2006年06月19日

やっかいな“地割れ”

沖縄は、先週までの集中豪雨で土砂災害がテレビ報道されました。

5月下旬〜6月中旬までの短期間で見ると、
降水量は平年の10倍もありました。

沖縄本島南部の土壌は、
「ジャーカル(クチャ)」
という、粒子の細かい粘土状の土です。

雨が降ると、粘土状になるのですが、
「ジャーカル(クチャ)」は、
乾季になると“地割れ”になります。

昨年は、
沖縄本島には不思議に台風が来ませんでしたが、
夏場は1ヶ月以上も雨がない日照り状態が続きました。

    地割れ.jpg
この“地割れ”が問題なのは、
土壌の弱い部分で最初に小規模で発生し、
地中に深く、また亀裂が入りやすい部分に向かって
ジワジワと伸びて行きます。

コーヒーの木は、
風や低温を除くと、わりと強い果樹ですが、
成長に時間がかかる果樹でもありますから、
移植をすると、根付くまで2年近くかかるのです。

大きな木ほど、活着まで時間がかかります。

“地割れ”は、
コーヒーの木を移植した方向に向かって亀裂が伸びてきます。

移植の「穴掘り」をしてあるために、
強度の関係だと思われます。

“地割れ”の亀裂が、
コーヒーの根を切ってしまうことが困るのです。

微生物は、
有機肥料をよく分解して吸収しやすいように
してくれる役目をしています。

リン酸やカリウム、ミネラルも吸いやすくしてくれるので、
新しい根の毛根のまわりには、
微生物がたくさんすみ着いているのですが、
この毛根を“地割れ”の亀裂が
引きちぎってしまうことになりますから、
コーヒーは水不足だけではなく、
一時期栄養失調状態になり、
葉を落として延命するように指令してしまうのです。

そのため、露地栽培においては、
コーヒーは特に水やりには注意しなければなりません。

また、土中の水分が蒸発しないように、
土の表面には“マルチ”対策も必要です。

粉砕したバガス(サトウキビの搾りカス)を撒いたり、
雑草を刈って撒いたり、
クローバーによる葉っぱマルチもしています。
 クローバーマルチ.jpg
私はパーマカルチャー的な考えで栽培していますから、
雑草は少しくらい生えていても
“共生”している、と捉えています。

posted by COFFEE CHERRY at 17:58| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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