で
あいにくデジカメも離れた場所に置いてあり
今回は残念ながら撮影は出来ませんでした。

北山山麓のコーヒー苗木090321.JPG
 北山山麓のコーヒー苗木です。
 暖かい木漏れ日を浴びて元気そうです。


ノグチゲラのツガイは、彼らを見とれている私を警戒することなく
しばらく周辺を行ったり戻ったりしていましたが、
やがて南の方に飛んで行きました。

ノグチゲラの飛び方は、
小刻みにバタバタと翼を動かすような小鳥の飛び方ではなく、
翼を広げて胴まで下ろした力で飛ぶ鷲や鷹のような飛び方で
横から見ると、数学で習ったsin、cosの波形に
樹間を巧みにくぐり抜けながら軽快に飛んで行きました。

以下は、北山の南側斜面から山頂側に向いたスライド画像です。
アルバムを作る全ての素材を見る


posted by COFFEE CHERRY at 14:04| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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