2011年10月04日

コーヒー山のヘビを見て、ヘビの前進メカニズムを考える

コーヒー山では今まではヒメハブには出会っても
ハブは見たことがありません。

ハブは夜に活動することが多く、どちらかというと夜行性ですから、
夕方帰宅する私と入れ違いで山で活動しているために
たぶん遭わないのだろうと思います。

それでも我が家に隣接するバナナ園では夕方ハブを見ていますし、
また、ビバリーヒルズの豪邸のように
我が家から新聞受けまでは約100mも離れているのですが、
そこまでの道では、日差しが強い日中に
道を横断しようとした2m級大物ハブが、
地元の人の軽トラックで、ハブを轢くときにハンドルを切ったことで、
ハブがタイヤで摺り切られている無残な
礫(れき)死体を見たこともありますから、
「ハブは太陽を浴びたら死ぬ」
というような迷信は信じないことです。

私はたまたまハブと出会わないだけで、
やんばるでは特に
「日陰はヘビに要注意」
ですから、私も気をつけていますし、
コーヒー山の見学に来られる方も、
軽装の方には事前に
「冬以外は長そで、長ズボン、長靴、手袋、帽子は必需品」
と注意するようにしているのです。

沖縄の冬ではヘビは冬眠せず、
寒さで動きが相当ニブくなるだけで
外見からは固まっているように見えても
冬眠しているわけではないのです。

冬以外の日中のコーヒー山では
昼行性のヘビとよく出会うことになります。

リュウキュウミドリヘビ111003-1.JPG
 黄緑色が綺麗で俊敏なリュウキュウミドリヘビが
 とぐろを巻いて、スダジイの木の方を見ていました。
 おそらく獲物がいるのだと思います。
 ヘビがとぐろを巻いた時は、近寄らない方が賢明です。
 とぐろを巻いた状態では、ヘビは360度の全方向に
 注意を払うことが出来て、迫り来る敵に対して
 瞬時に攻撃が打てるからです。
 そのため、こういうとぐろ状態では不用意に近づくと危険です。


リュウキュウミドリヘビ111003-2.JPG
 これもリュウキュウミドリヘビです。
 実際はもっと綺麗な黄緑色なんですが、
 私の撮影技術が未熟なために
 なかなか原色の綺麗さがデジカメで撮影出来ませんね。
 画像のようにクネクネと前進して長くなっているときのヘビは
 攻撃態勢にすぐに入れないので無防備でスキがある状態なのです。


ヘビを見ていて、不思議に思うのは
「脚がないのにどうやって前に進むことができるんだろう?」
ということです。

「クネクネ蛇行するからだよ」
と言う方もいるでしょうが、
クネクネ蛇行しても前に進むとは限りませんよね。

野球場やサッカー場で観客が行う「ウェーブ(波)」のように
ヘビの全身の筋肉が波打っているわけでもなさそうだし、
ヘビの腹部が特別な動きをしているわけでもなさそうです。

ガラスヒバァ111003-1.JPG
 俊敏だけど臆病な
 ガラスヒバァ(烏+沖縄方言のヘビという意味)です。
 ヘビの腹部はキャタピラ風ですね。
 枝を動いているときでも、
 キャタピラが波打っているようには見えません。


ガラスヒバァ111003-2.JPG
 雨水を溜める黒バケツの中で
 オタマジャクシを食べるガラスヒバァを発見。
 アナコンダのように俊敏に水中を縦横無尽に泳ぎます。
 水中に潜って1分くらい水面に出てきません。
 それにしてもどうやって中に入り込んだのかは不明。


ヘビがクネクネ蛇行することが前進することに
つながっているとするなら、
プールで泳ぐ時の泳法の要領とか
ローラースケートやアイススケートの前進する要領、
あるいは陸上自衛隊の歩伏前進など
そういったことにどうもヒントがありそうです。

特にスケートや歩伏前進では
身体の動きや足の動きが、
ヘビの蛇行と何となく似ていますよね。

ヒメハブ111003-1.JPG
 ヒメハブの子供です。
 画像では大きそうに見えますが体長は17〜18cm程度です。
 ヒメハブは私が“地雷ヘビ”と名付けているように
 ジッと動かずに獲物が近くに近づいた時に一気に襲うヘビですから、
 「子供が居た」ということは近くに親がいる、ということになります。


ヒメハブ111003-2.JPG
 私と出会った時に、
 子供ヘビはすでに臨戦態勢の状態に入っていました。
 頭が三角形をしていますし、ヒメハブというように
 「ハブ」という名前が付いているように
 “毒ヘビ”の必要条件は充分満たしています。
 また、ハブは身を護るために
 「子供の方が毒性が強い」といわれていますから
 ヒメハブでも子供といえども注意は必要なのです。


ヒメハブ111003-3.JPG
 作業する場所で子供ヘビは怒ってとぐろを巻いていますから
 何かの拍子で咬まれても困るので、
 長い枝をとぐろに刺し込んで道の反対側に飛ばしたら
 画像のように木にからまってしまいました。
 頭から数センチのところに、赤い点のようなものが見えますが
 もしかしたら、私の長靴の底のスパイクピンの痕(あと)で
 私が子供ハブに気づかず踏んづけてしまい、
 それで怒っていたのかもしれませんね。


最強といわれる恐竜ティラノサウルス・レックス(T・レックス)は
約8500万年前の中生代白亜紀に出現した陸生恐竜で
その2000万年後の白亜紀末に恐竜や翼竜、
アンモナイト、海生爬虫類などが大量絶滅するまで
T・レックスは肉食動物の頂点に君臨していたようです。

そんな爬虫類が全盛だった中生代白亜紀ですが、
一部の弱いトカゲたちは、
他の強い肉食動物の標的となって逃げ回るのが精一杯で、
自分たちが安心してエサを探すことが出来ないことで
彼らは地上をあきらめ、
土の中のモグラやネズミをエサにしようと考え、
地中に潜るのに邪魔な手足を退化させて胴体を細長くしたのが
ヘビの始まりといわれています。

コーヒーブログでは爬虫類画像が多く出てきますが
私は爬虫類が好きなのではなく
たまたま出会うことが多いからです。
posted by COFFEE CHERRY at 18:50| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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