2007年10月07日

益獣と害獣のコウモリ

吸血鬼ドラキュラや吸血コウモリを連想するコウモリといえば、
都市圏の住宅地や商業地では、
コウモリが夜中に騒いだり糞尿で家屋や商品を汚すことで
有害動物に認定されて駆除されることもあるそうですが、
沖縄では、夜中に蛾や羽アリなどの害虫を食べてくれる
小型コウモリは益獣、
果物を主食にする大型コウモリは害獣
ということで、
人間と共生していて、
我が家にもコウモリが棲みついているのです、
しかもその大小2種類のが。もうやだ〜(悲しい顔)

コウモリ1.JPG
 サポジラの木の近くの電線にぶら下がるオオコウモリ

日本に生息するコウモリは34種とも36種類ともいわれ、
また、コウモリは鳥獣保護法により
保護の対象となっているので、
都道府県知事の許可無く駆除したり、
飼育できないことになっていますが、
我が家では、縁側で、
ガラスのコップに発砲スチロール片をこすり合わせて、
「キュッ、キュッ…キュッ、キュッ」
と、
2連続ずつ鳴らすと、
なぜか大型のコウモリが飛来してきますから、
庭で自然飼育しているようなものなのです。

コウモリ2.JPG
  コーヒー苗木の上の電線にぶら下がるオオコウモリ


中国では、
中国語で蝙蝠(コウモリ)は、ビェンフーと発音するようで、
「蝠(fú)」が
幸福を意味する福(フー)と同じ発音であることから、
「遍福(=福がいっぱい)」
につながるとされて、
幸福の象徴として、中国ではよく使われているようです。

ラーメンの中華丼の底部分や内側部分に、
赤でカモメのような絵柄が時々見受けられますが、
あれもコウモリなのだそうです。

コウモリ柄は、
食器などにもよく描かれているようで、
5匹のコウモリが描かれた物は「五福」と呼ばれ、
・ 長寿
・ 富裕
・ 貴、徳
・ 康寧(こうねい、健康、平穏無事)
・ 天命を全うする

の意味を持つのだそうです。

コウモリ3.JPG
  ネコに羽が生えているようで気持ち悪い


蛾は、日中空を飛び交う天敵の鳥たちから逃れることで、
永い時間をかけて
活動の舞台を夜に移した昆虫だといわれていますが、
コウモリも、5千万年もの昔から夜を活動の舞台として、
今もコウモリたちの多くは、蛾をエサにしています。


自宅で見る小さいコウモリは、
全長5cm前後のようですから、
シベリア東部からベトナムまで広く分布する
アブラコウモリ
だと思うのですが、
このアブラコウモリは、
夜中に飛んでいる昆虫(主に蛾)を食べてくれるので、
益獣なわけですが、
アブラコウモリ自体の体重が5グラム程度なので、
食べる量も1グラム程度しかないようです。

コウモリ4.JPG
  今日のコウモリ画像は、すべてオオコウモリで、
    アブラコウモリは動きが素早く、
      小さいので私の撮影技術ではムリ



自宅庭には、大量のコーヒー苗木が所狭しと並んでいて、
実際に、いろいろな蛾の幼虫が発見されているわりに
苗木が元気なのは、
テントウムシやカマキリ、カエル、
キノボリトカゲ、鳥などだけでなく、
アブラコウモリのおかげでもあるようですね。


果物を主食にする大型のコウモリは、
別名Fruit Batと呼ばれていて、
日本では沖縄周辺にしか生息していないようですが、
我が家では、サポジラの木と、
ミニバナナ園の上の電線に止まっている姿をよく見ます。

時々、羽を広げていますが、60cm以上はあるようです。

正式な名前はわかりませんが、
オオコウモリ科に属するのは間違いないでしょう。

コウモリ5.JPG

熟した果実や花の蜜などを食べるようですが、
私のバナナの収穫するときの“こだわり”は、
 「バナナの果実の角が取れて、全体が丸みをおび、
  追熟がおおむね1週間程度で完熟する」

という、
沖縄では相当遅い部類の収穫時期にありますが、
果房の収穫時期が近づいたときにネットをかけたり、
木酢液入りペットボトルを果房にぶら下げていることが
功を奏しているのか、
今までコウモリによるバナナ果実の被害は、
幸い1度もありません。

鳥やコウモリによるバナナの被害は、
バナナが最上部の果実から熟してゆきますから、
被害は最上部に集中するので、
被害の有無は外見上すぐに判るのですが、
幸い被害がないのですが、
反対に、サポジラは、コウモリの食堂化しています。

我が家ではサポジラを食べないので、
まったく影響はないのですが。

コーヒーの実は、
鳥にもコウモリにも興味がないようで安心なのですが、
他の果樹やバナナを守るためには、
鳥やコウモリが食べる、
オトリになる果樹が必要になるでしょう。
posted by COFFEE CHERRY at 14:59| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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