2008年12月16日

コーヒー山の「マダラカマドウマ」

ハワイのホノルルのトイレに
「はばかりどころ」
と書かれていたのを見たことがあります。

「はばかる(=遠慮する)」
という動詞が名詞になって
「はばかり」
になると、
「ちょっと遠慮していくところ、人目をはばかるところ」
から、
『お便所』
のことをいうのですが、
日本人最初のハワイ移民が横浜を出帆したのが、
1868年(明治元年)ですから、
昔の言い方が2世、3世と伝わっていった
日系移民の歴史を感じてしまいました。

サトウキビの穂1216.JPG
 ススキの穂に似ていますが「サトウキビの穂」です。

現在の日本のトイレは洋式が主流で、
台所もシステムキッチン化がほとんどですが、
私が高校生の頃の実家では、
台所(炊事場)といえば土間やカマドがあり、
お便所は和式(落下式)でした。

こういう昔の家屋では、戸を開けて風通しがよく、
すき間も多かったために、
屋外から“虫”が侵入してきたものです。

キビ刈りの道具.JPG
 キビ刈りは人海戦術による重労働です。
 道具はいくつかの種類がありますが、
 この方はこれを使っていました。
 あちこちでキビ刈りが目に付くようになりました。


コーヒー山のコーヒーの葉の上で休憩する
「マダラカマドウマ」
を久しぶりに見て、
昔の実家を想い出しました。

マダラカマドウマ1.JPG
 「マダラカマドウマ」は全国的にいる
 珍しくない夜行性の虫で、
 沖縄では1年中見かけられるようです。
 体長は約30mmでした。


今日は密閉性の高い家屋ばかりですから
屋内で「カマドウマ」を見る機会はほとんど無いでしょうが、
昔は台所(炊事場)や風呂場、お便所など
特に夜によく出没していました。

マダラカマドウマ2.JPG
 「マダラカマドウマ」は雑食性で
 小さな昆虫や落ち葉、樹液など何でも食べるようです。
 天敵はトカゲ類、カエルのようです。


名前の由来は、
「飛び跳ねる姿が馬に似ていてカマドのそばにいる」
ことで「カマドウマ」ですが、
さらに淡褐色で大きな脚に明瞭なまだら模様があることで
「マダラカマドウマ」
というのでしょうが、
通称「便所コオロギ」といわれていて、
人の顔のあたりまでジャンプする
驚異的な跳躍力がある虫です。

咬んだり、人に危害は加えないのですが、
キリギリスの仲間なのに翅(はね)がなくて
エビのように丸いその姿とジャンプ力で
嫌われている虫なのですが
コーヒー山にも居るとは驚きでした。

サトウキビ収穫1216.JPG
 根元で伐採したサトウキビはまとめてヒモで結び、
 製糖工場にトラックで運ぶまでは
 野ざらしで置かれるのです。
 製糖工場の稼動は例年12月下旬ごろから
 3月中旬ごろまでです。


トックリキワタの花1216.JPG
 ムーミン谷に出てくるような、
 幹がボヨンとたるんでトゲもある
 「トックリキワタ」という木の花です。
 この木は、根を頭にしたような
 バオバブの木にも似てるような感じで、
 見栄えはよくないのですが、
 なぜか街路樹で多く使われています。
 花がきれいだからでしょうか。


posted by COFFEE CHERRY at 18:26| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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