2011年03月22日

フィリピンマンゴーのタネ

マンゴーといえば、
沖縄県や宮崎県、鹿児島県などでも
赤いアーウィン種や黄緑色のキーツ種をメインに栽培されていますが、
日本では避寒と病害虫の遮断、受粉、剪定などの管理上、
ほとんどがハウス栽培で行われています。

台湾の、例えば台南市の玉井郷の青果市場では
 ・愛文(アーウィン種)
 ・海頓
 ・凱特(キーツ種)
 ・香蕉(ホワイト種)
 ・聖心(米国フロリダ原産種)
 ・黒香(インドネシア原産種)

などの外来種マンゴーや
 ・土芒果
という在来種、
 ・金煌(きんこう、キーツとホワイトの交配種)
 ・玉文(アーウィンと金煌の交配種)
 ・夏雪
 ・杉林
 ・台農1号
 ・台農2号
 ・紅龍
 ・農民党
 ・農民党フルモーサ1号

といった台湾での改良品種など、
多くの品種の露地栽培マンゴー(芒果)が
1個100円前後で売られていて
安く美味しくたくさん食べられてうらやましいです。

マンゴーのタネ110322-1.JPG
 マンゴーを食べると、ご覧のようなタネが入っていますが、
 本当のタネは袋に守られていて、その中に入っているのです。
 袋状のままでタネ植えすると、
 発芽の芽が、袋を破るのになかなか大変で
 発芽までだいぶ時間がかかってしまいます。
 フィリピンから送って頂いたタネ3個を山の水に一晩浸したので
 タネが濡れています。


フィリピンのマンゴーは
黄色い果皮で細長く、平たいたまご型をしていますが
ペリカンの口ばしに似ている形状から
「ペリカンマンゴー」
とよばれていますが、
正式な品種名は
“カラバオ種”
といいます。

フィリピンのタガログ語でカラバオは
「水牛」
を意味するらしく、
フィリピンでは、ペリカンの口ばしより
農業で使役する水牛の角に似ているから、
そういう名前になっているのでしょう。

カラバオ種は果実は小さめでも
ひとつの木に沢山の果実が成るのが特長らしく、
マンゴーは放任すると30m以上にもなる高木樹らしいですが、
台湾やフィリピンの露地栽培で
また安価に市場に出回るのを見ていると
私もコーヒー山でマンゴーの放任栽培にも挑戦してみたくなり
フィリピンの知人から、早速タネを送っていただきました。

マンゴーのタネ110322-2.JPG
 マンゴーのタネは外側に薄い皮がシュリンク包装されています。
 餃子の皮のように見えますが、パリパリ感の皮で
 きっとコーヒーのシルバースキンのような役割なのでしょう。


マンゴー農家のご苦労を知らない私ですから
誤解を恐れずに言わせていただければ、
私はマンゴーは、本来安価で安全な果物ではないかと思っています。
国産の高級マンゴーは、外観重視で
包装の箱にもコストをかけているために
たしかに豪勢で贅沢な感じがしますが、
ハウス栽培では、ヨトウ虫やコガネムシなどの蛾や昆虫、
カイガラムシやハダニ、炭素病などの防除のために
ハウス内が真っ白になるくらいの殺虫剤を充満させているのを知っていますから
私はマンゴーはあまり食べません、というより食べられません。
「締め切った部屋にリンゴを置いて、くん煙剤のバルサンを焚いた後、
そのリンゴの薄い皮をむいて食べてもはたして安全でしょうか?」

という考え方をしているからです。

「そんなの考えすぎでしょう」
という人はそれでいいのですが、
私は「安心・安全」というキャッチフレーズでも
「安心と安全は違うんじゃないの?」
とか
「安心は気持ちの問題で、安全は証が必要」
と、こだわる方なので、
本当に安全なモノじゃないとイヤだし、
まして自分でコーヒーやマンゴー、カカオ、アボガドなどを栽培するなら
「これ以上ムリ」
というくらいの安全度で作り上げたいのです。

それが“自然栽培”であり、
森林の中で、できる限り放任で
「元気な木には良い実を付けるはず」
というのが私の基本姿勢です。

また、有機JAS認証は取得せず
「岡田康子の作ったコーヒーは安全」
という認知をしてもらえるように頑張りたいし、
「奇跡のりんご」
の、青森県の木村秋則さんは
誰もが“自然栽培”と知っているので
有機JAS認証は必要無いわけですから
そういうのを目指したいところです。

マンゴーはたしかに葉に虫が付きやすいのですが、
コーヒー山のような森林では生態系でいう食物連鎖で、
小さい虫は、それを食べる虫や動物が自然界にたくさん居て
放任していても、それほど葉は食べられないものです。

マンゴーも、ダミーのおとり果樹を近くに植えて、
虫さんがそっちのダミーを先に食べるように配慮すれば
意外と被害が少ないのではないかと楽観視しているのですが、
はたしてうまく生育してくれるでしょうか?
国頭村の新居の庭にはマンゴーの成木があり
昨年初めて開花したのですが、
結実はおそらく風雨で残念ながら全部落ちてしまいましたから、
一筋縄ではいかないのは覚悟しています。

マンゴーのタネ110322-3.JPG
 マンゴーの裸のタネは、貝のカキのような感じです。

コーヒー山110319.JPG
 コーヒー苗木はコーヒー山に出会えるまで
 鉢やポットで長期間持ちすぎたことや
 鉢栽培の土壌が本島南部のジャ-カル(アルカリ質)だったり
 コーヒー山の標高や酸性土壌の環境に移植した苗木たちが慣れるまで
 予想外に長くかかりましたが、林床地内のコーヒーは元気一杯です。
posted by COFFEE CHERRY at 18:48| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | マンゴーの栽培 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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