2011年06月06日

カカオの天敵はヤンバルクイナだった…?

世界中で沖縄県本島北部のヤンバルだけに生息している
絶滅危惧種のヤンバルクイナは
5〜7月という梅雨時期が繁殖期らしく、
国頭村内の県道2号線や70号線などでは
“わ”ナンバーのレンタカーが道路脇に停まり
観光客が派手なリゾートウェアに身を包み、
デジカメを持って草むらにカメラを構えている姿も
よく目にするようになりました。

自宅のブロック塀を歩くヤンバルクイナ110605.JPG
 どうもヤンバルクイナの大生息群の真っただ中に
 私は引越して来てしまったようです。
 彼らは深夜の2〜3時頃の約1時間おとなしくなるだけで、
 朝から夜中までいろいろな鳴き声で、
 しかも大きな鳴き声を出して騒いだり、
 ケンカして追いかけ廻したり、あるいは求愛など
 いろいろな鳴き声があることがわかってきました。
 先日は私と1mくらいの至近距離で出くわし、
 私が威嚇されてしまいました。


要するに、ヤンバルクイナが車の前5〜20mを横断したことで、
「絶滅危惧種を撮影したい」
という思いで、
草むらに入りこんだヤンバルクイナが
再登場する瞬間を撮影しようと
ドキドキしているのだと思います。

でも、これは結論から言わせていただければ
残念ですが
「撮影は99%以上ムリ」
だと思いますよ。

ヤンバルクイナの通り道110605.JPG
 ヤンバルクイナは茂みにも“けもの道”のような通り道があり
 緊急時以外は「通り慣れたいつもの道」を通っているようです。
 画像では中央部の丸くなっている部分が通り道の入口です。
 その中は、あちこちに枝分かれしたり交差点になっていたりしています。
 彼らは一度茂みに入ると、立ち止まったり、
 Uターンするようなことはほとんどなく、
 茂みに入り込むと、そのまま茂みの奥に進んで
 どこかに行ってしまっているのです。
 なので観光客がカメラを構えてチャンスを狙っていても、
 まず出てこないと思いますよ。


ヤンバルクイナは、人間が襲わないことを知っているためか
我が家の周囲はもちろん、
庭のブロック塀の上を歩き廻ったり、
朝方は庭にも下りて来て、
ミミズや昆虫、シリケンイモリ(尻剣イモリ)、ヤスデ、
ヤモリなどを捕獲しているようです。


熱帯果樹のタネ植えは、
鮮度が高ければ高い方が発芽率が高いのですが、
「パラミツは実からタネを取りだしたらすぐにタネ植えした方がいい」
と、
本島南部で熱帯果樹を栽培されている大城さんからも
聞いていましたし、
また米本仁巳先生の著書でも同様のことが書いてあるので
フィリピンからカカオのタネを送って頂いただけでなく、
わざわざ2万円強もかけて5個のフルーツカカオを輸入して
タネ植えを行ったわけです。

フィリピンカカオのタネは、
現地でカカオフルーツからタネを取りだして
洗わずに天日乾燥させてから
沖縄に送って頂きましたし、
到着後、早春ということもあってすぐにタネ植えしなかったので
我が家でのタネ植えまで約1〜2カ月が経過してしまいましたが
ベリーズのフルーツカカオは
私が自宅で実から取り出したタネは
同日中に黒ポリポットでタネ植えしました。

しかも、コーヒー山だと微妙な変化が判らないと思い、
始終管理出来る自宅庭に黒ポットを置いたのですが、
いままでカカオのタネ植え経験が無いので、
どのくらいの時期で発芽するのかまったく判らない状況の中で
「まだ発芽しないのかな?」
と毎日タネ植えポットを見ては発芽を待っているのです。

ヤンバルクイナの足跡110605.JPG
 自宅周囲には、画像のように
 ヤンバルクイナの足跡が無数にあります。


毎日明け方になると、
庭のすぐ外側の巨大なモクマオウ並木に
ウグイスやリュウキュウアカショウビンなどの声に混じって
ヤンバルクイナたちも、
目覚まし時計のように合唱してうるさいくらいですが、
先日、早朝に何げなく私がお風呂場から
網戸を引いて庭に出てみると
ヤンバルクイナがカカオのタネ植えポットを
突いているのを目撃しました。

「黒ポット内のミミズなどを獲っているにしても
   カカオのタネも突くなど、影響がなければいいけど…」

と最初の頃は見守っていましたが、
その後何度もヤンバルクイナがカカオポットを突く現場を目撃するし、
とにかく待てど暮らせどなかなかカカオが発芽してくれないので
試しにフィリピン産カカオのタネの黒ポットを指で掘って、
「タネが今どうなっているのか?」
を恐る恐る確認すると、
タネがどこにも無いポットがあることが判明。

「タネが溶けた?」
そんなわけないので、
「誰かが食べた」
として、容疑者を想定すると、
最初の疑わしい被疑者は
やはりカカオのタネ植えポットで見たことがある
「ヤスデとかムカデ」
ですが、
どうも推定無罪っぽい。

となると、真犯人はどうやら
「ヤンバルクイナ」
の可能性が高いようです。
なぜって、
黒ポットを突いているのを見たのもそうですが、
ヤンバルクイナは雑食性で
昆虫や両生類、爬虫類だけでなく、
なんと、彼らは
「種子」
まで食べてしまうことが判明したので、
ますます怪しい。

現状の被害は、
 ・フィリピン産カカオ 相当数のはず
 ・ベリーズ産カカオ  一部?
で、
被害数はかなりアバウトですが、
黒ポットは全部調べていません。
これから発芽してくるかもしれないので、
調べられないのです。

自宅前のヤンバルクイナ110606.JPG
 昨年7月に引越したころはヤンバルクイナを見るたびに
 デジカメを構えていましたが、今から思うと、
 ちょっとミーハー的だったかも…。
 今はとにかくうるさい…。


コーヒー山に出没するリュウキュウイノシシは
コーヒーノキにはまったく無関心なのです。
おそらくアルカロイド(毒)のカフェインを嫌がるからだと思います。
カラスやヤンバルの野鳥たちもコーヒーには無関心ですよ。
カカオにもコーヒーと同じようにカフェインがありますから、
もしヤンバルクイナがカカオのタネを食べているとしたら
カフェインには鈍感なのかな?
コーヒーのタネ植えも自宅庭で行っていますが、
これにはヤンバルクイナは無関心だったような気がしますが…。
貴重なカカオにだけ興味があるなんて困りますね。

ベリーズ産カカオは、黒ポット内にタネがあり、
根が少し出ているのもありましたから、
それはこれから発芽してくるはずだと期待しています。

最近見た熱帯果樹栽培の本では
・オガクズの中でカカオのタネを発芽させ
・発芽した方を下に、タネの半分だけ地面に埋める

というのがありました。

これをタネ植え前に知っていれば、
「腐葉土の中でカカオのタネを発芽させてからタネ植えする」
という方法も試されたのに…。

今はとにかく、
「なんとかカカオのタネが発芽してほしい」
と、祈るような毎日なのです。

posted by COFFEE CHERRY at 22:38| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | カカオの栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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