2006年05月18日

台湾のコーヒー事情

台湾というと、中国茶の印象が強く、
コーヒーのイメージはなかなか湧かないのですが、
若者を中心に近年急激にコーヒーが浸透して、
コーヒー栽培的に見ても、意外なことに
零細規模の沖縄コーヒーの比ではないほど規模が大きいのです。

今や、台北は中国語圏の中で、
最もコーヒーショップの密度が高い都市となっているのです。


台湾でのコーヒー
コーヒーは、台湾では
永らく富裕層の贅沢な嗜好品としての認識のために、
輸入数量がもともと少ないことはありましたが、
1998年以降コーヒー豆の輸入量が急増し、
2005年度の輸入数量は
10年前に比べて3倍を超えるほど成長しました。

台湾の税関当局の資料によると、
昨年(2005年)の生豆の総輸入量は1万191トン、
金額ベースでも1,900万米ドル(約23億円)を
突破しています。

年間の1人当たりの平均消費量でも、
10年前の53杯から123杯にまで増えています。

1人当たりの名目国内総生産(GDP)が
1万6千米ドルに迫る台湾では、
「量より質を求める消費傾向」
にあって、
台湾のコーヒー協会では
「新鮮なコーヒーを好む本物志向の消費者が急増している」
と分析するように、
焙煎豆より生豆での自家焙煎を好む“通”志向にあるようです。

それを裏付けるように、
焙煎豆の輸入数量はほぼ横ばいで推移していて、
加工製品など、その他のコーヒーは
昨年初めて前年度割れとなっています。

参考:国民1人当たりのGDPの比較(2004年度)
・ 日本  約3万6千米ドル
・ 香港  約2万3千米ドル
・ 台湾  約1万5千米ドル
・ 韓国  約1万4千米ドル
・ 中国   1,261米ドル


コーヒー人気に伴ない、喫茶店の出店密度も高くなり、
2003年度では台湾全土で約1,200店舗にも上り、
急激な出店ラッシュによる乱立も懸念され始めています。

すでに日米外国資本の
・ スターバックス(台湾名・「星巴克」)
  食品大手の統一企業などと提携し店舗展開をしています。
  2001年度75店、2005年度168店
・ ダンティ(台湾名・「丹堤」)
・ シアトルズベストカフェ(台湾名・「西雅図」)
・ イズコーヒー(台湾名・「伊是」)
・ 真鍋(1999年日本から進出)
・ 珈琲館(1992年日本から進出)
などのカフェチェーン店舗が続々と進出していて、
コーヒー1杯の値段は
スタンド式の大衆的なチェーン店の
35台湾ドル(1台湾ドル=3.5円)から、
日本の喫茶店方式の100台湾ドル程度まで、
TPOに応じて選べるようになっています。
 台湾の「IS COFFEE」.jpg

2002年度のカフェチェーン店は731店舗に上り、
ファストフード店の695店を上回りました。

ランチェスター戦略の「シェア理論」の通りに、
シェア争いは激化の一途で、
各社は店舗拡大にしのぎを削っているようです。

2002年度の台湾のコーヒー市場(総消費金額)は
135億台湾ドル(約459億円)、
昨年度(2005年)は150億台湾ドル(約525億円)
となって、
台湾人の生活の中で、コーヒーは確実に定着しているのです。


台湾のコーヒー栽培
沖縄がコーヒー栽培の北限なのですから、
沖縄の南西に位置する台湾は、
もちろんコーヒー栽培が可能で、
台湾産コーヒーも栽培されているのです。

台湾では、
・ 南投県
・ 雲林県
・ 嘉義県
・ 台南県
・ 高雄県
・ 塀東県
・ 台東県
・ 花蓮県
など、主に中南部が産地となっていますが、
総栽培面積は、
250ヘクタール(約75万坪)にも及んでいると言われています。

コーヒー栽培で、250ヘクタールという面積は、
中南米や東南アジア、アフリカの大産地と比較すると、
1%にも満たないのかもしれませんが、
250ヘクタールの70%に、1坪1本のコーヒーを植えて、
平均3sの収量があったと仮定しますと、

75万坪×0.7×3s=1,575トン
にも及びます。

ハワイのコナ・コーヒーの生産量は
年間900トンと言われていますから、
それをはるかにしのぐことになりますが、
本当なのでしょうかexclamation&question

話半分でもすごいですよね。
沖縄コーヒーは総量でも年間3〜4トンなのですから。

昨年2005年10月には
台湾で「コーヒーイベント」も開かれていて、
実際に自分の目で確かめたく、
ぜひ視察に行きたかったのですが、行きそびれてしまいました。

タイトル:「2005台湾コーヒーフェスティバル」
開催地: 古坑郷緑色隧道公園、剣湖山ワールドなど
内容:  雲林地区を「台湾コーヒーのふるさと」と産地宣言をして、
     コーヒー文化が盛んな国々を招聘するなど、
     国際的なイベントに拡大し、
     古坑コーヒーの付加価値を高めていく。

会場にはコーヒーテーマ館、コーヒーストリートなどを設け、
世界コーヒー交易会、台湾産コーヒー豆品評会、
コーヒーを使った美食の宴などのイベントが催されたようです。

台湾のコーヒー栽培は、沖縄の気候環境的にも近く、
視察しなければなりませんね。

参考サイト
・ 古坑の台湾コーヒー
・ フォトアルバム 台湾のコーヒーを探して
・ これが台湾、だから台湾 「臺灣珈琲」
posted by COFFEE CHERRY at 14:39| 沖縄 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 台湾のコーヒー栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
台湾で味わった古坑珈琲の味が忘られず、輸入販売をしております。
興味がありましたらご来店下さい。
珈琲配達のハトヤコーヒ
http://www.hatoyacoffee.com/
Posted by コーヒー大好き at 2006年10月12日 00:02
台湾の東山コーヒー(台南県)で飲みました。メッチャ美味しかったです。
台湾は九州ほどの面積しかありませんから、数では少なくても密度で考えるとコーヒー店は普及しています。そして最近のコーヒーブームは凄いですよ。
http://www.tainanwalker.com/coffee.htm
Posted by ブラウン at 2011年01月03日 21:14
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雲林県
Excerpt: 雲林県雲林県とは台湾の西に位置する県で彰化県、南投県、嘉義県と隣接する.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Artic..
Weblog: 台湾ファン
Tracked: 2006-06-01 06:17
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