2006年10月20日

コメ銘柄偽装を見て、コーヒーを想う〜G

お湯さえ沸かせば、コーヒー豆を挽かなくても、
気軽に飲めるインスタントコーヒーはとても便利なのですが、
偽装されやすいコーヒー製品でもあるのです。

インスタントコーヒーは、
焙煎挽き豆を100〜108℃の熱水で抽出して、
噴霧乾燥か凍結乾燥で作られています。

抽出や乾燥によって失われる揮発性の芳香物質は、
回収してコーヒー油中に溶かして、製品粉末に添加しています。

「国際コーヒー協定」では、
「インスタントコーヒーのコーヒー豆相当量を得る為には、
 インスタントコーヒーの正味重量を2.6倍するもの」
という定義がありますから、
コーヒー豆1kgからは、
約385gのインスタントコーヒーを作るように、
加盟国に指導していることになります。

また、日本だけでなくどの国でも、
コーヒー以外の成分を含まないことになっているのですが、
米国だけはビタミンCを添加して良いことになっています。


インスタントコーヒーは焙煎挽き豆から、
「抽出」と「乾燥」という2つの操作を受けるために、
真正の評価が、より困難になるのですが、
インスタントコーヒーに関しては、
・ 高級品では、産地が表示されることが多いのですが、
  それが本当なのかどうかexclamation&question
・ コーヒー以外の代替物で増量されていないのかexclamation&question

という疑惑もあるのです。

実際に、
・ チコリ成分
・ 穀物
・ デキストリン
・ コーヒーのハスクと内皮
・ カラメル化した糖類

などが、
インスタントコーヒーから検出されたことがあるのです。

そう思っているためか、どうもインスタントコーヒーは、
「コーヒーっぽい」
だけで、
私には、美味しいとは思えないのです。


2002年5月初旬に全国紙に、
インスタントコーヒーの国内最大手のネスレ日本が、
賞味期限の迫った在庫品を一度溶かして、
製品に再利用していることが発覚しました。

当時はネスレだけではなく、
記事にはなりませんでしたが、味の素も同様に
在庫品を再利用していたようで、
インスタントコーヒーの製造会社からしたら、
「消費者を欺く」
という判断ではなかったようです。

2002年5月6日沖縄タイムス19面記載
インスタントコーヒーの国内最大手のネスレ日本(神戸市)が、
倉庫などに保管してあるコーヒーの在庫品を、
一度溶かして製品に再利用していることが発覚した。

 同社では「法的には問題はない」としている。

業界団体の「全日本コーヒー公正取引協議会」が定め、
公正取引委員会が認可した競争規約にも
製品の再利用に関しての規定はなく、
表示も義務付けられていないが、
同協議会では「社会的に問題とされれば、規約を変え、
製品に再利用の表示を付けることも検討する」としている。

ネスレ社によると、
再利用の工程は「リワーク(製品の再生)」と呼ばれ、
工場や倉庫に保管されているインスタントコーヒーの
在庫品を一度溶かし、生豆から作るコーヒー抽出液に混ぜて、
新たに賞味期限をつけて出荷している。

再利用は1960年代から行なわれ、
2000年までは店頭のからの回収品も使っていた。
         

posted by COFFEE CHERRY at 20:18| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーは昔からニセモノが多い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月16日

コメ銘柄偽装を見て、コーヒーを想う〜F

焼き鳥やウナギの焼かれている煙の香りに誘われて、
ついフラフラと店頭まで引き寄せられてしまい、
さらに炭火で焼かれる様子を見てしまうと、
つい店内に入りたくなってしまうものです。

コーヒー生豆も焙煎すると、
集客効果十分の甘く香ばしい癒しの香りが漂います。


産地や品種がパッケージに表示された
風味豊かな焙煎されたコーヒー豆にも、
一部の悪質業者によるいろいろな偽装が明らかにされています。

抽出されたコーヒーの風味は、
・ コーヒーの産地
・ 品種、鮮度
・ 焙煎の程度、時期
・ 粉砕の方法
・ 抽出の方法
で、異なりますから、
人の五感による「官能的判定」は困難ですし、
豆でも産地や品種の判断がつきにくいのに、
焙煎後粉砕されていれば、
なおのこと品種の形態的な特定や判断は不可能になります。

焙煎挽き割りコーヒーの偽装は、
安物コーヒー豆を混入させるものだけではなく、
もっと原価の低いコーヒー以外の“代替物”で
行われているようです。

コーヒー豆も農産物ですが、
基本的に植物の産物は、焙煎が可能で粉砕出来ますから、
以下のような農産物が
コーヒーに混ぜられていたことが判明しているのです。
・ チコリ
・ 大麦
・ ライ麦
・ コーン
・ コーヒーのハスク(外皮)
・ ココア殻
・ 大豆
・ カシューナッツ殻
・ イナゴ豆
・ ドングリ
・ イチジク
・ テンサイ
・ 砂糖とカラメル


これに関連して、
1976年〜1980年までの38,280例の、
ブラジル産焙煎挽割コーヒーの分析(顕微鏡観察)結果では、
・ カラメルまたは、それに大麦などを加えたもの 278例
・ コーンを加えたもの             171例
を含み、
全体での偽装は610例もあったそうですから、驚きですね。

「コーヒーとは…」
なんて、うんちくを語っていた愛好家も、
意外とこんなニセモノ混入コーヒーを
飲まされていたのかもしれません。

現在、チコリやタンポポなどは、
安物コーヒー豆より原価が高くなったようで、
独自に“コーヒー”として商品化されたり、
また、飲めるカフェもありますが、
やはり“コーヒー”とは近そうで遠いような味がします。

posted by COFFEE CHERRY at 15:22| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーは昔からニセモノが多い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月09日

コメ銘柄偽装を見て、コーヒーを想う〜E

ここで、もう一度、“お米”を見直して、
コーヒーに置き換えて考えてみることにしましょう。


お米はブレンドされて販売されている
・ 新潟産コシヒカリ100%というのは、
新潟県内の産地から収穫したものが
ブレンドされたお米のことをいいます
・ 新潟魚沼産といえば、魚沼地域で採れたお米が
ブレンドされたお米のことです
・ 魚沼産南魚沼地区とか塩沢地区産といえば、
 その地区だけのものがブレンドされたお米のことをいいます
・ ブレンドされていないお米が欲しいなら、
  お米の生産農家から直接買う以外に方法はないと思います

有名産地100%の表示でも、中身は古古米のものがある
新潟産コシヒカリ、魚沼産コシヒカリ、
秋田産あきたこまちと表示して、
認証マークを付けていながらも、
中身は全然違うものがブレンドされていたり、
古米や古古米を混ぜて販売している業者がいて(=詐欺=犯罪)、
それがスーパーやディスカウント店で普通に売られています。

仕入れるスーパーでも分からないのだろうし、
それを買う一般消費者にいたっては、
お米の比較対象なんてしたことがないのですから、
袋から、垣間見えるお米を見ても、
ニセモノと判断できるわけがないのです。

そのため消費者は、
・ 銘柄
・ 裏面の表示
・ 価格
などを見て、
「美味しいかなexclamation&question
と、期待する反面、
「大丈夫かなexclamation&question
と、疑念も持ちながら、
最後は販売店を信じて買ってしまうのです。

自宅で、お米を炊いて、
「今度のは、あまり美味しくないな」
と思うと、
次回は、他の店舗で、別の銘柄を探したりして、
いつしか、お米買いの巡業のような、
“お米買いの大移動”を多くの人がしているのです。

日本人はコメが主食のはずなのに、
コメに振り回されているのは、おかしなことだと思うのです。

販売店がニセモノと知っていて売るなら大変な問題ですが、
販売店も本物と信じているとしたら、
これもチェックの甘さを指摘されてもしょうがないですよね。

「当店では、お米のプロが、精米業者の製品が本物だと、
 吟味して仕入れしていますから、ご心配いりませんよ」

と、
これを口先だけでなく、
実践している販売店はないのでしょうかexclamation&question


主題と少しそれますが、
スーパーでは、コーヒーも売られていて、
焙煎されたコーヒー豆が、所狭しと棚に並べられています。

コーヒー豆の真偽はここでは触れません。

「いつ焙煎したのかexclamation&question
という表示がない製品が目立ちます。

代わりに「賞味期限」が書いてあるのです。

コーヒー豆は、焙煎すると酸化しますから、
出来る限り早く飲んでしまいたいもののはずですよね。

「賞味期限」いっぱいまで保存している人はいるのでしょうか。

コーヒーの製造業での生産〜出荷〜
流通〜販売店での店頭在庫〜消費者の自宅での保存期間

などを時系列的に考えると、
有に1ヶ月以上経過することが、ふつうでしょうから、
スーパーでは、メーカーに
「焙煎した日」をシールで貼り付けするように
指導してほしいものです。

ファミレスやファーストフードのコーヒーに
慣らされているお客様が購買層だから、
たまたま問題にならないのかもしれませんね。

スーパーの「売上げ至上主義」も結構ですけど、
1つ1つの商品に責任を持ってもらいたいものです。
posted by COFFEE CHERRY at 17:16| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーは昔からニセモノが多い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月06日

コメ銘柄偽装を見て、コーヒーを想う〜D

このブログは、
コーヒーのニセを暴こうとするものではありません。

むしろ、その逆で、
・ 表示と中身を一致させてほしい
・ ブレンド以外の、“混ぜもの”をしないでほしい
・ どうやって栽培したのか明らかにしてほしい
・ 農薬や除草剤を使用したなら、その安全性を説明してほしい

等という、
消費者が疑うことなく安心(=信頼)して
銘柄を買えるような環境を整備してほしい、
ということで、
何ら難しいことを言っているのではなく、
当たり前のことを言っているだけなのです。

偽装は“犯罪”なのですから。


一般に食品の産地地を識別する検査方法は、
以下の3種類に分類されるのだそうです。

1.官能検査
・ 外見や食味、香りなど人の五感で原産地を推定する検査方法
・ 熟練を要するわりに、客観性に欠け、見落としやミスも多い
・ 疑わしい物が見つかった場合は、書類検査で確認が必要

2.書類検査
・ 業者が保管している伝票などの書類を調べることで、
  商品や原材料などの入手先を確認し、
  産地を判断する検査方法
・ 証拠となる書類が残っていれば良いのですが、
  そもそも業者の協力は得られるかどうか疑問ですし、
  書類も真正かどうかまで疑うと、この検査の効果は疑問です

3.理化学検査
・ 食品に含まれる成分の含有量やDNAなどを
  分析機器を使用して分析することで産地を判別する方法
・ 客観的な結果が期待できるのですが、
  実用的な手法としてはまだ確立されておらず、研究段階
 @ DNAによる判別
   品種の特定は可能ですが、産地の特定は出来ないようです
 A 含有成分による判別
 B 有機成分による判別
 C 無機質と微量元素組成による判別
 D 安定同位対比の多変数解析による判別
 E 原子発光スペクトル分析による判別
など、
何をどうするのか理解できないような
難しそうな判別方法が研究されているようです。

独立行政法人・農業環境技術研究所と
東京工業大学のグループが、
「無機質と微量元素組成による判別法」
で、
ネギの産地判別研究をして、良い結果が出ているようです。


コーヒー生豆の原産地特定判別では、
上記のC以下が有効らしく、
それでもまだまだ研究段階のようです。

“偽装”がなく、全て真正な流通が行われてさえいれば、
何もこんな難しい研究はしないでも
良さそうなものだと思うのですが…

posted by COFFEE CHERRY at 17:10| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーは昔からニセモノが多い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月04日

コメ銘柄偽装を見て、コーヒーを想う〜C

コーヒーは、品種や産地の栽培環境によって、
風味や香りに違いが出てきますが、
それらに品質や味、人気なども加味されて
価格差が大きく開いています。

世界の3割の国がコーヒーを生産し、
またコーヒー生産国内での栽培地域も、
よく見えない部分であって、
自他ともに認める“専門家”といえども、
コーヒー生豆を見ただけで、
産地や地域を特定できる人はいないはずです。

日本酒や焼酎、ワインなどには
“利き酒”のようなものがあります。

ワインは、品種、産地、アペラシオン
そして生産年を当てるテイスティング選手権があり、
日本酒や焼酎は、色・香り・味の3点で、
銘柄を当てる形式の利き酒選手権があります。

日本酒の全国きき酒選手権では、
地域予選が5種類か6種類で行われ、
5種類が全て一致する確率は120分の1、
6種類になりと、その確率は720分の1だそうですが、
それでも時には全問正解者が
10人以上出ることもあるそうです。

全国大会では11種類で行われるそうですから、
そこで全て一致する確率は、実に4千万分の一以下だそうで、
年末ジャンボで1等の確率
(1千万分の1、1枚だけ買ったときの確率)や
ロト6の本数字6個が一致する確立
(609万6,454分の1)、
旅客航空機が墜落する確率(100万分の1)、
toto1等賞の確率(159万4,323分の1)
等と比較しても、
相当な難易度となっています。

コーヒー生豆で、
このような“目利き”選手権があったら、
はたして誰でもズバズバと言い当てられるものなのでしょうかexclamation&question

海外のコーヒー農園から、直接購入契約をしているならともかく、
間にいくつもの流通を経たコーヒー生豆は、
「生産国や産地、農園などを頭から信用させられ、
疑いを持たないところからスタートする」

というのは、どうもおかしいし、
そういう疑いを持たないような
真正の取り扱いが行われるシステムづくりを
してほしいと思うのです。
posted by COFFEE CHERRY at 09:16| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーは昔からニセモノが多い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月02日

コメ銘柄偽装を見て、コーヒーを想う〜B

コーヒーの世界的な需要と供給のバランスを図ることにより、
消費者(消費国)にとっては公正で、
生産者(生産国)にとって採算のとれる水準に
コーヒー価格を安定させることを目的とした国際商品協定として、
1962年に第1次国際コーヒー協定(ICA)が成立し、
以降1968年、1976年、1983年と
第4次協定まで更改継続されましたが、
このICA(国際コーヒー協定)が発効するのに伴ない、
協定の運営を管理するための機構として、
1963年に政府間の組織体である
国際コーヒー機構(ICO)が設立されました。

いわば、コーヒーの国連のような団体で、
本部はロンドンにあり、
現在の加盟国は、輸出国45(世界の産出国の約65%)、
輸入国18とEC(ヨーロッパ連合)で、米国は未加盟です。
なにやら京都議定書のようですね。

国際コーヒー機構(ICO)と協定設立の目的は、
「コーヒーの市場の価格及び需要の安定を図ること」
にあります。

また、1997年には、
国連グルメコーヒー開発プロジェクト(ITC)が設立されました。

これは、国連貿易開発会議(UNCTAD)と
世界貿易機関(WTO)により設立された国連組織のひとつで、
基金とICO(国際コーヒー機構)の協力のもとに、
世界のコーヒー生産国が高品質なコーヒーを生産するために、
土地にあった在来種を栽培し、よりよい生産方法を開発し、
生産国経済の自立促進を促すことが目的とされています。


でも、これらのコーヒーの世界的な組織は、どれも
コーヒーの生産や価格面のことばかりで、
コーヒー生豆について、
「品質と真正の公的な国際基準」
のようなものはないのです。

公的な国際取引を、より信頼がおけるものにするには、
産出国とコーヒーの種を明記することが重要です。

1983年の国際コーヒー協定(ICA)合意事項には、
「すべてのIOC加盟メンバーの輸出には産地の明記を要する」
と規定しています。

実際に
産地の詐称や古い生豆の輸出で、
問題が起きたこともありました。

「輸出期限を過ぎてしまったコーヒー生豆を、
 IOC未加盟国に移して、期限を延ばした虚偽表示で販売した」

ことが発覚したこともあったのです。


次回へ続く。

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2006年09月29日

コメ銘柄偽装を見て、コーヒーを想う〜A

私たちが、ふだん何気なく飲むコーヒーですが、
その裏では、お米の産地偽装と同じように、
一部の悪徳業者が産地を偽装したり、
安物と混ぜたりしています。

この種の話はタブー視されて、表には出てこないのですが、
業界内には、いろいろな悪いウワサがあるのも事実なのです。

“業界の信用”を高めるには、
悪徳業者の公表・追放が早道なはずですが、
なぜか、安物混入のウワサ話は口を閉ざしてしまうために、
何となく、モヤがかかった業界でもあるのです。

生豆を見ても、似ている形状の豆を混ぜたら、
なかなか識別が困難ですから、
「この生豆は、本当にピュアなのかなexclamation&question
と、思うこともたびたびあります。

コーヒーの生豆は国際取引されていますが、
コーヒーはインスタントコーヒーや、
リキッドを含めた液状コーヒーなどでも取引されています。

コーヒーには、代換物を混ぜようと思ったら、
容易に混ぜることが出来ますし、
コーヒーの豆も、多くは専門業者が独自にブレンドし、
焙煎して販売されています。

焙煎豆を液状のフレーバー溶液に漬けて加工もできますし、
粉末品には、カフェオレやカプチーノのように、
乳製品などを混ぜたものもあります。

東京銀座“カフェ・ド・ランブル”のオーナー・関口一郎氏は、
スターバックスについて、
「エスプレッソの店ではなく、ミルクコーヒーの店だ」
と言われたり、
安部司著『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』
(東洋経済新報社)には、
「コーヒーフレッシュには、牛乳やミルクは入っていない」
ということが書かれていました。

この本によると、コーヒーフレッシュには、
牛乳は1滴も使われておらず、
水とサラダ油と
“乳化剤”という名の界面活性剤など
6種類の添加物で作られているのだそうです。


コーヒーの最終製品は多岐にわたりますが、
末端価格は生産地の生豆に比べるとベラボーに高いですから、
永年にわたって悪徳業者が存在したことが想像できます。

藤田哲著『新訂版 食品のうそと真正評価』
(エヌ・ティー・エス刊)によると、
イギリス農水食料省(旧)が、1996年に行った
インスタントコーヒーの真正検査結果では、
全試料344中の50例(約15%)が、
市販品検査では257試料中43例(約17%)に
偽和品が発見されたそうです。

インスタントコーヒーの形態別では、
粉末タイプ  28%
顆粒タイプ   7%
凍結乾燥タイプ 3%
が、
偽和品だったのだそうです。

日本では、インスタントコーヒーに、
西洋野菜のチコリやトウモロコシを混ぜたものがあったそうです。

次回へ続く。

posted by COFFEE CHERRY at 11:49| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | コーヒーは昔からニセモノが多い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

コメ銘柄偽装を見て、コーヒーを想う〜@

先日、大阪府東大阪市の米卸売会社「日本ライス」が
銘柄を偽ってコメを販売していた疑いが強まったとして、
大阪府警が不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で
同社を捜索していたことが報道されていました。

同社は北海道産「きらら397」などのブランド米や、
国内産100%と袋に表示したコメに、
別の銘柄の古米や外国産米などを混入させて産地を偽装、
小売店などに販売していた疑いですが、
府警は、同社が会社ぐるみで
表示を偽っていた可能性もあるとみて、
経営陣の立件を視野に入れて捜査を進めるようです。

偽装が発覚したのは、
小売店に顧客から「米の味がおかしい」との苦情が寄せられ、
小売店が米のDNA鑑定を依頼、
表示された品種とは異なる品種の米が混入していることが
分かったからでした。


平成3年には、新潟県の業者が
他県産コシヒカリを「魚沼産」と偽り販売した
として逮捕された事件がありました。

「魚沼産コシヒカリ」の生産量は6,7万トンらしいですが、
偽物を含む約30万トンが販全国に流通している、
と言われています。

国産ブランド米に人気が集まる一方で、
お米を見た目で品種を特定するのが難しいために、
古米や低価格の外国産米を混入するなどの
偽装が横行しているのです。

お米の業者も、
・ どこまでも法の網をくぐって、
  量販を目指す一部の悪質業者
・ 適正な荒利(お米は25%位)で、
  キチンとした米を売る正直な業者
という、
大きく二極分化されてくると思われますが、
お米を買う時に、
袋の裏の表示と、価格を見比べながらも、
「買い先の眼力に依存するしかない」
「100%信用して買えない」
というのはおかしいことだと思うのです。

信用のおける買い先があれば、そこから買いたいのですが、
激安銘柄米を平気で扱うスーパーなどを含めて、
お米の買い先は、いつもバラバラなのです。

お米に古米や古古米があるように、
コーヒーも生豆で保存方法さえしっかりしていれば、
10年間でも保存できます。

近年のコーヒー市場は、
ブラジルとベトナムが主流を形勢しつつあるようですが、
コーヒーも、安物などを混入させる悪質業者が
昔から存在する業界なのです。

次回に続く。

posted by COFFEE CHERRY at 11:17| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーは昔からニセモノが多い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月28日

インスタントコーヒーから考えるモラルや姿勢

インスタントコーヒーの歴史は、
1889年、アメリカのイリノイ州シカゴに在住していた
日本人化学者・加藤サトリ博士が、
緑茶の即席化(ソリュブルティー・可溶性茶)の研究途上、
コーヒー抽出液を真空乾燥する技術を発明し、
1901年ニューヨーク州バッファローで開催された
パンアメリカン博覧会で
「ソリュブル・コーヒー」(可溶性コーヒー)と名づけて
発表したのが始めとされています。
(もう1つの説がありますが、それはここでは省略します)


インスタントコーヒーは、
コーヒー抽出液から水分を除去したものですから、
水分を加えれば元に戻ります。

インスタントコーヒーの製造方法は、
下記の2種類があります。
・ フリーズドライ
  濃縮されたコーヒー液を凍結乾燥させる方法
・ スプレードライ
  高温の乾燥塔の中で、濃縮されたコーヒー液を噴霧して、
  瞬間的に水分を蒸発させる方法


日本インスタントコーヒー協会のHPでは、
「賞味期限」にふれて、
「インスタントコーヒーは乾燥しているものですから、
 賞味期限を過ぎているからといって、すぐに品質が劣化し、
 飲めなくなってしまうということはありません。
 振ってみて粉がサラサラした状態でしたら、
 お召し上がりいただいても差し支えないでしょう。
 しかし、おいしくお召し上がりいただくためには、
 賞味期限内に飲みきっていただくことをお勧めします。」
と書かれていますから、

「インスタントコーヒーは、賞味期限を過ぎても大丈夫」
ということなのですが、
4年前には、
大手新聞社の記事で世間を震撼させたことがありました。


以下は、2002年5月6日
沖縄タイムスの記事をそのままコピーしてます。

「インスタントコーヒーのネスレ日本、在庫品再利用」
インスタントコーヒーの国内最大手のネスレ日本(神戸市)が、
倉庫などに保管してあるコーヒーの在庫品を、
一度溶かして製品に再利用していることが発覚した。

同社では「法的には問題はない」としている。

業界団体の「全日本コーヒー公正取引協議会」が定め、
公正取引委員会が認可した競争規約にも
製品の再利用に関しての規定はなく、
表示も義務付けられていないが、
同協議会では「社会的に問題とされれば、規約を変え、
製品に再利用の表示を付けることも検討する」としている。

ネスレ社によると、
再利用の工程は「リワーク(製品の再生)」と呼ばれ、
工場や倉庫に保管されているインスタントコーヒーの
在庫品を一度溶かし、
生豆から作るコーヒー抽出液に混ぜて、
新たに賞味期限をつけて出荷している。

再利用は1960年代から行なわれ、
2000年までは店頭のからの回収品も使っていた。



AGFブランドの味の素ゼネラルフーヅ(株)では、
この事件の起きる直前の2000年1月には、独自判断により
「インスタントコーヒーの再生利用」をすべて中止していて、
現在は、すべての製品で
「リワーク(製品再生)」は一切していない、

としています。

ということは、
AGFでは2000年1月以前は、
「リワーク(製品再生)」をしていた、

ということになります。

AGFでは、
・ 品質に徹底的にこだわること、それがおいしさの秘訣
・ 安全で高品質な製品作り
・ お客様に信頼され、愛される会社でありたい
・ 人々の快適な暮らしや豊かな食文化を支えたい
という美しいフレーズが、
HP上で、随所にでてくるのですが、
AGFでは、
2000年にISO‐9002を取得していますから、
「たまたま難を免れた」ようにも見受けられるのです。

「リワーク(製品再生)」を消費者に知らせないのは、
消費者をあざむく行為に他なりません。

最近の「安全・安心」というフレーズが、
当たり前のように使われて氾濫していますが、
それを発信している側が、真に
「“こだわり”を持っているかexclamation&question
というと、
疑問のところが多いのと同じように思えます。

単純に
・ 「新品」と「新品同様」の違い
・ 安全であれば良い
というのではなく、
提供する側のモラルや姿勢が常に問われているのです。

立派な企業理念があるなら、
それをまず厳守してほしいものです。

インスタントコーヒーには、
「一部でチコリやトウモロコシを入れている」
というウワサも根強く残っているのです。


posted by COFFEE CHERRY at 17:56| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーは昔からニセモノが多い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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