2011年06月08日

リュウキュウイノシシとの遭遇U

コーヒー山から帰宅する途中で、
リュウキュウイノシシの母子に遭遇しました。

子供にはウリ坊特有の斑点もないし、
大きくなっていますから、独り立ちが近いようですね。

リュウキュウイノシシ110606-1.JPG
 リュウキュウイノシシは、
 日本本土に生息するニホンイノシシの琉球列島亜種で、
 奄美諸島、沖縄本島、先頭諸島で生息している小型イノシシで
 豚に近い姿をしています。
 「子連れでは親が子を守ろうと凶暴化する場合がある」
 と聞いていて注意はしていますが、
 今のところイノシシの方が、早々と
 「ヒト=危険」
 と察知して、山奥に去っていきます。
 ハブも同様で、カエルが多いコーヒー山には居ないわけないのですが、
 おそらく先にヒトをキャッチして逃げてしまうのだと思います。
 「ハブとマングースの闘い」
 のように、出くわしたり逃げられない局面だった時は
 命を懸けて攻撃してくるのだと思いますから
 食物連鎖の弱肉強食社会であっても、
 「無益な殺生はしない」
 という平和オーラを発信するようにしています。
 そのため撮影時も彼らから警戒されつつも
 なかなか逃げず、悠々と去って行きました。


リュウキュウイノシシ110606-2.JPG
 シングルマザーです。
 彼らの植生は雑食で、森林ではスダジイなどのドングリや
 昆虫やミミズなどの小動物、
 果実やバナナ・ユリの株などを捕食しています。
 コーヒー山の導入路「バナナロード」は
 街路樹をバナナ並木にしようと、バナナ小株を植えていきましたが、
 (数十本は植えたはずです)次々に彼らに掘り出されて
 株を食べられてしまいついに全滅してしまいました。
 コーヒーのアルカロイド(カフェイン)はどうも彼らは嫌いらしく
 まったく無関心なので安心してコーヒー栽培に集中することが出来ます。
 イノシシは外見に似合わず知能が発達していて
 「サル並み」のようですよ。
 電気柵でも鼻に当たらないと効果がないようですね。
 垂直ジャンプも70〜80cmが可能なようですし、
 ドラえもんのジャイアン、ジャイ子が恐れる
 厳しい母親みたいなものでしょうか。


リュウキュウイノシシ110606-3.JPG
 子供画像です。
 右の子が頭を突っ込んでいるのはヘドロではなく
 土に還った黒い腐葉土です。
 中にはヤンバルオオフトミミズがいるんじゃないかな。
 ジャイアン風の母親から食餌の獲り方や
 ヒトからの危険回避などを教わり、近く自立するんですね。
 ヤンバルの山々を巡回しているので、
 おそらくコーヒー山にも来るはずですよ。


雨上がりのコーヒー山110603.JPG
 雨上がりのコーヒー山です。
 ヤンバルの森林は那覇市の約3〜4倍も雨量がある多雨林で
 本島の最高峰・与那覇岳(503m)もコーヒー山に近く、
 そのため年間を通して霧が発生します。
 そのため大気中には水分濃度が高く、
 コーヒー山は湿度が高く保たれているわけです。


コーヒー山近くの山110606.JPG
 コーヒー山から谷をはさんでフエンチヂ岳(390m)が見えます。
 コーヒー山の標高は約300mあり、
 県内のコーヒー園では、コーヒー山より標高が高いところは
 “絶対”といえるくらい無いと思いますよ。
 ハワイ島のコナ地区の標高は400〜800mですから
 コーヒー山は「沖縄のコナ」みたいなものなのです。


普久川ダムから照首山方面1009.JPG
 国頭村を東西に横断する県道2号線の
 普久川(ふんがわ)ダムから
 照首山(395m)山頂にかけて撮影した画像です。
 ブロッコリーのような樹形をした木がたくさんありますが、
 これはヤンバルの山を密生する
 ブナ科のイタジイ(正式名はスダジイ)という
 シイ属の常緑照葉樹です。
 高さが20mくらいになり、山肌を隠すように枝葉が覆い
 コーヒー山でも乾燥を防いだり強力な防風林にもなっています。
 秋には実(ドングリ)をたくさん地面に落とし、
 イノシシの貴重な冬のたんぱく源に貢献しているのです。
 ヤンバルにはイタジイだけでなくタブノキ、イスノキなど
 本土の照葉樹林帯と共通する樹種もありますが、
 ヤンバルの林床には恐竜を連想するようなヒカリヘゴ(木性シダ類)や
 林床に生えるシダ類、背の高いクワズイモなどの草本が生育しているのは
 本土の森林と異なります。
 ヤンバルは多くの野生動物たちと会えるサファリゾーンで
 毎日が楽しみの連続ですが、
 保護と開発が同居する不思議な地域でもあるのですが
 Pax Kunigamina(国頭の、特に野生動物たちの平和)
 が強く望まれるのは当然でしょう。


RIU110607.JPG
 リュウキュウイノシシのようですが
 我が家の家族、ラブラドール・レドリバーのRIUです。
 股関節亜脱臼で9カ月歩けませんでしたが
 自力で歩行出来るように回復しました。
 自宅近くの海岸でご機嫌状態ですね。


ハイビスカス110604.JPG
 台風2号が本島接近の日(5月28日)に
 東村の森のハーブ園に行って撮影した
 ハイビスカスです。
 花たちは台風で飛ばされたはずなので、
 いろいろ撮影してきて良かったです。
 こちらの10個400円のこだわり卵を買いに行ったのですが
 “こだわり”はハンパじゃないですよ。
 こちらのハーブ園も
 「自然の森の再現を目指し、その中にハーブがある」
 という考え方なので、
 私と同年齢の比嘉さんとはとても気が合うのです。



コーヒー山では、リュウキュウイノシシを排除することなく
野生動物たちと仲良く共生出来るように
していきたいと考えています。


昨年の9月にはコーヒー山でリュウキュウイノシシに遭遇しましたが、
その記事はこちらでご覧下さい。
posted by COFFEE CHERRY at 19:58| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。