2012年10月23日

ホルストガエル現る

やんばるは自然の宝庫ですが、
林道開発や森林伐採で生態系が分断され、
生息環境の悪化などによって
絶滅の危機に瀕した動植物が確実に減少しています。


ホルストガエル20121023.JPG
 「ホルストガエル」という変わった名前の大きなカエルです。
 英名「Holst's Frog」、「ホルスト氏のカエル」という意味の名前なのです。
 大きさは約15cm、「イボがあって気持ち悪い」と言ったらカエル君に失礼かな。
 ジャンプを恐れながら前足の指が5本あったのも確認出来ました。


撮影は国頭村の我が家の裏玄関の先、つまり自宅の庭です。
我が家は典型的な過疎地で隣家とも数百メートルも離れているので、
ヤンバルクイナやリュウキュウヤマガメ、ノグチゲラなど絶滅危惧種も多く、
まるでサファリパークの中に住んでいるようです。

ホルストガエルが、我が家の周りに生息しているのは
引越し当時から判っていました。
何しろ毎日夕方以降、大きな声で鳴くのですから。

それも、とてもカエルの鳴き声ではなく、
「ポン!」とか「オン!」とか、そんな感じの
静寂な空間にこだまするような大きな、
特長ある鳴き声なのです。

「ヤンバルクイナの鳴き声も数種類あるけど、これではないし、
 いったい何が棲んでいるんだろう」

と調べて、ホルストガエルだと判明たのですが、
彼らは慎重なのか警戒心が強いのか、
姿をまじまじと見たのは今日が初めてです。

ホルストガエルは、
 ・ 環境省レッドデータブック:絶滅危惧TB類
 ・ 沖縄県レッドデータブック:絶滅危惧TB類
 ・ 沖縄県指定天然記念物

に指定されている希少種で、
しかも本島北部の山林地域と
那覇空港から肉眼で見える渡嘉敷島にのみ分布している
なかなか見ることが出来ない動物ですから、
我が家近郊では、毎日のように見かけるヤンバルクイナより希少かもしれません。

コーヒー山にも生息しているのかもしれませんが、
彼らが鳴く夕方は私は帰路に着くので、
ハブと同様に、夜間活動派とはなかなか会えません。

食性は肉食系で、
昆虫類、甲殻類、クモ類、ムカデ類、陸棲の貝類などに加え、
ガラスヒバァ(成体で約1mの小形無毒ヘビ)の子供を
食べることもあるようです。
posted by COFFEE CHERRY at 17:03| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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