2009年04月26日

アマレロの自生苗の黒ポット移植(2回目)

先週の20日(月曜)に行った
アマレロの自生苗の黒ポット移植作業
の続きを
24日(金曜)に続行しました。

アマレロ自生苗移植の作業台090424.JPG
 アマレロの自生苗の黒ポット移植作業は、
 雨除けに青シートを天井として張り
 その下に段ボールを重ねて板を置いて
 簡易作業台を作りました。
 ブヨが多いのでやむなく、
 市販の農薬入り蚊取り線香を数個使いました。もうやだ〜(悲しい顔)


アマレロ自生苗090424−1.JPG
 先週の20日(月曜)に最初に行ったエリアです。

前回は雨が降る中の作業で、
415本の自生苗を黒ポットに移植したのですが、
今回は839本の移植を行いました。
(延べ415+839=1,254個)

アマレロ自生苗090424−2.JPG
 これも前回置いたものです。

チャールズ・チャップリンの
「モダン・タイムス(Modern Times)」
では、

近代化していく工場で、
非人間的な扱いを受ける労働者の姿が
描かれていましたが、
このネジ締め作業に匹敵するくらいに
移植作業を頑張ったものの、
またしても作業が完結せず
次回に持ち越しになってしまいました。

アマレロ自生苗090424.JPG
 プランター5個と鉢1個に満載したアマレロ自生苗は、
 2回目の作業終了時点では、
 画像上下のプランター2個と
 右の鉢が丸ごと残ってしまいました。


今回も前回同様に移植作業を2名、
100個ずつ置く作業を1名の合計3名で行い、
作業の実働を6時間とすると
 839個 ÷ 6時間 = 139.8本
1時間に2名で約140本ですから、
「1人で70本=51秒で1個」
しかも、時々国頭マージ入りの鉢を収集に
林床地を徘徊する時間も含めてですから、
ビデオの早送り映像状態で頑張り続けたのですが…

アマレロ自生苗090424−6.JPG
 当日は曇りの薄暗い日なのに
 フラッシュを焚かずに撮影したので
 ピンボケ画像ばかりになってしまいました…


アマレロの自生苗の残りは
少なくきてもまだ800本は充分にありそうですから、
自生苗の総数は2千本を超えそうです。

アマレロ自生苗090424−7.JPG
 この画像もピンボケですが、
 こういう要領で、100個の黒ポットを不定形で1箇所に
 強風が直撃しないような場所を選んで
 林床地内のあちこちに置きました。


アマレロが2千本超あるということは、
苗木の1割がダメになった残りが2千本として
これらが成木化したときの黄色い実が
「1本で1kgの収穫」
とMinimumで考えても
収量で2トン、
加工して水分が飛んで半分の1トンになり、
その後の選別調整での歩留まりを考えても
生豆生産量は800kgにはなりそうですね、
実際には
「1本で1kgの収穫」
ということは考えにくいですが
沖縄は“台風の通り道”である以上、
いかに自然の要塞のコーヒー山であっても
一部が被災することは
覚悟しておかなければならないのです。

アマレロ自生苗090424−8.JPG
 移植作業台から運んで来た黒ポットには
 完熟腐葉土になった黒い土や
 土着菌の白い“はんぺん”を載せて
 さらにその上に落ち葉をかけてあげるのですが、
 地表の落ち葉を除けるときには、
 神聖ですがすがしい土の香りがして、
 「ここならどんなに健常に育つのか」
 と嬉しくなってしまいます。


2回目の作業当日は午後3時頃まで湿度が高い曇りで
その後嬉しいことに小雨が降り出しましたので、
万葉集の
山振之
咲有野邊乃
都保須美礼
此春之雨尓
盛奈里鶏利


山振(やまぶき=山吹)の
咲きたる野辺(のべ)の
つぼ菫(すみれ)
この春の雨に
盛りなりけり


という、
野辺の緑色や山吹の黄色、
スミレの淡い紫色の色彩に
しとしとと降る春雨が重なる
まさに日本画のような情景が思い浮かぶような
高田女王(たかたのおおきみ)の歌(8−1444番)を
想い出しました。
黒ポットに移植出来た苗は
万物を成育させる恵みの“好雨”によって
引越しのダメージが癒されるひと時だったはずです。
次回に残された自生苗にしても
早く安どさせてあげたいものです。

“まばゆい春”の歌

posted by COFFEE CHERRY at 19:27| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アマレロの大量の苗木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月22日

トックリキワタもコーヒー山に植える予定です

ムーミン谷に生えているようなトックリキワタは
中年のメタボ腹のようにズングリムックリで
しかもトゲがでているので、
その異様な姿が当初は嫌いだったのですが、
不思議なことに見慣れてくると、
秋から厳冬期にかけてピンクの花が綺麗に長く咲くので
コーヒー山の林道脇に
並木道風にトックリキワタを並べれば
綺麗な花だけでなく、ブーゲンビリアのように
トゲで侵入者を防ぐ“警備樹木”にもなりますし、
また、トックリキワタは
戦後の沖縄でのコーヒー栽培の普及に尽力された
和宇慶(わうけ)先生が導入されたともお聞きしたことで
親近感も湧きましたし、

さらに、コーヒー山では、
いずれミツバチも飼って蜂蜜作りをするのにも
山では1年中花が咲く必要性があり、
トックリキワタをコーヒー山に植えることにしたのです。

トックリキワタ4月上旬1.JPG
 硬くて痛そうなトゲが特長的なトックリキワタです。

トックリキワタはアオキ目パンヤ科の植物で、
同科には、
 ・ 星の王子様に登場する「バオバブの木」
 ・ 熱帯果樹の王様「ドリアン」
 ・ 観葉植物で有名な「パキラ」

などが同じ仲間(属)で、
メタボ腹のように
ズングリムックリに膨らんだ幹の柔組織には
なんと水が貯蔵されているのだそうです。

トックリキワタ4月上旬2.JPG
 野球boll大の綿は、
 とても手が届かない高い枝についていますが
 子孫を遠くに飛ばすためでしょうか?


沖縄でのトックリキワタは、
秋から厳冬期にかけて開花し、
3下旬〜4月中旬に実が開きます。

トックリキワタ4月上旬3.JPG
 実が下から開くと、外皮は役目が終わって自然に落下し
 綿だけで枝に付き、風で少しずつタンポポの種のように
 飛んでゆきます。


約10cm大の実の形は、
「(マンゴー + 牛乳瓶)÷2」
といった、
中年メタボ腹風洋ナシ体型をしているのですが、
それが緑色から茶色にカピカピに乾いてくると、
地面に置いてある野球のボールを
五指で握るような感じで持ち、
下の指先の方から徐々に開くような感じで実が開いてゆき
やがて実の中の綿が全開して、
綿(わた)を野球boll大に丸めて
冬に落葉して新緑の葉が出始めた枝に
クリスマスツリーの飾りのように綿を付けた
見慣れない不思議な光景に
思わず見入ってしまいます。

トックリキワタの種090412.jpg
 タンポポの種を巨大にしたような感じですが
 画像はだいたい実物大です。
 これではあまり遠くには飛ばないかも…


綿(わた)は、
タンポポの種のように、
綿の一片には種が1つ付いていて、
風に任せるままに
遠くに飛んで行くようになっているのですが、
自生しにくいのか、他の植物に負けてしまうのか
人為的に植えた場所以外では
私は見かけたことがありません。

090421−1.JPG
 トックリキワタの発芽で昨日確認しました。
 土は、やがてコーヒー山に植えることを想定して
 国頭マージ3と万能土1を混ぜた配合にしました。


タンポポの種のようなトックリキワタの
黒っぽい丸い種を綿から取り
4月12日に自宅で種植えすると、
昨日4月21日(火曜)に発芽が確認出来ましたので
約1週間で発芽するようです。

090421−2.JPG
 上の画像を少し横から見ると、2本発芽しています。

発芽苗は、下の方がピンク色をしていて
花の色が現れているのでしょうかexclamation&question

種は100粒以上撒いたので、
苗木にしてからコーヒー山に移植してゆくつもりですが、
昨年発芽しながら虫に食べられて失敗した「バオバブ」も
今回のトックリキワタの発芽が成功したことで
大きな自信を持ちました。
「バオバブ」も近く発芽に再挑戦するつもりです。

090421−3.JPG
 こちらは発芽して、数日経っているようですね。
 下の方がピンク色をしているのが特長的です。


posted by COFFEE CHERRY at 16:02| 沖縄 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | コーヒー山に植える木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月21日

アマレロの自生苗を一部黒ポットに移し替えました!

プランター5個と鉢1つにアマレロの自生苗を束ねて
満員電車並みに押し込め、

昨日コーヒー山に搬送しました。

昨日は雨模様の中、
自生苗を1本1本、黒ポットに移し替えましたが
プランター1つだけが終了して
移し替えた黒ポットは415個でしたから
夕方の作業終了時点での残りが
プランター4個と鉢1つなので、
アマレロの自生苗の総量は
当初の予測の1,000本前後ではなくて、
少なく見積もっても1,200〜1,500本はあると思われます。

カエルの泡卵090420.JPG
 昨日は雨降りのために撮影は2枚だけでしたが、
 そのうちの1枚がこの画像です。
 泡はオキナワアオガエルの卵で、
 泡の中でオタマジャクシになり
 雨の水滴ととみに地上に落下して成長するのですが、
 厳しい自然界では、
 多くはヘビのエサになる運命なのです。


雨降りなので
デジカメ撮影がほとんど出来なかったのですが、
作業内容は下記のように行いました。
@ 作業場の設営
 ・ 雨水を集める青いシートを
    雨天のために天井として張り
 ・ 段ボール箱をポリ袋に入れて
    (防水のために)2段に重ね
 ・ それを2つ並べて
 ・ その上に長板を載せて作業台を作りました。


A 移植用黒ポットの土作り
 ・ 今までに林床地に苗木移植したときに
    掘り出した土(国頭マージ)が
    鉢や黒ポットに入れてあるので、
    新たに掘り出さずに
    その鉢やポットの土を利用しました。
 ・ 国頭マージ3:万能土1程度の配合で混ぜました。



B 黒ポットを林床地に置く

 ・ 直射日光が当たらず、しかも風の吹き抜けがない、
   出来るだけ平らな場所に
 ・ 黒ポットの土の上に、林床地の表土の黒い土と
    白い“はんぺん”を少しかけ
   
   (腐葉土は腐熟・分解が進む中で
    糊のようなものを発生して土を団粒化して
    土が固くなるのを防いでいるのですが、
    さらに通気性を良くして
    保水力・保肥力を増加させて
    微生物が快適に過ごせる環境を作り、
    “はんぺん”と呼ばれる微生物のかたまりの
    白い土着菌を培養して広げてくれるのです)

 ・ さらにその上に、落ち葉が黒い状態の腐葉土を
   一杯にかけてあげて
 ・ これを出来れば10個の10列、
   地面がデコボコで整列が無理なら
   全部で100個ずつ、まとめて置く。

といった作業で、
抜き取った自生苗のダメージを
少しでも緩和してあげたい一心で
雨の中を頑張ったのですが、
設営などの準備に時間がかかったこともあって
プランター1つしか移し替えてあげられなかったのですが、
次回には残り全部を仕上げてあげないといけません。

アマレロ自生苗の黒ポット成育.JPG
 アマレロの自生苗を1本ずつ黒ポットに移し替えて
 100個ずつまとめて置きました。
 この画像の自生苗はまだ幼い部類なので、
 移植は2年後の予定です。
 昨日のコーヒー山での撮影は、雨天のために
 上記のカエルの泡卵とこのアマレロ自生苗ポットの
 2枚がやっとでした。


幕末に土佐勤王党を結成して
坂本龍馬、中岡慎太郎などを率いた
土佐藩士・武市半平太をモデルに
明治時代の劇作家・行友李風(ゆきともりふう)が
書き上げた
「月形半平太(つきがたはんぺいた)」
には、
「春雨じゃ濡れていこう」
という名セリフがあり
それは武士の気高さの表現でしょうが、
昨日の私はアマレロの自生苗を
1本でも多くダメージを取り除いて、
住みやすい環境に置いてあげたいという一心でしたから、
降りしきる雨を“恵みの雨”ととらえれば、
春雨を喜び、その万物を成育させる作用を称(たた)える
「春夜喜雨(しゅんやあめをよろこぶ)」
という漢詩の心境の方が近く
作業中に想い出しました。


春夜喜雨

好雨知時節
當春乃発生
隨風潜入夜
潤物細無聾
野径雲倶黒
江船火獨明
暁看紅濕處
花重錦官城


(読み)
好雨(こうう)時節(じせつ)を知り
春に当たって乃(すなわ)ち発生す
風に随(したが)いて潜(ひそか)に夜に入(い)り
物を潤(うるお)して細(こまやか)にして
聾(こえ=声)無し
野径(やけい)雲は倶(とも)に黒く
江舶(こうせん)火は独(ひと)り明(あき)かなり
暁(あかつき)に紅(くれない)の
濕(うるお)う処(ところ)を看(み)れば
花は錦官城(きんかんじょう)に重からん


(訳)
よき雨は降るべき時をわきまえていて
春になっていまやその成育の営みをはじめたのだ
風に吹かれるまま、いつの間にか夜になり
万物を潤(うるお)して細かく音もなく降り続く
野の小道に雲はあたりのものと同じく黒くたれこめ
ただ一つ、河の船に
 漁火(いさりび)だけが明るく光っている
明け方に紅の潤っているところを見るならば
それは花々がしっとりと錦官城に咲いている姿だろう


作者の杜甫(とほ)は、昨日の
「春暁(しゅんぎょう)」孟浩然(もうこうねん)と
同年代(杜甫が少しあと)ですから
中国では楊貴妃が皇妃だった唐の時代の詩人ですが、
この詩は杜甫が四川省成都にいた760年ごろの
作品といわれていますから、
その頃の日本は奈良時代の万葉集が完成したあたりです。

コーヒー山をお借りするまで
本島内では20箇所前後の移転候補地を見に行って
全部passだったのですが、
そういう今までに吟味してきた候補地と比較しても、
コーヒーの栽培環境は
良い意味でコーヒー山がどこよりも抜きん出ていて
「沖縄(国内)ではコーヒー山より優れた栽培場所はない」
と確信しているのですが、
唯一の欠点が「雨水雨頼み」で、
邪馬台国の卑弥呼のように“祈祷(きとう)”onlyなので
雨は「恵雨」であり「好雨」なのです。

コーヒーの白い花090416.JPG
 先週は今年3回目のコーヒーの白い花が咲きました。
 
posted by COFFEE CHERRY at 17:51| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アマレロの大量の苗木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月19日

アマレロの自生え苗を大量に抜きました!

コーヒー山のオーナーにご挨拶に行くのが
週明けになったことで
昨日の土曜日は、
急きょ黄色い実を付けるアマレロの木の下の
自生苗を抜き取る作業を行いました。

週明けには、コーヒー山で
昨日の自生苗を黒ポットに1本ずつ植え替える予定です。

アマレロの木の下090418−1.JPG
 コーヒーの成木の下には、
 自然に落ちた種が自生えしていることが多々あり
 種植えとは別に、手軽に苗を増やすことが出来るのです。

 
コーヒーの実の収穫では、どうしても見落としがあり、
自然に落ちてしまう実がわりとあって
それが木の下で自身で発芽してくるのですが
これは人が介在しない自然の発芽ですから
苗は元気一杯なのです。

アマレロの木の下090418-2.JPG
 ムンド・ノーボの木の下でも、
 もちろん自生えしていますが、
 昨日は「アマレロ」に限定して
 自生え苗の抜き取りをおこないました。
 コーヒーの木は赤と黄色の実を付けるのは
 ご存知のことでしょうが
 双葉や苗木の段階で品種の違いを見分ける技術が
 まだ私にはなくて
 そのために昨日は“アマレロ”だけに限定したのです。


コーヒーの木の根は
「直根(ちょっこん)」
といって、
タンポポの根のように
真直ぐに地中に伸びる太くて長い根が特長で、
樹高が高くなると、
それに比例して直根も地中深く伸びているわけですから
コーヒーの木が成長するにつれて
根を傷めないで掘り出すのが困難になるので、
コーヒーは苗木のうちに移植してあげるのがいいのです。

アマレロの自生え苗090418.JPG
 プランターに次々に
 「アマレロ」の自生え苗を載せていきました。
 何とプランター5個も山積みにexclamation


種が落下して自生えした苗の状態でも
もちろん「直根」で
木の下では、発芽したばかりの双葉状態のものや
1年を経過して高さが10cm程度まで成長している苗木まで、
成育度合いがバラバラで自生えしているわけですから、
クローバーや芝生などの
「散根(さんこん)」タイプの
根が浅く横に広がる植物のように
シャベルやスコップで
一網打尽式に取ることが出来ませんから、
1本1本、白髪を抜くように丹念に吟味しながら、
シャープペンシルの芯のように細い
コーヒー苗の主幹の地表部分を
親指と人差し指でつまんで、
 「お願い、切れないでねexclamation
  コーヒー山に引越しするんだからexclamation

と、真心と勇気を持って真上に引き抜くのです。
(成功率98%以上exclamation

アマレロの自生え苗090418-2.JPG
 握り寿司を作る板さんの要領で
 手の平にあらかじめ土を載せて平たくし
 その上に自生え苗を10本くらい載せ、
 その上から、また土を載せて、
 集団の根を丸ごと包むような“団子”状態にして
 プランターの端から押し込んでいったのですが、
 少し余ってしまい、鉢に1つ入れました。
 自宅の2階ベランダに通じる外階段は陽が当たらないので、
 コーヒー山に搬送するまでは
 ここに仮置きすることにしました。
 溜めている雨水をあげて、みんな元気一杯です。


「ずいぶん乱暴なことをするもんだなexclamation
と思われるかもしれませんが、
今までこの方法で自生え苗を抜き取って
問題なく元気に成育しましたし、
自生え苗を抜く作業は前日が雨降りで、
地面が適度に湿っている頃合いも考慮しています。

移植に混ぜる土090418.JPG
 園芸センターではいろいろな土が売られていますが、
 私は出来るだけ安いながらも内容の良さを追求しますので
 そういうのはなかなか無いのですが、
 唯一画像の「万能土」だけを使っています。
 自生え苗をプランターに入れるときももちろん、
 コーヒー山でも、国頭マージと混ぜて
 黒ポットに入れるつもりです。


昨日の自生え苗抜き取り作業は、
時間的には約2時間でしたが、
しかも蚊の執拗な攻撃の中で
腰をかがめたり、歩伏前進のような不安定な格好で
ひたすら雑草の中から
コーヒーの自生え苗を選別して抜き取るのですから、
腰が痛くなったり単調さに眠くなったりで、
中学校の漢文の授業で暗記させられた
漢詩を思い出しました。


 春暁

 春眠不覺曉
 處處聞啼鳥
 夜来風雨聲
 花落知多少


(読み)
春暁(しゅんぎょう)
春眠(しゅんみん)暁(あかつき)を覚えず、
処処(しょしょ)啼鳥(ていちょう)を聞く、
夜来(やらい)風雨(ふうう)の声、
花(はな)落(お)つること知る多少。


(訳)
春の夜のこころよい眠りに、夜が明けたのも気づかない。
夢心地の身に、あちこちに小鳥のさえずりが聞こえてくる。
そういえば、昨夜は風雨が強かったから
庭の花はどれくらい散ってしまったのかな?


作詞の「孟浩然(もうこうねん)」が生きた時代は、
日本ではその頃平城京が都で
大宝律令という税金制度が確立し、
日本書紀や古事記が完成した奈良時代の頃、
中国では楊貴妃が皇妃だった唐の時代の詩人でしたね。

アマレロの自生え苗090418-3.JPG
 仮置き階段の一番上の段のプランターを
 上から撮影した画像です。
 画像右側は、発芽したてや双葉、四葉の
 まだデリケートな自生苗です。


アマレロの自生え苗090418-4.JPG
 仮置き階段の上から2番目のプランターを
 上から撮影した画像です。
 幼い自生苗も、黒ポットに移植すると
 みるみる元気に成育してきますよ。


アマレロの自生え苗090418-5.JPG
 仮置き階段の上から3番目のプランターを
 上から撮影した画像です。
 数は少ないように見えますが、
 集団で根をまとめていますから、
 相当な数量ですよ。


アマレロの自生え苗090418-6.JPG
 仮置き階段の下2段のプランターと
 鉢を上から撮影した画像です。
 「全部アマレロexclamation」と断言したいところですが、
 「ムンド・ノーボ」と「アマレロ」が
 隣接している地面から生えている自生苗も取りましたから、
 きっとムンド・ノーボも混じっているはずですが、
 今回の1,000本前後の自生え苗の95%以上は
 「アマレロ」のはずですexclamation
 これを明日にはコーヒー山に搬送して
 全部黒ポットに植え替えてあげるつもりですが、
 明日の天気は大丈夫でしょうかexclamation&question


昨日の自生苗は、黒ポットで約1年成長させて
来年以降コーヒー山に植えてあげる予定ですが
これらが実を付けるようになるのは4〜5年先のことです。
種植えの頃からのコーヒーの付き合いは
まるで自分の子供のようなものですし、
コーヒー山に植えてあげる目的で
丹精込めて育て上げていますから、
コーヒー専用の種苗センターでもなければ
コーヒー普及センターでもないので、
お問合せを戴くのはありがたいのですが、
現在はコーヒー苗木の譲渡はお断りさせて戴いています。

posted by COFFEE CHERRY at 18:12| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アマレロの大量の苗木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月17日

ヘルマン・ヘッセから学ぶ

ヘルマン・ヘッセというと、
期待された少年が挫折してゆく姿を描いた
自伝的小説「車輪の下」が有名な、
 ・ 第1次世界大戦
 ・ 大恐慌
 ・ 第2次世界大戦

という
激動の時代を生き抜いたドイツの作家ですが、
単なる作家とか詩人というだけでなく、
ヘッセの父はインドでプロテスタントの布教活動に
熱心に従事した宣教師で、
また母方の祖父もインド学者だった関係で、
母もインドで生まれで、
インダス川流域で布教活動をしていたし、
ヘッセの父がインドから戻り、
スイスのバーゼルで布教活動をしていた当時の自宅に、
やがて同志社を創立する新島襄(当時41歳)が
訪ねて来たときには
ヘッセ(当時7歳)も会っていて、
強い印象を受けたといわれていますから、
ヘッセの思想の根源は、
仏教の発祥地・インドとドイツ南部やスイスの自然にあり、
東西の宗教や思想に精通していることで
 ・ 自然の中の自分
 ・ 宇宙の中の人間

といった独特の哲学が現れていて、
「人間も自然の動植物と同じ一生物にすぎない」
という、
・ 自然は征服すべきもの
・ 自然は人間のために利用すべきもの

と考える思い上がった人間中心の勝手な考えと、
それに基づく物質文明や
度を超した自然破壊を伴なう科学・経済の発展を
一貫して批判し続けたヘッセの考え方は、
未熟な私でも充分に共感するところがあるのです。

アルバムを作る全ての素材を見る

 テスト圃場の成木は、まだ実が付いていますが
 高さが3m以上あって、高いところの実は取れません。
 実が少ないように見えるのは
 すでに摘み取り途中だからで、
 実はもっとビッシリ付いていました。



090417.JPG
「庭仕事の愉(たの)しみ(草思社刊)」
は、
12年前の1997年(平成9年)が
ヘッセ生誕120年であるのを記念して、
その前年に出版された本で、
内容は“園芸”とか“ガーデニング”といった
単純なものではなくて
ヘッセが庭にたたずみ、自然と共生し、自然を観察し、
日常的な庭仕事で汗する中から
・ 自然と人間
・ 生きる場所
・ 愛
・ 苦悩
・ 老いと死

などをテーマに
・ エッセイ12編
・ 詩27編
・ 叙事詩「庭でのひととき」
・ 未完成の小説「夢の家」
・ 童話
・ 手紙(書簡)
・ 水彩画

をまとめたもので、
読めば読むほど考えさせられる本です。


「花」
美しい姉妹たちよ
私はおまえたちを羨望の念をもって愛する
おまえたちの生涯は、
それほど穏やかで幸せそうに見えるからだ
おまえたちは大地のやさしい輝きであり、高価な飾りだ
おまえたちは大地を素晴らしい無数の色彩で飾る。

陽光は、おまえたちの色あざやかなうてなの中で燃えるとき
この上もなく生彩にみちて 鮮烈に輝く
ああ 私たち人間にはないすべてのものがおまえたちの中に
輝いているのに 私たちには手がとどかない。

美しい無邪気なまなざしで おまえたちは何千年も
変わらぬ愛をこめて老いた大地に微笑みかける。
私たちはおまえたちを愛しているのに
おまえたちを手折って命を奪い 
少しもやましさを感じない。


という詩でも、
人間の身勝手さを皮肉っています。

アルバムを作る全ての素材を見る

 これもテスト圃場の成木です。
 種は発芽用にしています。
 何しろ5万本移植が目標ですから。


富山女子短期大学の金岡裕一・学長が
富山女子短期大学学生会機関誌『彩』30号に記載した
「人間.この小さな、ふしぎな存在−地球一年暦から−」
という論文では、
「地球誕生の46億年前を1月1日0時0分0秒として、
その後の出来事を1年にあてはめて眺める」

という興味深い試みがされているのですが、
要約すると、
・ 46億年=365日とすると1日=1,300万年、
1時間=約53万年、1分=約8,800年、1秒=145年
・ 最初の微生物化石の発見は33億年前、
春たけなわの4月あたり
・ 真核生物の出現は18億年前、ずっと後の、
1年の半ばが過ぎた8月上旬になってから
・ そして動物と植物の分化は12億年前の9月頃
・ 脊椎動物が現われ、
動物が陸に上るのは4-5億年前で11月末
・ 200万年前=4時間足らずになり、
12月31日大晦日の4時間前、
紅白歌合戦の頃に人類がようやく出現した
・ 人類が創り出した”文明”らしきものの出現が
約1万年前とすれば、約1分前の23時59分
・ 私たちからみれば大変に長い人間の文明活動の歴史も、
地球1年暦からみれば、たった1分位の出来事
・ 自然科学の進歩は驚異的だが自然科学の活動全体が、
たかだかここ300年位のことであり、
1年暦でいえば、たった2秒間の出来事で、
除夜の鐘が鳴り出す直前の、瞬く間の出来事だった

という内容で、
「この大自然の中にある私たち人間は、
地球が46億年かけて創り出した
”生命”という奇跡的大傑作を、
たった”2秒間”で、
自分達に内在する精緻極まる仕組みの一部を、
自分達の頭脳で認識し始めた”ふしぎな存在”でもある」

といわれているのですが、
自然破壊を繰り返してきた人間が、
ようやく自然の大切さに気づき始めながらも
人間の都合だけの勝手な理由をつけて
金儲けのための大規模な自然破壊は
一向に止む気配がない物質文明に
警告を発してきたヘッセの
汎神(はんしん)論的自然観と純朴さを尊ぶ人生観には、
共感するところが多くて大いに惹かれるますから、
論理的で具体的なヘッセ思想を
コーヒー山では取り入れてゆきたいと思うのです。

ドバイの超高層ビルBurj Dubaiも
バベルの塔に思えるのは私だけでしょうかexclamation&question

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これもテスト圃場の画像ですが、
ふつうは収穫の後に開花するのに
今年は収穫期がやや遅くなり
開花時期と重なってしまいました。

posted by COFFEE CHERRY at 17:25| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ヘルマン・ヘッセから学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月16日

コーヒー山の「オキナワクロジョウカイ」

コーヒー山は
東洋のガラパゴス」といわれる
神聖な山原(やんばる)の亜熱帯樹林の中にあり
出来る限り自然を残すように配慮しているので
多種多様な動植物が生息していますが、
新しい命が芽生える春になって
いろいろな生物と出会えるようになりましたので
次々に紹介してゆきたいと思います。

林床地の苗木0411−1.JPG
 コーヒー山の最も低地部分の
 林床地に植えたコーヒー苗木です。


先週の土曜日のコーヒー山で
昼食後に1本1本移植したコーヒー苗木の様子を見回って
生育状況を点検いるときに
コーヒーの葉の上で
「オキナワクロジョウカイ」
という小さな昆虫に出会いました。

林床地の苗木0411−2.JPG
 この林床地ではうり坊や
 ノグチゲラにも出会っています。


コーヒー山で出会った珍しい生物の名前や生態は、
当初専門家に聞いていたのですが
最近は図書館の沖縄に棲息する生物の図鑑で
丹念に調べることにしていて、
同時に
「もっと学校で勉強をしていれば良かった」
と反省もしています。

漫湖公園1.JPG
 那覇市の干潟・漫湖はマングローブ林や
 数十種類の野鳥が見られることで有名ですが、
 ヘドロ臭がしますから水質は悪化しているようです。
 この干潟の横の公園の中に「ちょうちょガーデン」があり、
 「オオゴマダラ」を無料で見学出来るのです。


漫湖公園2.JPG
 「ちょうちょガーデン」の中は、
 オオゴマダラの幼虫から蛹(さなぎ)から成虫から全部、
 しかもすごい数を1年中見ることが出来るのです。
 特別宣伝もしてないので観光客はもちろん
 那覇市民だってほとんど知らないと思いますが、
 一見の価値はありますよ。


「オキナワクロジョウカイ」
というのは
甲虫目(こうちゅうもく)という
カブトムシ、クワガタムシ、カミキリムシ、ゲンゴロウ、
ホタル、テントウムシ、ゾウムシなど、
116科、37万種という昆虫の3割が所属している
巨大なグループに属しているのですが、
図鑑に出てくる生物分類は
18世紀のスウェーデンの植物学者リンネが考案した
階層分類法で書かれていて
例えば、昆虫は
 ・ 界(かい=動物界)
 ・ 門(もん=節足動物門)
 ・ 綱(こう=昆虫綱)
 ・ 目(もく=甲虫目)
 ・ 科(か)
 ・ 属(ぞく)
 ・ 種(しゅ)

という7階級を基本として
さらに、それぞれを細分化した階級があるのですが、
「オキナワクロジョウカイ」
は、
「甲虫目(こうちゅうもく)」の中で
 ・ カブトムシ亜目(多食亜目)
 ・ ホタル上科(じょうか)

という分類ですから、
「カブトムシ」の親戚で
「蛍(ホタル)」の仲間なのです。

オキナワクロジョウカイ.JPG
 捕食した小昆虫を食べるのに必死な
 「オキナワクロジョウカイ」という
 蛍(ほたる)の仲間の体長約10mmの小さな昆虫です。
 カミキリムシを小さくしたような姿ですね。
 ガツガツ獲物を食べるだけで動かないので
 「オキナワクロジョウカイ」の画像はこれだけです。


「ホタル上科(じょうか)」
には
 ・ ベニボタル科
 ・ ホタル科
 ・ ホタルモドキ科
 ・ ジョウカイボン科
 ・ ヒョウホンムシ科

が所属していて、
「ジョウカイボン科」
の中に、
「オキナワクロジョウカイ」
がようやく出てくるのです。

オオゴマダラ1.JPG
 オオゴマダラの幼虫です。
 「ちょうちょガーデン」の奥の孵化室では
 多くの幼虫が見られますが、ここに行く途中に
 ヒラヒラ優雅に飛ぶ美しい成虫を
 たくさん見られることで
 不思議に気持ち悪くはないです。


オオゴマダラ2.JPG
 幼虫は次々に葉にぶらさがって
 蛹(さなぎ)になっていますから
 運の良い方は孵化する時に遭遇出来るはずです。
 「ちょうちょガーデン」の入室者は
 ほとんどが小学生以下の子供とその母親です。
 オオゴマダラの幼虫は
 キョウチクトウ科のホウライカガミか
 ガガイモ科のホウライイケマの葉を食べるのですが、
 それらはいずれもアルカロイドという毒性植物で、
 オオゴマダラの幼虫はその葉を食べることで
 毒を体内にため込んで、
 他の動物から捕食されることを防いでいるようです。
 画像では蛹(さなぎ)が黄色っぽいですが、
 見た目は金色のようです。


甲虫目(こうちゅうもく)の特長は、
「甲羅」の“甲”の字を使っているように
成虫は甲羅のように頑丈な前翅(ぜんし=まえ羽)が
その中に折りたたんであるデリケートな
後翅(こうし)を覆って保護していて
飛ぶ時は、中の柔らかい後翅を羽ばたいて、
“ゴキブリ”の飛行をイメージして戴けると
判ると思います。

オオゴマダラ3.JPG
 オオゴマダラは、
 南西諸島から東南アジアにかけて棲息する
 開長約13cmになる日本で最大級のチョウで、
 沖縄では時々ふつうに跳んでいるのが見られます。


オオゴマダラ4.JPG
 オオゴマダラは羽化してから数ヶ月から半年も
 生き続ける長寿のチョウでもあります。


オオゴマダラ5.JPG
 幼虫のときに溜め込んだ毒は成虫も持っていて
 目立つ白黒のZebra体色は毒を持っていることを
 アピールしている警戒色なのかもしれません。
 シマウマは違うのでしょうが。


また、甲虫の仲間は
幼虫ではイモムシ型(またはウジムシ型)をしていて
その後「蛹(さなぎ)」になって
羽化して成虫するという
「完全変態」
をすることも特長的です。

オオゴマダラ6.JPG
 オオゴマダラは見れば見るほど立派なチョウです。

オオゴマダラ7.JPG
 「ちょうちょガーデン」の出入り口から
 外に逃げ出してしまうオオゴマダラもいるのです。



「オキナワクロジョウカイ」
はカミキリムシに似ていますが、
大きさが10mm程度と小さいので
カミキリムシではないのですが、
ジョウカイボン科の仲間やカミキリムシモドキの外見は
カミキリムシにそっくりで図鑑を見るときも
何度も見直しています。

アメリカデイゴ090409.JPG
 漫湖公園では先週デイゴの仲間の
 「アメリカデイゴ」も咲き始めていました。
 蕾(つぼみ)は唐辛子の鷹の爪のような形で
 熱帯の鳥の口ばしのようです。


カミキリムシも
「オキナワクロジョウカイ」
と同様に
カブトムシ亜目ですが
「オキナワクロジョウカイ」
がホタル上科(じょうか)なのに対して
カミキリムシは「ハムシ上科」ですし、
やはりカミキリムシにそっくりな
カミキリムシモドキは
カブトムシ亜目ゴミムシダマシ上科
で、
それぞれはカブトムシの広義の親戚ではあっても
近い仲間ではないのに
姿かたちが似ているということは
「オキナワクロジョウカイ」
やカミキリムシモドキが
カミキリムシに似ていることによって
襲われにくいような外敵からの保護環境が
あるのかもしれませんね。

ジョウカイボン科の仲間は
飛翔力が弱いことで棲息環境からほとんど
離れることがないといわれていますから、
どうやって昨年植えたコーヒーの苗木の葉に
棲息できたのかも不思議ですね。

山原(やんばる)の森林では
クニガミジョウカイもいるのですが、
それは別名「オキナワウスイロジョウカイ」なので
色が違いますし、
また、青みがかった黒色で外見が似ている
「クロジョウカイ(セボシホソナガジョウカイ)」
もいるのですが、
こちらは体長が約7mm程度ですから
「オキナワクロジョウカイ」
と断定したのですが、
良好な自然環境で3〜4月にだけ発生する
“春を知らせる虫”
でもあって
出会えたことを感謝しないといけません。

琉球新報090408.jpg
 4月8日の琉球新聞に
 「南部農業高校でバニラが咲いた」という記事が
 載っていました。


コーヒー山のバニラ090411.JPG
 コーヒー山のバニラがどうなっているのか気になって
 蕾(つぼみ)や開花あとがないかよく見たのですが、
 やはりまだ変化はないようでした…
 画像中央の大きな木に巻きついている
 ツル性植物がバニラです。
 コーヒー山にバニラは4箇所植えましたが
 この画像は北山山麓の北側のものです。


posted by COFFEE CHERRY at 19:26| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月13日

新緑がまぶしいコーヒー山

沖縄というと
「青い空・碧い海」
晴れイメージが強いのですが
3月下旬から4月の上旬にかけて
恵みの雨雨が時々降ったことで
しばらく作業が順延続きになり、
コーヒー山には先週の土曜日に久しぶりに行けました。

コーヒー苗木とクモの巣.JPG
 朝8時過ぎの林床地では朝陽が入りだして
 クモの巣も光り輝いていました。


コーヒー山はすっかりまぶしい新緑に包まれて
いろいろな鳥の鳴き声がこだまする中、
最初の厳冬期を越えたコーヒー苗木たちも
元気に新芽を伸ばし始めていましたが、
心地よい風が時おり吹き抜けて
森林にそよぐ風音でも心が癒されて
Bob Dylan(ボブ・ディラン)の名曲
「Blowin' in the Wind(風に吹かれて)」
を想い出しました。
(以下の動画は作動すればいいのですが…)

 How many roads must a man walk down
 Before you call him a man?
 Yes, 'n' how many seas must a white dove sail
 Before she sleeps in the sand?
 Yes, 'n' how many times must the cannon balls fly
 Before they're forever banned?

 The answer, my friend, is blowin' in the wind,
 The answer is blowin' in the wind.


 どれだけ道を歩いたら
 ほんとうの人間として認められるの?
 いくつの海を越えたら
 白いハトは砂で安らぎを得られるの?
 どれだけ砲弾が炸裂したら闘いは終わるの?
 その答えは、友よ、風に吹かれている
 答えは風が知っているだけ





新緑に色づく植物だけでなく、
ガラパゴス的な山原(やんばる)の
コーヒー山に棲息する多くの生物たちも
春の到来と共に一斉に
新しい命の躍動が始まっています。

カエルの産卵090411−1.JPG
 コーヒーの葉の、この泡は…
 シュレーゲルアオガエルという
 日本を代表するアオガエルの親戚で、
 沖縄では特別珍しくない黄緑色をした
 約5cmのアオガエルを
 「オキナワアオガエル」というのですが、
 コーヒーの葉の泡はどうも
 「このカエルの卵らしい」と思うのですが、
 いかがでしょうかexclamation&question
 卵は白い泡で包まれているのですが、
 この中で孵化してオタマジャクシになって、
 雨で地面に流れ出る仕組みになっているのです。


カエルの産卵090411−2.JPG
 「モリアオガエル」も同様に泡卵ですが、
 アオガエルよりももっと泡が大きいと思うので
 「オキナワアオガエル」をホシと睨んだのですが…
 「オキナワアオガエル」も「モリアオガエル」も
 小昆虫を食べるので、
 コーヒーの木にとっては無害なのです。
 コーヒー山には「リュウキュウアカガエル」もいて
 ヘビの食材に貢献しているのですが、
 リュウキュウアカガエルの産卵場所は
 
地面の水溜まりや湿地なはずですから、
 この泡は「オキナワアオガエル」の産卵でしょうexclamation&question


クモの孵化090412.JPG
 「害虫の集団発生?」と一瞬心配してよく見ると、
 葉の上のクモの巣に「クモ」の
 幼児らしいのが写っているので
 「クモの孵化」だと思いますが、
 何のクモかは判りません。
 こういうクモは害虫を取ってくれるので
 益虫なのですが、
 カエルの食材にも貢献しているので、
 こんなにたくさん産まれても
 生存率はかなり低いのかもしれませんね。



土曜日の作業は、
林床地内での苗木移植を重点的に行いました。

移植する苗木の優先度合いは
ケンガイ鉢に植えてある、
わりと大きな苗木を優先しています。

ヤシ類は根が横に張るので、
移植は後回しで問題ないはずですが、
コーヒーは直根が地上部と同じくらい
真直ぐに地下にもぐりながら毛根を横に張り出して
養分を吸収したいのですから
コーヒーの苗木は、高さ50cm程度までには
植えつけた方が良いのですが、
コーヒー山をお借りするまで
我が家の庭やテスト圃場で
成育する苗木を、
ひと回りずつ大きな鉢に移し替えていたことで
成木に近いような大きな苗木も多く持っていました。
アルバムを作る全ての素材を見る

大部分は昨年中に移植してあげたのですが
時間的に厳冬期をはさんでしまい、
今春まで待たされていたケンガイ鉢の苗木がまだ
残っているのです。


「風に吹かれて」はPPM、
といっても若い方は知らないでしょうが、
ピーター・ポール&マリーという3人グループの略ですが、
こっちの方が有名かもしれません。

1971年4月にワシントンDCで
ベトナム戦争反戦大集会が行われた時の
動画らしいのですが、
後半はジョン・デンバーも出てきますね。


ジョーン・バエズも反戦歌手でしたね、
若い方は知らないでしょうが。


ベトナム戦争では、
当時アメリカの統治下に置かれていた沖縄に
駐留していた海兵隊が派兵され、
嘉手納基地からは爆弾を積んだB52が出撃し
海兵隊の戦死者が沖縄経由でアメリカに送還されたり、
(当時は損傷した遺体を祖国の遺族に送還する前に
 沖縄で洗う高額の仕事もありました)
湾岸戦争でも沖縄の基地から出撃していて、
沖縄が、単純に64年前に終わった沖縄戦のことに
こだわっているのではなくて、
アメリカが関わる戦争のたびに沖縄が巻き込まれて、
そのたびに「沖縄戦」と重複してしまうし、
いまだに不発弾があちこちに埋もれたままですし、
沖縄の戦後はまだまだ終わっていないのです。
そういう意味では、
コーヒー山の作業は自然との共生に没頭出来るので、
至福のひとときになるのです。

マンゴー苗木.jpg
 もちろんコーヒー苗木の移植が完了後ですが、
 コーヒー山にはマンゴーも植えたいです。
 露地栽培のマンゴーは摘果しないと全体が小ぶりになり、
 ビワやイチジクのような大きさになるのですが
 これが意外と美味しいものの、
 大部分鳥に取られてしまうのかも…
posted by COFFEE CHERRY at 15:49| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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