2007年05月21日

5月11日講演会の内容D「コーヒーの収益性について?」

沖縄農業での農地坪当たりの売上げは、
「1坪1万円(年間)」
を目指しています。

つまり、
農地1,000坪なら1,000万円、
農地3,000坪なら3,000万円、
という意味です。

沖縄農業の坪当たりの収入では、
 ・ 電照菊で1万円
 ・ マンゴーで7千円
 ・ パパイヤで4千円
 ・ 葉物野菜で2〜3千円
と言われていて、
「坪当たり2千円以下なら止めたほうが良い」
と言われています。

サトウキビに至っては、坪当たり300円程度です。

誤解しないで戴きたいのですが、
サトウキビ生産者などをバカにしているのではなく、
農産物の単純な比較をご紹介しているだけです。

サトウキビ生産者も、
広大な面積をハーベスタで収穫し、
年収2千万円を超える人がいることも存じています。

コーヒーと一般の農作物との
収益性を比較する上での一般論としてご覧下さい。


コーヒーの木は、
原則として1坪に1本植え、
7〜8年木で約4sの収穫が可能で、
4sの実を精製し、生豆にすると、
果肉や水分が乾燥して約2kgになります。
(コーヒーの実の収量は、年々増大します)

生豆や焙煎豆を100グラム500円で販売した、
とすると、
生豆2kgは1万円になります。

東村のヒロ・コーヒーでは、
現場で喫茶開業をして沖縄コーヒーが飲めるのですが
コーヒーカップ1杯のコーヒー豆は、ふつう10グラムですから、
生豆2kgは200杯分に相当し、
コーヒー1杯を500円で設定すると、
生豆2kgは10万円になり、
生産現場に喫茶部門を設けることが、
収益性UPの必須条件になるわけです。

大豆の国産比率が3%でも少なすぎると問題になっているのに、
コーヒーの国産比率は、
現在0.001%程度しかないのですから、
沖縄コーヒーは“幻のコーヒー”といわれているわけです。

そのため、沖縄産コーヒーは、
JAや市場など流通や中間業者に出すことなく、
独自に最終消費者に直売が可能なため、
収益性が高いのです。

といっても、
「高値で売る」
のではなく、
あくまで、生計費を確保するための
適正価格で直売したいのであって、
著名なコーヒーチェーン店と価格競争をする気は、
まったくないのです。

収益性が高いのなら
「なぜ普及しないのかexclamation&question
と思われるでしょうが、
 ・ コーヒー専門の栽培者が、ごく一部しかいないし、
   苗木の入手方法や栽培ノウハウが判らない
 ・ 収穫まで時間がかかるし、
   防風対策が必要で面倒に思われている
 ・ 沖縄コーヒーの需要を知らない

などで普及していないのです。


講演会では、
沖縄農業の坪当たりの収入を、以上のように
 ・ 電照菊で1万円
 ・ マンゴーで7千円
 ・ パパイヤで4千円
 ・ 葉物野菜で2〜3千円
 ・ サトウキビ 300円程度

と、話しましたが、
農作物は露地ものとハウスものがあり、
また旬期や出初めの時期の相場や
地域や生産者のこだわり、栽培面積、品種
などによっても数字が違ってきますので、
次回は、
沖縄総合事務局農林水産部の2005年の
農産物の品目における収量や卸売価格などから算出した
1坪当たり売上を出してみましょう。


070520 ハイビスカス.jpg
      自宅庭のアカバナー
posted by COFFEE CHERRY at 00:03| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Business Plan Contest | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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