2008年11月01日

コーヒー山の厄介な問題A「カミキリムシ」

コーヒー山では、
コーヒーの栽培品種を今後増やすことや
いろいろな品種のバナナを植えたり、
カカオ栽培も決定しているのですが、
シークヮーサーやレモンなどの柑橘系果樹も
自宅近くの圃場の苗木を搬送して
出来れば栽培したいところです。

北山の北側081025−8.JPG
 コーヒー山の北山山頂からさらに北側の尾根まで
 苗木の移植が終わりました。
 これ以上先の尾根は、
 東西の風が吹き抜けやすくなっていることで
 東西両サイドにハイビスカスを防風柵として植えるか
 自然林が大きくなるまでは
 ここでの苗木の植え付けはせずに、
 他の場所を優先的に移植をするようにしました。


「出来れば」というnegativeになっているのは
「柑橘系害虫・カミキリムシ」
が、
「コーヒーの木にもカミキリムシの幼虫が入ることがある」
という
恩納村の山城武徳先生の教えがあるからで、
今現在カミキリムシの被害に
遭っているわけではありません。

オキナワクワカミキリ0807.JPG
 夏ごろに自宅室内に忍び込んできた
 「オキナワクワカミキリ」です。
 シマグワという沖縄の桑の木の樹皮を食害しますが、
 我が家にもシマグワがありますから
 代々棲みついているのでしょう。
 夕方の赤提灯に誘われるリーマンのように
 「オキナワクワカミキリ」も
 灯りに寄ってくる性質があります。


カミキリムシは多くの樹木から
レモンやライム、シークヮーサー、ミカン系などの
柑橘系果樹を簡単に見つけ出して
その主幹の根元付近に卵を産みつけて、
その木の中で幼虫が寄生して育つので、
果樹農家からすると“害虫”に指定されるのですが、
カミキリムシからすると
コーヒーも“柑橘系果樹”と同類らしく、
コーヒー栽培でも要注意昆虫になるわけです。

ヨツスジトラカミキリ1.JPG
 阪神タイガースのユニフォームや
 工事現場や交通標識などの看板をイメージしたり、
 虎やスズメバチを連想する模様ですが、
 アシナガバチに擬態することで、
 外敵から身を守っているつもりの
 「ヨツスジトラカミキリ」というカミキリムシですが
 コーヒー山のゲゲゲの鬼太郎かもしれません。


もっとも、アゲハチョウの幼虫も
柑橘系の葉を食害してしまいますし、
夏のクワガタだって、柑橘系果樹の根元付近の
カミキリムシがかじった跡に集まって来ますから、
カミキリムシだけが柑橘系果樹の害虫ではないのですが…

ヨツスジトラカミキリ2.JPG
 「ヨツスジトラカミキリ」は、
 沖縄では5月頃から8月頃までに見かけるのですが、
 本州から沖縄までどこでも見かけられるので
 珍しくないカミキリムシです。
 この画像も8月に撮影したものです。


コーヒー山で
シークヮーサーやレモンなどの柑橘系果樹を植える場合には、
コーヒーを植えつけたエリアからは
距離的に離れた場所に植えないといけないでしょう。

ヨツスジトラカミキリ3.JPG
 「ヨツスジトラカミキリ」は
 昼行性の敏捷なカミキリムシで
 幼虫は枯れ木や樹木の葉などを食害しますから、
 コーヒーの葉が適するかどうか
 調べにやって来たのでしょうかexclamation&question
 成虫は白色系の花の蜜を吸うので、
 来春にはコーヒーの白い花にも訪れることでしょう。


ご興味があれば、以下の過去の記事もご覧下さい。
コーヒーの木の中に棲息するカミキリムシの幼虫を発見@ 
コーヒーの木の中に棲息するカミキリムシの幼虫を発見A 

ヨツスジトラカミキリ4.JPG
 「ヨツスジトラカミキリ」の成虫の天敵は、
 アブ、カマキリ、クモ、トカゲたちなのですが、
 コーヒー山では天敵たちがウヨウヨいますから
 「ヨツスジトラカミキリ」たちが生き残るのも
 大変そうです。


「人畜無害で害虫の忌避効果や殺虫効果がある」
と、
米国政府環境保護庁が正式に認可されている
“ニームの木(インドセンダン)”
コーヒー山の中山山頂に
テストとして苗木を2本植えてありますが、
これは害虫だけを忌避させるのではなく、
益虫もタダの虫も寄せ付けないはずですから
これを柑橘系果樹の近くに植えるというのも
Bestな選択とはいえませんし、
ニームの木は薬効が強すぎるのか
近くの植物の生育にも影響するらしいので、
これらについてもテストをする必要があると考えています。

オキナワニセビロウドカマキリ0806.JPG
 今年の梅雨時期に我が家のミニバナナ園の
 バナナの仮茎上部で見つけたカミキリ虫です。
 「オキナワニセビロウドカミキリ」と診たのですが、
 どうでしょうかexclamation&question


ニームの実から抽出したオイルに
昆虫の忌避成分が入っているので
これを希釈して植物に噴霧することで
害虫の予防効果があるといわれていますから
ニームの葉や実を泡盛漬けにして
その液を500倍で希釈すれば同等の効果は得られそうですが、
カミキリ虫の食害に遭いやすいのは
密植で風通しが悪いときに多い場合が多いので
剪定をすれば被害が軽減される可能性も
あるかもしれませんし、
なにより出来る限り自然に任せたい主義なので
剪定やニームでの対策は樹皮の被害が
出始めてからでも遅くはないでしょう。

被害の可能性がある、ということで
今後の「厄介な問題」の中に入れておくことにしました。

オオシマミドリカミキリ.JPG
 奄美大島と沖縄本島に棲息する
 「オオシマミドリカミキリ」というカミキリムシです。
 実物の色は、もっと鮮やかなエメラルドグリーンで
 宝石のようでした。


北山の南側081025.JPG
 コーヒー山の北山山頂の南側斜面にも
 約3m置きをメドにコーヒー苗木を植えてあります。
 ここでは間伐を少なめにしたことで
 木漏れ日が当たるような栽培環境になりました。


posted by COFFEE CHERRY at 16:36| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の厄介な問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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