2010年09月11日

アマレロ黒ポット苗木の移し替え作業

ここ数日はアマレロの黒ポット苗木の鉢替えを行っています。
昨年の5月に知念コーヒーから約1,700本の
アマレロ自生苗を無償で頂き、
コーヒー山で黒ポリポットに移植して現在に至っていますが、

その中でも成長著しい苗木は、ひと回り大きめのポットに移し替え
来春には移植するように考えています。

アマレロ苗木ポットは、100個ずつ
林床地のあちこちに分散して置いているのですが、
今回の移し替えの優先順位は、
 @ 雨水が抜けない水没ポット
 A 成長著しい苗木

にしてあります。

今回の黒ポリポットは400個入りの箱で問屋さんから直接買いますが、
1個50円弱として、1箱2万円弱かかりますし、
ポリポットは1〜2回使用で破損するほど耐候性に難がありますから、
回転の早い消耗品になり、
まだまだこれから数千の苗木をポットに移し替えることを考えると、
そのコストにはうんざりするところです。

カシジェー(泡盛カス)やきのこの菌床、
畜産発酵堆肥などを練り合わせた土を
型押しして鉢を作り、苗木を入れた鉢のまま地植えして
鉢が自然に土に還り、ついでに肥料効果もあるようなものを
将来的に自家製で安価で出来ないものか…
と思わず考えてしまいます。

臨時作業小屋0911.JPG
 木漏れ日や雨を遮断する天井をブルーシートにして
 カゴと板で作業テーブルを作り、臨時の作業小屋を作りました。
 移し替えたポットは、出来るだけ平坦な場所を探し
 多少デコボコした場所では、落下している枝を敷いて平坦にして
 ポットを置くようにしています。
 移植のための穴掘り作業で掘り出した土は
 ケンガイ鉢などに入れてあるのですが、
 この土に万能土と腐葉土を混ぜて
 移し替え用に使っています。


ケンガイ鉢0911.JPG
 この4つのケンガイ鉢は昨日移し替えを行いました。
 特に右3つのケンガイ鉢の苗木は成長著しいのですが、
 昨年5月に自生苗で頂いてきたアマレロなのです。


黒ポリポット0911−1.JPG
 約50個の移し替えが終わった段階で撮影しました。
 どのアマレロ苗木も元気が良さそうで、
 来春には地植え出来そうです。


黒ポリポット0911−2.JPG
 23個の水没ポットからの移し替えをしました。
 ポットの表土が黒っぽいのは、腐葉土を置いたためです。


朽木0911−1.JPG
 立ち枯れや台風などに倒壊されて生長を止めた木は、
 菌や微生物によって分解されて
 コーヒー山では数年で土に還るのですが、
 これをポットの表土にひと握り、さらに腐葉土も置いています。


朽木0911−2.JPG
 朽木の程度にもよりますが、
 朽木を持ち上げようとするときに
 ボロボロと崩れるようなものを選び、
 これをひと握りポットの表土にかけてあげています。
 画像の白い糸状のは菌です。
 キノコが生えている朽木もあります。
 朽木の中にはカブトムシの幼虫やミミズ、ヤスデ、ダンゴムシ、
 ゲジゲジ、ハサミムシ、トビムシ、ヒル…、
 時には15cmもある凶暴で俊敏なハブ(トビズ)ムカデなどが
 生息しています。


朽木0911−3.JPG
 画像では乾燥しているように見えますが
 8月31日にやんばるを直撃した台風7号の後にも
 やんばるでは早朝ににわか雨が降ることが多く、
 この朽木も濡れていて、半分に割った場面なのです。
 この朽木の繊維は
 雪印のさけるチーズやカニカマ(カニの身風カマボコ)のように
 柔らかく裂けました。


朽木0911−4.JPG
 コーヒー山の中では、朽木や腐葉土はあちこちにあり
 誰でも簡単に見つけることが出来ます。
 それらの臭いは無臭というより、
 懐かしい土の香りというか、森林のすがすがしい香りがします。
 成分的にはほとんど窒素なので植物を元気にしてくれる効用があるのですが、
 ミミズなどの小動物や昆虫などの糞や微生物の働きなどで
 微量ながらリン酸やカリウムなどを期待することも出来ますし、
 水はけや通気性を良くする効果もあり、
 また朽木や腐葉土自体が有機物なので
 バクテリアやカビなどの栄養の供給源になることで
 ポット内の土の微生物の活性化にも寄与して
 土が健康になり、同時に根の発達にも役立つ、という考えで、
 朽木や腐葉土をポットの表土の上にまぶしたり、
 ポット内の土に混ぜ込んだり、
 地植えした苗木の主幹の近くに置いたり多用しているのです。


林床地0911.JPG
 コーヒー苗木の横にお米の袋が横たわっていますが、
 もちろんお米が入っているのではありません。
 米袋の中身は朽ちた枝木も含めた腐葉土です。
 米袋に入れた理由は、せっかく置いた腐葉土が
 風雨などで飛ばされたり流されたりしないようにと
 考えた策なのですが、冬場はこの中に
 ヘビが入って越冬するのが困るところです。


林床地内の空0911.JPG
 林床地内で上空を見上げて撮影しました。
 木々が高く、空を覆っていることで
 強い直射日光をさえぎり、
 木漏れ日を供給してくれるのはとてもありがたいのですが、
 樹高が高い中高木が立ち枯れしたり、台風などで倒壊すると、
 下にはコーヒーが植えてあるので、直撃の被災が心配の種なのです。

posted by COFFEE CHERRY at 18:52| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの品質を高めるための考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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