2009年06月14日

コーヒー山のオオシマミドリカミキリ

沖縄は、11日(木曜)以降待望の「戻り梅雨」になり
コーヒー山の木々たちも
気持ちよく恵みのシャワーを一斉に浴びて
元気さを取り戻していることでしょう。

盛夏までに自宅の引越しをする予定なので
11日(木曜)は、残念ながらコーヒー山ではなく
コーヒー山から片道20分の家の片付けに行きましたので、
先週の6日(土曜)に出会った
「オオシマミドリカミキリ」
をご紹介しましょう。

カミキリムシという名前の語源は、
「髪の毛を切断するほど大顎(あご)の力が強い虫」
とか
「噛み切る力が強い虫」
といった説があって
“髪”でも“噛み”であっても
どちらにしても顎の力が強くて
困ったことに、カミキリムシの成虫や幼虫は
“食樹虫” ですから、
農家の天敵害虫なのです。

オオシマミドリカミキリ090606-1.JPG
 珊瑚礁の碧い海の色をimageさせるような
 鮮やかなエメラルドグリーンが特長的ですが、
 沖縄本島と奄美大島に棲息する
 「オオシマミドリカミキリ」
 というカミキリムシです。
 コーヒー山の重機の道の中腹「竹の広場」の
 コーヒーの葉で見つけましたが、
 ヤンバルでは6月前後の梅雨時期に
 多く出没するようです。


成虫は植物の花や葉、茎、樹皮、樹液など
植物の丈夫な繊維や木部組織でも
バリバリかじれる頑丈な顎が発達していて、
これだけでも困るのに、
カミキリムシの幼虫の好みに合わせて
成虫が草本の茎や木の幹に卵を産みつけ
幼虫は植物の組織内を食べながらトンネルを掘り進んで
木の生育を著しく阻害してしまうのです。

オオシマミドリカミキリ090606-2.JPG
 南西諸島に棲息する
 「オオシマミドリカミキリ」は
 本土に棲息する「オオアオカミキリ」の
 沖縄亜種のようで、外見的にはそっくりなのです。
 ヤンバルでは、イジュや
 オキナワウラジロガシに寄生するようで
 コーヒー山にもそれらの樹木はたくさんありますから、
 たまたま彼らと出会わないだけで、
 山にはたくさんいるのかもしれませんね


 ・ リンゴにはリンゴカミキリ
 ・ クワにはクワカミキリ
 ・ スギにはスギカミキリ
 ・ ブドウにはブドウトラカミキリ
 ・ クリにはシロスジカミキリ
 ・ 柑橘系にはゴマダラカミキリ

というように、
カミキリムシの種類によって植物の好みがあるようです。

オオシマミドリカミキリ090606-3.JPG
 触角の長さが、オスは体長の2倍、
 メスは1.5倍といいますから
 この個体はメスのようです。
 外敵に襲われると、
 「アクア系の香水のような
  香りのする物質を放出して身を守る」
 ともいわれますから、
 いずれ「オオシマミドリカミキリ」で
 忌避効果の研究でもされるかもしれませんね。


コーヒー栽培では
恩納村の山城武徳先生から
「カミキリムシがまれに主幹に入り込むことがある」
と聞いていましたし、
私も自宅庭で枯れたコーヒーの苗木の原因を探ろうと
根を見ても特別問題がないので、
たまたま主幹を分断してみて
「テッポウムシ(鉄砲虫)」
とよばれる
細長いイモムシ状のカミキリムシの幼虫を発見したことが
1度だけあるのですが

カミキリムシにとっては、
今のところ
「よそ者のコーヒーよりも
 地元には美味しい植物がたくさんあるさーねー」

といった身土不二的な考え方があって、
今のところカミキリムシの被害は
「ほとんど無い」
と言ってもいいくらい少ないのですが、
今後もそうであってほしいものです。

ホウオウボク090611-1.JPG
 11日(木曜)の早朝に
 国頭村の道の駅「ゆいゆい国頭」で撮影した
 「ホウオウボク(鳳凰木)」です。


ホウオウボク090611-2.JPG
 ホウオウボクは別名「火炎樹」といわれるように
 “炎”のように見えますね。


ホウオウボク090611-3.JPG
 マダガスカル島原産のホウオウボクは
 カエンボク(火焔木)とジャカランダと合わせて、
 「世界3花木」といわれているようです。
 ホウオウボクのように炎のように見えるカエンボクや
 沖縄のあちこちで見られるギンネムは
 スイスに本部がある自然保護団体
 「国際自然保護連合(ICUN)では
 「世界の侵略的外来種」に
 指定されているのだそうです。


posted by COFFEE CHERRY at 16:39| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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