・獰猛(どうもう)なアカマタ
・コブラ科のハイ
・黄緑色の綺麗な臆病なリュウキュウアオヘビ
・雨水バケツ内に入り込んでオタマジャクシを追い回す俊敏なガラスヒバァ
・ツチノコのようなヒメハブ
といったヘビには時々出会います。
本島全域を45時間も暴風域に巻き込んだ台風9号の影響で、
ヤンバルの照葉樹林の枝葉もずいぶん吹き飛ばされてしまい
コーヒー山の林床地もご覧のようにスカスカの状態です。
ふだんはこんなに陽が入らず、木陰で木漏れ日が入るくらいですが、
これだけ陽が入ると、森林内が乾燥してきてしまうのです。
天気予報では当分「晴れ時々曇り」なので、
にわか雨に期待したいところです。
「ハブ対マングース」
という観光客向けの残酷な見世物ショーは
動物愛護法で禁止されているようですが、
名護市の58号線バイパス沿いに
ショーの看板が出ていますよね?
私も昔、ショーを見たことがありますが、
檻(おり)の中のハブとマングースは
お互いに警戒し合って眼をそむけず、
ハブが動いた一瞬のスキを狙って
マングースが眼にも止まらない早さで
ハブの首に咬みついてしまうのです。
後味が悪く、見たことを後悔する残酷なショーです。
林床地から空を見上げると、
ふだんは枝葉で覆われて空がほとんど見えないのですが…。
枝葉が覆いかぶさって、陽をさえぎってくれるまで
1カ月はかかりそうです。
マングースは、本島中南部ではよく見かけますが
今やヤンバルにも出没して年間500頭前後が
捕獲されているそうです。
マングースはヤンバルの森でハブと出会ったとしても
戦わずにお互いにスルーしてしまうはずですよ。
見世物ショーでは彼らは狭い檻(おり)に入れられるので
やむなく命を懸けた死闘をせざるを得ないのですが、
森は広いのですから、何も命を懸ける必要性はないわけです。
移植時期が近いアマレロの苗木です。
苗木は台風の影響はなかったのですが、
イタジイなどの中高木の枝葉が吹き飛ばされたことで
陽が入るようになり、コーヒー苗木たちにも
陽が当たっています。
これも移植時期が近いアマレロ苗木です。
ふだんは画像下のような木陰で
時々木漏れ日が入る環境ですが…。
今まで木陰で生育させてきたので、
急に陽が当たると葉が日焼けしてしまうのです。
これも移植時期が近いアマレロ苗木です。
画像左は雨水バケツです。
台風の暴風雨で雨水バケツはどこも充分に
雨水が溜まりました。
陽が入ることで林内は乾燥してきますから、
雨予報がないなら水やりもしないといけません。
コーヒー山で私がヘビに咬まれないのも、
ヘビが私を認識して、先に移動してしまうためです。
ヘビは偶発的に出会ってしまった時、
例えば、実際にコーヒー山で遭った話ですが
「ブルーシートを動かしたらヘビが居た」
とか、
「重ねた植え木鉢を持ちあげたらヘビが入っていた」
とかの場面では、
ヘビにも逃げ出す余裕がないために、
攻撃態勢に入ることがありますが、
充分に逃げられる余裕がある時は
ヘビの方が移動してしまうのです。
ヒメハブは私を威嚇しているのです。
撮影は私の主人がしました。
すぐにも飛んでくるような感じで恐怖を感じます。
沖縄では
「頭が三角なのは毒ヘビ」
なのです。
今日のコーヒー山では
南側に向かう山道を往復したのですが、
戻る時に気配を感じて注意深くあたりを見渡すと
通路にヒメハブが、すでに攻撃態勢に入っていました。
ヒメハブは通路上で動く様子もないので、
私が迂回して降りて行きました。
このヒメハブは、近くの中山尾根(コーヒー山内)で、
古くなった硬質プラスチック製の衣装ケースを
雨水を溜めるために、黒バケツと併せて
あちこち置いてあるのですが
この半透明の雨水が入った衣装ケースの下に居たヒメハブのようです。
初対面の時よりオタマジャクシをたくさん食べて
かなり大きくなっています。