2009年07月20日

コーヒー山のオキナワハンミョウ

「五風十雨(ごふうじゅうう)」
というのは、
 「太平之世、五日一風、十日一雨、
   風不鳴枝、雨不破塊、雨必至夜」

つまり、
「風は五日に一度、木の枝を鳴らさないように吹き、
 雨は十日に一度、
 塊(つちくれ)を破らないほどの強さで、
 昼ではなく夜に降る、
 風雨そのときを得て作物が良く育ち
 天下太平につながる」

という
順調な気候と五穀豊穣を願う意味の言葉ですが、
沖縄地方は6月28日(日曜)の梅雨明け後も
コーヒー山のふもとでは、
アメダスによると
 ・7月3日(木曜)18mm
 ・7月4日(金曜)3mm
 ・7月12日(日曜)8.5mm
 ・7月14日(火曜)1mm
 ・7月17日(金曜)0.5mm
という降水量が観測されていますが、

雨らしい雨が降らずに日照り続きとなっています。

林床地090718.JPG
 7月18日(土曜)の林床地です。
 日照り続きですが、
 地表はまだ乾ききってはいません。
 コーヒーは予想以上に順調に成育しています。


そのために、
先週末18日(土曜)の作業では
水不足に弱いデリケートな発芽した苗や
アマレロ自生苗などに
雨水貯水槽の水をジョーロで
シャワーにしてあげましたが、
天気予報ではしばらく雨マークが出てくる気配がなく、
週に2回程度は水やりの必要がありそうで
テルテル坊主を逆さに吊るしたくなるような心境です。

アマレロ自生苗090718.JPG
 4月20日に黒ポリポットに移植したアマレロの自生苗も
 ご覧のように順調に成育中で、
 1744本の移植中、1600本以上は活着していますが、
 幼い苗木は特に水やりが欠かせません。


コーヒーの発芽090718.JPG
 今春種植えしたコーヒーが梅雨明けした6月下旬頃から
 一斉に発芽してきましたが、これらは数千本にもなり、
 もう少し大きくなったら根がからまないうちに
 黒ポリポットに移してあげないといけませんが、
 今後苗木はバナナロードに並べて管理しようと思います。


コーヒーの発芽090718-2.JPG
 5つのプランターでも一斉に発芽してきました。
 最初の頃は割りばしで穴を開けたり
 几帳面に整列して撒いていましたが、
 コーヒーは種が落ちて自生えするくらいですから
 最近は大雑把に目分量で撒くようになりました。


コーヒー山の中腹、重機の道に向かう間の道では
アブやハチ、蝶などが周囲を飛び交い、
同時に下草あたりに神の使いがいないかどうか
充分に注意しながら伏し目がちに歩くので、
今まで気づかなかったのですが、
このあたりにオキナワハンミョウが
棲息していることに気づきました。

オキナワハンミョウ090712.JPG
 7月12日(日曜)に初めて
 オキナワハンミョウに出会いました。
 体長は約2cmと小さく、また敏捷性に優れているので
 対面初日はこの1枚しか撮影出来ませんでした。


ハンミョウという昆虫は
「日本で最も美しい昆虫」
といわれるタマムシと同等に並び称される昆虫で、
日本では北海道から沖縄まで棲息していて、
環境省のレッドデータブックには出てきませんから
希少種ではなさそうですが、
沖縄に棲息するオキナワハンミョウは
本土や大陸種と比較すると
「金属光沢が強く前胸が細い」
ようで、
沖縄固有種ともいわれています。

オキナワハンミョウ090718.JPG
 7月18日(土曜)には2匹と出会うことが出来ました。
 鮮やかな派手な原色模様は、
 炎天下による体温の上昇を抑えるために
 太陽光を反射させる目的のようですが
 幾何学的なデザインが見事ですね。


オキナワハンミョウは
マティスや岡本太郎の絵画とか
山本寛斎の派手な服を連想させる姿をしていて、
沖縄の昆虫図鑑でも
最初の方に紹介されていることが多いのですが、
特長的なのはその原色のカラフルな姿だけでなく、
竹とんぼのようにフラフラと
人の背丈ほど舞い上がったかと思うとすぐに
1〜2mほど先に降りてきて、
近づくとまた少し先に飛んでいくので、
道案内をしているようなことから
別名、
「ミチオシエ(道教え)」
ともいわれているのです。

オキナワハンミョウ090718-2.JPG
 ハンミョウは、漢字では「斑猫」と書くのですが
 素早く獲物に襲いかかって
 鋭い大アゴで咥える姿が猫のようだ、
 というのが“猫”の由来のようです。


頭部はバルタン星人の首を細くしたような感じで
地面を徘徊してアリやハエ、ミミズ、
小昆虫などを捕食する肉食派なのです。

ハンミョウの幼虫の縦穴090718.JPG
 幼虫は地面に掘った縦穴に潜んで
 近づいた昆虫を捕まえて穴に引きずり込むという
 蜘蛛(クモ)やウミヘビ的な技を使うようです。


ヒメハブ090707-1.JPG
 自宅の引越し先の家は10年間空き家だったこともあって
 その間にヤモリやゴキブリ、アシダカグモ、
 ネズミなどが弱肉強食の戦いを繰り広げていたようですが、
 厄介なのは“神の使い”なのです。
 前回はヒメハブとハブの子供が居たことで、
 家の周りの草刈りをしたところ、
 またまたヒメハブが出てきました。


ヒメハブ090707-2.JPG
 仏教では「生き物を殺すのは十悪の1つ」
 といわれているように
 私も殺生は出来るだけしたくないのですが、
 引越し後に家族や犬が咬まれても困るので
 今回は草刈り機の刑に処してしまいました。


posted by COFFEE CHERRY at 18:50| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コーヒー苗、順調に生育されているご様子ですね。しばらく降らないのでホントに雨が欲しいところですね。「五風十雨」・・・いつもながら、岡田さんの言葉の豊富さに関心させられます。
神の使い・・には気をつけてくださいね。仏様も殺生を責めませんよ〜!私ならパニックですね。
ハンミョウ美しいですね。仰るようにバルタン星人ぽくもあり・・世代ですねぇ。

Posted by ボーンチャイナ at 2009年07月25日 22:43
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。