2012年01月10日

明けましておめでとうございます

少し遅れてしまいましたが、
明けましておめでとうございます。

2012年(平成24年)は辰年で、
動物にあてはめると龍ですから、
年賀状には昇り龍や龍凧のような
描き方がされた方が多かったのでしょうか。

名護図書館で先月借りた
「宋代易学の研究」(今井 宇三郎・著、明治図書)
は、
太極拳の起源が宋代の易学の発達に起因しているとか
十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の本義は
生命消長の循環過程を分説したものだとか
陰陽五行説とか難解に書かれていますが、
一般的には年賀状の干支(えと)の題材知識で充分だと思います。

十二生肖(じゅうにせいしょう)は、
十二支に
 ・鼠
 ・牛
 ・虎
 ・兎
 ・龍
 ・蛇
 ・馬
 ・羊
 ・猿
 ・鶏
 ・犬
 ・豚(猪)

の十二の動物を当てたもので、
そもそもどうしてそれらの動物をあてがったのか、
特に、どうして龍を入れたのかを調べようと
上記の本を借りたのですが、
難しすぎてよく解かりませんでした。

その動物の中では、
 ・牛
 ・馬
 ・羊
 ・鶏
 ・犬
 ・豚

は、
「六畜」と呼ばれる、
古代中国における代表的な家畜ですが、
“龍”だけが十二支で唯一の想像上の動物なのです。

龍は四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)のひとつで、
古代中国の神話で神獣とされていますが、
秦を倒し、漢の初代の皇帝となった劉邦は
自らを「赤龍」だと名乗り、
以来、中国では
皇帝は龍、皇后は鳳凰(ほうおう)といわれるようになりました。

そのため、
 ・龍顔 帝王の顔
 ・袞龍(こんりょう) 帝王の衣服
 ・龍影 帝王の姿

など、
帝王にまつわるものには龍がつくことが多く、
最上級の意で龍を用いることも多々あります。
そこで琉球の“琉”と「龍」も何か関係があるのかと思ったのですが、
読み方こそ同じで何の関連性もありませんでした。

龍は水中に棲むとされていて、
なき声で嵐や雷雲を呼び、竜巻となって昇天し、飛翔します。
神秘的な力強さが感じられるように
「逆鱗に触れる」
という言葉も龍からきていますが、
一方では
「竜頭蛇尾(りゅうとうだび)」
という熟語もあります。

戦勝国の進駐軍のように鼻息荒く勇んで政府に乗り込みながら、
政策はことごとく官僚に阻まれて、あげくは降参してひれ伏して
国益と称する省益を優先するに至ってしまった民主党のごとく、
「初めは勢いがあるけど、終わりは奮わない」
という意味の熟語です。


「琉球」の“琉”という字の意味は、
偏が「王」になっていますが、
「King(王)」
という意味ではなく、
本来は「玉」編で、宝石を意味しているのだそうです。

「玉」編なのに、
編として使われるときだけ点が取れて「王」になる、
という何とも紛らわしいのですが、
 ・珊瑚(さんご)
 ・瑪瑙(めのう)
 ・瑠璃(るり、ラピスラズリ)
 ・真珠

などの宝石を表す漢字の王編など、
ほとんどの王編は点が取れた玉編らしいので、
漢字も調べるとなかなか奥が深いですね。

中国では、玉石(琉)に
 ・「仁」 なめらかで美しく潤った様子から思いやり、いつくしみ
 ・「義」 中まで透き通って見える外見は清さ、正しい道
 ・「智」 打てば澄んだような音は
 ・「勇」 堅さ、強さ
 ・「潔」 純粋さ、清潔さ

の五徳という美徳があると考えて
(儒教の五常「仁・義・礼・智・信」と少し違う)
古来から祭祀の道具の特定の材料とされたり、
幸福や平安を願うアクセサリーとされていますから、
子供に王偏の文字を名前に付けるのは、
「玉石のように立派な人柄になるように」
という願いが込められているのでしょう。
親しくさせていただいている仙台市の方のお子様も
瑠璃子ちゃんと命名されていましたね。
「琉」と「瑠」はほぼ同じ意味の漢字らしいですよ。
佐渡の珠美さんの「珠」も“真珠”というように
宝石が由来している字ですから良いお名前ですよね。

元旦のコーヒー山.JPG
 今年の元旦は旧暦12月8日で
 家族の無病息災を祈願する鬼餅(ムーチー)と重なりました。
 沖縄ではムーチービーサーという、ムーチー後に吹く強風後に、
 暖かくなるのですが、今年はどうでしょうか。


ちなみに、「琉球」という国名は明時代以降のことで、
最初は600年頃の
「隋書」
(卷八十一 列傳第四十六 東夷傳 流求國)
に“流求國”と出てきて、
その後
二十四史の1つで中国の唐代の正史
「新唐書」(1060年)では“流鬼”になり、
元史では、クビライの元寇で1292年に
「元が瑠求に武力侵攻した」
となっていて、
(瑠求が琉球か台湾かは諸説あるようです)
沖縄と明が交易を始める14世紀以降、
自国の国号として「琉球國」を用い、
明治維新により成立した日本政府が
1879年(明治12年)に尚泰王(しょうたいおう)を追放し、
沖縄県の設置(廃藩置県)が宣言されて
琉球王国が滅亡するまでの約600年間が
“琉球”という国名なのですが、
実に素晴らしい意味を持っている国名なのです。

研究中の苗木.JPG
 先月の忘年会でお預かりしたアラビカ種の苗木です。
 正月明けにもかかわらず元気一杯です。
 この苗木にはある秘密があり、
 元気一杯であること自体大変なことなのです。
 もしこれでOKならコーヒー栽培だけでなく
 果樹栽培でも画期的な方法になるはずで期待しています。
 申し訳ありませんが詳細な公開はしばらく出来ません



コーヒー山では、昨年、
台風が3度襲来したことや
後継予定者が突然辞めてしまうなどアクシデントもありましたが、
栽培自体は、雨が多いことや保水方法のレベルアップなどで
また高さ30cm程度の苗木が植えられるようになってきたこと、
多くの品種を植えて生育状態の比較が出来るようになってきたことなど、
良い栽培環境になってきました。
また、沖縄の、というか
やんばるでの相性の良し悪しの品種も
何となく判ってきました。

そういうことを踏まえると、
今年は、
「沖縄コーヒーの元年」
といえるのかもしれません。

今までも先人の方々がコーヒー栽培をされてきていますが、
それぞれ個々に、よく言えば独創性に富み、
悪く言えば見よう見まねで好き勝手に栽培をしてきました。

新規参入もありますが、
多くはそろばんをはじくばかりで
栽培を甘く見て失敗される方ばかりです。

沖縄でのコーヒー栽培は
 ・台風
 ・北限

というリスクを踏まえて
それらの対処もしなければいけないのです。
また、今までの失敗の積み重ねから
沖縄に合った栽培法も確立するようにしないといけません。

あるコーヒープロジェクトも動き出そうとしているようですが、
私はここには一切関わらず、独自に真摯に
出来ることだけを着実に行い、
国頭村にコーヒー栽培を定着させる土台を
構築する責務を果たすために前進するだけです。
今年もどうか背中を押していただければ嬉しいです。


riu120103.jpg
 我が家の家族RIUです。
 漢字では琉球の“琉”という名前ですが、
 読みは中国語の「Liú」を使っています。
 そのままだと恐れ多いのでRIUに命名しました。
 那覇市の「りうぼう」も、設立時は琉球貿易商事ですから、
 「りう」は中国語の読みをとっているようです。
 Webでの種々登録で私の“康子”ではなく
 犬の「琉」という名前を使って登録をすることがあるのですが、
 一部では名簿が流用されているようで、
 後日勝手に届く通販とかのDMには「琉」の名前で届くのです。
 TSUCDYAも、入会規約に、
 「サービス情報の提供を受けることに同意する」
 と天眼鏡で見ないと読めないような小さい字で書かれているように
 レンタル履歴などの情報を意図的に流用していますから、
 気をつけた方がいいですね。
posted by COFFEE CHERRY at 14:07| 沖縄 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | コーヒーの品質を高めるための考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして、京都に住むうちな〜んちゅです。いつもブログを楽しみに拝見させて頂いております。

私も1年ほど前から沖縄で珈琲が栽培出来ないかと考えインターネット検索をしていたところ、こちらのHPと出会いました。他と違い本気さを感じます。苦労苦労の連続やと思いますが頑張って下さい(^_^)

ちなみに私は、こちらで出来る事がないか考え日本ミツバチの飼育をするべく準備中です(^_^)

これからも楽しみに伺わさせて頂きます。
Posted by まるあい at 2012年03月04日 08:08
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