2008年12月15日

コーヒー山の厄介な問題「ついに“瓜坊(うりぼう)”と出会う」

コーヒー山の午後4時頃は心もち薄暗くなり始め
昼間とは違う暗い静寂の森林の気配を感じさせますが、
雲が重い天候では、空気が冷たく感じて
より一層、夕闇の近さを感じさせます。

ホントウアカヒゲ1213.JPG
 重機の道の中腹「竹の広場」での昼食時は
 絶滅危惧種のホントウアカヒゲが
 人懐っこく近寄ってきておこぼれを催促します。
 近くにご飯を置くと、無警戒で食べに来ます。
 胸が黒くないのでメスとすぐに判ります。


先週の13日(土曜日)は、
午後から一時小雨が降るありがたい天候で
コーヒー苗木の植え付けを急いでいたところ、
なにやら前方約10mあたりに動く気配を感じ、
「念願のヤンバルクイナかなexclamation&question
と思って動く物体を目をこらしてみると、
なんと「瓜坊(うりぼう)」でした。もうやだ〜(悲しい顔)

「瓜坊(うり坊)」というのは
「縞瓜(しまうり)のような
  丸々体型と模様がある坊主(子供)」

という意味で、
イノシシの子供のことを言います。

「うり坊」の茶色や模様が
森林に同化しているような擬態色になっていて、
すぐに判りませんでした。
「うり坊」も驚いたでしょうが、
私はもっと驚きました。
野生のイノシシを見たのは初めてでしたから。もうやだ〜(悲しい顔)

北山頂上1213.JPG
 冬場になって北山山頂の上空も
 ポッカリと見えるようになっています。



バナナの子株が2度掘られて根塊部分を喰われのも、
「どうやらイノシシらしい」
というより、
「イノシシでないことを期待したい」
と楽観的に心の奥底で願っていたのですが…もうやだ〜(悲しい顔)

「うり坊」は、私と目が合った瞬間、
私と反対側の奥(東側)に逃げ出したのですが
これが猪突猛進とはほど遠い鈍足で、
トコトコと木を避けながら走るのですが、
私もとっさに「うり坊」を追いかけたものの、
薄暗い中で森林に同化している模様なので
残念ながら見失ってしまいました。
しかも、頭の中が真っ白になって
デジカメ撮影も忘れてしまいました。

「うり坊」は若い人なら捕まえられるような鈍足でしたから
いつかは宿敵も猪鍋に出来るかもしれません。

逃走方向1213.JPG
 「うり坊」はバナナロードの近くの林床地の中ほどで
 出会い、画像の奥(東側)に逃走しました。
 夕方はこのくらい暗いし、
 画像は伐採した枝葉を積み上げた壁が写っていますが
 「うり坊」がこういうところを鈍足で走り回っても
 擬態色のようで見づらいです。


「うり坊」の大きさは抱えられるくらいで約50cmでしたが
発見した1頭以外にはいなかったようなので
「母系は群れる」
とか
「嗅覚は犬以上」
とか、
あまりアテにならないようですね。
彼は母親とはぐれた孤児なのかもしれません。

バナナロードの奥の方から上がってきたのでしょうかexclamation&question
山は広すぎて、あまりにも無防備です。もうやだ〜(悲しい顔)

北山山麓1213−4.JPG
 北山山麓にはどんぐりがたくさん落ちていて
 虫に食べられないうちに黒ポットで種植えしておこうと
 思っていたのですが、
 そのうちドングリを見かけなくなっていたのですが…


そういえば、
山のどんぐりが激減していたのですが、
彼らのしわざのようですね。
バナナ、心配ですが、
バナナの周りだけ、網を張るとか
何か対策が必要になってきました。もうやだ〜(悲しい顔)

かじられた葉1213.JPG
 南山山頂のコーヒー苗木の葉で
 バッタなどに食べられたものがありましたが、
 クリスマスが近いためか、
 左上の穴はハート型に開けられていました。

posted by COFFEE CHERRY at 11:15| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の厄介な問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月28日

コーヒー山の厄介な問題C「イノシシ出没U」

3週間前に、コーヒー山の南山山頂のバナナ子株が
2本掘り出されて、
どうやら「リュウキュウイノシシ」らしいことを記載し、
その対策として不要なCDやDVDを
被災地の南山を含めてその他のバナナ子株の一部に
吊るしておいたのですが、

それ以降、
「南山山頂を含めて被害が治まった」
と安堵したとたんに、
今度はバナナロードのバナナ子株が3本、
前回と同様に掘り出されていました。もうやだ〜(悲しい顔)

バナナロード1122.JPG
 コーヒー山の導入路・バナナロードには
 バナナ子株の移植が進んでいますが…
 コーヒー山には穀物やサトウキビは栽培していませんから
 リュウキュウイノシシは棲息していないはずですが、
 どうやら彼はコーヒー山を含めた広い範囲を縄張りとして
 巡回しているような感じです。


それでも、
「食べ物としてのバナナ子株がコーヒー山にはたくさんある」
と彼が知ってしまったのであれば、
今後も度々やってきて食害される可能性が高く、
早期対策の必要性が生じてきました。

イノシシ被害1122−1.JPG
 バナナロードの入口にほど近い左側の一角の
 バナナ子株を3本植えたところが
 荒らされていました。


イノシシ被害1122−2.JPG
 画像からは判りにくいのですが、
 黄線内がバナナ子株が植えてあった穴です。


我が家の愛犬・ラブラドールの主治医は
琉球犬を沖縄県の天然記念物に認定させた
推進代表者であり獣医なのですが、
この先生に相談したところ
 「このままだとイノシシにバナナが全滅させられる。
  やんばるの知人のバナナ園も
  イノシシで壊滅したことがある。
  イノシシはバナナやサトウキビもバリバリ食べる。」

ということでした。

イノシシ被害1122−3.JPG
 白菜でも噛み千切るかのように
 バナナ子株の根塊や仮茎がバラバラになっています。
 この被災地から8m離れた場所から
 バナナ子株が点々と植えてあるのですが、
 人間と違って余分なことはしないのか、
 それとも冬用食料に残したのか解りませんが
 他のバナナ子株には被害はありませんでしたが…


「琉球犬は狩猟犬としてのDNAがあり、
 特別な訓練は必要ないし、
 琉球犬がいるところにはイノシシは来ない。
 最初の2週間くらいロープでつないでおけば
 コーヒー山が自分たちの縄張りと理解するはず。
 飼うのは2頭程度でよいのでは。」

というアドバイスを頂きましたので
自宅をなるべく早くやんばるに引越し、
自宅では愛犬・ラブラドールを、
コーヒー山では琉球犬を飼うようになりそうです。

北山山麓の北側1122.JPG
 きのこや土着菌が多い北山山麓に
 移植したコーヒー苗木たちは
 予想以上に元気いっぱいです。


引越し予定先からコーヒー山までは車で片道15分なので
山には毎日行けますから犬の管理は問題ないのですが
山にはハブがいて、
犬は不用意にヘビに顔を近づけて咬まれることが多く、
イノシシ対策では安心できても、
今度はヘビの心配をしないといけないようです…。

重機の道1122.JPG
 木漏れ日の当たるコーヒー山の大回廊・重機の道です。
 ここに移植したコーヒー苗木は梅雨時期で
 今年も台風が来なかったこともあって、
 苗木たちは居心地がいいようで
 ぐんぐんと背丈が伸びています。


コーヒー苗木1122.JPG
 2トントラックで1日に2往復して搬送した
 大き目のコーヒー苗木には
 一部に実が成って赤く色付いています。


posted by COFFEE CHERRY at 12:01| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | コーヒー山の厄介な問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月11日

コーヒー山の厄介な問題B「イノシシ出没」

コーヒー山の最南端の南山山頂に植えたバナナ子株のうち
2本が子株ごと抜き取られているのを見つけました。

瞬間的に、
誰かがコーヒー山に入り込んで
いたずらをしたのかと思ったのですが、
他のバナナ子株やコーヒー苗木などに異常がないので、
「リュウキュウイノシシ」
のしわざではないかと思っています。

イノシシに食害されたバナナ.JPG
 バナナ子株の根茎の部分がイノシシにかじられたようで
 グシャグシャになってしまっています。
 こういうのがもう1本ありました。


イノシシは神経質で警戒心が強く、
見慣れないものなどを見かけると、
それをできるだけ避けようとする習性があるそうですから、
コーヒー山でイノシシに遭遇してしまうことは
「まず無い」とは思いますが、
食害されたバナナと、掘られた穴を放心状態で見ていて
「イノシシがこの現場に居た」
ことを思うと、
思わず周りを見渡してしまいました。

イノシシに掘られた穴.JPG
 画像では判りにくいのですが、
 スコップで掘られたように、
 見事にすっぽりとバナナ子株が掘り出されていました。
 こんなことが出来るのはイノシシ以外いないでしょうexclamation&question


日本には、イノシシの亜種の
 ・ ニホンイノシシ
 ・ リュウキュウイノシシ

の2亜種が分布していて、
南西諸島には、その名の通り
「リュウキュウイノシシ」
という
体長1m(体重50kg)程度の
小形イノシシが棲息しているのですが、
沖縄本島で見られる野生哺乳類としては
「リュウキュウイノシシ」
が最大なのです。

イノシシは山林の地表から地中の
多様な動植物を食べるようで、
 ・ 植物ではクズ、カヤ、ヤマイモなどの根茎
 ・ 豆類やシイ・カシの堅果
 ・ 動物ではミミズ、マイマイ、カエル、
   トカゲ、ヤモリ、ヘビ、鳥の卵、昆虫

など、雑食というより手当たり次第の様相で、
鼻は長く、餌探し以外に
土を掘り起こすシャベル代わりにもなっているようです。

また、イノシシの嗅覚は犬なみに優れているようで、
人間や犬などの臭いを遠くから嗅ぎ分けて
姿を隠してしまうようですが、
嗅覚が優れていることで多くの匂いに誘引性を示すことで、
コーヒー山でもバナナ子株の根茎の試食に訪れたようです。

重機の道1108−5.JPG
 コーヒー山の大回廊・重機の道の
 コーヒー苗木の生育は快調で
 背丈や枝葉がどんどん伸びています。
 この日は一時雨が降る天候でした。


イノシシによる被害は、本土では
農作物の食害、掘り荒し害などの
農作物被害による物が多く、
水田環境にもイノシシの餌のお好みが多いようで
その中でも特にモチ米がお気に入りのようです。

林業に関する被害は
被害額に出てこないので実態が不明ですが、
苗木やタケノコ等の掘り荒らし被害があるようですから、
コーヒー山でも大量に植えているコーヒーを始めとした
苗木類も少し心配になりますね。

タイワンクツワムシ1108.JPG
 重機の道の中ほどの
 「竹の広場」に植えたパキラの葉の上に
 「タイワンクツワムシ」が乗っていました。
 胴長7cmもある大きさで
 沖縄で鳴く虫では最大の大きさです。
 ギィギィと大きな声で夜中でも鳴き続けます。


沖縄で「テッポウユリ」というと、
 ・ 本島本部半島沖の伊江島
 ・ 石垣島の御神崎(おんがざき)
 ・ 宮古島の平安名崎(へんなざき)

などが名所として知られていますが、
今年の5月の連休中には
石垣島の御神崎(おんがざき)で
テッポウユリの球根が
イノシシに食害されたことが報道されましたが、
(テッポウユリの球根はイノシシの好物)
県内でのイノシシ被害としては、
人里の農地の一般的な農産物だけでなく
 ・ サトウキビ
 ・ パインの新芽

などでも被害が拡大傾向にあるようです。

北山山麓1108−5.JPG
 北山山麓は豊富な落ち葉と
 それを分解する土着菌やキノコが豊富で
 肥沃な土壌のために
 コーヒー苗木たちも元気に快調に成育しています。


イノシシは短足、ずん胴体型のわりに
優れた運動能力を持っていて、
例えば
北京オリンピックの陸上競技、男子100mで
ジャマイカのウサイン・ボルト選手が9.69秒の
世界新記録で金メダルを取ったのは
記憶に新しいところですが、
これは時速に換算すると37.2km/hになります。

いろいろな動物の最高速度を比較してみると、
早い順に、
 ・ チーター  112/h
 ・ カンガルー  72/h
 ・ 野うさぎ   72/h
 ・ 競走馬    69/h
 ・ 犬(競技犬グレイハウンド) 67/h
 ・ ライオン   64/h
 ・ キリン    51/h
 ・ オオカミ   50/h
 ・ ヒグマ    50/h
 ・ クロサイ   48/h
 ・ キツネ    48/h
 ・ 猫      48/h

 ・ イノシシ   45/h
 ・ アフリカ象  40/h
 ・ 人間     37/h
 ・ ラクダ    32/h
 ・ 豚      17/h
 ・ ネズミ    10/h

と、
人類最高のスピードをもってしても
アフリカ象に追いかけられたら終わりなのですが、
イノシシは人間なんか問題ではなく
猫なみの速さで走ることが出来るのです。

ちなみに私は100mを20秒で走れるとすると
時速18/hですから、豚なみのようです。もうやだ〜(悲しい顔)

雨水貯水システム1108.JPG
 コーヒー山の雨水貯水システムは、
 こういう方法で山のあちこちにありますが、
 最近は雨天が多く、
 雨水は一杯に溜まっています。
 オタマジャクシが激減したのは秋だからなのか
 それともヘビなどに食べられたせいでしょうかexclamation&question


また、
近畿中国四国農業研究センターの実験によると、
体重70kgのイノシシ成獣が121cmの高さのバーを
助走もなしに跳び越えることが出来たそうです。

陸上競技の女子100mハードルの
ハードルの高さは84cm、
男子110mハードルの
ハードルの高さは106.7cmですが、
これらの高さを助走もなく飛び越えるのは
運動選手以外ではなかなか難しいですから、
速さだけでなく、ジャンプ力でも
人間はイノシシにかなわないのです。

北山山麓1108−6.JPG
 北山山麓に植えたコーヒー苗木が
 木漏れ日を浴びています。
 左下は朽木で、だいぶ分解されて
 土に還りつつあります。


今年は「戊子(ぼし)」というイノシシの年ですから
年初の年賀状では
「猪突(ちょとつ)猛進」
という積極的前進を示すスローガンとして
使われた方が多かったと思いますが、
これは、
「イノシシが真っすぐにしか進めない」
ところからきている有名な四字熟語です。

ところが、
イノシシは他の動物と同様に前進している際に、
目の前に危険が迫った時や危険物を発見した時には
急停止するなどして方向転換することができて、
必ずしも「真っすぐにしか進めない」という認識は
誤りのようです。

この認識が広がったのは、
昔、イノシシ猟で犬などを使い
イノシシを追い込んでいく様子を
猟師が
「イノシシが真っすぐにしか進めない」
と勝手に思い込んでしまい、
それが噂などで世間に広まっていったのだそうです。

追いかけられたら前に向かって全力で必死で逃げるのは
動物としての本能ですから
一目散に真直ぐに逃げてもそれは至極当然の行動で、
イノシシに追いかけられたら、
スペインの闘牛でマタドールがフェイントをかけて牛をよけるように
サッと移動して一撃をかわしたとしても
それは一時しのぎであって解決にはならないわけです。

北山山麓のさらに北側.JPG
 北山山麓のさらに北側で、
 画面の左側の斜面を下ると、
 重機の道の最初の部分になります。
 あちこちにコーヒー苗木が植えてありますが、
 ここにも雨水貯水システムがあります。


また、前述の近畿中国四国農業研究センターの実験では
柵に有刺鉄線を張ったとしても、
地面との間に20cmのすき間があれば
イノシシは地面を掘らずに通り抜けてしまうようですし、
幅のある障害物では、障害物が複雑になるにつれて、
下をくぐって通りぬけようとする傾向があったようですから、
コーヒー山のように、広大な面積になると
現状ではイノシシが入らないようにするのは
なかなか難しそうです。もうやだ〜(悲しい顔)

切り株1108.JPG
 重機の道の切り株です。
 直径が4〜5cmの木を草刈機でカットしました。
 これもそのうちひこばえが出てくるものと思います。


コーヒー山の南山山頂での
実害(バナナ子株2本)に遭ってから2週間を経過しても
その後は被害がありませんので、
リュウキュウイノシシのバナナ子株の試食は
「美味しくなかった」
と期待したいところです。

今後、もしイノシシ被害が拡大するようなことがあれば
「琉球犬を山で飼う」
ことを検討しようと考えています。

光の反射作戦.JPG
 イノシシは色彩的には
 青・青緑と紫の1部については識別出来て、
 色が赤や緑に移行するにつれ見えにくくなる、
 ということなので、
 とりあえず不要なCD-ROMを吊るして
 「イノシシ除け」
 として試してみることにしました。
 またイノシシの視力は不明ですが、
 豚は0.1を下回る程度で100m先から
 人間を見分ける視力があるそうですから、
 豚の祖先のイノシシだって同等の視力があるはずです。
 この方法は「カラス除け」として
 わりあい効果があるようですが、
 イノシシに効くかどうかは不明ですが…。
 「イノシシ除け」の左側は、バナナ子株です。


中山山麓1108.JPG
 中山山麓に木漏れ日が入ったところです。
 この日は「曇り時々晴れ一時雨」というような
 めまぐるしく天気が変わりました。
 秋の午後なので、陰が長くなってきました。


posted by COFFEE CHERRY at 17:36| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の厄介な問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月01日

コーヒー山の厄介な問題A「カミキリムシ」

コーヒー山では、
コーヒーの栽培品種を今後増やすことや
いろいろな品種のバナナを植えたり、
カカオ栽培も決定しているのですが、
シークヮーサーやレモンなどの柑橘系果樹も
自宅近くの圃場の苗木を搬送して
出来れば栽培したいところです。

北山の北側081025−8.JPG
 コーヒー山の北山山頂からさらに北側の尾根まで
 苗木の移植が終わりました。
 これ以上先の尾根は、
 東西の風が吹き抜けやすくなっていることで
 東西両サイドにハイビスカスを防風柵として植えるか
 自然林が大きくなるまでは
 ここでの苗木の植え付けはせずに、
 他の場所を優先的に移植をするようにしました。


「出来れば」というnegativeになっているのは
「柑橘系害虫・カミキリムシ」
が、
「コーヒーの木にもカミキリムシの幼虫が入ることがある」
という
恩納村の山城武徳先生の教えがあるからで、
今現在カミキリムシの被害に
遭っているわけではありません。

オキナワクワカミキリ0807.JPG
 夏ごろに自宅室内に忍び込んできた
 「オキナワクワカミキリ」です。
 シマグワという沖縄の桑の木の樹皮を食害しますが、
 我が家にもシマグワがありますから
 代々棲みついているのでしょう。
 夕方の赤提灯に誘われるリーマンのように
 「オキナワクワカミキリ」も
 灯りに寄ってくる性質があります。


カミキリムシは多くの樹木から
レモンやライム、シークヮーサー、ミカン系などの
柑橘系果樹を簡単に見つけ出して
その主幹の根元付近に卵を産みつけて、
その木の中で幼虫が寄生して育つので、
果樹農家からすると“害虫”に指定されるのですが、
カミキリムシからすると
コーヒーも“柑橘系果樹”と同類らしく、
コーヒー栽培でも要注意昆虫になるわけです。

ヨツスジトラカミキリ1.JPG
 阪神タイガースのユニフォームや
 工事現場や交通標識などの看板をイメージしたり、
 虎やスズメバチを連想する模様ですが、
 アシナガバチに擬態することで、
 外敵から身を守っているつもりの
 「ヨツスジトラカミキリ」というカミキリムシですが
 コーヒー山のゲゲゲの鬼太郎かもしれません。


もっとも、アゲハチョウの幼虫も
柑橘系の葉を食害してしまいますし、
夏のクワガタだって、柑橘系果樹の根元付近の
カミキリムシがかじった跡に集まって来ますから、
カミキリムシだけが柑橘系果樹の害虫ではないのですが…

ヨツスジトラカミキリ2.JPG
 「ヨツスジトラカミキリ」は、
 沖縄では5月頃から8月頃までに見かけるのですが、
 本州から沖縄までどこでも見かけられるので
 珍しくないカミキリムシです。
 この画像も8月に撮影したものです。


コーヒー山で
シークヮーサーやレモンなどの柑橘系果樹を植える場合には、
コーヒーを植えつけたエリアからは
距離的に離れた場所に植えないといけないでしょう。

ヨツスジトラカミキリ3.JPG
 「ヨツスジトラカミキリ」は
 昼行性の敏捷なカミキリムシで
 幼虫は枯れ木や樹木の葉などを食害しますから、
 コーヒーの葉が適するかどうか
 調べにやって来たのでしょうかexclamation&question
 成虫は白色系の花の蜜を吸うので、
 来春にはコーヒーの白い花にも訪れることでしょう。


ご興味があれば、以下の過去の記事もご覧下さい。
コーヒーの木の中に棲息するカミキリムシの幼虫を発見@ 
コーヒーの木の中に棲息するカミキリムシの幼虫を発見A 

ヨツスジトラカミキリ4.JPG
 「ヨツスジトラカミキリ」の成虫の天敵は、
 アブ、カマキリ、クモ、トカゲたちなのですが、
 コーヒー山では天敵たちがウヨウヨいますから
 「ヨツスジトラカミキリ」たちが生き残るのも
 大変そうです。


「人畜無害で害虫の忌避効果や殺虫効果がある」
と、
米国政府環境保護庁が正式に認可されている
“ニームの木(インドセンダン)”
コーヒー山の中山山頂に
テストとして苗木を2本植えてありますが、
これは害虫だけを忌避させるのではなく、
益虫もタダの虫も寄せ付けないはずですから
これを柑橘系果樹の近くに植えるというのも
Bestな選択とはいえませんし、
ニームの木は薬効が強すぎるのか
近くの植物の生育にも影響するらしいので、
これらについてもテストをする必要があると考えています。

オキナワニセビロウドカマキリ0806.JPG
 今年の梅雨時期に我が家のミニバナナ園の
 バナナの仮茎上部で見つけたカミキリ虫です。
 「オキナワニセビロウドカミキリ」と診たのですが、
 どうでしょうかexclamation&question


ニームの実から抽出したオイルに
昆虫の忌避成分が入っているので
これを希釈して植物に噴霧することで
害虫の予防効果があるといわれていますから
ニームの葉や実を泡盛漬けにして
その液を500倍で希釈すれば同等の効果は得られそうですが、
カミキリ虫の食害に遭いやすいのは
密植で風通しが悪いときに多い場合が多いので
剪定をすれば被害が軽減される可能性も
あるかもしれませんし、
なにより出来る限り自然に任せたい主義なので
剪定やニームでの対策は樹皮の被害が
出始めてからでも遅くはないでしょう。

被害の可能性がある、ということで
今後の「厄介な問題」の中に入れておくことにしました。

オオシマミドリカミキリ.JPG
 奄美大島と沖縄本島に棲息する
 「オオシマミドリカミキリ」というカミキリムシです。
 実物の色は、もっと鮮やかなエメラルドグリーンで
 宝石のようでした。


北山の南側081025.JPG
 コーヒー山の北山山頂の南側斜面にも
 約3m置きをメドにコーヒー苗木を植えてあります。
 ここでは間伐を少なめにしたことで
 木漏れ日が当たるような栽培環境になりました。


posted by COFFEE CHERRY at 16:36| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の厄介な問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月28日

コーヒー山の厄介な問題@「ひこばえ」

コーヒー山では、
バナナロードから山に入る入口部分から重機の道へ、
そこが行き着いて、左の尾根に上がり
尾根を右に行って南山山頂、
そこから尾根伝いに引き返して中山山頂へ…
というルートでチェーンソーや草刈機で伐採しながら
コーヒーの苗木を移植する場所を確保したところで
最奥部で最南端の南山山頂から苗木を植え出したのが
今年の4月中旬のことでした。

ひこばえ0810−1.JPG
南山山頂手前のコーヒー苗木の後ろ側の切り株から
「ひこばえ」が伸びて、
コーヒーの背丈を追い越してしまっています。


木を切り倒した切り株から、新たな芽が出てくることを
「ひこばえ(孫生え)」
というのですが、
もともと根がしっかり生きている状態で
新しい芽が出てきますから
水分や養分の吸収力が充分にあることで
新芽の成長が速いのが特長なのです。

ひこばえ0810−2.JPG
南山山頂のコーヒー苗木でも
すぐ後ろの切り株から「ひこばえ」が伸びて、
コーヒーの背丈を追い越してしまっています。
コーヒーは根付こうと懸命ですが、
切り株はもともと根がしっかり張り巡らされていますから
「 ひこばえ」の成長力は異常に早いのです。


コーヒー苗木を植えだしてから
まだ半年しか経過していないのに
伐採して切り株から出てきた「ひこばえ」は、
いつの間にかコーヒー苗木の高さをはるかに超えるほど
成長を早めています。

ひこばえ0810−3.JPG
南山山頂ですが、
コーヒー苗木は画面の右端と左端、上の3点です。
黄色く囲った「ひこばえ」はどんどん成長しています。


ひこばえ0810−4.JPG
南山山頂手前です。
切り株から出た「ひこばえ」は半年で
コーヒー苗木の2倍以上に成長し、
木になりかけています。


「ひこばえ」のたくましさと森林の再生の生命力は
森羅万象のエネルギーを感じ
私も元気をもらえるのですが、
コーヒーからすると
「新築一戸建てをようやく建てたと思ったら
近所に高層建造物が出来るようなもの」

ですから、
このまま放置することは出来ないのです。

ひこばえ0810−5.JPG
南山山頂ですが、
コーヒー苗木の奥の「ひこばえ」は
コーヒー苗木より高くなっていますが、
苗木との位置関係からみると
無理に「ひこばえ」を切らずに残しても良さそうです。


ひこばえ0810−6.JPG
南山山頂手前です。
ここでもコーヒー苗木の後ろの
切り株から出た「ひこばえ」が成長して
コーヒー苗木の高さを追い越してしまいましたが、
コーヒー苗木と接近しすぎているようなので
この場合は「ひこばえ」はカットした方が良さそうです。


一般的に「ひこばえ」は、
株の切り口に近い高い位置にあるものは間引きして
株の根元にあるような低い位置にあるものから
生きの良さそうな新芽を2〜3本残すのですが
コーヒー苗木と切り株の位置関係から
「ひこばえ」を残すかどうかを判断したいと考えています。

ひこばえ0810−7.JPG
南山山頂だと思います。
コーヒー苗木は画面奥の2本です。
手前が切り株から出た「ひこばえ」です。


間引く「ひこばえ」は、
コーヒー苗木を移植しない今冬に選択して
草刈機や剪定バサミでカットする予定です。

ひこばえ0810−8.JPG
これも南山山頂だと思います。
コーヒー苗木は右奥の2本と、
中央の切り株から出た「ひこばえ」の後ろに
コーヒー苗木が有りそうですね。
草刈機も素人作業だとキックバックで刃がはじかれて
切ってはいけないコーヒー苗木の
主幹をカットしてしまうことがあるので
剪定バサミでカットしないといけません。


最南端の南山山頂から中山山頂にかけては
伐採しすぎてしまっていて
コーヒー苗木がほとんど
直射日光にあたる環境に置かれていて、
北山山麓や重機の道などの木漏れ日の当たる環境と
大きく違っているために、
「ひこばえ」の一部は残すことで、
木漏れ日の当たる環境を作り、
「ひこばえ」の成長過程でコーヒーを阻害するようなら
その時に伐採しようか、とも柔軟に考えています。

南山から中山への尾根0810.JPG
コーヒー苗木は左側で右側のは「ひこばえ」です。
ここは東西の風が入りやすいので、
「ひこばえ」対策だけではなくて
早めに防風対策も講じないといけないエリアです。


考えてみると、
「ひこばえ」対策は今後ずっと続くようですね。もうやだ〜(悲しい顔)

北山山麓0810.JPG
北山山麓は、重機の道や南山、中山と
伐採をしてきた経験が活きてきて
見事に木漏れ日が当たる栽培環境になっています。
そのために落ち葉で保湿効果もあり
薄暗いことで下草も生えにくくて
コーヒーもご機嫌の様子です。


北山山麓0810−2.JPG
ここも北山山麓です。
木漏れ日に当たった苗木の奥のほうにも
約3m置きにコーヒー苗木が植えられています。
ここでは今のところ「ひこばえ」は出てきていません。


posted by COFFEE CHERRY at 12:08| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒー山の厄介な問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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