2007年04月20日

コンパニオン・プランツ〜クローバー

1973年(昭和48年)に、
当時16歳の高校生だった小坂明子さんが作詞・作曲した
「あなた」
は200万枚の大ヒット曲で、
その歌詞は、

るんるんもしも私が家を建てたなら
小さな家を建てたでしょう
大きな窓と小さなドアと
部屋には古い暖炉があるのよ
真赤なバラと白いパンジー
子犬のよこには あなた あなた
あなたがいてほしい
それが私の夢だったのよ
いとしいあなたは今どこにるんるん


というもので、
将来の夢や憧れを描いたものでした。

歌詞では「白いパンジー」でしたが、
洋風の一戸建てで、
庭にクローバーや芝生を生やすのを
理想にしていた方も多いのではないでしょうか。

070420クローバー.jpg

クローバーはもともと牧草として栽培されたものらしく、
原産地はヨーロッパで、
英名のひとつに
Dutch clover(ダッチクローバ)
というのがあるそうです。

”Dutch(ダッチ)”
はオランダの意味で、
雑草名の「シロツメクサ」の名の由来は,
「オランダから輸出したワレモノの荷物の詰めものに
 緩衝材として、クローバーの枯れ草が
 使われたところから来ている」

らしく
“詰め草”
なのだそうです。

クローバーは地を這う茎から根を出して
群落を形成する性質の強健な植物で、
勝手にどんどん広がってゆきますから、
欧州のように牧草としてだけでなく、
地面の表面を覆うグランドカバーとしても最適なのです。

クローバーや芝生のように、
植物が地面を密集して覆っていると、
土の表面で日光を遮断することで、
他の雑草が生えるのを抑える役割をしてくれます。

また、グランドカバー植物の利点は、
・地面を覆うことによって、寒さや暑さを吸収し、
 土の温度変化を抑える
・風雨による土壌侵食から土を守る
・日照りによる地割れを抑える
・地面の表面に植物があることで、
 常に土が水分を保持した状態が保たれる
・クローバーなどマメ科の植物は
 根に根粒(こんりゅう)をつくる根粒菌があり、
 空気中のチッソを吸って成長し、
 土の中にチッソ養分を供給してくれる
・トラップ植物としての役割もあり、
 アブラムシやヨトウムシの天敵・ゴミムシの発生を
 増やしてくれる

  (ゴミムシは体長10〜20ミリで黒っぽい虫で、
   「(クワガタ+カミキリムシ+ゾウムシ)÷3」
   のような形をしています)


というように、
クローバーを生やすことで
 ・ 他の雑草が生えにくくなる
 ・ 土を砕き、耕し、肥やしてくれる
 ・ 害虫の天敵を増やしてくれる

利点があるわけです。

070420クローバー&ナスタチウム.jpg
  オレンジの花のナスタチウムは自然生えです

私のコーヒーの圃場でも、
開墾直後からクローバーの種を撒きましたが、
クローバーはもともと寒地向きの牧草ですから、
沖縄のような亜熱帯気候では、
クローバーの種類によっては、
向き・不向きがあるようで、
 ・ ピンククローバーは沖縄では不適
 ・ ホワイトクローバーは沖縄でもOK

などと、
フタバ種苗様でお聞きし、
コーヒー圃場では、
ホワイトクローバーを生やしています。

どんどん広がる、というよりは、
ジワジワと確実に広がり、
不思議と夏場でも枯れることはありません。


クローバーは、
コンパニオン・プランツとしての使い方だけでなく、
食用にも出来るそうで、
アクが少なく甘味があり、
葉と花は、あえものや、天ぷら、炒め物にして
食べることが出来るようですから、
今後testしてみたいと思います。

また、シロツメクサの花を乾燥させて、
ハーブティーにすると、
咳止めの効果や、利尿効果もあるようですし、
肌荒れや、湿疹にも有効ともいわれているようですから、
ローションにしてもいいのかもしれません。

また、虫に刺された時など、
葉をすりつぶして直接塗れば効果がある、
ということですから、
たかがクローバー、されどクローバー
として、
クローバーは、なかなか侮れませんね。

posted by COFFEE CHERRY at 18:25| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培におけるコンパニオン・プランツの考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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