2008年07月31日

コーヒーの葉をバリバリ食べるメガトン級害虫・オキナワモリバッタ

コーヒー山の北山頂上で、
精魂込めて移植した大事な苗木の葉を
私が近づいても遠慮なくバリバリ猛烈な勢いで食べる
「オキナワモリバッタ」
を見つけました。もうやだ〜(悲しい顔)

モリバッタの成虫メス1.JPG
 擬態していないし大きいので目立ちます

沖縄でのコーヒー栽培での病害虫では、
今までは
マイマイが新芽を食べたり、
蛾の幼虫が葉を食べたり、
カイガラムシが幹や枝の先端部分に
集団でとりついて樹液を吸ったり、
など、
コーヒーの木にとっては、
わりとスケールの小さい被害ばかりで安心していたのですが、
今回のモリバッタによる
コーヒーの葉の食害スピードを見ると、
今までの害虫に比べて
「モリバッタはコーヒーの木にとっては
 ウルトラメガトン級の害虫かも」

といえるかもしれません。

それくらいの唖然とする勢いなのです。もうやだ〜(悲しい顔)

モリバッタの成虫メス2.JPG
体長は50mmは充分にあって「大きい」と実感出来ました

モリバッタの成虫メス3.JPG

「モリバッタ」
というのは、もちろん
「“森”に棲むバッタ」
ということなのでしょうが、
南西諸島や台湾特有のバッタで
本土にはいないようです。

モリバッタの成虫メス4.JPG

モリバッタの成虫メス5.JPG

図鑑によると、
棲息する島で体色や後ろ脚の色彩が違ったり、
翅の長短もあって5亜種に分けられているようで、
イシガキモリバッタとかイリオモテモリバッタというように
島の名前の後に「モリバッタ」という名前が
ついているのですが、
北東から南西に向かうごとに
体色が薄くなる傾向があるようです。

モリバッタの特長としては、
 ・ 触覚の先が白い
 ・ 後ろ脚の先がトゲトゲしていて赤い
 ・ 翅が極端に短い
 ・ オスが30mm前後、メスが50mm前後とメスの方が大きい

などがあり、
成虫は翅が短いことで空を飛べないのですが、
その代わりケタ外れのジャンプ力を持っていますから、
ソロソロ近づいて撮影する時も
いつ飛び出すのかビクビクしていました。

モリバッタの成虫メス6.JPG

モリバッタの成虫メス7.JPG

森林内の草本や背の低い樹木の葉を好んで食べるようで、
図鑑では、
 ・ ヨモギ
 ・ クワズイモ
 ・ ゲットウ

などが好物として出ていましたが、
コーヒーに目をつけるなんて困ったものです。

モリバッタの成虫メス8.JPG

モリバッタの成虫メス9.JPG

コーヒー山は、
苗木を植えるあたりは草刈機で
草本などを刈り取ってしまいましたから、
私たちがモリバッタの主食を奪ってしまって
「しょうがなくコーヒーを試食してみたら
 カフェイン入りの葉の味がけっこうイケて
 クセになる美味しさだった」

ということなのでしょうかexclamation&question
困ったものです。もうやだ〜(悲しい顔)

食べ慣れないカフェインのせいで
食あたりでGEROGEROになって
「もうあんな葉っぱはこりごりだ」
という事態になってくれていればいいのですが…

若令幼体メス1.JPG

今までにコーヒー山に移植した苗木の様子を
毎回巡回して根付き状況をCHECKするのですが、
害虫に葉が食べられた跡はよく見かけるのに、
食害したモリバッタの成虫をなかなか見かけないのは、
おそらく、オスかメスかが
一定の区域を縄張りとしているのではないかと思います。

若令幼体メス2.JPG

若令幼体メス3.JPG

モリバッタは
soon幼虫soon成虫
というライフサイクルのようですが、
今のところ卵や幼虫は確認出来ていません。

若令幼体メス4.JPG

若令幼体メス5.JPG

厄介なのは、
コーヒー山に到着して
最初に歓迎してくれるアブ・ブヨとほぼ同時に
1cm前後の子供たちがピョンピョンしていることです。もうやだ〜(悲しい顔)

赤ちゃんモリバッタ1.JPG
 体長が約8mmと小さいのに、
 ものすごいジャンプ力でピョンピョン跳ねています。もうやだ〜(悲しい顔)


赤ちゃんモリバッタ2.JPG
 白いポリタンクの上に飛び乗ってきたところを
 撮影しましたが、この近くでは
 兄弟や親戚たちがピョンピョン跳ねていました。もうやだ〜(悲しい顔)


生存競争が激しい森林の世界ですから、
この子供たちも相当数が喰われてしまうのでしょうが、
モリバッタの天敵は、
 ・ 鳥
 ・ キノボリトカゲ
 ・ ヘビ
 ・ カマキリ
 ・ カエル
 ・ オオジョロウグモ

などですから、
天敵の彼らには頑張ってもらうしか手だてがないようです。もうやだ〜(悲しい顔)

自宅のハイビスカス0731.JPG
 今朝の自宅のハイビスカスです
posted by COFFEE CHERRY at 17:46| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
金属的で硬そうだし、噛みつきそうなバッタですね。
コーヒーに影響がないことを祈ります。
Posted by sadam at 2008年07月31日 20:52
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