2008年08月10日

コーヒー山のエメラルド昆虫「リュウキュウツヤハナムグリ」

沖縄本島を通過した低気圧のおかげで
日照り晴れ続きだったコーヒー山にも
この週末は久しぶりの恵みの雨雨があり
昨日予定したコーヒー苗木の移植作業は
週明けに延期することになりました。

リュウキュウツヤハナムグリ1.JPG
体長は約2cmで、本土のカナブンに似ていますが
沖縄にはカナブンは棲息していません。


リュウキュウツヤハナムグリ2.JPG
きれいなメタリックグリーンで“生きる宝石”のようです

緑色に輝く「リュウキュウツヤハナムグリ」
南西諸島と八丈島に分布していて
本土では棲息していない種ですが、
沖縄本島に棲息しているのは
「沖縄本島亜種」
という種類で
明るい日中に活動しますが、
山のコーヒーの葉に飛んできたところを見つけました。

リュウキュウツヤハナムグリ3.JPG
 コーヒー苗木の主幹をスルスルと
 器用にすべり降りて楽しんでいるようです


ハナムグリは漢字で「花潜」と書くように
花にもぐって蜜をなめる種類の昆虫なので、
名前の通りもちろんパパイヤやソテツ、ビロウなど
花の蜜を吸いに集まりますが、
「リュウキュウツヤハナムグリ」は
外傷のバナナやパパイヤ、ドラゴンフルーツ、
バンジロウ(グァバ)、パイン、モモなどの熟果や
ミカン類やイジュ、クヌギ、
センダンなどの樹液を吸汁しに集まってきます。

リュウキュウツヤハナムグリ4.JPG
 幹から樹液を吸っているように見えますが、
 撮影時は落ち着きなく移動していました


リュウキュウツヤハナムグリ5.JPG
 手足を器用に動かして裏側にも回ります

コーヒーも広葉樹ですから、
撮影した「リュウキュウツヤハナムグリ」は、
新顔のコーヒーノキに
“試食”“偵察”にやってきたのでしょうが、
コーヒー山には、
乾燥して樹液があまり出ないコーヒーの木なんかよりも
もっともっと樹液の出る広葉樹があちこちにありますから、
コーヒーにとって「害虫・益虫・タダの虫」という分類では、
『タダの虫に限りなく近い害虫ですが、
   ほとんど影響はなさそう』

と楽観視しておきましょう。

リュウキュウツヤハナムグリ6.JPG
 どうも樹液を吸いにやってきたのではなさそうです

リュウキュウツヤハナムグリ7.JPG
 きれいな緑色の金属光沢は宝石や車を見ているようです

この「リュウキュウツヤハナムグリ」は、
やんばるのコーヒー山から約140kmも離れた
沖縄本島南部の南風原(はえばる)の私の自宅内の
ミニバナナ園でも
バナナに集まっているところを先月見つけました。

リュウキュウツヤハナムグリ8.JPG
 画像では1匹しか写っていませんが周りに4匹いました。

リュウキュウツヤハナムグリ9.JPG
 「頭かくして尻隠さず」というポーズが得意のようです

単独で行動するよりも集団で行動しているようで、
1匹見つけたら、近くに仲間がいる可能性が高いです。

リュウキュウツヤハナムグリ10.JPG
 しばらく眺めていたら交尾を始めました

「リュウキュウツヤハナムグリ」の幼虫は
広葉樹の腐植を食べて育つといわれていますから、
コーヒー山にはふんだんに
腐朽の進んだ広葉樹の立ち枯れや倒木があって
彼らの幼少時期の成育環境は万全ですし、
コーヒー山にはバナナや他の果樹類も
これからどんどん植えてゆきますから、
「リュウキュウツヤハナムグリ」と出会う場面は
今後多くなりそうですね。

これがエメラルドだったら良かったのですが…

パッションフルーツの花0808.jpg
 「トケイソウ」といわれるパッションフルーツの花
posted by COFFEE CHERRY at 18:59| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。