2008年11月09日

コーヒー山にヘビ出現でecosystemを考える

コーヒー山の北側山麓で
コーヒーの苗木移植作業をしている時に、
沖縄で「アオダイショウ」とよばれる
「リュウキュウアオヘビ」
という
昼行性の臆病なヘビに遭遇しました。

北山のヘビ1025−1.JPG
コーヒー山の北山山麓の
コーヒー苗木近くで
「リュウキュウアオヘビ」と出会いました。
苗木の主幹の左側にいるのがヘビです。


彼らは人間と出会うとトカゲのように俊敏に逃げ出しますし、
もちろん私から危害を加えることはしませんから
私と彼らには、
「お互いに“安全・安心”な暗黙の平和協定がある」
と思いたいところです。

北山のヘビ1025−2.JPG
 「リュウキュウアオヘビ」は
 トカゲやカエル、ミミズ、オタマジャクシ、
 昆虫などを食べる臆病なヘビですから
 私を察知すると逃げ惑うのですが、
 スルスルと秒速50cm(=人間の歩行の半分)程度の
 高速スピードで地面を這い回ります。


ハブ1108.JPG
 沖縄で有名な毒ヘビ「ハブ」です。
 昨日の朝コーヒー山手前の林道で見つけました。
 島によって模様が少し違うようですが、
 画像のハブは典型的な模様で、
 体長は1.5mほどの成体でした。


でも、これが攻撃性の強いアカマタやハブであれば
私が逃げ出さないといけないのですが、
一心不乱に作業に集中しているときは、
ヘビのことは眼中にないので、
「ヘビとの遭遇」
には、
冷静に対応するように日ごろから心がけているのです。

北山のヘビ1025−3.JPG
 「リュウキュウアオヘビ」は無毒で綺麗ですが、
 コーヒー山ではハブも見ていますから、
 これがハブだと想定すると怖いです。


重機の道1108.JPG
 コーヒー山の大回廊・重機の道です。
 昨日は一時雨が降る天気でしたが、
 時々日差しが入りました。


山に棲息している動植物や昆虫などの生物たちからすると
私たちは新参者の侵入者であって、
もしかしたら侵略者とも思われているはずて、
とても歓迎ムードではないと思いますから
「ヘビとの遭遇」を恐れるあまり、
「ヘビなんかいなくなればいいのに…」
という身勝手な考え方は、もちろんできません。

北山のヘビ1025−4.JPG
 「リュウキュウアオヘビ」は
 私の温度を感知しているらしく
 私が遠巻きに移動すると
 その反対側に逃げて行きます。


作業中に遭遇した「リュウキュウアオヘビ」は
トカゲ類やカエル、ミミズ、オタマジャクシ、昆虫などを
食餌としているのですが、
トカゲ類やカエルは小さな昆虫類を食べ、
ヘビは、ワシの仲間のサシバや
フクロウの仲間のコノハズクなどに捕らえられています。

北山のヘビ1025−5.JPG
 デジカメのフラッシュを焚かないで撮影し
 しかも画面を横にしたので見にくいですが、
 「リュウキュウアオヘビ」は頭部は小さく、
 黄緑色で艶があります。


ここで大きくとらえて、
コーヒー山での全体の生き物の食物連鎖から
「自然はecosystemである」
と考えると、
生態系全体を石垣と例えれば
多様な生き物は、それを支える小石のようなもので
ひとつひとつの働きは小さくても,
生態系を支える役割を果たしていますから、
「特定の生き物が他の生き物よりも大切だ」
という優劣とか
「この生き物は存在価値がない」
という誤った先入観からくる身勝手な発想より
「多様な生き物が共存して生きていることこそが大切だ」
という考え方が大切なわけです。

重機の道1108−2.JPG
 ここも重機の道です。
 ここから奥の方は重機の道の入口部分になるのですが、
 風が吹きぬけることを懸念して
 コーヒー苗木の植え付けを控えています。
 台風では道路が風の通り道になって、
 その周辺に被害が拡大することが多々ありますから
 人工的な開発は思わぬ問題が起こり得るのですが、
 コーヒー山の重機の道の入口部分が
 ポッカリと樹木が伐採されているために
 北風が入り込んできた場合に
 コーヒーが被災する可能性があり、
 重機の道の入口部分にハイビスカスなどの植栽後でなければ
 苗木は移植しない方が良い、という判断をしています。


ヤンバルヤマナメクジ1108.JPG
 秋めいているコーヒー山ですが、
 ありがたいことに雨天が多く、
 昨日も時々雨が降る中での作業でした。
 湿度が高く、日差しが少ないこともあってか
 「ヤンバルヤマナメクジ」を、
 あちこちの樹木で見つけました。
 画像のは体長約12cmくらいありました。
 斜面を上り下りする時に樹木を触った時に
 間違って「ヤンバルヤマナメクジ」に
 触れてしまうことがありますが、
 ゴムみたいな少し硬い感触で気持ち悪いです。


植物は太陽のエネルギーと土壌から養分と水を、
大気からの二酸化炭素で
光合成を行ってデンプンや糖をつくり、
窒素や各種ミネラルを組み合わせて
タンパク質や脂肪などの有機物をつくり出しますが
バッタやカミキリムシ、蛾やチョウの幼虫、
カブトムシなどの草食性昆虫は、
草や木の葉、花蜜、樹液などを食べ、
その草食性昆虫をクモやカマキリ、トンボ、
テントウムシなどの肉食性昆虫が食べ、
トカゲやヤモリ、イモリ、カエルが
草食性昆虫や肉食性昆虫を食べ、
トカゲやカエルはヘビに食べられ、
ヘビはサシバ(タカ科)やコノハズク(フクロウ科)などの
猛禽(もうきん)類に食べられたり、
またイノシシなどの動物だってやんばるには棲息しています。

シリケンイモリ1108−1.JPG
 沖縄ではわりとよく見かける「シリケンイモリ」ですが、
 環境省や沖縄県のレッドデータブックでは
 「準絶滅危惧種」に指定されています。
 シリケンのシリは「尻」、
 ケンは「剣」を表わしているといわれています。


これらの弱肉強食の世界の動植物も
やがていずれは死を迎え土に還るのですが、
生物の排泄物はマグソコガネ系やタマオシコガネ系などが、
生物の死骸はシデムシ(死出虫)によって食べられ、
カビやキノコといった菌類や細菌、線虫、ミミズ、シロアリ、
トビムシ、ダンゴムシ、ワラジムシ、ゾウリムシ、
ハサミムシ、ヤスデなどの節足動物なども併せた
自然界の掃除屋さんたちによって
生物の死骸や排泄物、枯れ木や枯葉などの有機物が
無機物に分解されて
再度、植物によって栄養素として吸収される、
という
壮大な地球の循環システムに感嘆してしまいます。

シリケンイモリ1108−2.JPG
 イモリはカエルと同じ両生類で主に水中に棲んでいて、
 イモリのイは井戸の“井”で、水系を表わしています。
 井戸で害虫を食べてくれることから
 「井戸を守る」でイモリと命名されたといわれています。
 シリケンイモリはコーヒー山では
 雨水の水たまりや雨水貯水システムの水槽の中では
 確実に見つけられますが、
 水を求めて移動しているのか、
 水気がないところでも見かけます。
 シリケンイモリの腹部は赤いのですが、
 これはフグ系の毒を持っていることを
 他の動物に示すための警戒色のようです。
 ちなみに、ヤモリはヘビやトカゲと同じ爬虫類で
 陸上で生活し、家の蚊や蛾などの小さな生きた昆虫を
 食べてくれるので「家を守る」ということで
 ヤモリと命名されているようです。


近隣の多くの農家では、
「米や野菜、果樹は無農薬では出来ない」
というのですが、
今年の8月に亡くなった自然農法の福岡正信先生は、
 「農薬をかけなければいけないような状態にしておいて
  『農薬は効果がある、農薬が必要だ』
 といっているだけで、
 まずは健全な環境、強い作物を作ることが必要」

という考え方で、
私も大いに感化されて
コーヒー山にその思想を取り入れています。

農薬が開発される以前の農業は
有機農法か自然農法でやっていたのですから
出来ないわけはないのです。

林床のコーヒー1108−1.JPG
 バナナロードに隣接する林床で、
 ここは広く平地になっています。
 ここの土壌は肥沃でふかふかしています。
 ここのエリアも何か名前を付けないといけませんね。


今日のテーマのヘビやネズミ、ハエ、
ゴキブリ、蚊は嫌いだとか、
バッタや蛾、ウンカなどを殺すために農薬を散布することは、
同時にそれらの天敵の生き物も殺すことになり、
特定の生き物が異常繁殖して、
さらに農薬を散布する、
という悪循環になってしまうことが現実に起こっています。

福岡正信先生は、
「人間は本来何もしなくてよかった」
といわれているのですが、
これは、
「本来何もしてはいけなかった」
と言いたかったのかもしれません。

食物連鎖の「生態系ピラミッド」で、
「人間はどこの階層に入るのかexclamation&question
と考えると、
実はどこにも入るところがないので、
「人間は生態系ピラミッドの頂点に君臨している」
とする学者もいるようですが、
地球に存在するあらゆる生物は
何か役割があってこの世に誕生して
無駄なものはないのですから、
そう考えると、
人間は
「生態系ピラミッドが正しく機能するように管理する監視役」
でなければならないのに、

「人間が生態系ピラミッドを自ら破壊しようとしている」
ような人間に身勝手な冒涜(ぼうとく)行為は、
いつか人間自身が
「絶滅危惧種」
になる運命なのかもしれません。

林床のコーヒー1108−2.JPG
 コーヒー山では、
 最も奥の南端から苗木を植えだしましたが、
 南山から中山までは移植した苗木が
 盛夏のカンカン照りを直接浴びているために
 成育が若干遅れてしまい、
 中山から北側にかけては木漏れ日が当たる程度の
 控えめの伐採にして苗木移植をしていることで
 表土の乾燥も防げていたりして
 北側の苗木の生育は順調というより快調そのもので、
 すでに私の背丈を越えたものも出てきました。
 この北側の林床の土壌は、
 今のところコーヒー山では最も肥沃なように思えます。


「Biotop(ビオトープ)」
とは、ドイツ語で
「野生動植物が生息、生育する空間」を意味するようですが、
コーヒー山では、Biotop(ビオトープ)を意識しながら
伐採や間伐は必要最低限に抑えて
森林の中の植生を豊かになることで
土の保水力などが増すようにして,
養分が多くなるような
「適度に手入れした森林に保ちたい」
と心がけています。

アボガド1108.JPG
 アボガドが発芽していました、
 というより発芽を見逃していました。
 昨日の時点で高さ約30cmの苗木に成長していました。
 種植えしたのは8月中旬ごろでしたから、
 発芽まで約3ヶ月近くかかったのだと思います。


GAS1108-1.JPG
 11月6日(木曜)に地元で給油したところ、
 レギュラー1リッター126円に値上げされていました。
 沖縄本島南部では先週まで価格競争が激化して
 一時108円まで下がっていたのですが、
 その時に給油していれば良かったですね。
 スタンドの最近の仕入れは120円程度とのことですから
 126円でも赤字のはずです。


GAS1108-2.JPG
 昨日、コーヒー山の帰りに
 許田(きょだ)道の駅に隣接する
 南風原(はえばる)石油で給油しました。
 北部のスタンドは他店とのけん制で
 価格表示していないので入りにくいので、
 地元でも給油している南風原石油で給油したのです。
 ここのスタンドは税抜き表示なので、
 安いのか高いのかが瞬時に判りにくいです。
 レギュラー1リッター127円なら
 納得出来るところでしょう。
 昨日11月8日の給油なのに、
 レシートではなぜか9日の表示になっていました。


posted by COFFEE CHERRY at 21:14| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 移転準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いいブログですね。応援してますのでどんどん更新してください。僕のブログは気悪くするかもしれないので、あまりおすすめできませんが。また見に来ますね。
Posted by 新川すぐる at 2008年11月11日 07:20
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