2007年05月03日

害虫・益虫・タダの虫を食餌にする小さな恐竜・キノボリトカゲ

昨日の夕方、コーヒーの葉の上に、
キノボリトカゲが載っているのを発見しました。

070502キノボリトカゲ1.JPG

スピルバーグ監督の映画
「ジュラシックパーク」
に登場する“恐竜”を思い出すような姿をしていますが、
1980年代のTV‐CMでお茶の間の人気者になった
エリマキトカゲの仲間なのです。

070502キノボリトカゲ2.JPG

キノボリトカゲは、
亜熱帯の動物なわりに暑さは苦手のようで、
直射日光は避けて木陰で生息していて、
危険を感じると、
素早く木をラセン状に回って逃げてしまいます。

また、恐竜同様に昼行性の肉食系ですから、
蛾の幼虫やマイマイ、バッタ、アリといった害虫だけでなく、
セミなどのタダの虫や
カエル、カマキリ、クモ、テントウムシ、
ミミズなどの益虫まで、
生きている昆虫なら何でも食餌にしています。

昨夕は、コーヒーの苗木の葉の上に載っているところに
出会いましたが、
キノボリトカゲはコーヒーの木に対して、
直接的には利害関係はありません。

070502キノボリトカゲ3.JPG

キノボリトカゲの天敵は、
 ・ ネコ
 ・ マングース
 ・ ヘビ
 ・ 人間

です。

070502キノボリトカゲ4.JPG

これまで、
住宅地の緑地から山地まで広く生息する普通種だったのが、
除草剤や農薬散布する農地が多い環境悪化的側面や
ペット用に乱獲されたり、
捨てネコやマングースに捕獲されたりして
個体が減少した人為的側面などで、
近年絶滅が危惧されるようになったようで、
 ・ 環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧U類
 ・ 沖縄県のレッドデータブックでも、絶滅危惧U類

「オキナワキノボリトカゲ」
として登録されています。

070502キノボリトカゲ5.JPG

レッドデータブック(RDB)とは、
絶滅のおそれのある野生の動物や植物の
種名のリストを記載したデータブックのことで、
これらの危機の度合いを
いくつかのカテゴリーにランク分けしていることが特長です。

070502キノボリトカゲ6.JPG

環境省によるレッドデータのカテゴリー
・ 絶滅 Extinct (EX)
・ 野生絶滅 Extinct in the Wild (EW)
・ 絶滅危惧 Threatened
・ 絶滅危惧I類 (CR+EN)
・ 絶滅危惧IA類 Critically Endangered (CR)

    ごく近い将来に野生絶滅の危険性が極めて高い
・ 絶滅危惧IB類 Endangered (EN)
    近い将来に野生絶滅の危険性が高い
・ 絶滅危惧II類 Vulnerable (VU)
    絶滅の危険が増大している種
・ 準絶滅危惧 Near Threatened (NT)
    存続基盤が脆弱な種
・ 情報不足 Data Deficient (DD)
    評価する情報が不足している種
・ 絶滅のおそれのある地域個体群
    Threatened Local Population (LP)
    地域的に孤立している個体群で、
    絶滅のおそれが高いもの
    付属資料として扱われている


070502キノボリトカゲ7.JPG

過去の参考記事
2005年7月29日 沖縄といえば「キノボリトカゲ」


070503アカバナー.JPG
     今朝の自宅庭のアカバナー
posted by COFFEE CHERRY at 17:25| 沖縄 | Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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