2012年10月19日

台風一過で路地のコーヒーが悲惨な姿に

迷走後、黒潮暖流に乗って北東方面に向かった台風21号は、
8月下旬以降、約2週間の間隔で本島に襲来した台風3連発とは
比較できないほどスケール度が小さく感じましたが、
大東島や座間味などの離島では、
先週の12日(金曜)くらいから船便が欠航していたために
食料品などが島内の店舗で在庫ゼロが続いていたようです。

台風一過で、一段と涼しさを増し、
もう台風の接近は無いでしょうから、
以下、相次いだ大型台風の爪跡を見てみましょう。

台風一過20121019-1.JPG
 国頭村奥集落の小学校付近では、道路標識が倒されていました。

台風一過20121019-2.JPG
 奥集落から楚洲(そす)にかけての県道70号線沿いでは、
 暴風が吹き荒れたエリアは木がバタバタと倒れていました。
 手前に倒れた木は、道路をふさぎ、誰かがチェーンソーで切った跡が見えますね。
 私もノコギリは車に必ず搭載していますが、
 台風後など、行き帰りに林道に木が倒壊していることがあり、
 ノコギリは必須アイテムです。


台風一過20121019-3.JPG
 平成16年3月に廃校になった楚洲小中学校の跡地は
 宿泊施設を伴った社会福祉施設「楚洲あさひの丘」になったのですが、
 その入口付近の「ヤンバルクイナの標識」も
 暴風で倒されていました。
 暴風の威力はすさまじいですね。


台風一過20121019-4.JPG
 楚洲の風力発電の付近の道路標識も倒壊。
 風力発電の羽3枚のうち1枚は根元で折られています。


台風一過20121019-5.JPG
 ここも楚洲の風力発電の付近ですが、
 ここでは道路標識がポキリと折られていました。
 飛ばされて、道路の邪魔になるので
 ガードレールの外側に置かれたようです。


台風一過20121019-6.JPG
 私の管理する大バナナ園です。
 ここの地主は
  「ここでは吹きさらしになるのでバナナはムリ。
   ここは自由に使っていいけどバナナは下の1200坪の方が条件がいい。
   子株を掘り出してそっちに植え替えたらいい。」
 と言われ、ここではすでにハイビスカス苗木を植え出していたのですが、
 我が家の東(海)側の方にバナナ園を新たに造ることに決意しました。



台風一過20121019-7.JPG
 我が家の防風林モクマオウも、根元から倒壊してしまいました。
 樹高が20m近くになる大きな広葉樹モクマオウは、堅いのですが
 暴風にはもろく、樹高3〜4mくらいでポキリと折れてしまうことは多いのですが、
 根元から倒されるのは今まで見たことがないです。
 この倒壊したモクマオウの先端付近の堅い枝は、
 我が家の北側の出入り口をふさぎ、チェーンソーで切りました。



道路標識が倒され、大きな樹木もバタバタ倒壊するくらいの
暴風が吹き荒れたのですから、
路地植えのコーヒーはひとたまりもありません。

以下は、我が家に隣接したミニバナナ園の北東の端に植えたコーヒー画像です。

路地のコーヒー20121019-1.JPG
 ミニバナナ園は度重なる大型台風3連発でほぼ壊滅しています。
 ここでの防風対策は、生育途上のハイビスカスと、
 東側と北側はL字型に雑木林があるだけでした。
 この状態では、風速30m〜40m程度まで、
 しかも月に1回までしか耐えられないのに、
 2週間おきに3回の大型台風が、しかも輪をかけて猛烈化したことで、
 防風役のハイビスカスは葉がほとんど吹き飛び、
 無防備になったミニバナナ園は、
 猛烈な暴風の吹きさらし状態になっていました。
 そのため、画像のようにコーヒーは丸裸になってしまいました。


路地のコーヒー20121019-2.JPG
 コーヒーの根元部分です。
 地面と根元の間にすき間がありますが、
 これは暴風でコーヒーが右に左に、
 グルグル振られたことを意味しています。
 こうなると、毛根も切られて損傷していますから、
 葉が無くなって光合成がどうなるのか、という問題よりも
 このコーヒーの木が、復調を期して頑張ろうとするなら
 まず上部の幹や枝を枯らしても、
 まず根を、かなり時間をかけて再生するものと思われます。
 もし根が生きていれば、
 この木の再生はカットバックしか選択肢はありません。
 カットバックで元通りに復調するまでには、
 おそらく3年以上かかることになるでしょう。
 こういう場合は、他のコーヒー苗木と入れ替えるのがふつうです。
 苗木を定植して、その生育の方が早いし、元気だからですが、
 私は木が枯れてしまえばそうしますが、
 まだ生きている間は、放任して木の生命力に任せます。
 苗木は他にいくらでも植えるところがあるので。


路地のコーヒー20121019-3.JPG
 8月中旬頃の、台風3連発の前の元気な頃のコーヒーです。
 せっかく順調に生育して、春には一部開花もして結実もしていたのに…。
 残念というより可哀そうなことをしました。
 私の非力のせいですから。



沖縄でのコーヒー栽培は、
「栽培出来るのかどうか?」
というと、
答えは
「出来る」
のですが、
当ブログで再三書いていることですが、
「沖縄の土壌や気候風土に最適な品種選定」

「沖縄に最適な栽培方法」
と同時に、
「台風対策」
は必須条件なのです。

私が直接お会いした人には、
こういった話は必ずするのですが、
ほとんどの方は
「言葉は理解するけど、頭では理解していない」
ようで、
台風のたびに被災され、台風を恐れているのが実情です。

沖縄は台風とも共生しなければいけない地域ですから、
台風は甘んじて受け入れざるを得ないのです。
台風は必ず来るので、
「それならどうすれば守れるのか」
を考えなければいけないし、
ただ考えるだけでなく、
「どうすれば防風できるのか」
という具体策を実行しないといけません。
防風対策が甘ければ当然被災するでしょうが、
「それなら、さらに頑強な防風対策はどうすればいいのか」
を考え、
それをさらに実行する、そういうことを何度も繰り替えせないなら
沖縄でコーヒー栽培なんて、とてもムリだと思います。

東西南北の周囲を頑強なフクギ、クロキ、イスノキなどの防風林を造るとなると、
20年以上はかかるはずですが、私は来年からフクギの防風林を造ることにしました。
それが完成するのを私が見れるかどうかは判りませんが、
後継する娘婿夫婦の時に完成していてほしいからです。

私は沖縄に移住して13年になりますが、その当時にフクギを育てていたなら、
もう私の背丈を超えていたかもしれません。
戦前の沖縄は、フクギが周囲を囲い、
その中の萱葺(かやぶき)き民家も、台風に耐えていたのです。

今回の度重なる大型台風で、私も初心に立ち返ることが出来ました。

沖縄でのコーヒー栽培で、良い実を作り、安定して生産するなら、
台風対策を考えると、やんばるの森林栽培が最適だと
ますます確信的に思います。
posted by COFFEE CHERRY at 16:20| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 台風の被害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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