2009年06月04日

コーヒーに寄生するアオバハゴロモの幼虫

人の血を吸うのはドラキュラですが
花や新梢、葉、枝などに寄生して
樹液を吸汁し加害する虫は
「吸汁性害虫」
といって、
・ アブラムシ類
・ カイガラムシ類
・ ハダニ類
・ グンバイムシ類
・ ハゴロモ類

などがいるのですが、
コーヒーに加害するのは、
主に
「ハンエンカタカイガラムシ」

「アオバハゴロモ(青翅羽衣)」
で、
アブラムシ類の寄生は
今のところ見たことはありません。

アオバハゴロモの幼虫090604-1.JPG
 発育途上のコーヒーの若い苗木の枝に貼り付いて
 樹液を吸って健全な成育を阻害する
 アオバハゴロモの幼虫です。


苗木ポットを密集して置いて
通気性がよくなかったり、
苗木自体が弱ったりすると、
「吸汁性害虫」は、
すかさずストーカーのようにしつこくまとわりついて
徐々に他の苗木にも伝染してしまうのですが
不思議に成木ではあまり見受けられません。

アオバハゴロモの幼虫090604-2.JPG
 これはコーヒーではなくガジュマルですが、
 この木にアオバハゴロモが取り付いていることで
 このすぐ下に並べたコーヒー苗木に
 アオバハゴロモが加害し始めたのです。
 アオバハゴロモはなぜか
 ガジュマルに集団寄生してから
 コーヒーにやってきます。


アオバハゴロモという名前は、
「目には青葉 山ほととぎす 初がつを」
という俳句や天女の羽衣など
神聖な新緑の森林を連想しますが
「青葉」ではなくて『青翅』、
つまり
“青い羽をまとっている虫”
という意味の虫なのです。


アオバハゴロモの幼虫090604-3.JPG
 これも同じガジュマルですが、
 雪が降り積もったくらいに取り付かれると
 もうこの新芽は伸びないので
 殺虫剤を使わない方針下では
 残念ですが枝を剪定バサミで
 切ってしまうしかありません。


アオバハゴロモの幼虫は、
成虫からすると考えられないような気味の悪い風体で
柔らかい新梢の先端部分や新芽あたりに
セミを2〜3mmくらいに縮小して
純白にしたような形をした幼虫が
白いベトベトした綿状の分泌物の中に
忍者のようにまぎれて
たいてい縦列に数匹貼り付いていて
吸汁加害しているのです。

一見すると、その白さから
「アブラムシの仲間のワタムシかなexclamation&question
と思うのですが
白い幼虫は活発に行動しないので
ワタムシではないのです。

アオバハゴロモの幼虫090604-4.JPG
 アオバハゴロモの幼虫は
 白いベトベトした綿状の分泌物の中に
 まぎれているつもりでも
 どこにいるかは見慣れればすぐに判ります。


アオバハゴロモの幼虫に
柔らかい新梢の先端部分や
新芽あたりに寄生されると
枝や主幹の生長が阻害されることで
成育が著しく損なわれてしまうので
早めの対処が必要になるのです。

アオバハゴロモの幼虫090604-5.JPG
 枝の上の方は数日前に軍手でこすった跡ですが、
 しつこいアオバハゴロモはまた取り付いてきました。
 しかも今度は親子連れです。
 奥の黄緑色っぽいのが成虫です。
 集団で生活する虫ですから、
 これを1匹でも見つけたら
 近くに仲間が大勢居ることを意味するので
 草の根分けて探し出さないといけないのです。


アオバハゴロモの幼虫は見つけ次第、
軍手の親指と人差し指で枝をはさんでこするか
歯ブラシなどでこすり落とすしかないのですが、
白い幼虫は押しつぶそうとすると、
脅威を感じていきなり“ピョ〜ン”と
垂直に飛んでくるので、
その逃げ方さえ知っていれば
ビニール袋で簡単に“御用”に出来るのです。

成虫になっても同じ逃げ方ですから、
成虫でも慣れれば簡単に捕獲できますから、
1匹でも見つけたら注意深く観察して、
本当は一罰百戒としたいところですが、
被害が拡大する前に
一網打尽式に捕獲しないといけないのです。
posted by COFFEE CHERRY at 13:38| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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