2007年04月29日

吸汁性害虫・アオバハゴロモ(青翅羽衣)

「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」
というと、
美人の例えとしてよく知られた言葉ですが、
アオバハゴロモの学名は
「Geisha distinctissima」
で、
“芸者”
なのです。

「羽衣」は、鳥や虫の翅(ハネ)という意味ですし、
幼虫は真っ白で綿(わた)のようで、
とても綺麗とは言いがたく、
また、成虫は青緑色の前翅(ハネ)を持っている、
といっても“芸者”のイメージにはほど遠く、
花木、庭木、果樹などの汁を吸うので、
アオバハゴロモ(青翅羽衣)は
「吸汁性害虫」
なのです。


成虫は夕方に登場するためなのか、
いつも私と行き違いになっているようで、
出会った記憶がなく、
デジカメではまだ成虫を撮影出来ていませんが、
アオバハゴロモ(青翅羽衣)はカメムシ目なので、
カメムシとか、セミの仲間に入り、
 ・ 卵
 ・ 幼虫
 ・ 成虫

の不完全変態(小変態)を繰り返す昆虫で、
幼虫でも成虫でも、
小集団を作って暮らしていることが多いようです。

070428 アオバハゴロモの幼虫5.JPG
   3匹がタテに並んでいるのが判りますかexclamation&question


アオバハゴロモ(青翅羽衣)の幼虫は白い綿状の分泌物で、
枝と共に覆われることで、
目立たなくして外敵から身を守っているようですが、
綿状の分泌物は真っ白ですから、
かえってよく目立っています。もうやだ〜(悲しい顔)

070428アオバハゴロモの幼虫4.JPG
   大きさは5〜6mm程度で、
       よく見ないと個体が判りにくいです


真っ白い綿状の分泌物からすると、
アオバハゴロモ(青翅羽衣)と同じカメムシ目に
「ワタフキカイガラムシ」
という、
天敵・テントウムシに
絶滅に追い込まれつつある害虫もいるのですが、
なぜアオバハゴロモと判るかというと、
葉枝や幹に付いている真っ白い綿状を
取り払おうと指を近づけると、
白い幼虫がピョ〜ンと勢いよく跳ねるからです。

070428アオバハゴロモの幼虫1.JPG
   ここでも3匹がタテに並んでいましたもうやだ〜(悲しい顔)

ワタフキカイガラムシは
葉枝を移動するだけで跳ばないようですから、
アオバハゴロモの幼虫だと判るわけです。

070428アオバハゴロモの幼虫3.JPG
   3匹がタテに並んでいるのが判りますかexclamation&question

主に果樹の枝の中に卵を産み、
卵のままで越冬し、春に孵化するので、
冬場は見かけませんでしたが、
4月に入ってから、
風通しや日当たりの悪い場所に置いてある苗木が
被害に遭っています。

070428アオバハゴロモの幼虫2.JPG
     葉の裏側でも発見exclamation

吸汁性害虫といっても、
果樹の生育に重大な影響を及ぼすものでもないようで、
「実害はあまりない」
とされています。

これを防除するには、
幼虫の住みかの真っ白い綿状を取り払うことと、
成虫が嫌う
 ・ 剪定をして
 ・ 風通しを良くし
 ・ 日照があたるようにする

という環境にすることです。

070428アオバハゴロモの幼虫6.JPG
  奥まった左上の苗木に白い綿状のが見えますかexclamation&question

今は、移転準備中なので、
苗木が所狭しとひしめき合っていますから、
風通しも悪くなり、日当たりが悪い苗木もあったりして、
アオバハゴロモが好む環境に一部なってしまっているので、
これは移転後には解決できるはずです。

070429ハイビスカス.JPG
    今朝、自宅庭で撮影したハイビスカスです

posted by COFFEE CHERRY at 13:19| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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