2010年09月04日

台風7号の爪跡と教訓@

沖縄本島の台風上陸は意外なことに
2004年9月以来実に6年ぶりのことなのです。

それまでの沖縄は台風が年に数回は襲来することで
その準備や対策が自然と出来ていたのですが、
久しく台風の直撃がなかったことで
また、台風当日の昼すぎまで青空が出ていたこともあって
県民は、もちろん私もそうですが
油断していたこともあろうかと思います。

暴風に耐えるコーヒーの木0831−2.JPG
コーヒー山の中のバニラが植えてある山の東側にあるコーヒーです。
台風襲来当日の8月31日(火曜)正午までコーヒー山で、
強風で飛びそうな黒ポットやケンガイ鉢などをまとめたり、
今回の台風7号は沖縄本島を東西に横切ることで
東風ということが判っていますから、
東側の谷から暴風が吹き上げてくる場所を確認したりしていました。
7月に転居してコーヒー山に近くなったことで、
台風の被災状況をすぐに確認できるのはとても良かったです。
画像の木は正午前に撮影しましたが、
やや強めの東風にあおられて木がしなっています。


那覇市の東南東海域(太平洋側)から
沖縄本島に接近したコンパクトながら強い台風7号は
8月31日(火曜)午後5時過ぎに
沖縄本島北部を横断しましたが、
北部一帯では風速40m以上の暴風雨が吹き荒れ
国頭村のリゾート地・オクマ(奥間)ではトタンや瓦が飛び、
辺土名(へんとな、国頭村最大の集落)では信号機が曲がるほどで
午後3時には我が家でも停電になってしまいました。

停電はその後、
9月2日(木曜)午後8時半まで約54時間も続き、
その間復旧の目途などに関する連絡や報道は一切なく
おまけに電話も台風で故障して
電話が開通したのは9月3日(金曜)の昼過ぎのことでした。

暴風に耐えるコーヒーの木0831−1.JPG
 これもコーヒー山のバニラ山の東側のコーヒーの木で、
 台風当日の正午前に撮影しました。
 出来る限り支柱をしない方針に切り替えましたので、
 これから暴風域に入るので折れてしまわないかと心配でした。


我が家では、懐中電灯を
台風前にたまたま買っていたことでラッキーでしたが、
ロウソクは仏壇用のものしかなく、
非常時を想定した食料の備蓄も準備しておらず、
冷蔵庫や冷凍庫内の食べ物は
停電なので一度でも開けると全部ダメになるでしょうし、
停電もいつまで続くのかが判らないので
不安な日々を過ごしていました。

大国林道0901−1.JPG
 台風翌日にコーヒー山に向かう大国林道では、
 木があちこちで倒壊していました。


「北部では戦後最大級」ともいわれる今回の台風は
移転後早いうちに体験出来て良かったと思っています。
恩納村の山城武徳先生は、
「自然には自然で立ち向かう」
と言われていて、
「人工的な防風柵や防風ネット、ハウスを使わず、
台風にはハイビスカスやホンコンカボックなどを防風林とすることで
ある程度防ぐことが出来る」

という考え方です。
「どこか被害があれば、どこをどうすれば良いか、
次回被害に遭わない方法を考えればいい、その繰り返しだ」

とも言われていました。
私も山城先生の考え方に同感で、
「自然には自然で立ち向かいたい」
のですが、
「沖縄では東風をいかに防ぐか」
を重要視するべきだと
改めて知らされました。

大国林道0901−2.JPG
 林道内でも木が倒壊したり
 秋の落葉のように枝葉が落とされていたりする場所もあれば
 まったく何事もなかったかのような場所もありました。


台風の風は時計と逆回りですから
沖縄ではほとんどの台風が東風(あるいは東南の風)になりますから
「東風を制せば、台風をも制する」
と考えるようになり
成長が早く樹高が高いモクマオウや
同じく成長が早いハイビスカス、ホンコンカボックなどを組み合わせて
防風林として作っていきたいと考えています。

次回から、コーヒー山の中の台風翌日の状況を
画像を中心にお知らせします。

posted by COFFEE CHERRY at 20:15| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 台風の被害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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