2014年08月22日

対馬丸撃沈から70年

1944年8月22日22時12分頃、
1788人を乗せた疎開船・対馬丸が、
鹿児島県トカラ列島の悪石島(あくせきとう、奄美大島の約110km北)約7km北の沖で
米海軍の潜水艦ボーフィン号による魚雷攻撃を受けて沈没しました。
今からちょうど70年前の出来事です。

対馬丸は、当時陸軍の徴用貨物船として、
暁空(ぎょうくう)丸、和浦(かずうら)丸と共に船団を組み、
3隻に約5千人を載せて、那覇港から長崎に向かっていました。
3隻の護衛には駆逐艦・蓮(はす)と砲艦・宇治があたり
5隻の船団で航行していたのです。

3隻の乗船者は九州に集団疎開する学童、一般疎開者が大半で、
対馬丸には疎開者1661人、船員86人、船舶砲兵隊員41人の
1788人が乗っていました。

対馬丸らの船団は上海を出航し、那覇港で疎開者らを乗せ、
長崎に向かって出航したのですが、
ボーフィン号は、対馬丸が那覇港から出航する2日前、
上海から那覇港に向かう粟国島近海でこの船団を発見し、
以降攻撃の機会を窺(うかが)っていたのです。

対馬丸の犠牲者は1485人、生存者は280人。
生存者の内訳は、軍人49%、船員72%に対し、学童疎開児7%、一般疎開者14%、
15歳以下の子供たち1000人余りを含む、多くの疎開者が犠牲になりました。

今年の4月中旬に、
大韓民国の大型旅客船「セウォル(世越)」が、
全羅南道珍島郡の観梅島(クヮンメド)沖海上で転覆・沈没し
300人を超す死者が出ましたが、
対馬丸の犠牲者は、実にその約5倍にもあたるのです。

1912年、タイタニック号が北大西洋上で氷山に接触・沈没し
1513人の犠牲者を出し、当時海難事故としては世界最大といわれたようですが、
対馬丸の被害者はそれと同等なのです。

1939年(昭和14年)9月4日、
第二次大戦の翌日のことですが、イギリスからの移民、
そして東ヨーロッパからの避難民で満載状態にあったイギリス客船アセニア号が、
北アイルランドの首府ベルファストを出港してニューヨークに向かっていたときに
ドイツの潜水艦Uボートが、この客船を戦艦と間違えて撃沈し、
112人の犠牲者を出す事故がありました。

潜水艦や航空機による商船への無制限攻撃は
1930年(昭和5年)9月に調印されたロンドン海軍軍縮条約によって禁止されたものの、
1936年(昭和11年)に同条約は失効されました。
それでも
潜水艦の無警告商船攻撃禁止は国際的に有効とされていたために、
チャーチルがヒットラーに猛抗議をしたのです。
ヒットラーは非を認め、国籍を問わず、あらゆる客船に対する攻撃を一切禁じました。
ナチス・ドイツでさえ、民間船への攻撃をしなかったのです。

日本時間1941年12月8日、
日本軍はハワイオアフ島の真珠湾に停泊していた
アメリカ海軍の太平洋艦隊と基地に対して爆撃しました。
米国はそれを宣戦布告なしの奇襲「闇討ち」の報復として
以降潜水艦による無差別作戦を実施したのです。

アメリカは「リメンバー○○」で国民を団結させて立ち向かうのが常套手段の国です。
1836年、アメリカは当時まだメキシコ領だったテキサスのサンアントニオに義勇軍を送り込み、
独立運動の象徴アラモの砦を築かせました。
これはメキシコ軍が襲ってくるのを見越した上のことでした。
1845年、籠城した155人の守備隊はメキシコ軍の攻撃を受けて全滅しました。
アメリカはこの事件を「リメンバー・アラモ」という合言葉で、
国民の戦意を鼓舞、奮起させ、戦争を正当化して侵略戦争を起こしました。
このメキシコとの戦争での勝利で、アメリカは
現在のアリゾナ州、カリフォルニア州、コロラド州、ニュー・メキシコ州、
ネバダ州、ユタ州、ワイオミング州といった、
当時のメキシコ領の52%に当たる広大な領土を奪取しました。

1898年には、アメリカは今度はスペインと争いました。
そのときの合言葉は「リメンバー・メイン号」です。
アメリカの戦艦・メイン号を、スペイン領ハバナで爆破して、スペインの犯行としました。
アメリカの世論は「リメンバー・メイン」を合言葉にして、戦争反対から賛成へと変わり、
キューバ(当時スペイン領)の独立運動とメイン号爆沈事件を契機として、
キューバ解放を大義名分にスペインと戦争を始めました。
結果、アメリカが勝利し、スペイン領だったフィリピン、プエルトリコ、グアムも植民地化して、
名目上キューバを独立させています。
領有化したフィリピンでは、その後アメリカに対し独立運動を起こしますが、弾圧され、
推定約2万人が殺害され、また破壊に伴う飢餓と病気で約20万人の現地人が死亡しています。
フィリピンを手に入れたアメリカは、フィリピン人に対し英語を公用語としたのです。

また、1914年、今からちょうど100年前ですが、
強国による植民地をめぐり、
植民地大国のイギリスと、出遅れたドイツの対立、
バルカン半島をめぐるロシアとオーストリアの対立、
ドイツ、フランス国境をめぐる対立の激化などから一触即発の状況になり、
サラエボ事件を契機に1914 年、第一次世界大戦に発展しますが、
ドイツはイギリスの海上封鎖に対抗して潜水艦戦を開始、
1915 年 5 月、ドイツのUボートがイギリスの客船ルシタニア号'を撃沈しました。
(ルシタニア号は英国への火器弾薬を登載し、ドイツの警告を無視、
ドイツを逆撫でするような航路を進み、ドイツ潜水艦の攻撃を誘因、
イギリスの駆逐艦隊はなぜか護衛せず港に停留)
この事件で子どもを含む多数のアメリカ人が犠牲になったため
「リメンバー・ルシタニア」というスローガンでアメリカが参戦、
豊富な資源を生かして連合国(英、仏、露、日など)などに物資を供給し続け、
アメリカは莫大な利益を収め、世界の大国に台頭したのです。

日本時間1941年12月8日、
日本軍のハワイオアフ島の真珠湾攻撃は
「リメンバー・パールハーバー」
ですが、
これも、戦争しないことを公約にして当選したルーズベルト大統領が、
大日本帝国海軍の真珠湾攻撃計画を事前に知り、精巧に誘導、
駐米大使の不祥事も重なって、真珠湾攻撃を卑劣な「奇襲、騙し討ち」と宣伝し、
世論を戦争反対から賛成へと変え、
アメリカは対日だけではなく、念願のヨーロッパにまで戦線を拡大したのです。

最近では2001年9月11日、
ニューヨークで発生した国際貿易センター爆破事件をアルカイダの犯行と断定し
「リメンバー911」、「テロとの戦い」を合言葉に、
国民の支持を得た米国政府はアフガニスタンに進攻しました。
真相は判りませんが、アメリカの自作自演説さえ出ています。

そして現在は、
イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」を空爆…、
アメリカの歴史は戦争の歴史です。
1776年に合衆国建国以来、238年間で
実に40回以上の戦争・武力行使を行っているのです。
(平均すると5〜6年に1回)

アメリカ国内でもインディアンを虐殺し、
ハワイを併合、メキシコ、グアム、フィリピンの領土拡張など
それぞれに正当化する、正義感あふれるスローガンを創りだしては
国民的高揚を図り、戦争をしかける戦略は
現在においても少しも変わっていません。
太平洋戦争での沖縄戦では住民も含めた無差別攻撃、
東京大空襲、広島・長崎への原爆投下など、
勝つためには手段を選ばないのです。

夜間に対馬丸が撃沈され、多くの生存者が暗い波間に浮いていたようですが、
力尽きて次々に沈んでいったようです。
潜水艦は潜望鏡でこれらを確認していたはずですが、救助は一切なし。
被災者の救助は日本の民間の漁船が行い、
奄美大島に流れ着いた人たちもいたそうですが、
生存者は家族や遺族への連絡も許されず、
鹿児島県の港に運ばれ隔離、軟禁状態にされ
対馬丸沈没について、軍事機密として
「決して誰にも口外するな」
とかん口令が厳しくしかれました。

悲惨な戦災は対馬丸だけではなく、
本土への疎開や南洋からの引き揚げなど、
沖縄県関連の船舶だけでも、沖縄戦で26隻が沈没させられ、
3427人の沖縄県民が犠牲になっています。

米軍は真珠湾攻撃以降、
日本船舶に対する無制限潜水艦戦による日本の商船被害は
1945年の終戦まで2568隻に上りました。

2004年、那覇市若狭に対馬丸記念館が開館しました。
平和教育として来館した那覇市の小学6年生の平和メッセージの一節には、
「悲しみだけを生む戦争を作るのは誰でしょう
 それは人間です
 その戦争を止めることの出来るのは誰でしょう
 それも人間です」

という、本質をとらえた言葉がありました。

ハワイの真珠湾アリゾナ記念館に隣接して
「ボーフィン公園」 (潜水艦博物館)

があり、
多くの児童が犠牲になった疎開船・対馬丸を撃沈させたボーフィン号が、
「Navy Unit Commendation(賞賛に値する武勲)」
を授章して英雄扱いされているのです。
私も何度かハワイに行きましたが、
さすがにここには立ち寄る気もおきませんでした。

東京大空襲など無差別焼夷弾爆撃を立案し、
広島・長崎の原爆投下にも部隊責任者として関与した
カーチス・E・ルメイ大将は、
東京五輪のあった1964年に、日本政府から
勲一等旭日大綬章を授与されています。

叙勲理由は
「航空自衛隊創設の貢献」
です。
受勲を決定した当時の総理は佐藤栄作。

証書には昭和天皇の御名御璽(ぎょめいぎょじ、天皇の印)がありますが、
昭和天皇はルメイに対する勲章の親授を拒否されたといわれています、
当たり前ですよね。
昭和天皇が難色を示す中で、ルメイの叙勲を強く推薦したのが、
当時防衛庁長官だった小泉純也(小泉純一郎元首相の父)。

佐藤栄作は現総理・安倍晋三氏の親戚です。
佐藤栄作内閣の時に、日本への核兵器持ち込みの密約をアメリカと結んでいて、
日本の非核三原則は表向きの標語にすぎなかったことが判明しています。

東条英機内閣の開戦に、
当時商工大臣だった岸信介は賛同し(A級戦犯なのになぜか釈放)ましたが、
岸信介は安倍晋三氏の祖父、
麻生太郎氏は吉田茂の孫で安倍晋三氏とは親戚…、

日本を破壊しようとしているとしか思えない暴君ぶりを発揮して
本当はCIAの間者なのかな、と思わせる現総理は、
戦後の総理の中でも際立っているように感じさせますが、
戦後この一族は一貫して米国のポチ、要するに売国一族であって
単なる右翼思想の戦争ごっこ好きではないところが、
また問題なのです。

米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けて
沖縄防衛局が実施する海底ボーリング調査を支援するため、
政府が海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」(5700トン、海自呉基地)の派遣を
検討している、と琉球新報に書いてありました。

「ぶんご」は前甲板に速射砲を持ち、重機関銃も格納していて、
掃海母艦というものの、攻撃能力からみれば事実上の軍艦です。

丸腰の反対派を抑えこむために軍艦を差し向けることも辞さない、
という政権も異常ですが、
反対派もいろいろな政党から送り込まれたり、
中国からの間者も入り込んで沖縄独立を画策する人たちもいたりして、
こっちも一枚岩ではないのです。
いずれ流血騒ぎに発展するのではないかと心配しています。
沖縄は県という名の軍事植民地なのだと改めて実感しています。
posted by COFFEE CHERRY at 21:23| 沖縄 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

ヤンバルのコンロンカはコーヒーの親戚

沖縄の梅雨は
「那覇ハーリーに始まり、糸満ハーレーで終わる」
といわれていて、
那覇ハーリーは観光化されて例年5月のGW中に行われ、
今年は5月3〜5日に行われました。
今年の沖縄地方の梅雨入りは平年より早く
4月30日でしたから、まあだいたい合っていますよね。

糸満ハーレーは例年、旧暦の5月4日に行われますが、
今年は6月5日(日曜)のようですから、
平年に比べて雨量が多い今年の沖縄の梅雨も
来月上旬には明けるのでしょうか。

国頭(くにがみ)村の東西の横断道路(県道2号線)や
太平洋側の県道70号線には、
「沖縄の梅雨の花」
として知られる
イジュやコンロンカが咲き乱れています。

イジュ110521-1.JPG
 沖縄本島では金武町より北の酸性土壌
 国頭マージでしか生えない、
 照葉樹のツバキ科 ヒメツバキ属で、
 沖縄では西表島にもイジュの原生林があるそうです。


イジュ110521-2.JPG
 ジメジメ・ジトジトの何かとマイナスイメージの多い梅雨でも
 イジュの白い花はひときわ明るく目立っています。
 梅雨の見かたを変えれば、雨で綺麗に洗われた新緑や
 新芽を出して成長する森林の息吹といった
 自然の恵みを感じることが出来る時期ですし、
 何より肌に優しい湿度も豊富な時期ともいえるわけです。


イジュ110521-3.JPG
 「綺麗な花には毒がある」、「綺麗なバラにはトゲがある」
 あるいは「毒ある花は美しい」など、いろいろ言い方はあるように、
 イジュにも“毒”があります。
 サポニンという毒で、この樹皮を袋に入れて
 叩いて樹液を出して川の上流に漬けると
 川下の魚が浮かび上がってくるそうで、
 昔はこういった使い方をしていたようです。


イジュ110521-4.JPG
 イジュは花には毒性はないようで、
 蝶やミツバチを始めとした虫たちが集まってきます。
 本島北部の養蜂農家では貴重な蜜源として
 「イジュのハチミツ」も販売されています。
 画像は林床地にバタバタと落ちている
 イジュの花です。


コンロンカは、
南西諸島から台湾にかけて自生していて、
「常緑半蔓性低木」
という、
直立性またはつる性の低木で、
「白い葉」
が最初に目に入り、とにかく目立ちます。

コンロンカ110521-1.JPG
 コーヒーやジャスミンなど、白い花はよくありますが、
 黄色い花の周りの「白い葉?」も綺麗です。


「白い葉」に見えるのは
葉ではなく、“苞(ほう)”という
花やつぼみの基部にあり
それらを保護するための葉っぱ状のもので
本当の花は、黄色い綺麗な星形の筒状花です。

コンロンカ110521-2.JPG
 白い葉っぱのような“苞(ほう)”は、
 花部の周りに5枚つくようです。


コンロンカ110521-3.JPG
 コンロンカの白い苞を見ていると、
 クリスマスのポインセチアの赤い葉を思い出してしまいます。


コンロンカは
「アカネ科コンロンカ属」
ですから
コーヒーやクチナシ、ノニ(ヤエヤマアオキ)の親戚なのです。

コーヒーノキは
「アカネ科コーヒーノキ属」
クチナシは
「アカネ科クチナシ属」
で、
ともに「アカネ科」の仲間になります。
コーヒー山にはクチナシも自生しています。

アカネ科植物は
熱帯系の草本や低木で、
アルカロイドを含む種が多いのが特長で
コーヒーノキのカフェインはアルカロイドという
一種の“毒”なのです。
そのためにイノシシ被害もありません。
鳥害が少ないのもそのせいかもしれません。

アカネ科キナ属のキナの樹皮には
マラリヤ特効薬キニーネというアルカロイドを含んでいます。

植物図鑑や百科事典、ネットのWikipediaなどで花名を調べると
分類(科、属)や学名、和名などが書いてありますが、
地球上の全ての生物の種は、永い時間の経過とともに
増えたり減ったり、絶滅したりを繰りかえして現在に至っています。

すべての生物は、
1種類の生物から順々に
樹木の幹からたくさんの枝が次々に分かれていくように
枝分かれ的に進化してきたと考えられていますが、
生物の進化的関係を樹木的に表現した図を
「系統樹」
といい、
根本的な最初の大分類を“界”といっています。

アリストテレスから中世までの分類では、
 ・動物界
 ・植物界

の2種類に分けていましたが(二界説)、
その後、三界説、四界説と増えて
18世紀になって、スウェーデンの博物学者カール・リンネが
五界説
 ・動物界
 ・植物界
 ・菌界
 ・原生生物界
 ・モネラ界

 (細胞核を持たない原核生物の全てを含む生物界)
を提唱し、
「界・門・綱・目・科・属・種」
というような
今日の生物分類法の主流が創り出されました。

「コーヒーノキ」
でいえば、
 ・植物界
 ・被子植物門
 ・双子葉植物網
 ・アカネ目
 ・アカネ科
 ・コーヒーノキ属


私たち「人間」は、
 ・動物界
 ・脊椎動物門
 ・哺乳綱
 ・霊長目
 ・ヒト科
 ・ヒト属
 ・ヒト 
となっています。

中山110520.JPG
 コーヒー山の真ん中の山に
 昨年8月31日の台風7号で
 直角に折れた木がそのままになっていて
 (まだ生きているために切断できない)
 台風のすさまじさを物語っています。


そういうわけで、
「コンロンカやクチナシはコーヒーの親戚」
になるといっても、
「それでも、ちょっと違うでしょう」
という方には、
例えば、
「ナス科」
 ・唐辛子
 ・ピーマン
 ・パプリカ

はスパイス系で何となく似ていませんか?

あるいは、
「ユリ科」
 ・ネギ
 ・ニラ
 ・ラッキョウ
 ・ニンニク
 ・タマネギ

だって似ているでしょう。

「シソ科」
 ・バジル
 ・ミント
 ・タイム
 ・セージ
 ・バジリコ
 ・ローズマリー
 ・シソ

も何となくハーブの同類っぽいですよね。

でも
「バラ科」
 ・バラ
 ・リンゴ
 ・梨
 ・ビワ
 ・アンズ
 ・ピラカンサ
 ・桜
 ・梅
 ・桃

こうなってくると、科目といっても
さすがに幅広いことが判ってきますね。

重機の道110520.JPG
 コーヒー山の中腹を南北に走る平坦の道には
 ハワイコナのモッカ種の苗木ポットが
 1,000個ほど置いてあるかな、
 苗木たちは移植まで
 コーヒー山の環境に慣れ親しんでもらっています。


台風2号が沖縄に接近中です。
今のところ28日(土曜日)21時頃に
沖縄本島南端に到達する速度で進んでいますが…、
困ったものです。
posted by COFFEE CHERRY at 23:54| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月13日

巨大群発地震は沖縄でも他人ごとではない

この度の東北地方太平洋沖地震で被災され、
尊い命を失われた皆様には心よりお悔やみ申し上げますとともに、
いまだ苦しみと不安の中にある方々には
一日も早い回復と復興を心よりお祈りいたします。

震源地から遠い沖縄はさすがに被害は免れていますが、
昨日名護市のHotmotで私がお弁当を買った時に
「緊急避難用ですか?」
と聞かれました。
本島の海沿いでは即席ラーメンなど食糧を買い込む人たちも若干いるようです。

地震の巣窟・環太平洋火山帯は南西諸島も、もちろん含まれていて
沖縄本島では、昨年(2010年)2月27日の明け方に
「沖縄本島近海地震」
が発生していますから、
巨大群発地震は沖縄をも震撼させるほどの影響があり、
他人ごとではないのです。

昨年の沖縄本島近海地震は
糸満市で震度5弱(Mw7.0)でしたから
今回の巨大群発地震とは比較にはなりませんが、
沖縄本島の震度5以上の地震は、
奄美大島近海を震源地とする1911年の地震以来、
99年ぶりの出来ごとなので、
「沖縄は地震危険度が低い」
と思われがちですが、
今から240年前、1771年(明和8年)の八重山地震では
石垣島で大津波が襲い、
「標高85.4mの高さまで達し、宮古・八重山両列島で
 死者・行方不明者12,000人という大惨事に遭い、
 塩害の影響でその後の農産物の生産が低迷し
 明治時代初頭の人口が震災前の3割程度に減少した」
とされているように、
沖縄も巨大な地震や津波の起こる島であることを
改めて今回の巨大群発地震で再認識させられました。

南西諸島周辺では、
太平洋側の黒潮が通るあたりの深海の琉球海溝を境に
北西側にユーラシアプレート、
南西側にフィリピン海プレートが位置していて、
琉球弧列島があるユーラシアプレートの下に
フィリピン海プレートが年間8cmの速度で沈み込んでいるようです。

南西諸島の東シナ海北西側の海域に、
九州の西方から台湾北方に至るまで
“沖縄トラフ”という、
最も深い部分で約2,200mもある
円弧状の細長い海底の深い窪みがありますが、
東シナ海は、
「フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込んだ影響で出来た窪地」
という学説が主流のようですから
自然界というのはとてつもなく壮大で威厳があり
今回改めて人間の無力さを痛感しました。
posted by COFFEE CHERRY at 13:48| 沖縄 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月08日

健康フェスタ2007に出させて戴きました

今日12月8日(土曜)から明日9日(日曜)まで
沖縄コンベンションセンター会議室で開催される
琉球大学長寿科学研究プロジェクト主催の
「福寿をめざす お〜きなわ健康フェスタ2007」
に、
.
沖縄食材バンク・福地康之様のご好意で、
「食材バンク」様のブースに、
沖縄コーヒーの取り組みをご紹介させて戴きました。

健康フェスタ-2.JPG
  ブースの様子

会議室の隣の展示棟では、
「団塊フェスティバル“充実したセカンドライフを目指して”」
が同時開催されていて、
「ほとんどのビジターは、
 こちらだけの開催と勘違いしているようだ」
と、私の代理でブースに行った主人が話していましたが、
発掘あるある大事典のインチキ検証や内容捏造発覚で
健康ブームが終焉しましたから、
多くの来場者の目的は、
「目先の得」がメインになるのも、
やむを得ないのかもしれません。

同じブースでは、
アキ農園の曽木明子代表が、
イエローパッションフルーツを出されていました。

健康フェスタ-3.JPG

曽木様は、アマゾン生まれの日系人で、
ブラジルのパッションフルーツは、
ほとんどがイエローパッションフルーツで、
沖縄の赤茶色で小型のパッションフルーツの方が、
むしろ珍しいのだそうです。

健康フェスタ-4.JPG
  6個入りケース

アキ農園では、もちろん除草剤や農薬は使用していない、
“ホンモノ志向”で、
イエローパッションフルーツは、
沖縄三越や空港2階の店舗で売られているようです。

曽木様が来春、アマゾンに行かれるようですが、
そのとき、カカオとガラナの種を持ち帰り、
「沖縄で栽培出来るので、コーヒーと一緒に栽培するべき」
と、言われたそうですから、
今から楽しみでワクワクしますね。


会議室には、久米島の
(株)ポイントピュールもブースを出されていました。

健康フェスタ ポイントピュール.JPG

5年前になりますが、
「ハイビスカスシャンプー」
をポイントピュールの大道社長に
OEM(委託)生産して戴くプランを相談し、
技術的には可能でしたが、なにしろ特許が多く、
クリアする手段もあったようですが、
当時は断念したことを思い出しました。もうやだ〜(悲しい顔)

当時は、大道社長から、
「1,000本のシャンプーを作るには、
 ハイビスカスの葉が60kg必要だが、集めきれるかexclamation&question

と言われていました。

ハイビスカスは、コーヒー栽培の防風林で、
「その剪定した葉を利用してシャンプーを作る」
という構想で、
東京・新宿の伊勢丹に交渉をしていました。

来春以降、
ハイビスカスシャンプー・プランも
復活することがあれば良いのですが。


団塊フェスタ ウェディングドレス.JPG
コーヒーには、まったく無関係ですが、
団塊フェスタでは、沖縄風のウェディングドレスが
出ていました


posted by COFFEE CHERRY at 18:04| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月23日

沖縄の避暑

全国的な猛暑続きで、
熱中症による死亡者が57人に上り、
また先週は40度を超す記録的猛暑が全国あちこちで発生し、
岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市では
8月16日(木曜)に40.9度を記録して、
74年前の1933年7月25日、
山形県山形市で記録した観測史上最高気温40.8度を
更新してしまいました。
(ちなみに、世界最高気温は
 1921年イラク・バスラで観測された58.8度)

沖縄は、7月13日に台風4号台風が襲来後日照り続きになり、
8月11日(土曜)には瞬間最大風速27mという
台風並み台風の熱帯低気圧が沖縄本島を直撃し、
那覇市では11日(土曜)の降り始めから
12日(日曜)午後8時までに497mmの集中豪雨霧があり、
(24時間では421mmの観測史上最高を記録)
本島のあちこちで
土砂崩れや床上・床下の家屋浸水が起こりました。

那覇市の国際通りだけでなく、
我が家の近くでも道路が冠水し、
夜7時半から約5時間も落雷による停電が起こりました。


那覇市の過去5年の年間降水量は、
 ・ 2006年 2068.0mm
 ・ 2005年 1947.5mm
 ・ 2004年 1926.5mm
 ・ 2003年 1457.5mm
 ・ 2002年 2027.0mm

と、
年間降水量は約2,000mmですから、
   2,000mm÷12ヶ月=167mm(月平均)
24時間での421mmの降水量は、
「1日だけで2.5ヵ月分の雨が降ったことになる」
わけです。

また、那覇市の過去5年の最高気温は、
 ・ 2006年 35.0度
 ・ 2005年 34.6度
 ・ 2004年 33.9度
 ・ 2003年 35.5度
 ・ 2002年 33.3度

と、
36度以上になっていないのです。

沖縄は小笠原諸島とともに亜熱帯気候ですが、
本土の異常な猛暑を見ていると、
避暑には北海道と、
以外にも沖縄が向くのかもしれませんね。
posted by COFFEE CHERRY at 13:33| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月26日

今日は本島北部名護市に行きましたので、記事はお休みです

070426許田道の駅.JPG

許田(きょだ)道の駅から
3kmほど北にある数久田(すくた)の「轟の滝」を、
地元の比嘉良雄様に案内して戴きました。

070426轟の滝1.JPG

070426轟の滝2.JPG

070426轟の滝3.JPG

絶景の「轟の滝」は、
沖縄海洋博が1975年(昭和50年)に行われる前までは、
修学旅行や遠足のメッカだったそうですが、
人工的で商売目的の観光地と比較すると、
轟の滝は、単に風光明媚という一言より
自然の偉大さに心が洗われる思いです。
070426轟の滝4−1.JPG
 張り出す根は、屋久島を連想させます

070426轟の滝4−2.JPG

070426轟の滝4−3.JPG

070426えびす食品.JPG
 比嘉良雄様宅は「えびす食品」を経営されていて、
  許田(きょだ)道の駅にはお店が出されていました


 070426ブラジル食堂.JPG
 名店・ブラジル食堂は、今日は臨時休業でしたもうやだ〜(悲しい顔)

070426許田道の駅で売られているcoffee.JPG
 許田(きょだ)道の駅で売られている
  コーヒー(やんばるブレンド)は、
   残念ながらピュアな沖縄コーヒーではなく
    輸入コーヒーの焙煎豆でしたもうやだ〜(悲しい顔)
posted by COFFEE CHERRY at 23:20| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月30日

地元市場の盛衰を反面教師に考える

本島南部では、最近市場が増えてきました。

糸満市の「うまんちゅ市場」は
JA系列ですから立派な建屋ですが、
それ以外の市場は簡素な造りで、
むしろ倉庫に近い構造かもしれません。

消費者は、
・ 何を置いてあるのかexclamation&question
・ いくらなのか?
・ 鮮度
・ こだわり
・ 安心感
・ 季節感

などに興味があって、建物の外観なんかどうでも良いのです。

産直では、食べもの自身がメッセージであり、
情報であり、文化なのです。


市場が増えるにつれ、
それぞれの比較対象が出来るようになったことで、
その将来の明暗が見え隠れしてきました。

産直・朝市・直売所は、
「“売らんかな”の換金第一主義」
や、
「出品物が少なく回転が悪そうで、鮮度落ち」
等のところは、
次第に活気を失い、衰退するものです。

私がよく行く自宅から近い市場は、
もともとは、
「農家が市場に出せない格外品をどうにかならないか」
というのが原点で、
「農産物の格外品を消費者に格安で販売、現金化しよう」
というコンセプトでした。

最初の頃は、集客が少なく、
当初のコンセプトも守られていましたが、
客足が伸びるにつれて、価格設定が高くなってきました。

最近は、観光客が来るようになり、
土日・祝日は、駐車場が満杯状態で、
夕方に行くと、出品台が空になっていることが多くなりました。

また、農家が相場を研究するようになり、
他で高く売れるようだと、
欠品状態にして他で売る農家も出てきました。

置いてあるものは格外中心なのに、
近辺のスーパーの価格より高いときも多くなりました。

農産物の出品者は地域の近辺の農家が中心ですが、
集客が高めで安定してきたために、
出品者が調子付いてきたのです。

この市場では、
「良いものを作り、消費者に提供したい」
という生産者の誇りは、感じられなくなりつつあります。

逆に、
「ただ作れば良い、売れさえすれば良い」
「格外で家を建てる」
という意気込みが伝わってきます。

儲けが先にあるのではなく、
食べたいもの、食べさせたいものが先で、
食べて喜ばれるものを提供することが大事だということを、
この市場に行くたびに思い知らされるのです。
posted by COFFEE CHERRY at 16:24| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

「らでぃっしゅぼーや」のリンゴ回収に、シェイクスピアを想う

「らでぃっしゅぼーや」は、1988年から、
有機・低農薬野菜と無添加食品や
環境に配慮した日用品などの
会員制宅配サービスを行っています。

独自の環境保全型生産基準「RADIX」を制定していて、
全国約2,600軒の契約生産者に
厳格な遵守を呼びかけているはずですし、
契約生産者が使用した肥料や畜産飼料、生産過程など
トレーサビリティに徹底し、すべて情報公開して、
安全性と信頼性の向上に努めているはずなのですが、
そんな立派な理念をお持ちの「らでぃっしゅぼーや」が、
農薬の使用基準に違反したリンゴを販売し、
回収していたことが分かりました。

回収したのは「未希(みき)ライフ」というリンゴで、
有機リン系殺虫剤「サイアノックス(住友化学)」を
使用して栽培していました。

農薬取締法では、
健康への影響がない残留量になるよう
使用から30日以内の収穫を禁じているのですが、
「らでぃっしゅぼーや」の青森県内の契約生産農家は
殺虫剤使用から23日後に収穫していました。

「らでぃっしゅぼーや」は、
生協の2倍以上の高値で有機農産物などを
通販で販売していますし、
立派な理念からすると、相当ナーバスに
安全性やトレーサビリティに徹底しているはずだと
信じてしまうだけに、
今回のズサンな取り扱いには驚かされました。

「らでぃっしゅぼーや」は、このリンゴを、
関東地方などの会員189世帯に
計203sを発送した直後に気づき、
162kg分を回収したそうですが、
一部の会員は、すでに食べた後だったそうです。

「らでぃっしゅぼーや」側は、
 「回収したリンゴから農薬は検出されず
  健康に害はないと考えるが、再発防止に努めたい」

としているようですが、
何だかおかしな話だと思います。

有機リン系殺虫剤は、
かつて使用されていた有機塩素系殺虫剤に比べて、
残留性が低く生態系への影響が少ないことなどから、
より安全性が高いとして、現在広く使われている殺虫剤です。

神経伝達の正常な働きを妨げることで
昆虫を死に至らしめる効果があるのですが、
このメカニズムは動物や人間にも共通なので、
体に取り込む量が多いとき、
あるいは少量でも頻度が高いときには、
免疫低下や自律神経症状などの
様々な中毒症状が現れる可能性がある、
と言われていて、
「BSEの原因」とする論文も出ています。

この殺虫剤を使用するときは、
・ 約1,000倍希釈
・ マスク・手袋・不浸透性防除衣を着用
・ 作業後に手足・顔などを石けんでよく洗い
・ うがいを励行

とありますし、
有機リン系殺虫剤は、
畳やシロアリ駆除剤などにも使われていて、
「化学物質がシックハウスの原因」
といわれている物質にも登場しますから、
毒性は充分にあるのです。

「らでぃっしゅぼーや」は、
今や会員数が約8万人もいる会員制宅配の大手ですから、
発足当時の理念を今一度想い出してほしいものです。


シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』は、
1599年、関が原の戦いの前年に書かれた戯曲です。

紀元前46年にシーザーがローマ帝国を統一した後、
独裁に走ったシーザーを暗殺する前夜に始まり、
シーザーの後継争いの戦争、
その戦いに敗れたブルータスの最後までを描いた悲劇ですが、
暗殺されたときに言い残した、
「ブルータス、お前もか」
というセリフを思い出してしまいました。

理念やビジョンは、実行してこそ意味や意義があるのです。

posted by COFFEE CHERRY at 17:28| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

台風8号の対策

北西太平洋は海水温度が高く、
台風台風が発生しやすい状況が続いているようで、
台風台風7号・8号・9号が相次いで発生し、
7号と8号が日本に接近しています。


台風台風7号は、紀伊半島に上陸の気配で、
台風台風8号は、沖縄に接近中です。



コーヒー園での作業は、
ハイビスカスの垣根が元気が良すぎて枝葉の量が多く、
これでは台風台風の強風で、
大きな抵抗を受けることになりますので、
スキバサミで整髪するように、
ハイビスカスも中央より上部分の剪定をしています。

剪定し過ぎると、防風柵の意味がなくて、
風に弱いコーヒーの木を傷める結果になりますから、
適度に枝葉を残さなければなりません。

台風台風で吹き飛ばされるハイビスカスの葉は、
約1ヶ月で元の通り生えそろうのですが、
その間に、また台風台風が来ると困るのです。

posted by COFFEE CHERRY at 13:12| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月31日

「有機農法だから安心」という迷信を考える

「有機農法」は、大地で動植物自体や
その排泄物等の有機物質を肥料としてほどこし、
そこで育った有機野菜を食し、
その残物、排泄物、堆肥等を肥料として使用するという
自然循環型の昔の農法で、
除草剤や化学肥料、農薬を使わないので
環境保全型農業といわれ、
JASマークは
“安全・安心”の「信頼マーク」とされています。

有機肥料は、土壌中の微生物を有効利用しますから、
いろいろな菌や虫、寄生虫がたくさんいます。

コーヒー園でも、
コーヒーの幹や枝葉にいろいろな昆虫や虫を見かけますが、
移植のときに地面を掘り返したり、
しゃがんで地面を見ているだけでも、
多くの虫を見かけることができます。

多くの虫がいるということは、善玉だけでなく、
悪玉の菌や寄生虫もウヨウヨいる、ということですから、
スーパーで有機栽培の根菜類を買われたときは、
よく洗浄したり殺菌をしないと“安全”とは言えないのです。

多くのレストランやコンビニ弁当などを作る食品加工業種で
生鮮野菜の洗浄に洗剤や次亜塩素酸を使って殺菌したり、
添加物を加えたりするのは、
食中毒被害を出すのを恐れているためです。

完熟したトマトを袖口で拭いて食べたり、
イチゴ狩りで、もいだイチゴを、そのまま口に入れたり、
というのは、私はほとんどしません。

ヨーロッパやアメリカでは、
「安全」という観点より「環境保全」を意識して
有機農法を推奨しているようです。

近年、下肥を使って栽培した有機野菜で回虫の卵が
よく発見されるようになっています。

回虫の卵は普通に洗ってもなかなか落ちません。

添加物や農薬を避けて健康に十分に注意しているはずが、
「お腹に回虫などの寄生虫を飼ってしまった」
という人も増えているのです。

これらは
・ 地産地消
・ 有機栽培
・ 無農薬栽培
がもてはやされた“弊害”です。

生産者側も正しい知識を持っておらず、
昔ながらの農法をすれば
「“安全・安心”な有機野菜」
と思い込み、
人糞を肥料に使い、
近くのスーパー等で有機栽培、地産地消という名目で販売し、
病害虫を撒き散らしている生産者が実際にいるのです。

中国の有機栽培では下肥を使っているところがあり
回虫などが心配されています。

沖縄にも、
人糞を使用した有機堆肥を生産しているメーカーがあります。


また、有機肥料の大部分は畜産糞尿の堆肥ですが、
畜産業では密飼いや、病気予防・速成のために
配合飼料の多くはホルモン剤・抗生物質・動物薬剤を
多投されています。

また穀物飼料の大部分も輸入に依存していますが、
輸入飼料は輸送、貯蔵中に殺菌剤、殺虫剤が
多量に散布されています。

これらの毒物は肉や乳もそうですが、糞尿にも混入しています。

欧米の有機農産物では、
この薬漬けの糞尿堆肥は使用禁止になっていますが、
現在の日本の有機JASでは
この薬漬けの糞尿は使用してよいことになっています。

・ 牛糞
・ 豚糞
・ 鶏糞
の効用も大事ですが、
「そもそもどういう飼料を食べさせたのか」
という見方も必要になるのです。

鶏は、
「食べた6割を未消化で排泄すると」
いわれていますから、私は鶏糞は使いませんし、
牛糞堆肥は、牧場を選び、
完全発酵のものしか使わないようにしています。

消費者は、農産物を選択する“こだわり”を、
さらに研ぎ澄ませる必要がありそうです。


最近、スーパーでは、
「生産者の顔の見える農産物の販売」
に力を入れていて、生産者の写真が飾られています。

時には、生産者の“こだわり”コメントも書かれているのですが、
販売会社や広告会社が書いたとしか思えないような
“こだわり”コメントになっていることがほとんどで、
実際の生産者の生の声や、“こだわり”が何なのか、
そのレベルを知りたいものです。

生産者の顔が見えても、肝心の“こだわり”が見えないのでは、
「生産者の顔」は無用の長物で、
消費者にとっては、ちっとも“安心”出来ないことを、
販売者には知ってほしいところです。

posted by COFFEE CHERRY at 17:21| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月19日

今日は臨時休業にさせていただきます。

バナナのオーナー様の収穫と発送に追われて
今、帰宅したところです。
 ハイビスカスの防風林.jpg
 そのために、今日は臨時休業にさせて頂きます。
posted by COFFEE CHERRY at 22:03| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月15日

今日も臨時休業にさせていただきます

  ハイビスカスの防風林.jpg
最近、バテ気味のため、今日も臨時休業にさせて戴きます。

いつも、ご覧戴いている方には、たいへん申し訳ありません。
posted by COFFEE CHERRY at 23:42| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月13日

今日は、臨時休業にさせて戴きます。

台風3号から、思わぬ作業が増えてしまい、
今日は臨時休業にさせて戴きます。

この画像のハイビスカスは、コーヒー園の防風林で、
台風3号の前に撮影したものです。

 ハイビスカスの防風林.jpg 

一般に風速40m/秒を超えると、
ハイビスカスの葉の多くは吹き飛ぶのですが、
台風3号では最大風速37m/秒程度だったせいでしょうか、
ハイビスカスの葉は、ほとんどが残っていました。

仮に、葉が吹き飛んだとしても、
1ヶ月程度で元通りのように緑緑した状態に戻ります。

posted by COFFEE CHERRY at 20:43| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月09日

台風3号の影響

台風3号台風は、夜中に、
風速30m/秒を超える暴風雨が吹き荒れましたが、
幸い本島に直撃することなく
“接近”だけで通過して行きました。

暴風雨の今朝、コーヒー園が心配で見に行きましたが、
ハイビスカスの垣根が
すでに2m程度に成長していることもあって、
コーヒーの木は無傷でした。

ハイビスカスの防風柵の強度を増すには、
冬場の剪定と垣根の幅を広くする必要性を感じました。


午後から、バナナ園の被害状況を調べに行きました。
台風3号によるバナナの倒壊.jpg
 台風3号で倒壊したバナナです。

バナナの葉をバッサリと切ってしまう方法では、
倒壊を免れる可能性は高くまるのですが、
フィリピン東海上には、熱帯低気圧が発生していますので、
これが台風4号台風になる可能性もあり、
台風3号台風が本島に直撃しなさそうなので、
バナナの葉を切ることをためらってしまいました。

倒壊したバナナには、可哀そうなことをしてしまいました。

バナナは草本ですから、幹が電柱くらい太くても、
風の当たり具合によっては、倒壊してしまうのです。

posted by COFFEE CHERRY at 19:43| 沖縄 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月08日

キノボリトカゲがコーヒーの木に

台風3号台風の接近で、沖縄本島は強風域に入っています。

コーヒー栽培にとっては、
「風より雨雨
にしてほしいところです。

現在は、風速15m/秒程度でしょうか、
このくらいでは、コーヒーは、何でもありません。

コーヒー苗のポットが倒れないように
並べなおしていたら、
“キノボリトカゲ”を発見しました。

 キノボリトカゲ.jpg

“キノボリトカゲ”は、
バナナブログでご紹介したことがありますので、
ご興味ある方は、こちらをご覧下さい。



「沖縄に台風台風が接近」
というニュースはご存知だと思いますが、
現在の台風3号台風は、宮古島方面に向かっています。

「沖縄本島南部と宮古島」は、
距離的には「東京と名古屋」くらい離れていますので、
今回の台風3号台風は、迂回してこない限り
沖縄本島への影響は、それほどでもなさそうです。

「宮古島と石垣島」は、
「名古屋と大阪」くらいの距離ですから、
沖縄本島より、むしろ石垣島の方が深刻だと思います。

琉球諸島は広く点在していますので、
台風台風シーズンには、ほとんどが台風台風の影響はあるものの、
接近・直撃して暴風域に巻き込まれる島と、
強風域だけで済む島とに分かれてしまうのです。


コナ・コーヒーの12回目は、次回にさせて戴きます。
posted by COFFEE CHERRY at 18:38| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月07日

水やりの“水”について考える

最近の“水ブーム”で、
多くの方が「水に対する知識・見解」に対する
関心や認識が深くなってきました。

現在の水道水は、戦後、米国の指導の下で、
化学薬品で処理をする急速ろ過の浄化装置が普及し、
塩素くさい水が世界一“安全な証”と称されてきたわけですが、
米国介入前は、
「緩速ろ過」という、
塩素を使わず水中の生きものによって水を浄化するシステムで
行われていました。

緩やかな流れの中で発生する藻類・原生生物・水生生物による、
いわば“生物ろ過”による水でした。

現在、多くの方は水道水に疑問を持ち、
・ ミネラルウォーター
・ マイナスイオン水
・ πウォーター
・ 逆浸透膜システムを利用した純水
・ トルマリン水
・ 麦飯石を利用した水
・ 磁気活性水
・ 電解還元水
・ 国内の名水・霊水
など、
ちょっと頭に浮かんだだけでも、このくらい出てくるように、
市販の多くの種類の中から、
お気に入りの“水”をご自宅で飲まれているものと思います。

・ これらの多くが、実は海外では普及していないとか

・ 活性水素やクラスター、マイナスイオンを
  測定する方法が困難だとか

・ それらがテレビ番組やCMによって
  スポンサーに都合の良い報道で
  消費者は誤解されてしまっているとか

・ 市販の水は灯油やガソリン並みに高いのはおかしいとか
そういう問題はここでは触れません。


「植物にどういう水をあげたら良いのかexclamation&question
ということを考えたいのです。

水やりの“水”は、
生産者の“こだわり”やモラルで見解が大きく分かれるところです。

私は植物にも、出来る限り“安全”な水を与えたいと考えています。


農業用水(=かんがい用水)
農薬を使用した農地から流れ出てくる汚水も含まれていますから、
私は使うことは出来ません。

井戸水
農薬が地面に浸み込んで、
井戸水に入って水質が汚染されている可能性がありますから
心配です。

水道水
塩素や発ガン性物質のトリハロメタン、環境ホルモン、
ダイオキシン、硝酸性窒素などが微量含まれていますから、
良いとは言えません。

となると、残っているのは
『天水』
です。
雨水のことですね。

雨水も100%安全とは言いがたいのですが、
上記の水よりは格段に安全なのです。

私は、この方法を利用しています。

恩納村の山城先生は、
自身のヤマ―コーヒー農園内に「天水プール」を作り、
それをポンプで引き上げて水やりに利用しています
 山城先生の天水プール.jpg
 山城先生の手作りによる天水プール、中には魚もいて釣堀のようです

posted by COFFEE CHERRY at 10:21| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月06日

“起業”の気力だけは充実している

昨年2月まで、
沖縄県産業振興公社のインキュベートルームに、
“起業準備”として入居させて頂いたことがありました。

結果として、「撤退」しました。

「山原(やんばる)で広大な面積で行うには、
 現在のテスト圃場での栽培研究を最優先するべきで、
 事務所や起業はあとでよい」
「まだ機が熟していない、起業の段階ではない」

と判断したためです。

もちろん、資金的な問題もありました。

コーヒーの最大のリスクは、
「発芽後5年間をどうするか」
にあるからです。

本島北部の東村にあるヒロ・コーヒーの足立弘志さんが
5年間名護市でタクシーのドライバーで
生計を立てられたのはそのためなのです。

沖縄県は、1972年に復帰して、34年を経過しました。

人間で言えば、34歳という働き盛りの年齢ですが、
現状の沖縄県は、
若いときから生活保護から抜け出せない貧困状態が続いています。

そのため、高校や大学の新卒者であっても、
4割近くが就職出来ませんから、
県としては
「経済的自立のためには起業を促して雇用に努めたい」
という考えで、
県の商工労働部の出先機関として沖縄県産業振興公社が、
特に“起業”に力を入れるのは、当然のことなのです。

ただ、経営のプロではなく、
公務員や経営的資質に乏しい方が、マネージャーになるために、
「質より量」
を優先してしまうのです。

悪く言えば、“起業の手続き事務所”化しているのです。

私のテーマは、
「コーヒー&ハイビスカスシャンプーの生産・販売事業」
という長たらしいものでした。

本当はコーヒー事業1本で臨みたかったのですが、
“コーヒー=農業”として捉えられる可能性が高いので、
防風林のハイビスカスの葉を
シャンプーにする事業化と併せていました。

そのため、看板プレートでは「コーヒー」を最初に付けたのです。
 事業プレート.jpg
      こんな看板を堂々と掲げていたこともありました。

ハイビスカスについては、後日触れますが、
実はなかなかすごい薬草なのです。

沖縄では、昔ハイビスカスをシャンプーに、
ジャーカルという粘土状の南部の土をリンス代わりにして
使っていましたし、
沖縄の昔の女性の黒髪を思い出しても、
効果性があることは知られていたのですが、
あとで分かったのは特許関連が多いことで、
この事業化は難航しそうなので、あきらめました。

私は、コーヒーは単純に1次産業としてではなく、
加工・生産の2次産業化、
販売・観光・サービスの3次産業化も加えた
6次産業的に捉えています。

私は“起業”に対しては、かなり慎重に考えています。

手続きさえすれば、今や1円でも起業できる時代ですが、
問題なのは、起業したあとなんですよね。

起業するのは手続きだけですから、
ここまでは誰でも出来ることなのですが、
起業後は、
・ どうやって会社を大きくしてゆくことができるのかexclamation&question
・ どうやって質を高められるのかexclamation&question
・ 出資者や社員、お客様を満足させることができるのか令
・ 地域社会に貢献できるのかexclamation&question
が問われるはずです。

そのために、
 「自信がなかったり、機が熟していないときは、
  起業するべきではない」

というのが私の考えで、
産業振興公社では異端的に見られていました。


創業支援準備コ入居許可証.jpg
創業支援準備室
当時はデスク1つだけの6人共同部屋でしたから、
パソコン1台だけを置いた、
“拠点”という考え方しかできませんでした。

常駐しても、中座しても、デスク1つでは中途半端でした。


創業支援準備コ延長許可証.jpg
「3ヶ月期限の、更新申請」
という決まりなので、申請・継続していました。

何と言っても、県の施設に入れて戴いているのですから、
信用力だけはありました。


企業化支援オフィス入居許可証.jpg
企業化支援オフィス
6坪〜8坪くらいの間仕切りか個室で、
デスク4つや書棚までも貸し与えして戴けます。

「どっちの料理ショー」からの取材は、
ここに入居していたおかげなのです。

入居は3年が期限で、
その間に起業をしなければいけない約束ですから、
「起業には慎重で時期尚早」
という考えでは、
いくら私でも、さすがに居づらかったのです。

“起業”の気力は少しも衰えてはいませんので、
あとは資金的な問題なのです。



posted by COFFEE CHERRY at 11:44| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月28日

今晩の世界ウルルン滞在記は「コロンビアのコーヒー」が取り上げられます!

コーヒーの生産現場はなかなかテレビで放映されませんが、
今晩の「世界ウルルン滞在記」では、
コロンビアのコーヒーが取り上げられますので、
ぜひ見逃さずにご覧戴きたいと思います。

もちろん、私も楽しみにしています。揺れるハート

「世界ウルルン滞在記」のコーヒーの紹介記事

posted by COFFEE CHERRY at 12:41| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月21日

葉たばこの花

“日刊”を心がけているのですが、
今日はあいにくまだ仕事が残っていますので、
3月の下旬に糸満市で撮影した葉たばこの花をご紹介して、
今日はお休みにさせて戴きます。
 葉たばこの花.jpg
コーヒーと葉たばこは特に関係ありません。

葉たばこの花は、こうして見るときれいなのですが、
葉を大きくしたいために、カットしてしまうのです。

posted by COFFEE CHERRY at 21:00| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月10日

“幻の沖縄コーヒー”へのこだわり

今や、日本は世界第3位のコーヒー輸入大国ですから、
「これがコーヒーという飲み物だよ」
と説明しなくても、誰にでも分かる嗜好品になりました。

緑茶より、ずっと大きな市場になっています。

コーヒーの“こだわり”というと、
・ 生産国
・ 品種
・ 品質
・ 鮮度
・ 買入れ先
・ 味
・ 価格
などが考えられますよね。

コーヒーは、
ご存知のように熱帯・亜熱帯地域で栽培・生産されています。

赤道をはさんで南北回帰線の内側を
「コーヒー・ベルト」
と呼び、
約70カ国がコーヒーを生産しています。

日本では、
北回帰線に近い沖縄と小笠原が亜熱帯に属していて、
ここではバナナやコーヒーが
露地植えで栽培出来る北限地でもあるのです。

ブログは今日から始めるのですが、
沖縄コーヒーの着手は8年目になります。
収穫した「沖縄コーヒー」のタ.jpg
沖縄では、コーヒーを専業にされている諸先輩が居られて、
いろいろなことを学ばせて戴けたことで、
コーヒーの発芽から栽培過程、剪定、収穫などや
沖縄でのコーヒー生産者の現状、沖縄コーヒーの可能性、
輸入コーヒーの問題点などいろいろな資料を作り上げ、
2年前には「どっちの料理ショー」からの
取材にも協力出来たのです。

コーヒーの栽培技術的な文献はとても少ないので、
「どうやってコーヒーが出来るのか?」
出来る限り分かりやすくご紹介し、
同時に沖縄コーヒーを少しでも多くの人たちに
知って戴きたいと願っています。

現在の圃場は、
投資をされた方と契約栽培された方で余裕がないため、
北部に拠点を移す計画を立てようと考えています。

posted by COFFEE CHERRY at 15:02| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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