2009年04月21日

アマレロの自生苗を一部黒ポットに移し替えました!

プランター5個と鉢1つにアマレロの自生苗を束ねて
満員電車並みに押し込め、

昨日コーヒー山に搬送しました。

昨日は雨模様の中、
自生苗を1本1本、黒ポットに移し替えましたが
プランター1つだけが終了して
移し替えた黒ポットは415個でしたから
夕方の作業終了時点での残りが
プランター4個と鉢1つなので、
アマレロの自生苗の総量は
当初の予測の1,000本前後ではなくて、
少なく見積もっても1,200〜1,500本はあると思われます。

カエルの泡卵090420.JPG
 昨日は雨降りのために撮影は2枚だけでしたが、
 そのうちの1枚がこの画像です。
 泡はオキナワアオガエルの卵で、
 泡の中でオタマジャクシになり
 雨の水滴ととみに地上に落下して成長するのですが、
 厳しい自然界では、
 多くはヘビのエサになる運命なのです。


雨降りなので
デジカメ撮影がほとんど出来なかったのですが、
作業内容は下記のように行いました。
@ 作業場の設営
 ・ 雨水を集める青いシートを
    雨天のために天井として張り
 ・ 段ボール箱をポリ袋に入れて
    (防水のために)2段に重ね
 ・ それを2つ並べて
 ・ その上に長板を載せて作業台を作りました。


A 移植用黒ポットの土作り
 ・ 今までに林床地に苗木移植したときに
    掘り出した土(国頭マージ)が
    鉢や黒ポットに入れてあるので、
    新たに掘り出さずに
    その鉢やポットの土を利用しました。
 ・ 国頭マージ3:万能土1程度の配合で混ぜました。



B 黒ポットを林床地に置く

 ・ 直射日光が当たらず、しかも風の吹き抜けがない、
   出来るだけ平らな場所に
 ・ 黒ポットの土の上に、林床地の表土の黒い土と
    白い“はんぺん”を少しかけ
   
   (腐葉土は腐熟・分解が進む中で
    糊のようなものを発生して土を団粒化して
    土が固くなるのを防いでいるのですが、
    さらに通気性を良くして
    保水力・保肥力を増加させて
    微生物が快適に過ごせる環境を作り、
    “はんぺん”と呼ばれる微生物のかたまりの
    白い土着菌を培養して広げてくれるのです)

 ・ さらにその上に、落ち葉が黒い状態の腐葉土を
   一杯にかけてあげて
 ・ これを出来れば10個の10列、
   地面がデコボコで整列が無理なら
   全部で100個ずつ、まとめて置く。

といった作業で、
抜き取った自生苗のダメージを
少しでも緩和してあげたい一心で
雨の中を頑張ったのですが、
設営などの準備に時間がかかったこともあって
プランター1つしか移し替えてあげられなかったのですが、
次回には残り全部を仕上げてあげないといけません。

アマレロ自生苗の黒ポット成育.JPG
 アマレロの自生苗を1本ずつ黒ポットに移し替えて
 100個ずつまとめて置きました。
 この画像の自生苗はまだ幼い部類なので、
 移植は2年後の予定です。
 昨日のコーヒー山での撮影は、雨天のために
 上記のカエルの泡卵とこのアマレロ自生苗ポットの
 2枚がやっとでした。


幕末に土佐勤王党を結成して
坂本龍馬、中岡慎太郎などを率いた
土佐藩士・武市半平太をモデルに
明治時代の劇作家・行友李風(ゆきともりふう)が
書き上げた
「月形半平太(つきがたはんぺいた)」
には、
「春雨じゃ濡れていこう」
という名セリフがあり
それは武士の気高さの表現でしょうが、
昨日の私はアマレロの自生苗を
1本でも多くダメージを取り除いて、
住みやすい環境に置いてあげたいという一心でしたから、
降りしきる雨を“恵みの雨”ととらえれば、
春雨を喜び、その万物を成育させる作用を称(たた)える
「春夜喜雨(しゅんやあめをよろこぶ)」
という漢詩の心境の方が近く
作業中に想い出しました。


春夜喜雨

好雨知時節
當春乃発生
隨風潜入夜
潤物細無聾
野径雲倶黒
江船火獨明
暁看紅濕處
花重錦官城


(読み)
好雨(こうう)時節(じせつ)を知り
春に当たって乃(すなわ)ち発生す
風に随(したが)いて潜(ひそか)に夜に入(い)り
物を潤(うるお)して細(こまやか)にして
聾(こえ=声)無し
野径(やけい)雲は倶(とも)に黒く
江舶(こうせん)火は独(ひと)り明(あき)かなり
暁(あかつき)に紅(くれない)の
濕(うるお)う処(ところ)を看(み)れば
花は錦官城(きんかんじょう)に重からん


(訳)
よき雨は降るべき時をわきまえていて
春になっていまやその成育の営みをはじめたのだ
風に吹かれるまま、いつの間にか夜になり
万物を潤(うるお)して細かく音もなく降り続く
野の小道に雲はあたりのものと同じく黒くたれこめ
ただ一つ、河の船に
 漁火(いさりび)だけが明るく光っている
明け方に紅の潤っているところを見るならば
それは花々がしっとりと錦官城に咲いている姿だろう


作者の杜甫(とほ)は、昨日の
「春暁(しゅんぎょう)」孟浩然(もうこうねん)と
同年代(杜甫が少しあと)ですから
中国では楊貴妃が皇妃だった唐の時代の詩人ですが、
この詩は杜甫が四川省成都にいた760年ごろの
作品といわれていますから、
その頃の日本は奈良時代の万葉集が完成したあたりです。

コーヒー山をお借りするまで
本島内では20箇所前後の移転候補地を見に行って
全部passだったのですが、
そういう今までに吟味してきた候補地と比較しても、
コーヒーの栽培環境は
良い意味でコーヒー山がどこよりも抜きん出ていて
「沖縄(国内)ではコーヒー山より優れた栽培場所はない」
と確信しているのですが、
唯一の欠点が「雨水雨頼み」で、
邪馬台国の卑弥呼のように“祈祷(きとう)”onlyなので
雨は「恵雨」であり「好雨」なのです。

コーヒーの白い花090416.JPG
 先週は今年3回目のコーヒーの白い花が咲きました。
 
posted by COFFEE CHERRY at 17:51| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アマレロの大量の苗木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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