2008年07月30日

コーヒー栽培と月の関係A「移植の時期」

琉球が薩摩藩に言いがかりをつけられて
占領されたのが1609年ですが、
これから6年後の1615年には
大阪夏の陣で豊臣方が惨敗して大阪城は落城し、
豊臣家が滅亡して長い江戸時代が始まるのですが、
同年にイタリアではガリレオ・ガリレイが地動説をめぐって
ドミニコ会修道士と論争になり、
それが長い裁判になって
「それでも地球は回る」
と言った、といわれています。

それから400年近くも経つのに、
現代の日本の小学生の4割が
「太陽が地球の周囲を回っている」
(2004年国立天文台のアンケート調査結果)
という“天動説”を信奉し出したようですが、
地球は確かに回っているようです。

しかも、その自転速度は
 ・ 赤道での時速は約1,700km(秒速473m)
 ・ 日本での時速は約1,400km(秒速389m)

という驚異的な速さで
音速が時速1,225km(秒速340m)ですから、
「地球の自転速度は音速より速い」
というとんでもないスピードで回っているわけです。

080728.JPG
 コーヒー山の南山から中山に向かうコーヒー定植地
 7月28日(月曜)撮影


物体が回転運動をすると
“遠心力”
が発生するのに、
地球に住んでいる人々や車や町や空気などが
遠心力で宇宙に飛ばされないのは
『引力』
によって地球と一緒に回っているから、
というのは小学生の頃に習いましたね。

080728−2.JPG
 前回一杯に溜まっていた雨水は、
 前回の帰りに画像左の黄色いポリペールに入れて
 フタをして貯蔵してありますから
 今回溜まっている雨水は、それ以降に降ったものです。


また、
「海の満ち引きの主因」
といわれる月は、
地球の周りを公転する自然の衛星で、
月の表面積は地球の7.4%と、
「アフリカ大陸とオーストラリア大陸を合わせた面積よりも
 わずかに小さい」

程度ですから
「月は小さい」
と思われがちですが、
月の直径 (3,474km) は、
 ・ 木星の衛星・ガニメデ (5,262km)
 ・ 土星の衛星・タイタン (5,150km)
 ・ 木星の衛星・カリスト(4,806km)
 ・ 木星の衛星・イオ (3,642km)

に次いで、
衛星としては太陽系では5番目に大きい
“巨大衛星”とされているようです。

そんな巨大な月ですから、
月の方角を向いている地域の海は
月の引力に引っ張られて「満ち潮」になり、
そこから月の角度が90度離れた地域、
つまり6時間前後する地域では海が「引き潮」になり、
「満ち潮」地域の地球のちょうど反対側でも
「満ち潮」になっています。

潮の満ち引きは1日に2回起きていて、
この満ち引きの差は、
「月と太陽が同じ方向
 またはちょうど逆の方向にある時
 (つまり満月・新月の時)」

に最大になり、これを「大潮」といい、
逆に
「太陽と月が90度ズレた方向にある時」
は両者の潮汐力が打ち消し合うことで差は最小になり
「小潮」といいます。

そのへんの詳しい話は、
私より近所の釣りキチさんに聞いて下さい。

080728−3.JPG
 コーヒー山の南山山頂のコーヒー苗木たち。
 最初に移植したところなので、
 いくぶん密植え気味になってしまいましたが、
 日差しを浴びて元気そうです。


農業的には、
 ・ 新月の時は、太陽の引力と月の引力が合わさって
   引力は強くなる、という
   乾電池を直列につなぐと電圧が大きくなるのと
   同じ理屈です。
 ・ 満月の時は、地球を間に月と太陽が反対側になるので、
   引力は引き合って新月より弱くなる

という月の引力の加減が、
植物の生育や定植時期、はては病害虫に至るまで
影響を及ぼす関係をとらえて実践する、
という昔やっていたやり方が
今になって見つめ直されてきたわけです。

080728−4.JPG
 コーヒー山は、いたるところで落ち葉が堆積し、
 落ち葉をどけると、黒くボロボロと崩れるまで
 完璧に腐って土に還ろうとしていますから
 コーヒー栽培には最高の環境なのです。



ヨーロッパ文明のもとなった古代オリエント文明は、
エジプトとメソポタミアの2つの文明を指しますが、
メソポタミア文明では、
日は月の進行によって決められる太陰太陽暦を、
エジプト文明ではナイル川の洪水から太陽暦を考え出して、
昔の人は月の満ち欠けや海水の満ち引きが
農業に影響を及ぼす力を経験的に学習して
大昔から実践していたわけです。

インドニーム1.JPG
 害虫の忌避効果と抗菌作用があるといわれている
 インドのニーム(インドセンダン)の苗木を
 さくもとで1本395円で2本買いました。


インドニーム2.JPG
 インドニームは忌避効果が強すぎて、
 害虫だけでなく益虫やタダの虫も寄せ付けず
 さらに付近の樹木の生長も阻害することがある、
 ともいわれているので、
 コーヒー山の中腹あたりのコーヒー苗木から
 やや離れたあたりに植えました。
 害虫の忌避効果があれば、
 香取線香の実験で使ってみようと思います。
 肝心の苗木画像はピンボケでしたもうやだ〜(悲しい顔)



沖縄はコーヒーの木の露地栽培における北限地ですが、
沖縄の冬季は、コーヒーの実の収穫時期でもあり、
同時に冬季は熱帯果樹のために休眠充電状態に入ってしまい
根や枝葉が伸びなくなる時期でもありますから、
コーヒーの木の移植の時期としては
まず「冬は止めた方がいい」のは当たり前ですが、
「3月下旬頃から梅雨明けの7月上旬まで」
が、
 ・ 暖かい時期
 ・ 台風が来る前

で、
移植に最適な時期だということは誰でも思いつきそうですね。

コーヒー山では、
その“掟(おきて)”を破って、
一昨日の7月28日(月曜)にも移植を敢行しましたし、
天気図を見ながら台風の襲来時期を避けながら
10月上旬までは移植しようと考えています。

コーヒー山の東川の山.JPG
 7月28日(月曜)は台風8号の影響で終日曇が重い1日でした。
 コーヒー山の中山山頂あたりから生い茂った樹木の間から
 東側の山が見えますが、なかなか山深いところです。


要するに、コーヒーの移植のポイントは
・ 時期的には春〜秋までOK
・ 移植前に毛根を出させて、
その毛根を傷めたり切ったりせずに植える
・ 陰樹といっても沖縄では
出来るだけ陽に当たる場所に植えるべき
・ 植える土壌は弱酸性か酸性で
強酸性やアルカリ質は土壌改良が必要
・ 移植当時は、理想としては
緑みどり成長させるチッソ成分と
根を強くするカリウムが豊富にある土壌の方が良い
・ 保水や水はけが良い土壌に植える
・ 植えるときに空気が通るように
  ギュウギュウに土を詰めない
・ 深植えしない

などですが、
今日のテーマの
「月の満ち欠けや海の満ち引き」
がどう影響しているかというと、
 ・ 新月では作物は栄養生長し、苗は徒長する
   根の活着は良好で、害虫は少なく病気発生は多い
 ・ 満月では作物は生殖生長し、苗の生育は順調
   根の活着は悪く、害虫は多いが病気発生は少ない

など、
「植物の生理の変化や病害虫の発生が
 月の満ち欠けと密接に関係がある」

といわれているのです。

キキョウランの実1.JPG
 バナナロードの未開拓地区で「キキョウラン」の実
 を見つけました。
 花は撮れませんでしたが、花がキキョウに似ていて、
 葉がランに似ていることで、単純にキキョウランと
 命名されたそうですが、
 ユリ、スズラン、ネギ、ニラ、ラッキョウ、
 ニンニクの親戚のユリ科に属している植物です。


キキョウランの実2.JPG
 図鑑では暖地の海岸に生える多年草といわれていますが、
 コーヒー山は海から5km以上離れた標高350mの森林ですが…


キキョウラン3.JPG
 図鑑によると葉が鑑賞に適するようですが、
 紫の綺麗な実に気を取られて、
 実と茎しか撮影しませんでしたもうやだ〜(悲しい顔)


ということで、前置きがだいぶ長くなりましたが、
コーヒーの苗木の移植は、
「新月の大潮の前後1週間が最適」
で、
「満月の大潮の前後1週間では根付くのに時間がよけいかかる」
ので、
できればこの時期の移植は避けたいところですが、
現在の住居からコーヒー山まではDoor to doorで
片道140km(約2時間半のドライブ)もありますし、
天候も考慮しながらの作業ですから、
「新月の大潮」の前後だけに行きたくても行けず、
今まで19回の移植では、
 ・ 「新月の大潮の前後1週間」が8回
 ・ 「満月の大潮の前後1週間」が11回

と、
月のリズムを無視するような
無残な結果になってしまっているのです。もうやだ〜(悲しい顔)

トックリヤシの種植え.JPG
 「種まきは満月の5日前から満月までが根量が増える」
 といわれているのに、7月28日(新月の4日前)に
 大量のトックリヤシの種を撒いてしまいました…もうやだ〜(悲しい顔)


移植と住居引越しを含めた今回の移転作業では
残念ながら「月のリズム」を重視した作業日程を組むのは
なかなか難しく、
移植の完結のメドが立ち、ある程度落ち着いてから
モカやムンド・ノーボの種植えや
コーヒー山に植えてみたくて入手したバオバブの種植え
などから気持ちを新たに「月のリズムによる農作業」を導入し、
出来れば
「新月と満月の時に同条件の種や苗木を植えて
 それ以降の成長などを比較する実験」

も行いたいところです。

夏の朝焼け.jpg
 天変地異でもありそうな朝焼けでしたが、
 何ごともありませんでしたね…
 撮影は先週の自宅庭です。
 「風と共に去りぬ」という映画の
 ラストのタラのようですね

posted by COFFEE CHERRY at 18:54| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー栽培と月の関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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