2007年10月18日

宝石のようなナナホシキンカメムシ

沖縄では、日中温度がまだ29度もありますが、
夜中の最低気温は24度くらいまでグッと冷え込み、
すっかり秋めいてきました。

10月は沖縄農業(露地栽培)の始まりで、
近郊ではナーベラーから、かぼちゃへの移行のために、
トラクターによる耕作作業をする光景を
あちこちで見かけるようになりました。

我が家に大量にあるコーヒー苗木に、
蛾を中心とした害虫がわんさかと押し寄せるのですが、
同時に彼らも多くの天敵たちに喰われることで、
コーヒーの苗木たちは、何とか平穏が保たれています。

071018-2.JPG

今日は、コーヒー苗木の葉で
「ナナホシキンカメムシ」
を発見しました。

071018-1.JPG

漢字で書くと、
「七星金亀虫」
で、
宝石のように綺麗なのに、
カメムシ目カメムシ亜目のキンカメムシ科に属する
やや大型のカメムシなのです。

071018-3.JPG

カメムシの仲間は全国に分布していて、
例外的に、
カメムシの仲間のタガメ、アメンボなど
一部のカメムシ類は肉食性で
益虫に区分されるものもあるそうですが、
ほとんどのカメムシは植食性で、
針状の口吻で樹液を吸うことで植物を枯らしたり、
不快な臭いを出すために、
害虫に分類される嫌われ者となっています。

071018-4.JPG

カメムシの仲間は臭いを出すものが多く、
外敵から身を守る効果のほか、
仲間を呼び集める集合フェロモンとしても
機能しているようですが、
ナナホシキンカメムシは悪臭を放つことなく、
まったく無臭のようです。

071018-5.JPG

ナナホシキンカメムシは、
以下のトウダイグサ科の樹木でよく見かけるそうですが、
 ・ オオハギ(トウダイグサ科)
 ・ カキバカンコノキ(トウダイグサ科)
 ・ アカギ(トウダイグサ科)
 ・ シマシラキ(トウダイグサ科)
 ・ ウラジロアカメガシワ(トウダイグサ科)
 ・ タイワンツルグミ

コーヒーの木はアカネ科ですし、
一般の木と比較すると、コーヒーは乾燥した木ですから、
ナナホシキンカメムシも、
コーヒーの木から樹液を吸おうというのではなく、
放浪の旅の途中に、
たまたま立ち寄っただけではないかと思います。

日常的にコーヒーと接している私でも
ナナホシキンカメムシは始めて見たくらいですから。

071018-6.JPG

ナナホシキンカメムシの外見は、
一般的なカメムシとさほど変わらず、
 ・ 三角形のとがった頭
 ・ 横に張った前胸
 ・ 後ろにすぼまる胴体
 ・ 細い単純な形の触角と足

で構成されていて、
胴体には厚みがあり、やや背中が丸く盛り上がり、
全体が一枚の甲に覆われていて、
一見翅(はね)が無いように見えるのが特長的です。

071018-7.JPG

大きさは、20mm程度ですから、
ちょうど1円硬貨の直径(20mm)で、
一般のカメムシと比べると大きく、
一見コガネムシやカナブンのようです。

071018-8.JPG

ナナホシキンカメムシを発見したときはドキドキしたのですが、
レッドデータブック(絶滅危惧種)に指定されるような
希少品種ではなく、
沖永良部島以南の南西諸島から台湾、東南アジアでは、
ごく普通に見られるカメムシ類なのだそうで、
少しガッカリですね、こんなに綺麗なのに…

071018-9.JPG

posted by COFFEE CHERRY at 17:53| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの害虫・益虫・タダの虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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